前回の記事で少し述べましたように、今修士論文とは別に原稿を作っています。陸羯南について書きます。原稿料などが発生するようなものではないのですし、ボツになるかもしれませんから言論界に登場、というわけではないと思いますが人様に自分の文章が読まれるというのは楽しみでもあり緊張する事態でもあります。
そのために陸についていろいろ調べなおしたりしたわけですが、改めて陸羯南という人はすごい人だな、と思いました。そしていかに既存の研究が陸を過小評価しているかということも。
たとえば陸の主な著書というと『近時政論考』ということになってしまうのですがこれは丸山真男がそう評価したからそうなったとしか思えません。たしかに『近時政論考』は良い本ですが内容で見れば陸自身について書いた部分は少ないのです。陸の思想を探るのならばむしろ『原政及国際論』のほうに注目すべきです。「国際論」の方は学術論文級ならばよく触れられるのですが「原政」は無視され続けています。おそらく「原政」を深く理解するだけの知力が学者の側にもなかったからでしょう。
当時においても『原政及国際論』は売れ行きがいま一つだったようで、陸もそれを嘆いています。
陸は丸山真男に高く評価されたからこそ今があるわけです。当時ともに活躍した三宅雪嶺や志賀重昴よりも陸のほうが有名なのはそのためと言えるでしょう。しかしその丸山がゆがんだ陸の評価をしたために陸羯南研究自体がゆがんだものになっているようにも思えます。それを乗り越えなければいけないと思います。
そのために陸についていろいろ調べなおしたりしたわけですが、改めて陸羯南という人はすごい人だな、と思いました。そしていかに既存の研究が陸を過小評価しているかということも。
たとえば陸の主な著書というと『近時政論考』ということになってしまうのですがこれは丸山真男がそう評価したからそうなったとしか思えません。たしかに『近時政論考』は良い本ですが内容で見れば陸自身について書いた部分は少ないのです。陸の思想を探るのならばむしろ『原政及国際論』のほうに注目すべきです。「国際論」の方は学術論文級ならばよく触れられるのですが「原政」は無視され続けています。おそらく「原政」を深く理解するだけの知力が学者の側にもなかったからでしょう。
当時においても『原政及国際論』は売れ行きがいま一つだったようで、陸もそれを嘆いています。
陸は丸山真男に高く評価されたからこそ今があるわけです。当時ともに活躍した三宅雪嶺や志賀重昴よりも陸のほうが有名なのはそのためと言えるでしょう。しかしその丸山がゆがんだ陸の評価をしたために陸羯南研究自体がゆがんだものになっているようにも思えます。それを乗り越えなければいけないと思います。
