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エレクトロニック・ボディー・ミュージックで有名な

FRONT242が、1987年に発表したアルバム、

「Official Version」をご紹介したいと思います。


打ち込みで構築された硬質なシンセの音色や、

PCM音源のような派手なドラム音色、

サンプリングされた金属音や声などが多く含まれた本作は、

80年代初頭に発表された「GEOGRAPHY」のアナログな機材の音から、

90年代初頭に発表された「TYRANNY >FOR YOU<」のどっしりと構えた

重厚な音に進化して行く過渡期のようなスタイルで、

80年代後期ならではの、殺伐とした空気を感じます。


彼ら特有の、16ビートのゴツゴツしたシンセ・ベースに、

マイナー・コードを突っ走る、ダークな曲調は、

様々なサンプリングが入り混じり、

全体的に混沌とした印象があります。


メカニックで金属的な音、

ラジオから聴こえてくるノイズまじりの声、

ギターをデタラメにかき鳴らしたサンプリングなどが鳴り響き、

ハイテンションでありながら、

重厚なリズム・パターンがカッコよく、

時流にのっていないのは承知の上ですが、

筆者にとっては、

いつ聞いてもしっくり来るサウンドなのです。


収録曲の「Masterhit Pts.1&2」は、

シーケンサーを使ったダンサブルなリズムと、

メタル・パーカッションが組み合わさり、

EBMのお手本のようなスタイルで、

何回聴いてもカッコいいです。



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