2017年03月28日

Roger Nichols / Treasury

ロジャー・ニコルス・トレジャリー[デモ&CMトラックス]
稀勢の里の優勝に見合う、似合う音楽はないだろうか?

年を経て緩みっぱなしの涙腺は、もうメロディにも反応しかかっている。

この作品は日本の音楽ファンの底力、底辺の広さを物語るまさに奇跡ともいえる発掘盤ということになるだろう。

ジャケットの素晴らしさに何度見もしてしまうということは置いといて、文字通りこの作品はそばに置いておきたい作品である。

ここまで年代ごとに作品を聴き連ねると、ロジャーニコルスという人の手癖みたいなものが分かって、それが嬉しい。



2017年03月26日

Gontiti / DUO

DUO
1997年の作品のこの作品には、それ以前にあった異質感というか、BGMであることを拒絶するような音使いから離れた、穏やかな、今イメージしたい、しやすいゴンチチの姿がある。

だから、いろんな音楽をかけつつも、ついついここに戻ってくる感覚でチョイスしてしまう。

こういった穏やかさというものを本来ゴンチチに求めるものというのが、もしかしたら違うのかもしれないなとは思いつつも、頭の中で求めていた、今日の午後に流れるBGMはこんな音的なイメージに全面的に答えてくれるようなアルバム。



k_hiko3 at 16:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │japanese 90s〜 

2017年03月20日

オリジナル・ラヴ / 結晶-SOUL LIBERATION-

結晶-SOUL LIBERATION-(生産限定アナログ盤) [Analog]
90年代作品のアナログ化&再発は嬉しいことではあるんだけれど、あまりに金額が高いことに辟易しながらも、それらの作品を買い続けることは、40代以降の人の悪趣味の一つに数えられたりするのだろう。

田島貴男が高校時代を郡山で過ごしたということを知った時はすごくうれしかった記憶があるが、それだけでなく、彼の存在を知り、思い切ってCDを購入したことが、田舎に過ごしながら、リアルにアシッドジャズなる言葉を体感したように思えた(渋谷系というのは全然知らなかったと思う)。

田島貴男の音楽的変遷を俯瞰した時には、その時代というのも尖った一部分であったということも言えるだろうが、正直、後年の"ブロンコ"によって腰を砕かれることになったのも、ここでの個人的な音楽的探究の萌芽のおかげであったと思う。

なぜかCDは今手元になく、気軽に"ヴィーナス"の練習を出来ないことが、正直しんどい。



k_hiko3 at 11:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │japanese 90s〜 

2017年03月19日

Teenage Fanclub / Here

Here
Teenage Fanclubに対する思い入れの強さによって、聴き手としての要求が上がっていることを否定するつもりはないし、AMラジオのような貧弱なサウンドシステムで聴く場合には、もしかしたらそこまでの問題であるとは気づかないのかもしれないが、セルフプロデュースと素人のドラマーによる彼らのここ数作品は、サイドプロジェクト作品で発表してくれたら、満足できるレベルの作品であったと思う。

楽曲的な魅力という点では、壊滅的な出来のレイモンド作品はおいておくとしても、100歩譲って、そこまで過去作品と大きく出来が悪くはないということも言えるのかもしれない。

しかしながら、このアルバムの最高の楽曲である"The Darkest Part of the Night"が、ノーマンの最高のレベルの作品とは言えない"Start Again”のイントロギター一発の足元にさえなぜ遙かに及ばなくなってしまったのだろうか。久しぶりに聴くことのできるギターソロに安どした、その後抱く喪失感とはそれである。

変わらないTeenageサウンドなんていう文言を見るたびに、なんでこんなに変わってしまったのだろうという思いが先走る。彼らはBMX Banditsではない。

少なくとも、「Howdy」の半分以降、、"Did I Say”という最高の楽曲といくつかのお気に入りの作品を除いて、彼らに描いている想いを体現してくれたと感じた記憶はない。

そもそもスタジオ作品の迫力をライヴ演奏が上回ることはなかった彼らだが(91〜93年ごろまでは別として)、今この録音物に表れているのは、そういう意味では本当の、素の、ライヴな彼らの姿である。しかし、それが魅力的なのかどうか、このクリアヴィニールをターンテーブルに乗せる回数が示してくれるのだろう。


k_hiko3 at 12:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │Teenage Fanclub 

2017年03月18日

Lamp / 雨に花

f790602c81a77d2c9368_460x460念じているにも関わらず、まだ一度もLiveを見れていないのが悔しいLampの2000年のバンド結成以降、デビュー前に作品をリリースしてくれる会社やレーベルを探す為に作っていたという、デモ音源集(彼らのHPからのオンライン購入限定)。

本人たちも語っている通り、それぞれが影響を受けた音楽に倣いながら作ったという感じのプリミティヴな作品で、それが売りと言えば売りだし、と言いつつも、最近の作品とも全く変わっていないことが分かる、Lamp印の作品。

例えば、彼らの音楽的冒険みたいなところは、僕なんかには全く分からない次元だと思うし、何でもいいから音源を出し続けてくれることを願っている。


trucklist:
1.サーフ・サイド
2.恋人たちの朝
3.君は僕の恋人
4.雨に花
5.桜色
6.今夜の二人
7.午前4時
8.雨足はやく
9.君の住む町まで

k_hiko3 at 12:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │japanese 90s〜 

2017年03月11日

小沢健二 / 流動体について

流動体について
乗り遅れ間際に気づいて、ミュージックステーション出演当日に届いたこのシングルは、あの日以来の家の中でヘビーローテーションになっている。

何よりジャケットが素敵だが、その取扱いを考えるとどうにもこのパッケージには賛同できないのも事実である。

"ある光"以降、声を消し去るに至るあの道程はなんだったのか、確認したいことはたくさんあるけれど、この路線にウキウキするのが自分だけじゃないのも確かである。
それは街中だったのだろう。


k_hiko3 at 12:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │japanese 90s〜 

2017年03月04日

「La La Land」

映画 ラ・ラ・ランド ポスター 42x30cm La La Land ララランド ライアン ゴズリング エマ ストーン [並行輸入品]
映画の日というきっかけがなければ、ほとんど劇場に足を運ぶことがないのだが、映画の日であっても足を運びたい映画がないというのは、非常に悲劇的であって、それこそ映画文化の衰退が地方から叫ばれる所以だろう。

そのおかげで先月は「ドクターストレンジ」を見る羽目になったし、今月はこの「ラ・ラ・ランド」を見るために、片道100キロ近くを高速道路を飛ばすこととなった。

監督はデミアン・チャゼルの前作「セッション」は研ぎ澄まされた素晴らしい作品であったが、全く手法は違うと思われるこの作品も音楽への偏執的な愛に溢れた作品である。

見終わると、主人公二人だけの映画であって、印象的な脇役が強いてあげるとジョンレジェンドしか浮かんでこないという不思議な感じもした。



k_hiko3 at 12:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │movie 

2017年01月31日

Thurston Moore / Demolished Thoughts

Demolished Thoughts
土曜日や日曜日には事務所に音楽をかけることとして、家から安いラジカセを持って来たが、音質も良くないせいもあるのか、選曲にも迷いが出てしまう。

まず、ビートルズは合わない。

ゴンチチを3枚くらいとたまたまサーストンムーアの2011年のアルバムを持って来た。

気を許すと、あれ、ベックのアルバムだっけ?という感じになってしまう、ベックプロデュース作である。

アメリカの所謂オルタナティヴ系のSSWはアコースティックな作品であっても、やはり時折パンキッシュであり、当然なのかもしれないが、土臭かったり、牧歌的であったりする瞬間は少ない。

それは本来好みではないんだけれど、いつぞや、「Goo」を売り払ってしまったような、拒否感ももう薄れてきている。


k_hiko3 at 12:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │pop rock 10s 

2016年12月27日

George Michael / Listen Without Prejudice Vol.1

Listen Without Prejudice
最近、中学の時の同級生と仕事で絡むことが多くなっていて、25年ぶりくらいに顔をあわせて、思い出話に花を咲かせている。

そんな時、記憶の良い仲間に指摘されるのは、当時の洋楽かぶれっぷり、ジョージマイケルかぶれっぷりの自分の姿である。卒業文集の自分の顔には、雑誌「インロック」に描かれていたジョージマイケルの似顔絵をトレースしていたし、当時、大人になってヒゲ面とレイバンの似合う男になることばかり考えていた。

高1になってからは、Faithの歌マネを持ちネタにして、横山慎を笑わせた(あいつはいつもこのネタをリクエストしてきた)。

1週間ほど前に無理やりラストクリスマスが挿入されている「メイクイットビッグ」のピクチャーディスクを大音量で聴いた。

なので、昨日のニュースの衝撃は結構大きかった。

Listen Without Prejudice はジョージマイケルの才能の証明みたいなアルバムである。パフォーマー、アーティストというよりも、ミュージシャン、ソングライター、ボーカリストとして光を当てたような。

ヒゲやレイバンなしでも、彼の魅力は計り知れないことを教えてくれた作品だった。



k_hiko3 at 19:00|PermalinkComments(2)TrackBack(0)│ │pop rock 90s 

2016年11月21日

Zeppet Store 20th Anniversary Tour Reverberation at Iwaki Sonic

15年ぶりくらいのZeppet Storeのライヴ。記憶に新しいのは地元の大学の文化祭だったか、クリスマスの恵比寿ガーデンホールで見たのか。

本編は全編英語詞。アンコール以降、"もっともっと"、"To Be Free"といった日本語曲をやってくれた。

個人的にはゴリゴリのシュゲイザーに日本語詞、そして合唱できるメロディを持つ稀有な存在なのに、自らメインストリームの端っこを歩くような行為が解せない。

よほどメジャーの成功以降、苦い思い出があるのか。

と言っても、「716」からの"Flake""Bell"への思い入れのみで、見に来たような自分でもある面は否定出来なのだけれど。

だけど、"声"のような名曲をすっとばす強さと悲しさとか。嬉しいんだけど、なんか醒めちゃうとか。最高なのにもったいない。それが90年代のバンドに共通する部分でもあるとでも言えるのか。rr