2007年01月

2007年01月28日

嫌われ前田日明のトラブル人生  其の五

前田は長州顔面蹴撃事件によって新日本プロレスを去ること

となる。

去るといっても実際は無期限出場停止処分の後の解雇(クビ)

であり、蹴撃事件と言っても実際はタッグマッチの単なる

カットプレーでの思わぬ事故?であった。

試合はタイトルマッチでも何でもない6人タッグマッチで、

長州が木戸をサソリ固めに持っていったところを、前田が

カットに入ってキックを出し、それがモロに長州の顔面(瞼)

に入り、長州の顔が「お岩さん」状態に腫れ上がり、その後

長州は試合を欠場しなくてはならなくなったが、プレー自体は

普段のプロレスでも良く見られる平凡なものであった。

ただ当時、前田と長州はあまり仲が良いとは言えず、前田に

多少の悪意があり、普段よりちょっと強く蹴りを入れたら瞼に

当たり、長州の顔面が腫れ上がり、蹴った前田も、蹴られた

長州も、そしてファンや周りのレスラー仲間も少し驚いたと

いうのが事の真相ではないかと思う。

しかし新日首脳部は、これを前田排除の絶好のチャンスと捉え

敏感に反応した。

従来のプロレスとは一線を画する掟破り(本当は極めてプロ

レス的だった)をしてきた事で人気を集めカリスマとなった

猪木ですら「プロレス道を汚す行為」と訳のわからない

コメントで前田を非難しファンをがっかりさせた。

リング上で前田を潰すことに、ことごとく失敗してきた新日

首脳部は、この事件?によって嫌われ者・前田の追い出しに

成功した。

しかし、これが今まで以上の大失敗で、ファンの多くは前田

を支持し、多くのファンから見放された新日本プロレスは、

この後長い低迷の時代を迎える。

クビになった嫌われ者・前田はUWFを再建させる。

選手6人フロント2人の8人による第2次UWFの船出である。

第2次UWFの人気は凄まじく、旗揚げ第1戦は後楽園ホール

を超満員にし、チケット販売を始めてわずか15分後には

完売してしまったほどである。

これはプロレス史上例の無いことであった。

マスコミや有名人もこぞって絶賛し「本物の格闘技」と

持ち上げた。

だが第2次UWFは、ロープへ跳んだりだの派手なプロレス技

を排除しただけで、従来のプロレスを少し過激にした全く

のプロレスだった。

格闘技色は第1次UWFの方がずっと強かったし、真剣勝負に

近かった。

だが、第2次UWFが誕生した事によって多くのプロレス

ファンが俄か格闘技ファンに転向し、それを追いかける

ように格闘技雑誌も多数創刊し、「格闘技はプロレスより

素晴らしいもの」という雰囲気が何となく出来上がって

しまい、それまでマイナーだった真剣勝負の競技(中には

だいぶ如何わしい物もあったが)が徐々に脚光を浴び始め

たが、プロレス界の受けたダメージは計り知れなかった。

中でも「過激なプロレス」を標榜して栄華を誇った新日本

プロレスがよりダメージを受け、それまで新日に押され旗色

の悪かった全日本プロレスが、ジャイアント馬場の「皆が

格闘技に走るので、私プロレスを独占させて頂きます」と

いうキャッチコピーと共に、逆にイキイキとしてきたのは

面白い現象だった。

第2次UWFは、第2戦の札幌中島スポーツセンターも超満員の

観客に迎えられ、更に第3戦の有明コロシアム(収容人員

12,000人)も午後7時を過ぎると全ての席が埋め尽くされた

のである。

ここで前田は、極真カラテ出身でヨーロッパサバットSヘビー

級チャンピオンのジェラルド・ゴルドーと対戦するのだが、

この試合も筋書きがあったとする関係者のコメントは多い。

前田は、裏アキレス腱固めでゴルドーをギブアップさせるが、

その前にゴルドーのハイキックを捕まえようとして失敗し、

普通であればそこでゴルドーは警戒するはずなのに、何故か

続けて同じような箇所に「さぁ今度は上手く掴んでくれよ!」

と言わんばかりのハイキックを繰り出して見事、裏アキレス

腱固めの餌食になるのである。

それはともかく、この有明大会の大成功により第2次UWFは

完全に軌道に乗ったのである。 






(其の六に続く)


k1prideheros at 00:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!スポーツ | 格闘技

2007年01月25日

前言撤回!!  桜庭VS秋山

「反則の認識は無かった」と言い訳付きではあるが、秋山が

あっさりと不正を認め謝罪したのには正直驚いた。

恐らく何か塗っていただろうとは私も思ってはいたが、秋山

は試合直後「多汗症」などと疑惑を否定するコメントを出し

ていたし、過去のこういったケースでは、真相は明らかに

されず、ウヤムヤのままに終わってしまう場合がほとんど

だからである。

桜庭サイドの抗議だけでは、真相は明らかにならなかったと

思うし、被害者である桜庭が超人気選手であったことから、

ファンの間でこの疑惑が大問題になった事が、真相究明に

繋がった事は間違い無いであろう。

その意味では、画期的な出来事とも言えるだろう。

それにしても、秋山のコメントの稚拙さには呆れ返って

しまった。

最初は「多汗症」と疑惑を否定し、不正を認めた謝罪会見

では「弁明は致しません。リング上でまた桜庭選手と笑顔

で向かい合えたら」だと・・・・。

秋山は脳味噌まで筋肉なのかと疑ってしまう。

私は決して秋山のファンという訳では無いが、これまで

総合格闘家としての秋山の可能性を大いに感じていたし、

過去柔道からプロに転向した選手の中では、一番高い

ポテンシャルを持った選手だと評価していた。

自分の目が節穴だったと認めざるを得ない。

どんなに高い能力を持っていても、肝心のお頭の方が

ステロイドバカでは、これから先の成功は決して望めない。

「悪」の部分も含め、同民族の大先輩・大山倍達、力道山、

前田日明の後に続くカリスマは秋山かもしれないと思って

いたが、とんだ眼鏡違いの小悪党だった。

プロの世界で、この先秋山が今回のマイナス・イメージを

払拭するのは容易では無いだろうし恐らく無理であろう。

私は以前ブログで、今の桜庭ではシウバの時の二の舞になる

可能性が高いから再戦はしない方がいいと書いたが、今は

それを撤回したいと思っている。

秋山のような汚い選手と再戦する必要は無いというのが、

大半のファンの意見のようだし、桜庭自身も今は全く再戦を

考えていないようである。

秋山をこのまま永久追放(抹殺)しろという意見もかなり

あるようだ。

しかし、私は全く逆の意見だ。

桜庭が心理的に有利で、仮に試合をすれば、周りがすべて

秋山の敵になる今こそ再戦して、秋山に引導を渡して

欲しいと思う。

格闘技は単なるスポーツでは無く、その本質には、武道や

護身術としての側面を持つものでなければならないと私は

思っている。

極論すれば、ルールなど存在しない喧嘩や殺し合いの際にも

有効と思える技を体系づけたのが、各々の格闘技のルーツだ

とさえ思っている。

だから、たとえ反則があったとしてもボコボコにされたまま

ではいけないのである。

一般社会では、相手が非を認め謝罪してきたら矛を納めなけ

ればならないことの方が多いが、格闘家の場合、それでボコ

ボコにされた事までチャラにはできない。

挽回するには、逆に相手を完膚なきまでに叩き潰すしか無い

のである(究極の意味での実戦での敗北は、死を意味する

ので、再戦を望むのはその点矛盾しているが)。

勝てる可能性が無いなら再戦はすべきでは無いが、勢いの

止まった秋山であれば、今の桜庭でも勝つ可能性は高い

気がする。

永久追放の可能性もあり、崖っぷちの秋山が、踏ん張って

不正抜きで、桜庭を再度ボコボコにする可能性も勿論ある

にはある。

それならそれで、気分は悪いが真剣勝負だから仕方が無い。

しかし、チキンハート秋山が再戦で萎縮してしまう可能性

は非常に高いと思う。

大晦日の時点よりもはるかに有利に戦えるとするならば、

元々桜庭に勝って欲しかった私としては、次はKOかギブ

アップでスッキリと勝利して欲しいのである。

格闘家は、宮本武蔵や大山倍達、ヒクソン・グレイシーの

ように、常に自分に有利な状況で戦い、勝てる可能性が

高い時と相手を選び、勝てる可能性が少ない場合は対戦を

避け、何としてでも勝ち続け、負けたら死ぬ(引退)のが

本来の姿だと思うが、今の時代にそんな事を言っていると

時代錯誤と笑われるだろうし、興行としての格闘技の場合

ファンを無視して時や相手を選り好みできないであろう。

だから今、桜庭にきっちりと勝利してもらいたいのである。







(次号に続く)


k1prideheros at 01:19|PermalinkComments(1)TrackBack(0)clip!スポーツ | 格闘技

2007年01月10日

ダイナマイトMVP(贔屓の引き倒し)と魔女裁判

K−1オフィシャルサイトにあった2006年ダイナマイト

MVP&ベストバウト投票を見て驚いた。

途中経過ではあったが、58%以上の投票率で桜庭が断トツ

の1位、1%以下の投票率で秋山が断トツのビリなのである。

説明するまでもないが、この両者はダイナマイトのメイン

イベントで対決し、結果は秋山の圧勝?に終わっている。

勝者・秋山には大きな疑惑があり、その疑惑を巡って

ファンの間で大論争となり、問題を重く見た?K−1プロ

デューサー谷川貞治氏が、疑惑を徹底調査すると発表した

ばかりである。

上記の投票結果は、そうした事情もかなり影響しているのは

理解できるし、あくまでもファンの間の投票なので、両者の

人気の差と言ってしまえばそれまでだが、いくら何でもボコ

ボコにされてしまった桜庭が、他の選手を抑えてMVPという

のは無いだろうと私は思った。

これでは「贔屓の引き倒し」と言われても仕方無いのでは

ないか?

数年前、プロ野球オールスター戦で、その年の公式戦で全く

登板機会が無かった川崎投手(中日ドラゴンズ)が、ファン

投票1位になったかなりそうだったかして、当惑した川崎本人

が選ばれても辞退するとコメントしていたのを思い出した。

きっと桜庭も、この投票結果を嬉しく思わないだろうし、

良しとしないであろう。

疑惑はあるとはいえ、秋山はまだ黒と決まった訳では無く、

「疑わしきは罰せず」が社会のルールであることを考えると、

私は秋山ファンという訳では無いが、勝者・秋山?に対する

ここしばらくのバッシングは、あまりにひどく気の毒にさえ

思う。

きっと自宅や実家に、脅迫文や中傷文なども送られているの

だろう。

疑惑の裁定を巡って、ファンの間で議論したり問題提起する

のは良い事だと思うし、それによってK−1サイドの重い腰を

上げさせる事ができるならば、大いに評価できるところで

あるが、それにしても秋山の不人気ぶりは凄まじく、完全な

悪役(魔女)になっており、ブログなどでも秋山を擁護する

ような発言はほとんど見かけない。

状況証拠のみで、まだ灰色のはずなのだが、完全に黒と決め

つけているようなところがある。

魔女裁判にならなければ良いのだが・・・・。





(次号に続く)


k1prideheros at 01:01|PermalinkComments(3)TrackBack(0)clip!スポーツ | 格闘技

2007年01月06日

桜庭VS秋山戦について

正直、今の桜庭では秋山に勝つのは難しいだろうと思っては

いたが、私は間違いなく桜庭が勝つ事を願っていた一人で、

大晦日の後味の悪い負け方は悲しかったし、あの試合のお陰

で、正月を何となくモヤモヤした気持ちで過ごした。

だから、他のブログで秋山の不正の可能性について議論され

ていたり、桜庭擁護発言が多いのを目にした時、モヤモヤが

少し解消されたようで、少し気分が良くなった。

私も桜庭の主張やブログの大半の意見のように、秋山は油か

何かを足に塗っていた可能性は非常に高いと思っている。

しかし、決定的証拠は何も無く、今となっては真相は闇の中

である。

あの試合にはいくつかの疑惑があり、桜庭の主張があったに

も係わらず、レフリーは秋山の背中をちょっとチェックした

だけで、肝心の足の方は全くチェックしていない。

秋山の日頃の言動や、過去の不正疑惑を考えれば、秋山は

限り無く黒に近い灰色かもしれない。しかし、秋山は反則を

取られることなく勝者になってしまった。

勝者は、重大な反則行為を犯していないというのが大前提で

あり、現時点では秋山の勝利は動かしようも無い。

悲しい事ではあるが、格闘技の試合ではこうした事がよく

起こる。

だから容認せよと言っている訳では決して無いが、相手が

汚い手や反則技を使ってくる可能性も、ある程度考えた上で

戦いに臨まなければならない面も、やはりあるのではないか

と私は思う。

格闘技が単なるスポーツではなく、その本質が武道や護身術

そして喧嘩、殺るか殺られるかの戦いにまで及ぶとしたら

尚更である(だからと言って、あの試合で桜庭が具体的に

どう対処すれば最善だったか明確に答えることもできない訳

で、現実にそれを求めるのは難しいのだが)。

K−1やPRIDEは、ルールのあるスポーツであり、他の

スポーツと同じようにルール違反が発覚すれば、反則した

選手は失格で、反則された側がKO、ギブアップ、あるいは

戦闘不能に陥ったとしても、勝者になるということは間違い

無い。

しかし、格闘技である以上、あきらかにダメージを負って

いる場合、ルール上勝ちを拾ったとしても、勝者であると

胸を張れない部分が、他のスポーツ以上にあるように思えて

ならない。

ましてや、その反則を証明できず、負けを宣告されてしま

った後では「相手が汚い手を使ってきたから負けてしまい

ました。」とは言いづらい部分が、本人には非常にあると

思う(現時点では、秋山に不正があったかどうかは、憶測

の域を出ておらず黒と決まった訳ではない。→念の為)。

桜庭はこれまで数々の素晴らしい戦いを我々に見せてくれ

ており、人気も絶大で応援している人も沢山おり、大晦日

の試合もファンの間で大問題になっていて、それ自体何も

悪い事では無いし、そこから真相を探り出す材料なんかが

出てきたら凄いことだと思う。

だが、もしこれが桜庭でなく他の選手だったらどうだった

であろう?

あるいは、桜庭と秋山が、逆の立場であったらどうで

あろうか?

「秋山の野郎、我らのサクに妙なイチャモンつけるとは、

太ぇ野郎だ!」「決着がついた試合。秋山のクレームは

負け犬の遠吠えに過ぎない。」とはならないだろうか?

悔しくても桜庭が、試合後にコメントを出さないのは、

真相はともかく、試合後結果に関してゴチャゴチャ言う

のは「恥」と考える、桜庭の「もののふ」の心からでは

無いのか?

前田が、あの試合に関してあえてコメントしないのも、

桜庭と同じような理由からなのではないだろうか?

→(全く違うかもしれませんが)

あれはやはり反則だったとする為には、桜庭は何として

でも再戦のチャンスを掴み、秋山を完膚なきまでにぶち

のめすしかないと私は思う。

矛盾しているかもしれないが、再戦を実現する為だったら、

秋山を批判するコメントをドンドン出して挑発しても構わ

ないと思う。

ただ今の桜庭では、たとえ秋山が何も塗っていなくても

やはり勝つのは難しいと思うし、シウバの時の二の舞になる

可能性は非常に高いと思う。

だから私は、もう止めて欲しいと本当のところ思っている。

こんな事を書いていると桜庭ファンにお叱りを受けるかも

しれないが、そう思ってしまうのだから仕方ない。

オマエなんか違うと言われそうだが、私だって桜庭ファン

の端くれである。

プロレスラーが格闘家と戦って連戦連敗だった時、

救世主・桜庭和志が現れ、プロレスラー復権のために

果たした役割は計り知れない。

力が明らかに落ちた今、傷つき過ぎないうちに、その威光を

持ってプロレス界に戻り、内部からプロレス界に貢献する

のは、そんなに悪い事だろうか?

プロレスの為に戦ってボロボロになった桜庭は、プロレス界

から恩恵を受けても良いと思うのだが・・・。





(次号に続く)


k1prideheros at 01:41|PermalinkComments(3)TrackBack(0)clip!スポーツ | 格闘技

2007年01月03日

桜庭和志引退勧告

昨年末のダイナマイト(TV)は本当にひどかった。

長時間(5時間半)で、ある程度は仕方ないのかもしれないが、

過去に行われた試合を流している時間があまりにも多過ぎた。

肝心のカードも、ハッキリ言ってはじめから勝敗がわかって

いるものが殆んどで、ただ視聴率を取りたい為だけの勝負論

を度返ししたものが大半だった。見終わって、全く予想通り

の結果ばかりで余計腹が立った。

そして、メインである桜庭VS秋山の試合、その後味の悪さ

と言ったら無かった。


(チェ・ホンマンVSボビー・オロゴン)
予想通り。当然の結果。
ボビーが勝てる要素がまるで無かった試合。
過去ボビーが勝った試合は、実は下馬評のボビー圧倒的不利
なんかではまるで無かった。自慢じゃありませんが、私は
ボビーの過去3戦の勝敗予想をすべて的中させました。
曙は、相撲以外のルールでは最弱に近い選手で、転がしたり
スタミナ切れにさせさえすれば、金子賢にだって充分
勝機がある。
アビディは、総合ルールが初めてだった上に準備期間が
全く無かったので、身体能力でかなり勝る上に総合の練習を
かなり長くやってきたボビーが勝つ要素は最初から充分
あったのだ。
だが、ホンマンは二人とは違う。
ボビーは何度やっても絶対勝てない。

(魔娑斗VS鈴木悟)
魔娑斗にとって、もっとも楽な相手。
大晦日のビックイベントなんだから、もっと強い選手と
戦って欲しかった。
ボクサーがローキックでやられる試合は、もう見飽き
ました。

(ジャイアント・シルバVS曙)
今までの対戦相手で、ある意味シルバは一番勝つチャンス
があった相手だったような気がします。
ここで勝てなきゃ、なかなか勝てる相手を見つけられ
ませんよ!
同じく対戦相手が見当たらない金子賢と、最弱決定戦を
是非して欲しいです。

(所英男VSホイラー・グレイシー)
この日一番内容が良かった試合。
所は、格上(有名)選手と試合をすると実力を発揮する
タイプですね!
ただポカが多いのが気になります。
ブラック・マンバとか勝村周一郎とか・・・。
2人共そこそこ強い選手ですが、思いっきり負ける相手では
無いと思います。
所は怖いもの知らずで思い切りが良すぎる
のではないでしょうか?
勿論それが彼の最大の長所でもあるのですが。

(石沢常光VS金泰泳)
プロレスラーが安易に真剣勝負にチャレンジするのは、
もうやめてくれと言いたくなります。
金泰泳はムエタイ王者になった事もある、打撃技術は
ピカイチの選手。
組技を完全にマスターしていなくとも、ある程度防御
できる技術を身につければやっぱり強いです。
もう一度秋山とやらせてみたい選手ですね。

(須藤元気VSジャクソン・ページ)
試合後の須藤の引退声明にはビックリ。
山本KID、須藤と抜けてしまって、ミドル級は寂しくなり
ますね。
TVが離れて武士道も廃止したPRIDEから、良い選手を
引き抜くのが一番かも?
せっかく引き抜いた桜庭はボロボロで、もう使い物になら
ないし、ミドル級に限らず日本人(スター選手)不足です。

(武蔵VSランディ・キム)
何で砲丸投げの選手が、デビュー戦でいきなりK−1準優勝
経験者と戦えるの?
確かにランディ・キムは凄い体の持ち主だし、パンチ力も
ありそうですが、それにしてもデビュー戦でいきなりこの
カードは無いだろう?って呆れてしまいました。

(桜庭和志VS秋山成勲)
桜庭の選手生命は完全に終わっていると確信した試合だった。
確かに秋山は、過去桜庭が勝てなかった強豪選手と比べても
遜色ないほど強い相手ではあったが、全盛期の桜庭だったら
あれ程、無様な負け方はしなかったであろう。
K−1に移籍した第1戦に用意された相手は、桜庭が確実に
勝てる相手スミルノヴァスだった。
勝つには勝ったが、たいした打撃技術を持っているとは思え
ないスミルノヴァスにあわやKO寸前まで追い込まれた時、
ああやっぱりそうなのかなと思いましたが、秋山戦でそれが
確信に変わりました。
PRIDEで勝てなくなり、K−1に移籍表明した時には、
既に桜庭はボロボロだった。
PRIDEではとっくに限界だったが、総合の重いクラスの
選手層が薄いK−1だったら、あるいはもう一花咲かせて
くれるのではと期待したが、予想以上に桜庭はボロボロ
だったのだ。
試合前に秋山は、桜庭について「超えなければならない、
大きな壁」とコメントしているが、実は全く桜庭をリスペクト
していないし、前回スミルノヴァスに圧勝したことで、
絶対に勝てる相手として桜庭に挑戦表明している。
そして大晦日の大舞台で桜庭に勝つことで、桜庭が今まで
築いてきたものを自分の中に取り込めることくらい冷静に
計算していたと思う。
ただ、それは悪い事でも何でもなく、プロとして生きて行く
ならして当り前の計算である。
試合中に桜庭は、タイムを要求している。
そして下になって殴られている時もレフリーに「滑る、滑る」
としきりにアピールしている。
あの桜庭が必死にアピールしているのだし、秋山が柔道時代
に道着にワセリンか何かを塗って問題になったこともある
選手であることを考えると、恐らく足にワセリンか油か何か
塗っていたのであろう。
それをレフリーは、試合後に背中しかチェックしなかった。
しかし、負けは負けである。
プロである以上、アマチュアと違って、そうした汚い手も
ある程度想定した上で戦わなければならないと私は思う。
ましてや格闘技の場合、勝てば官軍で負ければすべて言い訳
なのである。
やはり、試合中に腕が骨折しても勝った秋山が褒められるべき
である。
在日韓国(朝鮮)人の喧嘩強さはアマチュアよりプロの格闘技
に向いている。
古くは力道山、大山倍達、最近では前田日明、金泰泳、秋山
成勲etc  日本人スポーツ格闘家は見習うべき点が
多いと思う。
関係無い話かも知れないが、私の高校時代も朝鮮学校の子は
喧嘩が強かった。


一昔前、プロレスラーが次々と真剣勝負で負け、その強さが

疑問視される中、桜庭はプロレスラー復権の為に孤軍奮闘

した。

もう充分である。

そろそろ真剣勝負の世界から足を洗い、

プロレスの世界へ戻れ!

それができなければ引退せよ!

惨めな桜庭の姿は、もう見たくない。






(次号に続く)


k1prideheros at 11:35|PermalinkComments(11)TrackBack(0)clip!スポーツ | 格闘技