2006年03月26日

The Rolling Stones / Let It Bleed その2

裏そんなこんなでこのアルバムをプレイヤーから出せなくなってしまったんだけれど、90年代にプライマル・スクリームやシャーラタンズの僕も大好きなレコードが向かったのはこのアルバムで、さらに言うと結局「Rattle And Ham」が目指した地平っていうのも同様だと思う。

でも、決定的に違うのはこのアルバムを目指すと、その威厳に対抗すべくボリュームと音の厚みで箔をつけるしかないってところで、本家の軽やかさとカジュアルさとこのルーズな空気を再現することの難しさが逆に分かってしまうってことだったりする。

90年代から抱えているのは結局その問題で46分でココまでのアルバムを作れないってことで、この時間だと内容があまりに薄すぎるし、その内容分を見込むと量が多すぎるっていう両極端に陥りやすいってことで、やっぱり僕が聴けるのはこの時間帯で完結する世界ってこと。

だってくるりの「図鑑」がLPにすると2枚組みで片面2〜3曲収録ってどういうことよ?っていう疑問は他のバンドに対してだってずっと持ち続けてて、そんな簡潔さをのみ追求して欲しいっていうのが一番の望みで、ポップミュージック好きな人なら多分、同様に思うと思うんだけど。

くわえタバコ的佇まいと意味なくルックス的にToo Heavyなところと後付された権威ばかりが強調されて困るのは、本人達だけじゃなく僕達も同様で、ジャケに写ったおいしそうなケーキは女子だって(こそ?)ほおっておかないんだよってことを、中身と共に裏ジャケのユーモアを含めて再確認して、安直なマッチョイズムを喧伝しすぎる感のあるロックに対して、自分はワム!育ちだったんだっていうことを思い出してしまったところ。

 



k_hiko3 at 12:00│Comments(8)TrackBack(2)│ │pop rock 〜60s 

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この記事へのトラックバック

1. 「ロック」がよく分からない私が聴くストーンズ  [ リラクゼーションの殿堂 音楽部 ]   2006年03月26日 15:20
ストーンズ来日だそうです。 ストーンズってどう聴いたらいいのか分からなくて、どうもとっつき難く、 連れがCDで一部しか買い直していないことも手伝って (連れのレコードは盤質??
2. Let It Bleed/THE ROLLING STONES (ザ・ローリング・ストーンズ)  [ OOH LA LA - my favorite songs ]   2006年06月23日 23:56
Let It BleedTHE ROLLING STONES[ジャケットの写真をクリックするとリンク先のAmazonで試聴できます。] [試聴]iTunes Music Store  『Beggars Banquet(ベガーズ・バンケット)』(1968年)以降、名

この記事へのコメント

1. Posted by y-net   2006年03月26日 14:20
こんにちは。最近読ませてもらっています。
ほんとにCDの長さはいかがなものかと思います。おざなりな「日本版のみボーナストラック」なんて、車用にMDに落とすとき、わざわざ削除したりして。最近は本編とボーナスTの間を時間あけてあったりするけど、昔はアルバムの流れ、山谷がすぐ浮かんだのに、今はほとんどないような気がします。かくいう、ストーンズも、「ア・ビガー…」では何かの雑誌か誰かが、「もっと短く凝縮していれば…」と言われていたような気が。まだ聞いていないけど。聞きました?
2. Posted by mayu_october   2006年03月26日 15:25
ご無沙汰しております!mayuでございます。
コメント書こうと思ったら長くなりそうだったので、トラックバックさせて頂きましたー。
で、久しぶりに"Let It Bleed" 聴いちゃいました。
「ポップスは3分半!」という誰かの格言を思い出したりしました。
3. Posted by るーふぁす   2006年03月26日 15:40
おやおや奇遇ですね。僕も今日は「Let It Bleed」ばっかり聞いてます。

プライマルは南部録音のアレしか聞いた事ないんですが、あれは中々良かったです。ルーツロック的な視線があんまり無くて、真っ正面から、でも、きちんと戦略を立ててぶつかっていったような感じも、これに似てるような気がします。
ただあれもちょっと長いんですよね。
同じくらい素晴らしいものだと思ってるので、曲数も「Let It Bleed」を目指せば良かったのに。
4. Posted by k-hiko   2006年03月26日 17:29
>y-netさん。

はじめまして。弊ブログ、少しでも楽しんでいただければ嬉しいです。

ビースティー・ボーイズのところでも書いたんですけど、やっぱり昔のレコードの長さが理想的なような気がします。
長すぎて嫌われるってのは、もったいないことですが、既に分切れ無いんだと思います。
本家もそのようなジレンマを抱えてるってコトは、業界的になのか、時代的になのかは分からないですけれど、なんかイマイチですね。

本当に久しぶりに聞いた「レット・イット・ブリード」だったんですけど、おっしゃるようなアルバムの流れが体に染み付いていたようで、すぐに感覚がフィットしてしまったんですね。

これからもよろしくお願いします!
5. Posted by k-hiko   2006年03月26日 18:11
>mayuさん。

お久しぶりです。
ブログの方復活ですか!?
僕なんかより深いエントリ、参考になりますので、色々書いてもらえると嬉しいです♪

3分半ですか?もっと短くて良いものもありますし、このストーンズでは6分近いものでも、全然グっときますよね。
トータルで聞かせるのがアルバムの役割のひとつでもありますので、作るなら完璧に近いものを作っていただけると聴く側にとってこれほど最高なことは無いですよね。
6. Posted by k-hiko   2006年03月26日 18:15
>るーふぁすさん。

おや、奇遇ですね!
南部録音の前のアルバムにもストーンズが入っててそれもスゴクよいんですよね。
「ギブアウト」はそれオンリーの直球勝負になってるんで、余計重く感じてしまうのかもしれません。小気味よさが加わればさらに!って感じで。

「スクリーマデリカ」はストーンズとテクノ〜ハウスっぽい曲がミックスされていて、とっちらかった印象もありますけど、逆にバラエティに富んでいて、ストーンズっぽい楽曲もより目立つって感じですね。
効果的な配置なような気がします。

この前ラジオから"Rocks"が聞こえてきましたが、カッコ良かったですよ。
7. Posted by モスコ   2006年03月27日 21:11
思う、思う、絶対思います。ポップス、いやロックも2,3分台、映画は90分以内に納めてよ!って。

恐ろしいくらいの名盤ですよね、コレ。ケーキの上のかわいいストーンズにくらっと来ましたよ。女子の時に。

"Rocks"、かっこよく決めようとカラオケで入れたら、大コケしました。アレ、メロディがないから難しいんですよね。友だちに「なんじゃ、この曲」と言われました。力量不足でした。
8. Posted by k-hiko   2006年03月27日 22:19
>モスコさん。

映画は90分!いやー、それは初耳でしたよ♪
でも、最近は返すのとか大変だし、見る時間もそんなに取れないので、その意見に賛成したいですね。
あんまり時間取られるのってヤだもんなー。
「ロード・オブ・ザ・リング」は4部作目作って欲しいですけど。

Rocksは、あれ歌が激下手なボビー仕様なので、メロの音程は激しくないから決まらないし、逆に雰囲気が要りますからねー。
多分、本人もライブでは再現不可能そうな微妙な歌ですよね。
あの声量のなさでシャウトするのも難しそうだし。

やっぱカラオケで歌うならベタベタな大メロがないと決まんないですよねー。難しすぎるのもイマイチだし。
結構失敗してるのは多いので、何でも聴いてください。
最近は、英語のページ広げられて、ハイ!なんて言って歌本渡されたりして。
あれも、感じ悪いよねー(笑)

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