先が見えないコロナウイルス。
4月の演奏会をどうするかについて練習前に実行委員会を開いて話し合い。
演奏会延期はギリギリまで待って判断ということで、今日の強化練習が行なわれた。

午前中はSchubert。
「Kyrie」はレガートに美しく。
出だしの「♪Kyrie」は不用意に出るのではなく、美しくしようと気を遣って歌い出すこと。
聴く人がこのメロディーでうっとりとするように。

「Gloria」は8小節から9小節のffから急にpに変わるところの確認をした。
pに落とすというのは、単に音量を変えると言うことではなく音色を変えることが必要。
ふわっと柔らかくなってくる感じを出す。

「Credo」練習記号Fからは、その前に強いffの感じから一転してはじめの軽く若々しい感じに戻ること。
「Credo」の「Cre」の子音の発音を丁寧に。「m」はしっかり口を閉じて発音すること。

「Sanctus」前半の部分は、はじめはよいけれどだんだん荘厳な感じが薄れていくので気をつけるように。9小節まではffで荘厳な感じを出すように。

「Benedictus」「Agnus Dei」はソロの部分と合わせて練習した。
このSchubertのミサ曲は、演奏時間が短く、最後はppで終わる。
盛り上がって終わるのと違って伝わりにくい部分がある。
「私たちに平和を」という祈りの気持ちをもって歌うことで会場を祈りの気持ちで満たせるように終わりたい。

午後はREGER。
歌い慣れることが大切ということで、1曲ずつ通して歌って確認してから何度か繰り返して歌った。他のパートの音を注意深く聴き、合わせて歌う。
「皆さんは楽譜を見過ぎ。楽譜からできるだけ目を離して視覚ではなく耳の神経を働かせて。」ということ。
また「REGERの曲を聴いたことがある人はあまりいないはずなので、ともすると飽きてしまう。8曲終わりまで聴き映えがするようにメリハリをつけてテンポを変えていく。」という話があった。
切れ目の和音に入る前にrit.をかけることが多いので、指揮を見て、他のパートの音を聴いて合わせていくことが必要。

最後は「五つの童画」を全曲歌って強化練習が終わった。

なかなか終わらないコロナウイルスとの神経戦のような毎日。
合宿の頃にはこんなことになるとは思ってもいなかった。
このトンネル、いつになったらぬけるのだろうね。
それでも、「今日の練習でここの所がちょっとうまく歌えるようになったな。」というささやかな喜びがあることがとても嬉しい。


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公共施設を拠点に活動する合唱団にとっては練習会場の閉鎖はそのまま練習中止になりますが、
今のところK-mio Chorでは練習場所の確保ができているので、体調を崩さないよう、気をつけながら練習に励む。という形になりました。

状況が変わればまた変更になる可能性がございますのでこちらをご注意ください。

チケット、チラシもできあがりましたのでお問い合わせはお気軽に。


第7回 Kmio本番用フライヤー_裏7thura


第7回K-mio Chor 演奏会 2020年4月18日(土)
場所:第一生命ホール(晴海トリトンスクエア)

開場 13:30

開演 14:00

入場料 2,000円(全席自由)



Max Reger  8 Geistliche Gesnge, Op.138

三善晃 「五つの童画」
Schubert Messe No.2 in G D.167



合唱団 K-mio Chor
指揮者 神尾昇
ピアニスト 川原彩子

8jo室内管弦楽団


 


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