2020年09月18日

Cymbals / Love You

Love You
既に記憶もあやふやかもしれないが、下北沢界隈にあったギターポップシーンは、日本語で歌いだしたcymbals、ブリリアントグリーン、ルーシーヴァンペルト、くるり、スーパーカーといった圧倒的な才能の出現、先人であったゼペットストアやペンパルズのメジャーブレイクによってその存在感も薄れ、最後にはバンプオブチキンに焼き尽くされてしまったのではないかと漠然と思っている。

英語詞でTFCやらをなぞったバンドに夢中になっていた自分も含めて、あの時代に価値観が大きく変わった。棚からそこら辺のCDを排除し、そもそもギターポップという言葉も嫌いになっていった。

土岐麻子、沖井礼二、矢野博康によるトリオ、シンバルズ2003年の4枚目、ラストアルバムでは、12曲中メンバーがそろってたのは5曲と言ったところに終わりが暗示されているのかもしれないが、それでも抜群のポップセンスを見せつけながら、ほとんど英語詞で歌うことに違和感と失望を感じる。

現在の土岐麻子にはもう必要のない肩書でもあるのかもしれないなあというところに同じく圧倒的な土岐麻子の存在を知る。


k_hiko3 at 12:30|PermalinkComments(0)│ │japanese 00s 

2020年09月14日

Kaede / 深夜。あなたは今日を振り返り、また新しい朝だね。

深夜。あなたは今日を振り返り、また新しい朝だね。
Lamp染谷氏+ウワノソラ角田氏による7曲入り新作「秋の惑星、ハートはナイトブルー」でにぎわうnegicco、kaede、2019年のファーストミニアルバム。

そもそもLamp染谷氏+ウワノソラ角田氏というコラボはこの作品中の"あなたは遠く"(プロデュースは染谷氏でボーカルディレクションに角田氏)きっかけによるものであった。

この曲もLamp感たっぷりの名曲だったが、他にも櫛引彩香、advantage Lucy、曽我部恵一、台風クラブ、山崎ゆかり(空気公団)、佐藤優介(カメラ万年筆)という布陣を揃え、内容的にはオムニバスのようでありながら、内容的にも90年代以降のインディーズ、ギターポップの流れを組んだ作品だった。

もちろん、negiccoには名だたるビッグネームが作家陣に加わっているし、キリンジやスカート、トライセラトップスを加えた彼女のファーストフルアルバムもさらに確信に満ちた力強い音作りになっている。

彼女のくせのない、素直な声。今みんなが曲を書きたくなる女性ボーカリストの筆頭といったことになるのか。




k_hiko3 at 12:30|PermalinkComments(10)│ │japanese 10s 

2020年09月11日

Aaliyah / Aaliyah

Aaliyah
アリーヤ、2001年のサードアルバムであり、22歳の遺作。あまりに美しい。

ミッシーエリオット"I Care 4 U"、やピアノが印象的な"I Refuse"に最初は耳が行っていたが、Timbalandを含めた、トラックメイクもさすがの出来で、クールなR&Bという印象からどんどんその多彩さにも魅了されていく。

成功が約束されていながら夭折ということで、作品以外の感情も多々入っていってしまうのを拭うことは出来ないのが残念だし、今現在サブスクの解禁がされていないという話題もあるが、ただただこれ以降の彼女の作品を聴いたり見たりできないのは、残念以外にないな。


k_hiko3 at 19:30|PermalinkComments(0)│ │soul,jazz 

2020年09月09日

Minuano / 蝶になる夢を見た

蝶になる夢を見た
Lampのサポートメンバー尾方伯郎による、ソロユニットの3枚目アルバム。

ボーカルはLampの榊原香保里ということもあるし、音楽的にはLampと影響を受け与え合ってやっているのだろう、Lamp別動隊という感じもする。

いきなり、榊原氏の声がかなりカヒミカリイに寄ってる感じもあるので、これは好みの分かれるところだろう(個人的には好きなボーカリストの一人だが、もしかしたら全編これっていうのは、聴き手を選ぶかもしれない)。

ブラジリアングルーヴも特徴的だが、この声やメロディの心地良さ。そして曲構成で見せる見事なアンバランス感。このすそ野の広がり方は何だ。


k_hiko3 at 12:30|PermalinkComments(0)│ │japanese 10s 

2020年09月08日

Peter Gabriel / So

So-25th Anniversary Edition (Remastered)
この人も当時間に合わなかった人の一人だが、80年代を読むとすべからく載っている重要人物といえばこの人だが、そもそも元ジャネシスなんて言う肩書からして結構わかりづらかった。

ピーター・ガブリエル、1986年の5枚目のアルバムとなるこの作品はユッスーンドゥールやケイトブッシュ。そしてナイルロジャースの参加で目を引きつつ、ダニエルラノワを擁して、ポップフィールドにおいて分かりやすく、ワールドミュージックの萌芽を見せた。

思い出せばティアーズフォーフィアーズ、フィルコリンズ、スティーヴウィンウッド、ドンヘンリー、ポールサイモン。それぞれのビッグネームも見事な作品を出していた。まさしく80年代の王道である。





k_hiko3 at 12:30|PermalinkComments(0)│ │pop rock 80s 

2020年09月07日

アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーがF1イタリアGP優勝

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ここ最近はほとんど寝ながら見ているか、見ながら寝ているかのどちらかというのが本当だが、せっかくDAZNに入ったので見逃したくはない。

時差のせいからF1よりもF2の方が見やすいというのが悔しいんだが、ワンメイクレースであるF2の方がドライバーのレベルが分かりやすいし、何より毎戦優勝者が違うということもあり、面白い。

そう考えるとルイスハミルトン一色であるF1を見るなんて言うことは、千代の富士の優勝や白鳳の優勝がほぼ間違いない時代の相撲を見ているようなものだ。

いや、だからこそ隅々にF1の魅力を見つけ、深みにはまるようなことになる。それはレースの醍醐味をほとんど損なわないかもしれないが、そもそも最大の話題であり価値でもある勝敗に重きを置かないようになってしまうということで罪は計り知れない。

そんなことを思っていたら、まるっきりノーマークだったフランス人ドライバー、ピエールガスリーがハミルトンのペナルティにより、勝ちを拾った

いわゆる、複数回優勝していないドライバーの意外なドライバーの優勝を思い出すとするなら、それは2012年のスペインGPのポールマルドナドまで遡らなければければならない。それ以降200戦近くレースを行いながら、優勝者は12人である。単純に15戦に勝者が一人の割合である。というよりその間にハミルトンは72勝しているのである。

これがF1の致命的な欠陥であるということはないんだろうかと、今回のレースで改めて感じる。


k_hiko3 at 19:00|PermalinkComments(0)│ │etc 

2020年09月01日

Darryl Hall & John Oates / Bigger Than Both Of Us

ロックン・ソウル(紙ジャケット仕様)
1976年、ホールアンドオーツ5枚目のアルバム。

80年代の振り切れたポップ感は別物と感じるなら、70年代グルーヴ感のあるフォーキーソウル感覚のロックアルバムという立ち位置。そういう意味ではこの作品こそ代表作と言っていいかもしれない。

カーティスメイフィールドを思わせる1曲目、ソウルフィーリング溢れるベストトラック"Crazy Eyes"はオーツ作。大好きな"Rich Girl”も含む。


k_hiko3 at 12:30|PermalinkComments(0)│ │pop rock 70s 

2020年08月31日

杏里 / Summer Farewells

SUMMER FAREWELLS(紙ジャケット仕様)
1987年、杏里11枚目のオリジナルアルバム。

80年代バブルとともに絶頂期を迎える杏里。時代の音もさることながら、今と隔世の感があるのは、その歌詞だろう。確かに女性と男性が明らかな思考回路の差として存在した。

なんとなく、そんな時代であったが、果たしてそれも悪い時代だったのか幸福な時代だったのかどうか。

シティポップは一部の盛り上がりであるのだろうが、その精神性であり、このジャケットのような空気感もまた今時代が欲しているんだろうか。




k_hiko3 at 12:30|PermalinkComments(0)│ │japanese 〜80s 

2020年08月29日

「女と男の観覧車」

女と男の観覧車 (字幕版)
ウディアレン2018年作。

1950年代のコニーアイランドを舞台に、映像は美しく、人の持つ本性をある意味では醜く描いている。そうウディアレンは中年の男性を良い風に描く一方で、女性をここまで手厳しく出来るのは流石。

全編に渡るケイト・ウィンスレットの激情に圧倒される。

そして、いつものように、物語はどこかに続いていくが、誰も知ることはない。



k_hiko3 at 12:30|PermalinkComments(0)│ │movie 

2020年08月28日

「教授のおかしな妄想殺人」

教授のおかしな妄想殺人(字幕版)
先週から2014年「マジック・イン・ムーンライト」、2016年「カフェ・ソサエティ」、2015年「教授のおかしな妄想殺人」という、ウディアレン作を立て続けに見たのだけれど、恐ろしいのはこの「教授のおかしな妄想殺人」を見たのは2回目だったということだ。

印象的なボルボ240でその記憶は確かなものとなったのだが、こんな感じなんだから映画も3回くらい見ないと、どんな作品なのか理解するのは難しいということだろう。ヤバい。

基本的に女と寝るのには困らない中年男性と、都合の良いノスタルジー、そして美しく魅力的な女性というのが共通しているわけだが、だからこそ中年男性はウディアレンを見逃すことは出来ない。

岩井俊二も似たようなものかもしれないし、映画界が実にこんな中年男性に支配されているということなのかもしれない。だからこそ、中年は今日も映画館に通うのだろうか。


k_hiko3 at 12:30|PermalinkComments(0)│ │movie 

2020年08月27日

寺尾紗穂 / 光のたましい


圧倒的な存在感、寺尾紗穂の新曲。
今年3月だったかに仙台に来ていたのに、スルーしてしまったことを激しく後悔した。


k_hiko3 at 12:30|PermalinkComments(0)│ │song of the day 

2020年08月26日

優河 / 魔法

魔法
OLD DAYS TAILORにも参加していたSSW優河、2018年のセカンドアルバム。

森は生きている人脈のバックアップを受けているということもあるが、1曲目はまんま岡田拓郎(森は生きている)の世界。

おおはた雄一との出会いによって、自分の引き出しが開いていったというようなことも言っていたが、アコースティックなルーツミュージック漂わせながらも、ポストロック的な音作り。これが今の最新の形なのかもしれない。

コードに沿ったメロディ、そしてその反芻から音響的に広がりを持たせるような曲つくりは、まだまだ習作的とも思えるのでソングライターとしてはまだまだその才能に可能性を見出せると思う。


k_hiko3 at 12:30|PermalinkComments(0)│ │japanese 10s 

2020年08月25日

Daryl Hall & John Oates / Along The Red Ledge

Along the Red Ledge by Daryl Hall & John Oates (2010-05-11)
デヴィッドフォスタープロデュース1978年作。

ジェイグレイドンも参加なので、エアプレイで。他にロバートフリップ、ジョージハリソン、トッドラングレン、スティーヴルカサー。そしてバックバンドはエルトンジョンバンドの面々。

オーツが10曲中3曲の作曲ということ、またゲスト参加はギタリスト多めということで、ロック方面に振り切った作品という印象も強い(特にアナログB面)。

しかしながら、個人的なツボはやはり、ダリルホールのフィラデルフィアソウルなセカンドシングルの4や"Be My Baby"なイントロからあまり展開のない3。そしてデヴィッドフォスターのピアノがAORで次作の"Wait For Me”につながるような最終曲"August Day"だろうか。

シングル曲というようなキャッチーさはないが、”It's A Lough"もサウンドはいい。




k_hiko3 at 12:30|PermalinkComments(2)│ │pop rock 70s 

2020年08月18日

Daryl Hall And John Oates / Rock 'N Soul, Part 1

Rock 'N Soul, Part 1
とある場所で見た最近のライヴ映像以降、個人的な最近の80年代の流れもあって、とても気になっている二人なのだけれど、考えてみれば、自分が音楽を聴きだした頃は、既に彼らの人気は落ち気味だったのだから、リアルタイムではヒット曲を耳にしてもいないのだった。

"Everything Your Heart Desires"はもちろん耳にしてはいたが、あの頃桑田佳祐と共演する人たちであったのかもしれない。

今、デヴィッドフォスター絡みで彼らを聴いてみようなんて思っていた時に、CD棚ではなく、レコ棚にある100円で買ったこの初期ベスト盤を聴く。

80年代ながら外連味味のないこのサウンドこそ彼らのセンスを物語っていよう。今こそ新鮮なヒット曲を浴びるように聴き、一緒に歌った。



k_hiko3 at 12:30|PermalinkComments(2)│ │pop rock 80s 

2020年08月17日

スカート / トワイライト

トワイライト(初回限定盤)(特典なし)
自宅に戻って小屋裏気味の2階にレコードスペースを設けているのだけど、このお盆はさすがに暑くてずっとレコードを聴く気になれなかった。

スカートの昨年作がちょっと前に新しい7インチシングルと共に手元に届いてはいたが、昨日も涼しい1階にて、やはりアマゾンミュージックで聴く。

それにしてもこの人は稀代のメロディメーカーなので、誰かがもう言ってるのかもしれないが、日本のマシュー・スウィートである。メジャー盤以降好きなのだが、最初に聴いたインディー盤にどうして馴染めなかったのか、今となっては良くわからない。


k_hiko3 at 12:30|PermalinkComments(0)│ │japanese 10s 

2020年08月12日

「ニュー・シネマ・パラダイス」

ニュー・シネマ・パラダイス [DVD]
まさか、劇場で見れるとは思わなかった。エンニオ・モリコーネ追悼のリバイバル上映。一番最初に見たのはいつだったんだろう。劇場だったんだろうとは思うんだけど、子どもだった時分にかなり拍子抜けした記憶がある。

それが年々染み入り、思い出して語っていても涙が出てしまう位、変化した自分に戸惑いさえあるんだから、人生は分からないものだ。

根本的に、あの老いたアルフレードがあの後、30年も生きていたとかいう設定にそもそもの疑問はあるんだけれど、二人の友情・人生を通して、時代の熱狂、人々の躍動、猥雑さと美しさを、眼差し温かく描いた、映画賛歌。


k_hiko3 at 12:30|PermalinkComments(4)│ │movie 

2020年08月08日

南野陽子 / Global

グローバル
80年代とは何だったのか、狂乱と喧騒、欲望の渦巻く、セクハラ・パワハラ蔓延の時代だったのか。

目を凝らしてクレジットを読み込むと、ニューヨーク、バハマ録音を含む。ゲストにはトゥーツシールマンの名前も見える。そういう時代、1988年の5枚目のアルバム。

録音場所からしてそうだが、南国リゾートの雰囲気を醸しだしている。ブックレットも楽しい。

既にこのころナンノへの興味は薄れていたんだろう、シングル"あなたを愛したい"の印象も薄い(多分、ウィノナ・ライダーに入れ込みはじめた時期だろう)。

プロデュースはもちろん萩田光雄で、バックには松下誠、松原正樹、今剛、齋藤ノブの名前が見える。


k_hiko3 at 12:30|PermalinkComments(0)│ │japanese 〜80s 

2020年08月07日

Earl Klugh / Finger Painting

Finger Paintings by Earl Klugh (2009-03-25)
アールクルー、1977年ブルーノートからのサードアルバム。プロデュースはGRPレーベル総帥のデイヴ・グルーシン。

フェンダーローズを基調とした穏やかなサウンドにアールクルーのアコースティックギターが絡むそのサウンドは抜群に心地が良い。

イージーリスニングに寄りすぎると好みからは離れていくが、聴きどころ多数な名盤。

こんな熱帯夜が続く夜には、ここから久しぶりにキングスオブコンビニエンスをつなげたいな。




k_hiko3 at 13:30|PermalinkComments(0)│ │pop rock 70s 

2020年08月06日

藤田朋子 / The Woman In Me

THE WOMAN IN ME
もう代表作というと、渡る世間は鬼ばかりが浮かんでくるようになってしまった、藤田朋子1989年のファーストアルバム。

もしくは大のポールファン。

元々英語が好きということもあったのか、彼女の作品は英語詞が多いようだ。発音若干気になったが、さすが得意ということもあって、途中からネイティヴのアメリカンポップスを聴いているような錯覚になった。

プロデュースが元NOVOの横倉裕。セルメンに憧れてブラジルに行った人だけれど(デイブ・グルーシンのレーベルGRPにも所属した)、ここはブラジル臭は若干の三。王道の80年代のガールポップという感じで、気合入れて歌いまくっている。

例えば、ティファニーとかデビー・ギブソンとか、グロリアエステファンとかあの時代。事務所にもかなり押されていたようだし、好きなことやれたんだろう。ジャパニーズAORというカテゴリにも入れてみたい水準の高さも。



k_hiko3 at 12:30|PermalinkComments(0)│ │japanese 〜80s 

2020年07月16日

山崎あおい / アオイロ

アオイロ
2014年、山崎あおいのファーストアルバム。

あいみょんがめちゃくちゃ売れているのは、多部未華子の新しいドラマの主題歌だってことでも証明されているんだろうが、今のところあんまり興味を持てない。

決定的な差があるのかもしれないが、例えば"マリーゴールド"と"夏海"はほとんど同じ曲だろう。

この前も"ほろよいのせい"がブックオフの店内から流れてきたが、やっぱり好きだし、こんな曲って、あいみょんにはあるのかな。聴いてみようかな。


k_hiko3 at 12:30|PermalinkComments(0)│ │japanese 10s