長男君は小学6年になる頃には既に一人でお風呂に入っていたのだが、次男君は中学に入学して2か月が経過してしまった今でもお風呂に一人で入れない。
夜一人でトイレに行ったり家族が誰もいない家で一人で留守番は出来るのに、何故だかお風呂だけは怖くて外が明るいうちでも一人で入ることが出来ない。
風呂掃除を頼んでも、「掃除するから風呂場に一緒に来て」という始末。
中学入学後、次男君に「もう中学生なのだから、これからはお父さんは一緒にお風呂に入らないよ」と宣言したのだが、それなら風呂に入っている間は風呂の前で待っててくれと言う。
次男君が風呂に入るときには風呂場の前の廊下まで一緒に行って、彼が風呂に入ってしばらくしてから私はこっそりと居間に移動しようとするのだが、次男君はそれを察知してか何度も私に呼び掛けて私が廊下から移動しないように毎回必死で、時々風呂の戸を少し開けて廊下の様子をうかがっているのだから、とんだ臆病ぶりである。

まあ、彼が臆病になった原因の一部は私の責任でもある。
長男君の方は幼い頃から怖いもの知らずで、夜に真っ暗な部屋で平気で一人で遊んでいたり、外では知らない人に話しかけて一緒について行ったり、大きな犬を連れている人がいると両手を広げて自分よりも大きな犬に抱き付こうと走り寄ったり(この時には犬と飼い主の方がびびって逃げ腰だった)、とにかく何かを怖がるという事が全く無かった。
そこで、暗闇には何が潜んでいるか判らない事や、見知らぬ人について行くと怖いこともあるのだと親として教える必要があるかなと教育のためにレンタルビデオ店で『ゲゲゲの鬼太郎』を借りてきて何本か見せたりした。 その成果か、長男君は真っ暗の部屋を嫌がったりするようになったのだが、効果は長くは続かずにそのうちまた暗闇を恐れなくなってしまった。
ところが、もともと臆病だった次男君の方がお兄ちゃんと一緒に見たビデオの影響でますます臆病になってしまった、しかも何故かお風呂限定で臆病がMAXになる。(笑)

つい先日のこと、次男君が風呂に入るときにいつものように「お父さん一緒に来て」と言うのでいいかげん一人で風呂に入るようにと言うと「絶対無理」と風呂に入ろうとしない。
「それじゃあ、チコちゃん(飼い犬のチワワ)を脱衣所に連れて行けば? 怪しい気配がしたら吠えて教えてくれるから」と私が言うと、「もしチコちゃんが吠えたら怖すぎるから無理!」と言う。
「それなら一人で風呂に入って、何か出たら『わーっ!』って大声を出せ! そしたらすぐに助けに行くから」というと、「それ一番ダメなヤツ! 見えたら手遅れ!」だって。(笑)