その日、警視庁の変わり者…もとい特命係の杉下右京は妙に機嫌が良い様で、眼鏡の奥の目を微笑ませた。棚から取り出した二つのティーカップを手にして、どちらを使おうかと眺めている。
亀山薫は、そんな相棒であり上司である杉下を後ろから面白そうに見やっていた。