ペットを愛する皆様に、ご紹介したい記事を少し。
(このentryはビスコの日記様へのTBです)

 詳細については、リンク先の記事をお読み頂きたいと思います(感情を抑えた非常に知的な筆致には驚くばかりです)。もの凄く簡略化しますと、JALのペットサービス利用中にビスコさんは熱中症になってしまい、この14日にお亡くなりになられました。あと一週間で2歳だったそうです。
 
 お悔やみ申し上げます。
 原因に関するJAL側の説明について、melodiansさんが以下のようにまとめておられましたので、引用させて頂きました。

しばらくして岡山空港の人から連絡がありました。全体的に状況報告をしてくれました。ポイントは以下の3点です。(あくまでこれは僕が聞いて理解した範囲なので、理解が足りない点があるかもしれません。)

ゞ港から機内に入るまで
飛行機の中
C緡Δら受け取りまで

まず,任垢、ペットは機内には最後に入れる、ということで(確かにHPにもそう書いてあります)今回もその手順通りだったということです。

については、ペットは貨物室にいるので、上空だと気温が下がるため加温するようです。なので問題があるとすれば、飛行機が動き始めてから離陸するまでに時間がかかる場合は、暑くなり過ぎる可能性があるようです(初めて知りました)。ただ平均時間は15分で、今回は14分だったそうです。

については、飛行機から出した後も日陰に置いていたし、出してくるまでの時間も通常と変わりない、という説明でした。

問題なかった、ということを伝えられても納得はいかないので、そうであれば、どうしてこんなことに、と言ったのですが、説明はそれだけでしたので、電話を切りました。



 私の大雑把な理解では、確かにシステムとしてはある程度練られてはいるが、事故防止のための十分なものとはいえず、一定頻度で事故が生じうる可能性が存在する、といったようなもののようですね。
 私はANAのシステムがどのようなものなのかは知りませんが、仮にANAのシステムが完璧で、JALのシステムに問題があったのだとしても、それ自体が大きなポイントではなく、私にはそこに働く人達のモラルに何らかの問題があったような気がしてなりません。
 ペットは飼い主にとっては家族であるとか言う以前に生き物です。そして、暑さに弱いことは通常の人間であれば知っているはず。
 であれば、「まあ大丈夫だろ」的な扱いをするのかどうかは最早システムの問題ではないのではないでしょうか。自分たちが生命にかかわる危険な行為を請け負っていることの自覚は果たして十分であったのか?
 いわんや、彼らはそれで商売をしているのであって、人間的モラルの他に職業人として最低限の基準をクリアしていないのではないかという疑念が拭えません(私は人間として屑であっても、職業人として立派であればそれはそれとして肯定するタイプの人間です)。そしてこれは航空会社にとっては致命的ではないのか。

 無論、JALの経営陣のゴタゴタで、現場の皆様が過剰な苦労を強いられていることは理解はできる。

 しかし、これではいけない。従業員の方はとにかく頑張って欲しいと思う。



JALに恨みというよりは、預ける時にもっと冷やしてあげることが出来たらという悔いの方が大きいです。

ビスコが「暑いな、おかしいな、助けて」 と思いながら暗い貨物室の中で泣いていたかと思うと、かわいそうで仕方ありません。

ずっとJALに乗っていたので、他の航空会社ではどうだったのかは分かりませんが、JALには一生乗りません。

明日は新幹線で帰ります。



 事件や事故で家族を失った人は、その喪失感と家族を守ってあげることが出来なかった自責の念に苦しめられます。melodiansさんとご家族の皆様に、早く笑顔の日々がもどって欲しいと願っています。

 そしてJALには猛省と早急な対応を望みます。
 対応できないんなら、ペットサービスなんかとっととやめちまえ、馬鹿たれが。そんなことやってたらほんとに潰れるぞ、アホが。


予約センターの人は、犬が好きなので、心配そうな口調でしたが、暑いので今日も1件犬が亡くなったことを教えてくれました。

<追記:8/23、6:30>
 えー、色々と皆様ご意見があるようですね、そりゃそうか。
 この手の事故(例えば医療事故なんかもそうですが)の場合は原因がはっきりしにくいこともあって、受け止め方が人それぞれであることはある種当然ですし、まあ、それが健全な社会というものであろう。
 というわけで、私としてはこのままスルーしようかとも思ったのですが、言い出しっぺとしては、若干ミスリーディングなところは補足しておく義務もあるかと思うので追記。

<以下私見>
 まず、考え方として、この件について,海譴鷲垈槌鯏なものである。現場がいくら頑張っても一定確率でこのような事故は起きる、という類の話なのか、あるいは、∪在的リスクはあるが現場の努力でかなりの確率まで防げるものなのか、という話なのか、で分けて考える必要があるわけですね。まあ、私の上記のentryは基本的に△鯀按鵑暴颪い燭發里任后

 で、,両豺腓鮃佑┐討澆襦つまり航空輸送である以上一定頻度でこのような事故は起きる、という話です。
 ただし、この場合には抽象的なリスクではなくて、具体的に7,8月における熱中症の事故についてのリスクの問題になるかと思うのです。
 このリスクが一般人の感覚で非常に低いのであれば、これは民間企業が周知させてまわる必要はさすがにない、と思う。この場合は私の記述は非常に名誉毀損的であって、大変申し訳ない。ごめんなさいJAL。貨物扱いのペット輸送についてのHPには注意書きがあって、ペットとお出かけサービスにはそれがないということは、それだけ安全性が確保されているということなのかな?善意に解釈すると。
 一方で、ある程度(例えば、犬を飼っている人がちょっとためらう位の確率)なのであれば、これはもう少し企業としては情報を伝える必要があると私は思う。それは免責約款に書いてあるから問題ない、というのは逆に民間企業としてはまずい。
 特に夏場が問題なのだろうから、その時期に利用する人間が旅行計画を立てたり、予約を取ったりする時期に周知させておかないと意味がない。その点では、現状は問題有りといわざるを得ないのではないか。少なくとも私はそれ程危険とは思っていなかった。単に私が無知なだけかもしれんけど。
 というのは、やはりJALに対する信頼感がなせる技かとは思うのね。JALマイラーだし。要するに、ガルーダ・インドネシアのHPに「ペットもOK」と書いてあるのとJALのHPにそう書いてあるのでは安心感が違う、というのが私の世代のJALに対する認識ではなかろうか、すまんガルーダ。
 だからこそ、とはいわないが、公共性のある企業である以上、その辺の情報はより積極的に開示しなければならないと思う。免責を盾にしてはいけない、それは信頼を裏切る行為となりうる。少なくとも飼い主の側が「こっちも危険性を認識していた以上仕方ないな…」と思える範囲でないと。
 私個人の見解では、仮にこのケース(つまり熱中症は不可避的であって、ある程度の確率で起こりうる)なのであれば、いっそ7,8月はサービス停止とする方が良いと思う。そうであれば、その他の期間の信頼性はさらに上がるわけだし、個人的にはそういう姿勢の企業には好感が持てる。ついでにリスクを周知することにも繋がる。
 誤解のないように書いておくと、私自身は盛夏以外はそれ程問題はないサービスなのではないか、と思っている。無論私が他のリスクを知らないだけかもしれない。ただ例えば、長期間帰省するときにペットホテルに預け続ける必要がある人が、究極の選択を迫られるようなものではないのではないか。ただし盛夏以外は、というのが現状の私の認識です。ただし、現状。
 とにかく、(仮に△離院璽垢世箸靴討癲砲海侶錣遼楴租問題点はやはりリスクの説明不足が最大の問題ではないか、と思っています。このレベルで飼い主の不知を責めるのはやはり酷ではないか。


 次に△離院璽垢鮃佑┐討澆襦つまり事故自体は不可避的なもの(たとえば離陸のショックで心停止になるとかそういうのです、そんなのがあるのかどうか知らんけど)ではない、現場の機転で回避できるものであってかつそれが組織上期待されている場合ですね。
 この場合については、上のentryで書いているのですがやや補足しておきますね。

 具体的にどうすればよいのかは私は知らん。保冷剤をクレートに入れるとか、水のみを付けるとか、預けるときに「今日は暑いから保冷するのであればしてくれ」と飼い主にいうとかそういう話なのかな、知らんけど。
 ここでも二つのケースが考えられるわけだ。つまり、現場で対応出来るにもかかわらずしなかったのか、あるいは現場が一杯一杯で対応できないのか、という二つの仮説だ。

 前者であれば問題外。
 後者であれば、それはそれでヤバイんじゃねえか、航空会社として?いや、「人の安全確保は十分出来ているが、犬までは手が回らん」というのであれば、それまた「じゃあなんでこんなサービスしてんだよ」という話だし。
 無論、36時間勤務しているお医者さんがうようよいるわけで、手一杯の現場を責めてもしょうがないという事象が世の中に存在することは認める。でも、頑張ってよ、としかいえないですよね、委託する側としては。いくら医者が疲れていてもそれは言い訳にはやっぱりならないのと同様に、組織的な問題が解決するまでは現場は頑張るしかない。残念ながら。


 ここでも個人的見解を書いておくと、私は航空業界のひとが非常に仕事に対してモラルが高いことは認識している。知らないひとがいればしっといてくれ、奴等は基本的に真面目だ。例えば、警察や消防の多くの人達と同様に。
 そういう方々が、一部の事故やミスで十把一絡げ的に非難されることは非常に不愉快であることは私も認識している。私自身もそうだ。

 私がこのentryをした意図は2つある。
 一つは、このようなリスクが夏の航空便には存在していることを、それを知らない人達に伝えたかったことである。まあ、私が知らなかっただけかも知らんけど。
 もう一つは、大袈裟にいえばこの国全体のそして私自身の姿勢だ。
 経営的効率化を図る余り、企業は企業として大切なことをおざなりにしていないか?我々消費者にもなにか問題はなかったか?特に寡占業種においては企業の性質というものは、国民性が多分に反映されることは否めないのではないか。私たちはこの不況の間に何かを失っていないか。
 そして、繰り返しになるが仕事に対するモラルは落ちていないか?それは、JALに対してではない。私自身に対してだ。仕事はルーチンになっていないか?常にクライアントの顔が浮かぶ仕事が出来ているか?そしてそれを周りの者に対しても要求できているか?出来ていない者を指導しているか?例えそれが給料に関係ないとしても。

 私はこの国の人はすごく真面目だと思っている。そしてそれは良いことだと思っている。
 一方で、我々は全体の風潮に流されやすいとも思っている。もし、何か問題があるとすれば、個々の意識によってそれは修正出来る民族性だと思うが、完全に崩れてしまえばそれは難しくなってしまう。
 私は弱い人間で、すぐ易きに流れてしまうので、時々自分で戒める必要があるのです、色々な意味で。私のような人間が一杯になれば、世の中はあっという間にどうしようもなくなってしまうことは間違いない。


 まあ、いろいろ、ですが、普通に考えると経営体質に問題があるんじゃないかなあ、と思うのですけどね、うん