競馬

日曜日の結果
中山11レース

皐月賞

1タイムフライヤー
前走の若葉ステークスは外々から正攻法で進めましたが5着までと人気を裏切る結果となり、ペースはややスローで流れて中盤も特に大きく淀みなく進んで4角のL3最速ポテンシャル戦となっていました。
前半のスピードもそれなりに問われての後半勝負で、当時の阪神の馬場であそこまで後ろから外々を回して差し切るのは現実的に難しいように思えます。
また、ロスがあったといってもトップスピード面を引き出すことができておらず、L3-2の11秒台の地点でそこまで脚を使えていなかった点、L1はそこそこ差し込んできたといってもイマイチだった点、速いラップを踏めず、ロスの差はあってもダブルシャープと上がりが同じという点は悲観的な材料と言えます。

2ワグネリアン
この馬はデビュー前の評価は高く無かった1頭で、福永騎手もはレースを走る前は「馬体が小さくて迫力がないし、調教での走りも抜けているという感じがしない」と話していた程です。
その後、デビュー戦で上がり32秒6という末脚を繰り出して新馬勝ちを決めた時も「時計はすごいけど、離して勝ったわけじゃないし。ハナ差で勝っただけ」と、福永騎手はそこまで評価していませんでした。
しかし2戦目の野路菊Sで快勝すると、福永騎手も「この馬、見直しました。走りますね」とかなりの手応えを口にしていました。
そして3戦目の東スポ杯2歳Sで完勝し、クラシック本番へ余裕を持って臨めるだけの賞金も加算するも、弥生賞は誤算といえる結果で2着。
ダノンプレミアムという相手が悪かった事もありますが、自身がスムーズさを欠いた走りとなっており、たっぷりと休養をとったにもかかわらず、前走比マイナス4kgと馬体面での成長も一切見られませんでした。
前走の内容からも皐月賞は『勝たなければならない1戦』というレースではなくなり、ここにピークを持ってくるような仕上げはしておらず、もともと厩舎もジョッキーも、春の最大目標は日本ダービーに置いていただけに、ここ勝負度合いの低い1頭と言えます。

7エポカドーロ
未勝利、あすなろ賞と逃げて連勝し、スプリングステークスでは番手で進めて2着と賞金を積んでこれた1頭。
前走スプリングステークスでは2番手で進めてしっかりと抜け出したところに外からステルヴィオの強襲を受けていまいましたが、ペースを引き上げても結果を出してきました。
登り坂スタートの中山1800mよりは2000mの方が良いのは間違いなく、今回はさらにパフォーマンスを上げて来そうな1頭です。

5キタノコマンドー
この馬は新馬戦の直線でゴール前に内にササって2~4着馬に不利を与えて勝利しており、前走のすみれSでも内にモタれて走っていました。
稽古ではモタれる面を見せる馬ですが、実践では物覚めるような末脚を見せており、左回りでは更にパフォーマンスを高めて来そうな1頭です。
デビュー前は体質が弱く、硬くて思うような調教を積めなかった馬ですが、放牧を挟んだ前走は歩様もマシになっていました。今回は右回りの中山コースだけに、モタれる不安はありますが体質面の上積みは大きな1頭と言えます。

6アイトーン
前走の若葉Sは良でも少し雨が残っており、全体的に見ればそこそこ時計が出ていました。
ややスローで流れてL3最速でポテンシャル戦となっており、仕掛けは比較的早めで4角地点が最速。
前半のスピードをそこそこ問われつつ、後半のポテンシャル面が問われた1戦となりました。
出足が速くない中で、押してしっかりと主張しきれたのはあり、そこからはペースをうまく支配できていました。
L3の仕掛けで早めに分散しましたが、直線入りの段階では番手のタニノフランケルの方が良い脚だったぐらいなので、そこまで切れる脚は望めません。
全体のペースがある程度速かったことと、仕掛けをうまく早めることが結果的にうまくかみ合ったかなという感じがあり、大きな評価はできません。

8ケイティクレバー
前走のすみれSはかなりの高速馬場状態でスローからのL2最速11.0と相当速いラップを踏む競馬で2着。
高速馬場でスローバランスで逃げ、騎手の意識としても仕掛けの意識が遅れたことで4角出口から直線入りでの決め手が問われた1戦となり、ギアチェンジ面も含めて要求された総合力勝負となりました。
外からキタノコマンドールが上がってきた時にコーナー地点ではそこまで速いラップを踏ませなかったために、キタノも体力的な消耗はそこまでありませんでした。
この馬も仕掛けを極限まで待って要所で出し抜く足を使っていましたが、対キタノで見るとトップスピードの質・持続力の両面で相手に見劣っており、相手の動き出しの鈍さをフォローできる騎乗、展開になってしまいました。
すみれSは時計的にはかなり速いしラップ推移的にも優秀ですが、上位勢がその後で走れていないというのは不満材料です。

10ジェネラーレウーノ
前走の京成杯の馬場状態はオープン特別のニューイヤーSでもマイルで1:34.5、3歳未勝利がマイルで1:35.6、35秒台が3頭もいるので標準馬場ぐらいと言えます。
その中でかなりのハイペースで進め、ラップ推移的にも後半は終始12秒台で前半のスピードを高いレベルで問われました。
結果的にレースレベルが低かった1戦でしたが、その中で厳しい流れで前半から大外からでもしっかりと番手を取れたのは評価できます。
ある程度力の要る馬場で、前半のスピード面が問われた中で前半あのポジションを取って、後半も渋太くポテンシャルで粘り切ったという内容は問題ありませんが、淡々とした流れの中でラップ推移はそこまで目立つものではありません。
ホープフルSの時のほうが時計的にも掛かっていたため、その辺りを総合的にみてもそこまで高く評価できるかは微妙です。

12グレイル
共同通信杯の敗因はやキレ負けしての7着。
このレースは字面ではややスローで流れているように見えますが、これは離れた前が刻んだもので、3番手以降は結構離れて前で粘ったエイムアンドエンドを除けば上位は全て33秒台前半~半ばでした。
後ろから勝負するなら32秒台の脚を要求される内容でとなっており、その中でこの馬は切れませんでした。
この馬としては高速馬場が初めての一戦で、その中で瞬間的なトップスピードの質が問われて対応できていませんでした。
本来なら長くトップスピードを維持できるのが強みですが、ここまで上がり勝負に特化すると対応できていませんでした。適性的には菊花賞向きのタイプと言えますが、菊花賞とリンクする皐月賞でも上位が狙えそうな1頭です。

14サンリヴァル
3走前の芙蓉Sは比較的高速状態でしたが、雨の影響が残っていたのでそこまで顕著ではなくやや高速状態でした。
4.2秒の超スローの極端に遅い流れとなり、そこからの3F勝負。
ここでは11.7-11.1の加速にしっかりと対応できるギアチェンジの性能が高さと、L1までしっかりと脚を維持できたというトップスピードの持続力も含めてここでは1枚上の力を示しました。
ただ、相手が楽だったというのは確かで、この時点であまり結果が出ていないファストアプローチやスターフィールドといったレベルに底を見せずに勝っただけにそこまで大きな評価はできません。
これまで中山2000mを中心に使われていますが、この馬の適性的にトップスピードの質やトップスピードの持続はそこまで評価できず、前につけて反応できていた点や、ギアチェンジ面が優れているタイプといえ、スローで立ち回って出し抜く形が理想となります。

15ステルヴィオ
昨年6月のデビュー戦を快勝し、続くオープン特別のコスモス賞も制して連勝を決めた同馬。
重馬場の中、3コーナー過ぎから徐々にポジションを上げていくと、直線半ばで先に抜け出したハッピーグリンをとらえ、最後は猛追するミスマンマミーアをクビ差振り切って勝利となり、道悪適性を示しました。
3戦目のGIIIサウジアラビアロイヤルCは先行して抜け出したダノンプレミアムには及ばず2着に終わったものの、後方から追い込む競馬でメンバー最速の上がり時計(33秒5)をマークしていました。
ダノンプレミアムとの再戦となったGI朝日杯FSでは再びダノンプレミアムには屈しましたが、切れのある末脚を繰り出して2着。
今年は、GIIスプリングSを休み明けながら、先行して抜け出したエポカドーロをゴール前できっちりとらえて3勝目を飾り、ダノンプレミアム以外には負けていません。
今回は最大のライバルが不在だけに、勝ち負けが期待できる1頭となります。
皐月賞に向けて、ステルヴィオの調整は順調に進んめられており、コンビを組むルメール騎手が皐月賞の1週前追い切りに乗った時には「以前より成長している」と好感触を得ていました。
ただ、ステルヴィオはレースを重ねる毎に、反応が鈍くなっており、エンジンのかかりが遅くなってきています。
コーナーの捌きもぎこちなく、そこで遅れを取りやすくなっています。
ただ、今年の皐月賞は道枠濃厚だけに、道悪巧者の同馬にとっては他馬が馬場に脚を取られる馬場でもこの馬はスイスイ進めるため、相対的にエンジンの掛かりの遅さをカバーできる条件となります。


レース結果はほぼ、各馬の見立て通りの結果となりましたが、会員様への買い目3連複は1.2.4着でクビ差の不的中(143.4倍)となり、3連単は1.3.4着となり、1036.2倍が不的中となりました。


土曜日の勝負の1鞍の結果

阪神5レース

5スヴァルナ
近4走は2,2,3,2着で安定している1頭。
前走は12キロ減で腹は上がり気味の状態でした。
ひさびさで初めての2400m戦でも折り合って走れており、3ハロン標識付近で進出するとアッと言う間に先頭に立ちましたが坂で勢いが鈍って差し返されての2着。
2走前の阪神でも直線でピリッとした脚が使えておらず、非力なタイプで平坦の京都向きの1頭と言えます。
今回の阪神コースでは信頼度に欠ける人気馬と言えます。


4メイケイゴールド
全3走全てハイレベル戦で10,4,5着。
新馬戦は輸送があったために気性をコントロールできず、重馬場でずっと脚を取られる感じで向こう流しでバランスを崩すなどしてに全く競馬にならずに参考外の10着。
前々走4着は1着アイトーン・2着ブレイニーラン・3着レイエスプランドルという強い馬に次ぐ着順で、4コーナーで外に膨れるロスある競馬での2着まで0.2秒差で、スムーズだったらもっと際どかった1戦でした。
前走5着も1着馬3着馬が上のクラスで通用している様な強敵相手で、ゲートを出てぶつけられてしまい、行き脚がつかずに後方からの競馬となり、外有利馬場を内で窮屈な競馬をしての3着まで0.0秒差5着で額面以上に価値ある内容でした。
今回は休み明けとなりますが、今週は3頭併せで馬なりで先着しており、馬体も絞れて良い状態でレースが出来そうです。

結果は4メイケイゴールドが頭差の2着となり、32.7倍的中となりました。






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2017年のG1レース結果

12戦8勝275万9200円獲得


スプリンターズS 24万6400円獲得
http://blog.livedoor.jp/k11net/archives/2017-10-01.html

秋華賞 32万6600円獲得
http://blog.livedoor.jp/k11net/archives/52260251.html

菊花賞 21万3200円獲得
http://blog.livedoor.jp/k11net/archives/52301570.html

天皇賞・秋 7万2000円獲得
http://blog.livedoor.jp/k11net/archives/52343857.html


マイルチャンピオンシップ 49万6000円獲得
http://blog.livedoor.jp/k11net/archives/52472919.html

ジャパンカップ 53万1000円獲得
http://blog.livedoor.jp/k11net/archives/52513888.html

阪神JF 46万円獲得
http://blog.livedoor.jp/k11net/archives/52594535.html

朝日杯FS 42万円獲得
http://blog.livedoor.jp/k11net/archives/52635029.html



予備掲示板
http://m.z-z.jp/?n225mini


2016年の結果

2015年の結果

2014年の結果