文部科学省所管の独立行政法人「理化学研究所」(理研、埼玉県和光市)が実施した一般競争入札のうち、天下り企業2社が落札した委託業務が、いずれも入札参加企業が1社だけの「1社応札」だった問題で川端達夫文科相は6日、「(理研が)事業事務をアウトソーシングしていたのは事実。その結果として1社がかなりの部分で(委託業務を)随意契約していた」と事実を認めた。

 そのうえで「(委託業務を)天下り会社、それに類する人たちがやっている法人という意味で疑念を持たれないよう、公正で透明な業務の発注の仕方をやるのは当然。理研自体がどう分析するかを見ながら、改善を期待したい」と話した。

 一連の問題をめぐっては、いずれも天下り企業で人材派遣会社の「サイエンス・サービス」=東京都中央区=と「スプリングエイトサービス」(SES)=兵庫県上郡町=が、理研が20年度と21年度に一般競争入札で発注した業務の全9件中8件を1社応札で落札。落札総額は2社で総額4億2600万円にのぼるとみられている。

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