クジラのオバケって、聞いたこありますか? 知っている人でも、白くて何となく透き通っているからお化け?なんて思っている人がいるかもしれません。
このオバケ、オバクジラやオバイケ、さらしクジラなどとも呼ばれていて、子供の頃の私には謎の食品でした。
名前にクジラとついていますからクジラの一部を加工したものなのでしょうが、縮れたコンニャクのようで、とてもクジラの一部とは思えない色と食感に私はいったい何を食べているの?って感じでした。
おばクジラ
30歳を過ぎた頃、オバクジラと漢字で書かれているのを何処かで見かけた瞬間に疑問が解けました。 そこには”尾羽鯨”と書かれていたのでした。
クジラのでっかい尻尾って鳥の羽のような形をしていますから尾羽鯨、なるほどと思いました。 そしてさらしクジラという名称もなんとなく分かります、あの透明感は作る工程できっと水に晒しているのでしょう。
そこで新たな疑問が浮かびます。
なぜオバケやオバイケなのか?
”オバ” だけだとなんの事か判りづらいから語呂合わせにこのような呼び名に落ち着いたのだろうと推測していたのですが、ネットで検索してみるとオバケやオバイケには 『尾羽毛』 と漢字が充てられていて普通に解説されているではありませんか。
しかし、この解説を幾つか読んでみた結果、尾羽毛の”毛”の部分については納得のいく説明を発見することが出来ませんでしたから、やはり尾羽を冗談交じりや語呂合わせでオバケといったんじゃないかな? そして当て字をして尾羽毛になったのではないのか? と個人的には思っています。(そうじゃないよと断言できる方がいれば教えていただきたいです) 
私の撮影したクジラの尾羽の写真を見る限りでは毛のような部分は見当たりませんし、ほとんど車のタイヤのような質感でしたから。
クジラの尾羽
クジラ尻尾の断面
【新鮮なオバクジラの見分け方】
オバクジラ(さらしクジラ)は日持ちしますが、徐々に黄色味を帯びてきます。
魚屋で販売するときには冷凍保存したものを少量ずつ店に出すのですが、冷凍庫に長期間入れておくとやはり徐々に黄色っぽくなってきます。 これは傷んでいるのではなくて、おそらくクジラの脂分が変色しているだけなので変な匂いがしていなければ食べても問題はありません。
というわけなので、オバクジラを買うときには透明感のある真っ白なものを選びましょう。