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・・・あれ、ディーナスってこんなオッサンだったっけ?
と、誰もが(?)一度は違和を覚えたオープニング映像の一コマでした。

というわけで今回はお待ちかね
「救急戦隊ゴーゴーファイブ」から
実力派女幹部、邪霊姫ディーナスの活躍を取り上げます。

第24話
「ちびっ子救急戦士」からのキャプです。
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ドク、ドク、ドク・・・
不気味な胎動を続ける赤い物体・・・その中には童鬼ドロップが。
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それを見つめるは災魔四兄弟の長女ディーナス。
「ドロップよ・・・母上様はお前を災魔の世継ぎとさせるおつもりらしい・・・」
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「だが・・・そうはさせん!」
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「母上様降臨の前に、我が手で地球を聖地にしてみせる!」
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「大魔女の寵愛を受けるのは・・・この私だ!」
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自信満々のカメラ目線です。
この自信の裏に隠されたディーナス必勝の秘策とは果たして何か?
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闘志を燃やすディーナス、その一方で迎え撃つ救急戦隊は若干弛緩モード。
「あ~あ、たまにはみんなで旅行とか行きたいなぁ~!」
ダイモンのつぶやきに他の兄弟たちもみな一様に同意します。
「行きた~い!」「いいねいいね~!」
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「行きたいか?」
そこへやってきた巽博士。
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「海辺の・・・豪華リゾートホテル!」
巽博士が5人に示したのは、まさにおあつらえ向きのリゾートのパンフでした。
「うひょ~!ここに!?」「マジで?」「おとーさん!!」
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「家族そろって、ご招待だ!」
「やったーーーーーッ!」
巽博士からの願ってもないオファーに歓喜爆発の5人!
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到着したホテルはパンフレットの通りの豪華リゾートホテルでした。
中庭にあるプールを見て、マツリはじめ一行はまさにテンションMAXです。
「お、おい! 行こうぜ行こうぜ!」
おおはしゃぎでプール目指して駆け出す5人・・・しかしそこに巽博士が声をかけます。
「おい!ちょっと待った!」
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「え?」
足を止めた5人に対し巽博士は
「こっちだ」
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そこは・・・ホテルの大会議場?
「ん?・・・グランドクロス・・・対策か・・・えッ?」
「その通り!」
そう、このホテルで行われるのは科学者たちを交えたグランドクロス対策会議。
一行がここに来たのは「リゾート」ではなく「警備」のため、だったのです。
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「はああああ・・・」
脱力し、思わずへたり込むダイモン。どうも話がウマすぎると思った・・・
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いつものジャケットを羽織り、夢と消えたリゾートを嘆く4人。
「あ~あ、せっかく新しい水着買ったのになぁ・・・」
「見せる相手なんていないくせに」
「ほっといて!」
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・・・などというおなじみのやりとりを兄たちとしていたマツリは、
プールサイドに気になる人影を発見します。
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プールではしゃぐリゾート客たちを横目に、ひとりチェアに座るサングラスの女。
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その手にはトロピカルドリンクが握られています。
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サングラスの奥に光る瞳は、なにやら鋭い・・・
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マツリの視線に気づいたのでしょうか。
サングラスの女は、おもむろにサングラスに手をかけ・・・
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サッ!
・・・まさか、この女は・・・?
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バーーーン!
マツリたちの方を見て浮かべるその顔はまさに人食い蛇の微笑!
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「ディーナス!?」
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「何ッ?」
その名を聞いて兄たちの間にもにわかに緊張が走ります。
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ディーナスと思しき女、ゆっくりとチェアから立ち上がり動き出します。
しかし、その視線は依然として一行を捉えたままです。
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そしてこの妖しい笑み。まるでゴーゴーファイブを挑発するかのようです。
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ゆっくりと建物の陰へと消えていこうとするディーナスらしき女。
アゴをクイッと上にあげた生意気そうな表情がなんとも憎々しい。
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建物の陰に消えたディーナスの姿を慌てて追いかける4人。
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そんな4人を襲う戦闘員!
「災魔ッ!」
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「これは罠だ!」
「お父さんたちが危ない!」
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会議場には警備としてマトイが残っていました。
「お兄ちゃん!災魔が!」
「何ッ!?」
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「!!」
巽博士の発表中、突然会議場の照明が一斉に落ちてしまいました。
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そして出現する災魔の戦闘員!
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マトイは単身、災魔に挑みます。
「みなさん!早く逃げて!」
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「うわッ!」
孤軍奮闘するマトイでしたが、出現したサイマ獣の謎の超音波を浴びて・・・
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会議室にかけつけた4人は、ブカブカのジャケットに包まれた少年を見つけます。
「この子・・・ちっちゃい頃のマトイ兄ちゃんにそっくり!」
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「そっくりじゃねえ!オレは巽マトイだ!・・・おっさんたち、誰?」
なんと、サイマ獣の幼化光線を浴びて、マトイが・・・子どもに戻っちゃった!?
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「フハハハハハハハ!」
出た!邪霊姫ディーナス!
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やはりこれは最初から、ディーナスによって仕組まれていた巧妙な罠だったようです。
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「科学者どもはすべて我がサイマ獣の魔力で子どもにしてやった・・・」
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「そこにいるゴーレッドも一緒にな!」
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勝ち誇るディーナス。
マトイは、ただ肉体が子どもになっただけでなく、記憶も子どもの頃に逆戻り。
当然、今のマツリたちが自分の妹や弟であるということも、
自分がゴーレッドであるということもわかりません。
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混乱するゴーゴーファイブ一行にさらに追撃を仕掛けるディーナス。
「残りの奴らも子どもにしておしまい!」
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「うわああああッ!」
サイマ獣の幼化光線を浴びてしまったナガレ、ショウ、ダイモンは・・・
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あらあら、全員子ども時代に逆戻り・・・これ絶妙にみんな似てるんだよね(笑)
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間一髪、難を逃れたマツリですが、さすがに末っ子のマツリひとりだけでは・・・
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「アッハハハハハハ!」
まんまとゴーゴーファイブの男子メンバー全員を子どもにしてしまったディーナス。
作戦成功に意地悪な笑みが自然とこぼれてきます。
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「身も心も子どもに戻ってはさしものゴーゴーファイブも無力!」
なるほど、大魔女の寵愛を受けるに絶対の自信を持っていたディーナスの秘策とは
ゴーゴーファイブを無力化させることだったのか・・・
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カチャッ!
ディーナスは自慢のディーナスソードを握る手に力を込めます。
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ソードの切っ先をマツリ、そして子ども化した残り4人に向けるディーナス。
引き締まった鋭い表情を見せたかと思いきや・・・
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一転して勝利を確信した不敵な笑みを浮かべ
「死んでもらうわよ?」
ああ、こうなってはもはやゴーゴーファイブに勝ち目なしか・・・

ゴーゴーファイブ、手強い敵女幹部の策略にまんまと嵌り、無力化の完全敗北。
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この後、ひとり残されたマツリがディーナスに応戦します。
圧倒的優位のディーナスがマツリに仕掛けたのはなんとチェーンデスマッチ!
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マツリを圧倒し、チェーンで散々に引きずりまわすディーナス。
まさにザ・見下し顔です!
「お前を始末したあと、残りのゴーゴーファイブも必ず見つけ出し、
我が母グランディーヌさまへの捧げものとしてくれる!」
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「フン・・・」
そしてこの表情!この顔はスゴい!
敵女としての表情のバリエーションが本当に豊富です。まさにプロの仕事!
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戦場は海岸の岩場へ。
泥に濡れた岩の上にマツリを容赦なく引きずり回すディーナス。
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そして!この表情からの
「いつまで逃げられるかな?」
これはもう、ケチのつけようがありませんな。
ディーナスはおそらく、「最後の」「正統派」悪の女幹部だとおれは思います。

・・・まあ、出来ることならチェーンに縛りつけられたのがマツリではなく
男子メンバーだったらベストだったんですけどね・・・

ちなみに、「同士」と思われたら申し訳ないので一応言っておきますが、
おれはディーナス「様」にいじめられたいとか、痛めつけられたいとか、
そんなことは毛ほどにも思わない(笑)