愛鳥家の皆さんは春になりますと、与那国島などに滞在して珍しい野鳥の立ち寄りを待ちます
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私は2016,17年と2度ほど訪れていまして珍しい野鳥を観察しました
ここ数年、その目撃成果が不調だと、声が聞こえてきます
毎年のように訪れていらっしゃる方に伺うと、水田が減ったとか、そもそも野鳥が減ったとか言います  与那国島は野鳥が北の繁殖地に向かうルートのボトルネックに位置していまして、地形的には変わっていないと思います
野鳥が激減している要因がほかにもあるような気がします


仮説ですが、
最近東シナ海に面した南西諸島の離島防衛として巨大なレーダーが設置されていますし、数も増えていますが、そこから発射されるレーダー電磁波は強烈だと考えていいと思います
一説によりますと、鳥は「目」で地球の磁場を見て方角を判断している可能性が高い  
と言われています

以下はその論文を解説した記事ですが、そのレーダー波による地場の雑音が、与那国島の野鳥の立ち寄りの減少に関わっているのではないか、研究をしてみてはいかがでしょうか



by Richard Hurd

一定の周期で長距離を移動する渡り鳥は、目印もない海上を目的の方向に向かって飛び続けることができることから、「地球の磁場を感知することができるのではないか」と考えられてきました。この仮説を元に多くの研究者たちが研究を続け、「鳥は磁場を目で見ることができるかもしれない」という結論に達したそうです。
以下は要約された内容を貼り付けました
https://gigazine.net/news/20180413-birds-can-see-magnetic-fields/


Cryptochrome and Magnetic Sensing  クリプトクロムと磁気センシング
http://www.ks.uiuc.edu/Research/cryptochrome/
日本語訳機能がついています

Birds can see Earth's magnetic fields, and we finally know how that's possible
https://www.sciencealert.com/birds-see-magnetic-fields-cryptochrome-cry4-photoreceptor
日本語訳機能がついています

磁場を感知できる能力は鳥に特有のものであるというわけではなく、サケやウミガメなど、いくつかの生き物が磁場を感知して利用していることがわかっています。長距離を移動する鳥も磁場を感知できると考えられており、長年研究が続けられてきましたが、いったいどのようなメカニズムで磁場を感知できるのかは知られていませんでした。


スウェーデンにあるルンド大学の研究者たちとドイツのオルデンブルク大学の研究者たちは、鳥が磁場を感知するメカニズムは青色光を敏感に受容するタンパク質クリプトクロムがかかわっていると考えました。クリプトクロムはもともと植物の概日リズムの調節に関連しているとされたタンパク質で、一部の動物もクリプトクロムを持っていることが知られています。

ルンド大学の研究者たちはキンカチョウ、オルデンブルク大学の研究者たちはコマドリについて調査した結果、キンカチョウやコマドリの脳・筋肉・目の遺伝子がクリプトクロムに属するCry1・Cry2・Cry4と呼ばれるタンパク質を発現する性質を持っていることが判明しました。Cry1とCry2の量は概日リズムによって毎日変動するものの、Cry4は毎日一定の量が保たれているとのことで、Cry4が鳥の磁場感知システムにかかわっている可能性が高いとのこと。

by Linda Rogan

また、Cry4は光を受容する網膜の周辺に多く見られていることから、鳥は実際に目で見た映像から磁気を感知しているかもしれないと研究者たちは考えているそうです。渡り鳥であるヨーロッパのコマドリたちは、移動を行う季節になるとCry4の量が増加することも研究から判明しており、Cry4が鳥の磁気感知メカニズムに関連しているという予想を補強する材料となっています。

しかし、Cry1とCry2が磁場感知にかかわっている可能性も依然として残っているため、今後も継続的に研究を行うことが必要だと研究者たちは述べています。

鳥が磁場を目で見ているとした場合、鳥の視界がどのようになっているのかをイリノイ大学の研究者たちが表した図が以下のもの。鳥は実際の視界に「磁場フィルター」をかけた世界を、目で見て認識しているのかもしれません。