小学6年生と中学3年生を対象にした全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が20日午前始まった。4回目となる今回は、政権交代を機に、前回までの全員調査から約3割の抽出方式に改められた。ただ、抽出から漏れた学校も希望すればテストを受けられるようにしたため、参加率は73.5%に上った。

 15日現在の文部科学省まとめによると、抽出された小中学校9979校と自主参加の1万3896校の計2万3875校約162万5000人が参加。都道府県別では、秋田、和歌山など13県が100%参加となる一方、愛知県が25.5%にとどまるなど「地域間格差」が発生した。

 テストはこの日、国語と算数(数学)それぞれでA(知識)、B(活用)の2種類実施。結果は7月に、前回までと同様、都道府県別の平均正答率が公表される。

 参加率が7割を超えたことについて、川端達夫文科相は20日の閣議後会見で、「過渡期で、今まで通りやってみようという学校が多かったのかと思う」と述べる一方、「都道府県レベルでの教育水準の把握という意味では、抽出方式で良いと基本的に思っている」として、抽出方式を見直す考えを否定。科目数の増加などについては、今夏の概算要求時点までに判断する考えを示した。【本橋和夫、遠藤拓】

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