2017年04月18日

直枝政広 / ホプキンス・クリーク

ホプキンス・クリーク
驚いたのは、昨年も行われたいわき万本桜プロジェクトの中で、今年のゲストに直枝氏の演奏が行われるということだった。

運良く開演前にたどり着いた場所では、昨年の倍となる観衆に囲まれながら、くるり岸田氏がギブソンのアコースティックギターをかき鳴らしていた。

その演奏が終わるととともに、観衆は三分の一くらいになってしまったが(本当はそれ以上かもしれない)、少なくとも三倍は魅力的なブラウンノーズとのコラボレーショによる演奏が始まった。

2000年のこのソロアルバムは名盤の域であるが、南相馬市出身のブラウンノーズの味付け具合やヘロンのようなホーム・ガーデンレコーディングが行われたことなんかを理解するにつれて、「Hosono House」に比類する、パーソナルな手放せない作品となった。

ほとんどつぼみのままの万本桜の前で、声、ギターの鳴り、メロディが三位一体となって、日本のニールヤングとしか形容できない風貌で、この作品からの名曲たちや"Garden City Life""New Morning""あの娘僕がロングシュート決めたらどんな顔するだろう"が演じられていった。

本当に本当に最高のミュージシャンを見た。



k_hiko3 at 12:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │japanese 90s〜 

2017年04月02日

Alicia Keys / The Diary Of Alicia Keys

ダイアリー・オブ・アリシア・キーズ
年を取ることは許容することである。女性を受け入れることにかけては、多分これをかなり実践している方であると思う。

ぽっちゃりという表現をつけぬける女性でも愛でる自信が出てきた。それを意識し始めたのはいつ頃だったか。多分、ビヨンセとアリシア・キーズの存在が大きいような気がする。

映画で見たアリシア・キーズの下半身は想像の1.5倍はあったが、それにより、もっと彼女を好きになってしまったようにも思う。

最新アルバムのすっぴんジャケのすっぴんはそれほど好みではないのだが、娘には"Aint Got You”をピアノで弾き語り出来るような子に育ってほしいと思う。それがピアノを習っているということの最終形のように思える。

例えば"Brother,Brother"なんかを挟みつつ、"Don't Know Why"で締めてもらっても良い。・・・藤原さくらのピアニスト版ということになるのかな。



k_hiko3 at 13:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │soul,jazz 

2017年04月01日

Port Of Notes / Complain Too Much

Complain too much
1999年の1stアルバム。

まだ、手練れていない感じが、魅力の作品。当時思っていたよりも随分ギターポップよりに思える。

リズムリズムと言っておきながら、ベタっとしたコード弾きが大好きな自分を感じてしまう1曲目から良い。

と言うより、そういった出自より彼らをとらえたいと思いながら、より多彩な魅力に気づいていったのかもしれない。

歌いこみ過ぎないところでとどまっているところというか、ソロボーカリストになっていない、腹八分目というのはこういうことなのかと。



k_hiko3 at 18:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │japanese 90s〜 

2017年03月31日

Flipper's Guitar / Three Cheers For Our Side

THREE CHEERS FOR OUR SIDE
1989年に出されたこのCDが、CDプレイヤーには反応しなくなってしまった。まだ30年には満たないが、こういうことがどんどん増えていったら、家の中はゴミだらけということになる。

どちらかと言うと、自分より旧オリーヴ少女であった(笑)ヨメの方が思い入れのあるグループであるかもしれない。

小沢健二の新曲も子供たちと一緒に何度リピートしているのか分からないくらいで、うちの4歳の息子のフェイバリットは"美しさ"である。

未だに、日本語タイトルと英語タイトルが一致しないのがつらいところであるが、中身はと言うと、今感じる時代性が逆に魅力にも思えてくるような作品である。聴けないことがストレスになってしまったので、今回500円で再購入した。

田舎者にはなしえないものが確実にあるとこの作品を聴くと思う。


k_hiko3 at 20:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │japanese 〜80s 

2017年03月28日

Roger Nichols / Treasury

ロジャー・ニコルス・トレジャリー[デモ&CMトラックス]
稀勢の里の優勝に見合う、似合う音楽はないだろうか?

年を経て緩みっぱなしの涙腺は、もうメロディにも反応しかかっている。

この作品は日本の音楽ファンの底力、底辺の広さを物語るまさに奇跡ともいえる発掘盤ということになるだろう。

ジャケットの素晴らしさに何度見もしてしまうということは置いといて、文字通りこの作品はそばに置いておきたい作品である。

ここまで年代ごとに作品を聴き連ねると、ロジャーニコルスという人の手癖みたいなものが分かって、それが嬉しい。



2017年03月26日

Gontiti / DUO

DUO
1997年の作品のこの作品には、それ以前にあった異質感というか、BGMであることを拒絶するような音使いから離れた、穏やかな、今イメージしたい、しやすいゴンチチの姿がある。

だから、いろんな音楽をかけつつも、ついついここに戻ってくる感覚でチョイスしてしまう。

こういった穏やかさというものを本来ゴンチチに求めるものというのが、もしかしたら違うのかもしれないなとは思いつつも、頭の中で求めていた、今日の午後に流れるBGMはこんな音的なイメージに全面的に答えてくれるようなアルバム。



k_hiko3 at 16:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │japanese 90s〜 

2017年03月20日

オリジナル・ラヴ / 結晶-SOUL LIBERATION-

結晶-SOUL LIBERATION-(生産限定アナログ盤) [Analog]
90年代作品のアナログ化&再発は嬉しいことではあるんだけれど、あまりに金額が高いことに辟易しながらも、それらの作品を買い続けることは、40代以降の人の悪趣味の一つに数えられたりするのだろう。

田島貴男が高校時代を郡山で過ごしたということを知った時はすごくうれしかった記憶があるが、それだけでなく、彼の存在を知り、思い切ってCDを購入したことが、田舎に過ごしながら、リアルにアシッドジャズなる言葉を体感したように思えた(渋谷系というのは全然知らなかったと思う)。

田島貴男の音楽的変遷を俯瞰した時には、その時代というのも尖った一部分であったということも言えるだろうが、正直、後年の"ブロンコ"によって腰を砕かれることになったのも、ここでの個人的な音楽的探究の萌芽のおかげであったと思う。

なぜかCDは今手元になく、気軽に"ヴィーナス"の練習を出来ないことが、正直しんどい。



k_hiko3 at 11:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │japanese 90s〜 

2017年03月19日

Teenage Fanclub / Here

Here
Teenage Fanclubに対する思い入れの強さによって、聴き手としての要求が上がっていることを否定するつもりはないし、AMラジオのような貧弱なサウンドシステムで聴く場合には、もしかしたらそこまでの問題であるとは気づかないのかもしれないが、セルフプロデュースと素人のドラマーによる彼らのここ数作品は、サイドプロジェクト作品で発表してくれたら、満足できるレベルの作品であったと思う。

楽曲的な魅力という点では、壊滅的な出来のレイモンド作品はおいておくとしても、100歩譲って、そこまで過去作品と大きく出来が悪くはないということも言えるのかもしれない。

しかしながら、このアルバムの最高の楽曲である"The Darkest Part of the Night"が、ノーマンの最高のレベルの作品とは言えない"Start Again”のイントロギター一発の足元にさえなぜ遙かに及ばなくなってしまったのだろうか。久しぶりに聴くことのできるギターソロに安どした、その後抱く喪失感とはそれである。

変わらないTeenageサウンドなんていう文言を見るたびに、なんでこんなに変わってしまったのだろうという思いが先走る。彼らはBMX Banditsではない。

少なくとも、「Howdy」の半分以降、、"Did I Say”という最高の楽曲といくつかのお気に入りの作品を除いて、彼らに描いている想いを体現してくれたと感じた記憶はない。

そもそもスタジオ作品の迫力をライヴ演奏が上回ることはなかった彼らだが(91〜93年ごろまでは別として)、今この録音物に表れているのは、そういう意味では本当の、素の、ライヴな彼らの姿である。しかし、それが魅力的なのかどうか、このクリアヴィニールをターンテーブルに乗せる回数が示してくれるのだろう。


k_hiko3 at 12:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │Teenage Fanclub 

2017年03月18日

Lamp / 雨に花

f790602c81a77d2c9368_460x460念じているにも関わらず、まだ一度もLiveを見れていないのが悔しいLampの2000年のバンド結成以降、デビュー前に作品をリリースしてくれる会社やレーベルを探す為に作っていたという、デモ音源集(彼らのHPからのオンライン購入限定)。

本人たちも語っている通り、それぞれが影響を受けた音楽に倣いながら作ったという感じのプリミティヴな作品で、それが売りと言えば売りだし、と言いつつも、最近の作品とも全く変わっていないことが分かる、Lamp印の作品。

例えば、彼らの音楽的冒険みたいなところは、僕なんかには全く分からない次元だと思うし、何でもいいから音源を出し続けてくれることを願っている。


trucklist:
1.サーフ・サイド
2.恋人たちの朝
3.君は僕の恋人
4.雨に花
5.桜色
6.今夜の二人
7.午前4時
8.雨足はやく
9.君の住む町まで

k_hiko3 at 12:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │japanese 90s〜 

2017年03月11日

小沢健二 / 流動体について

流動体について
乗り遅れ間際に気づいて、ミュージックステーション出演当日に届いたこのシングルは、あの日以来の家の中でヘビーローテーションになっている。

何よりジャケットが素敵だが、その取扱いを考えるとどうにもこのパッケージには賛同できないのも事実である。

"ある光"以降、声を消し去るに至るあの道程はなんだったのか、確認したいことはたくさんあるけれど、この路線にウキウキするのが自分だけじゃないのも確かである。
それは街中だったのだろう。


k_hiko3 at 12:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │japanese 90s〜