今回は、特撮クラシック
「愛の戦士レインボーマン」から、美人女幹部の猛攻撃をご紹介。
第４０話
「ダイヤモンド略奪作戦」からのキャプです。
レインボーマンが、死ね死ね団美人幹部ふたりの前に、
策略、戦闘の両方面で手酷い敗北を喫します。
「愛の戦士レインボーマン」から、美人女幹部の猛攻撃をご紹介。
第４０話
「ダイヤモンド略奪作戦」からのキャプです。
レインボーマンが、死ね死ね団美人幹部ふたりの前に、
策略、戦闘の両方面で手酷い敗北を喫します。
死ね死ね団の東京爆破作戦はすんでのところでレインボーマンに阻止されました。
総帥ミスターＫは、オルガ、ダイアナ、キャシー、ロリータの四幹部を呼び出します。
「申し訳ありません。私どもが至らないために・・・」
「お前たちを責めるために呼んだのではない」
「ダイアナ！」
「イエッサー！」
「キャシー！」
「イエッサー！」
「ロリータ！」
「イエッサー！」
ミスターＫは、宿敵レインボーマンの打倒を彼女たち３人に託します。
３人は、ミスターＫの命を受け、ミスターボーグの待つアフリカ基地へ飛びます。
アフリカでの目的は、レインボーマン打倒のための「新しい武器の体得」です。
アフリカ基地に到着した３人。
「どんな訓練を受けるのかしら…」
「レインボーマンを倒すための訓練…厳しいわ…」
これから待つであろう試練に緊張を隠せないキャシーとダイアナ。
「ふたりとも訓練が恐ろしいんじゃないの？」
キャシーたちはロリータに煽られます。
ロリータの挑発でなぜか一触即発ムードになる３人。
同じ組織に属しているとはいえ、プライドの高い女３人は決して一枚岩ではない、
というあたりが何ともリアルです。
３人の前に現れたドクターボーグは、その名の通り（？）サイボーグ研究の権威で、
３人を「人間サイボーグ」に変えるようミスターＫに指示されていました。
まず指名されたのはキャシーです。
手術台に拘束されるキャシー。
ダイアナとロリータがその傍で見守ります。
人間サイボーグ化手術の開始！
キャシーはマシンから放出される電撃のようなものを全身に浴びせられます。
「ああーーーン！あーーーッ！」
手術台の上で絶叫し、悶えるキャシー。
無言のまま、その様子を見つめるダイアナとロリータ。
次は彼女たちの番です。その心中やいかに。
一方、ひとり日本に残ったオルガは、もうひとつの作戦の指揮を執っていました。
その作戦は、日本にやってくるという時価８０億とされるダイヤモンドの強奪です。
もしこのダイヤが奪われ、死ね死ね団の軍資金に充てられてしまったら、
日本の人々は再び死ね死ね団の脅威に怯えて暮らす日々に逆戻りしてしまいます。
何としてもダイヤ略奪を阻止したいレインボーマンは必死の捜索を続けますが、
「しまった！裏をかかれたッ！」
どうやらオルガの方が一枚上手だったようです。
「トーーーウッ！」
それでも、ようやく死ね死ね団に追いついたレインボーマン。
「エイッ！」
ライダースーツのオルガと、ダイヤの満載されたアタッシュケースを奪い合いますが・・・
「トウッ！」
オルガのミドルキックを食らってあえなく後退・・・
まんまとオルガにアタッシュケースを奪われ逃走されてしまいます。
「待てェッ！」
ダイヤを取り返すためオルガを追うレインボーマン、でしたが、
そんなレインボーマンの前に、オルガとは違う人物の影が・・・？
ジャーーーン！
それは、人間サイボーグ手術を終えアフリカから帰国した、キャシーでした。
キャシーは、高台から一歩ずつ、レインボーマンとの距離を詰めていきます。
警戒するレインボーマン。
（・・・Ｋの奴、また新しい武器を？）
高台から降りたち、レインボーマンに対峙するキャシー。
荒地を舞台に、緊張感ある睨みあいです。
シャキーーーン！！
キャシーの手から刃が飛び出します。
キャシーは刃の突先をレインボーマンに向け・・・
「エイッ！」
レインボーマンめがけて矢継ぎ早に投げつけていきます。
次から次へと飛んでくる刃を、レインボーマンはかわすのがやっとです。
レインボーマンの動きを牽制したキャシーは、青空に向かってハイジャンプ！
そして、レインボーマンめがけて飛び蹴りを放ちます！
「うわあああッ！」
キャシーの飛び蹴り一撃で、レインボーマンは簡単に吹っ飛ばされてしまいます。
明らかに人間離れしたパワー！これがサイボーグ人間の力なのか！？
なおも続くキャシーの攻撃！
なんと、キャシーの白いブーツの先端の突起物から・・・
ガガガガガガ！！
銃弾連射！！まさか、足がマシンガンに改造されたというのか！？
ドドドドドド！
「うわああああッ！」
キャシーの銃撃にさらされたレインボーマンは必死にこれを避けるのですが・・・
「うぐッ！？・・・ああッ・・・」
とうとう避けきれず、手に一撃を食らってしまいます。
激痛に苦しむレインボーマンの一方で、颯爽と着地するキャシー。
キャシーはレインボーマンめがけて突進します。
レインボーマンは剣を出してこれを迎え撃ちます。
「とああああッ！」
レインボーマンが剣を振り下ろすと、なんとキャシー、これを右腕で受け止めた！？
カキーーーン！！
なんと、生身の腕に剣を振り下ろされたはずなのに、キャシーの腕は無事！
剣に打たれた箇所からは、わずかに金属が露出しています。
そう、もはやキャシーの体は人間のそれではないのです！
レインボーマンの剣にもノーダメのキャシー、平然たる表情です。
ニヤリ、と不敵に笑うキャシー。
キャシーはひるむレインボーマンを前に、刃を取り出して仕掛けます。
レインボーマンも何とか反応して応戦！
「やああああッ！」
剣を突き出し、キャシーに向けて一刺し！
ザクッ！
確かに剣の切っ先がキャシーのボディを捉えた！
しかし・・・
「うわあッ！」
なぜか剣で攻撃したはずのレインボーマンの方が弾き返されてしまいます。
「何ィッ！？」
うろたえるレインボーマン、やはり不敵に笑うキャシー。
改造されたキャシーの体には、レインボーマンの剣すら通用しないのです！
戸惑いを隠せないレインボーマンに対し今度はキャシーのターン！
「アイビーーーム！！」
キャシーの目が輝き、そこから赤色の殺人光線が！
これこそがキャシーの、対レインボーマン必殺武器「アイビーム」です！
「ぎゃあああああッ！」
レインボーマンは、この殺人光線をまともに食らってしまいます。
「ああッ・・・ああッ・・・」
アイビームの直撃によってたまらずダウンしてしまうレインボーマン。
キャシーは倒れこむレインボーマンにじりじりと迫ります。
パチン！パチン！パチン！
不気味に指を鳴らしながらレインボーマンに近づくキャシー。
キャシーから恐ろしい殺人光線を浴びせられたレインボーマン。
「ううッ・・・ああッ・・・」
その表情は恐怖に怯えているかのようです。
パチン！パチン！パチン！・・・
もはや眼前にまで迫ったキャシー。
逃げなければ危ない！しかし、レインボーマンの体は動きません。
「アイビーーーム！！」
再び照射される殺人光線！！
「ぎゃああああああッ！」
ああッ！またしても直撃を受けてしまった・・・
パチン！パチン！パチン！
無機的な表情のまま、なおも指を不気味に鳴らし続けるキャシー。
「ああッ・・・ああッ・・・」
立て続けに殺人光線を浴びてしまったレインボーマンの意識は朦朧としています。
立て！立ってくれレインボーマン！
一方その頃、死ね死ね団のアジトでは、
例の総額８０億のダイヤが、総帥ミスターＫの手に渡っていました。
「３０カラットのブルーホワイト・・・
これほど純粋な美と力は他にないだろう！」
惚れ惚れとダイヤの美を味わうミスターＫと、その傍に誇らしげに侍るオルガ。
「新しい作戦のスタートは上々だ！ハハハハハハハ！」
最悪の事態です！急げ！レインボーマン！
「・・・・・」
しかし、頼みのレインボーマンはキャシーの猛攻の前に力尽き、
もはやとどめを待つばかりとなっていました・・・
勝ち誇った表情で、言葉なく気絶するレインボーマンを見下すキャシー。
ついに宿敵レインボーマンの息の根を止める時がやってきたのです。
レインボーマン、オルガに裏をかかれ、サイボーグ化したキャシーにＫＯの完全敗北。
他の作品の「いわゆる女幹部」のような格好に比べたらいかにも普通の装いをした、
いかにも普通の美人（？）が、ヒーローを痛めつけ、しまいには殺しかける・・・
敵女的視点から見ると、レインボーマンはまさに唯一無二の魅力を放つ傑作です。
コメント
コメント一覧 (6)
レインボーマンの場合、敵女が一般ドラマにも出ていた美形女優であることもさることながら、痛みや苦しみを演じるヒーローのやられっぷりが魅力を増幅してくれています
なるほど！
「ミスターＫ」のお名前はここから来ているんですね？
> 痛みや苦しみを演じるヒーローのやられっぷりが魅力を増幅してくれています
確かにやられっぷりが良いですね（笑）
私も子供の頃にテレビでレインボーマンを見ていまして、中でも最も印象的でしたのがキャシーがサイボーグとなってレインボーマンに襲い掛かった時で、その時のキャシーに子供心にも大人の女の人の色気を感じてしまい、当時の私はまだ７歳で性にも目覚めていなかった筈でしたのに物凄い興奮が沸き起こるのを感じさせられてしまい、主人公のレインボーマンよりもキャシーの方に強い関心を持ってしまいました。
あの手の番組で正義の味方が闘う悪者はグロテスクな怪人か怪獣が相場でしたが、キャシーは人間ではなくなりサイボーグになった設定ではありましても見た目は美しい人間の女の人で、そこのところが味噌だったのでしょうね。
キャシーがサイボーグにされる時に手術台の上で苦しそうに悲鳴を上げたり、レインボーマンから太陽フラッシュを浴びせられ体から火花を吹いて苦しそうに悲鳴を上げたシーンを見まして、やっぱり女の人なんだなぁ～と感じさせられたりもしまして、まだ子供だった私には衝撃的だった様です。
M様
コメントありがとうございます😊
> コ二シキ様、はじめまして。
ご丁寧にありがとうございます。
> 当時の私はまだ７歳で性にも目覚めていなかった筈でしたのに物凄い興奮が沸き起こるのを感じさせられてしまい、主人公のレインボーマンよりもキャシーの方に強い関心を持ってしまいました。
大先輩からのコメント恐縮でございます😅
思えばおれがゼロガールズでこの癖（へき）に目覚めたのも、
当時のMさんと同じくらいの年齢の時でした。
> あの手の番組で正義の味方が闘う悪者はグロテスクな怪人か怪獣が相場でしたが、キャシーは人間ではなくなりサイボーグになった設定ではありましても見た目は美しい人間の女の人で、そこのところが味噌だったのでしょうね。
記事にも書きましたが、おっしゃる通り
その辺りが「レインボーマン」という作品の尊いところだと思います。
> キャシーがサイボーグにされる時に手術台の上で苦しそうに悲鳴を上げたり、レインボーマンから太陽フラッシュを浴びせられ体から火花を吹いて苦しそうに悲鳴を上げたシーンを見まして、やっぱり女の人なんだなぁ～と感じさせられたりもしまして、まだ子供だった私には衝撃的だった様です。
その辺は残念ながらおれのツボではないのですが（苦笑）
貴重なコメント、大変ありがたく存じますm(_ _)m
よろしければぜひまたコメントを下さい。
いろいろ教えていただければ幸いでございます😉
今後とも、よろしくご贔屓に！
キャシーがサイボーグとなって最初に出た時の衣装のタートルネックのミニスカワンピはキャシーを演じていました高樹容子さんの私服だったとレインボーマンについて語られたあるサイトに書き込まれていました。
番組制作の予算の絡みか？キャシーがサイボーグとなってから登場する衣装の調達が間に合わなくてそうなったのでは？との事でしたが、やはり以前のキャシーとは違う演出をと考えればサイボーグとなってからも以前から着ていた死ね死ね団の制服では見る側にインパクトを感じさせられないとの考えからでしょう。
キャシーがレインボーマンにやられて回収ロケットでボーグ博士の工場へ運び込まれ修理されて復活してからは銀色のブレザージャケットに黒いショートパンツに黒いタイツで、履いていた白いロングブーツは最初から履いていたのと同じでしたが、そちらの方は少々コスプレっぽい感じでしたね。
やはりサイボーグとなって最初にレインボーマンに襲い掛かった時のキャシーの衣装の方が強く印象に残り、彼女が履いていた白いロングブーツの爪先から銃身が突き出てレインボーマンに銃弾を浴びせたシーンがとても刺激的で、それを見て以来ロングブーツを履いた女の人を見てドキドキさせられる様になってしまいました。
しかし、あの手の番組では悪は滅び正義は勝つのがお約束でキャシーがレインボーマンに修復不可能なのが明らかだと思えるくらいにやられてしまった時には来週からキャシーが出て来なくなるのがとても残念に思ってしまいました。
> コ二シキ様、確かにおしゃります通り普通の美人な女の人が正義の味方に襲い掛かる所がレインボーマンと言う作品の尊いところだったと私も思います。
😉
> キャシーがレインボーマンにやられて回収ロケットでボーグ博士の工場へ運び込まれ修理されて復活してからは銀色のブレザージャケットに黒いショートパンツに黒いタイツで、履いていた白いロングブーツは最初から履いていたのと同じでしたが、そちらの方は少々コスプレっぽい感じでしたね。
このシーンも画像が調達できたら記事にしたいと思います😁
> やはりサイボーグとなって最初にレインボーマンに襲い掛かった時のキャシーの衣装の方が強く印象に残り、彼女が履いていた白いロングブーツの爪先から銃身が突き出てレインボーマンに銃弾を浴びせたシーンがとても刺激的で、それを見て以来ロングブーツを履いた女の人を見てドキドキさせられる様になってしまいました。
なるほど。かなり進取的なお子様だったのですね（笑）
> しかし、あの手の番組では悪は滅び正義は勝つのがお約束でキャシーがレインボーマンに修復不可能なのが明らかだと思えるくらいにやられてしまった時には来週からキャシーが出て来なくなるのがとても残念に思ってしまいました。
それが初恋だったりして？
先輩のお話はやはり興味深いですね。
おれは撮影の舞台裏とか演者の話とかには特に思い入れはないのですが、
Mさんのお話のように、当時のご自身の感情、とか
「いかにして沼に落ちたか？」
という類のお話には興味があります😊