名古屋市の河村たかし市長は29日の定例会見で、市長の支援団体が行う議会解散請求の署名活動が不調に終わった場合でも、自ら辞任して出直し市長選を行う考えはないことを表明した。

 河村市長は「市長選だけやっても意味がない。こういう時に辞職して市長選をする人がいるが、短時間で現職に向かって来いというのは税金の無駄遣いだ」と述べた。河村市長は議会解散が実現した場合は、自身も辞任して市長選と市議選の同日選にする方針を示している。この日も「署名が集まらないとは考えていない。議会の問題点を市民に問いたい」と同日選の意義を強調した。

 河村市長の支援団体は、市民税10%減税が10年度限りとなったことや、市長提案の議会改革関連条例案が否決されたことに反発、リコール署名集めに向けた活動を本格化させている。市長自身も27日、街頭に出てリコールを訴える演説をしており、今後も活動を支援する考えを示した。【丸山進、高橋恵子】

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