大谷計介野生の世界 虎・ライオンからパンダ迄

野生動物観察から世界をのぞき見る 僕が出合った世界中の動物たちを紹介

2013年01月

インド虎の森からの報告

ナマステ!通信状態が悪い中、ようやくチャンスを見つけ、インドの森からのご挨拶です。

IMG_0013 ガネッシュバオリを行くジープ


インドに来て10日近くになりますが、思わぬトラブルの連続で、苦労していますが、それでも何とか虎を撮影し、ブログを更新しようと試みましたが、インドの片田舎の事もあり、ネットの環境は最悪で、メールも自由にできませんでした。
そこで、奥の手を使い、何とか1月中に約束した更新を行いたく、必死で書いています。
今日は取りあえず、撮影した一部を画像中心にお届けして、また、この後、撮影です。

IMG_9345 バメーラ

この虎は2年前まではニューメールと呼ばれた、若いオスで、8年前に幼い時期に過ごした、バンディブガウを王者だった父虎B2に追われ、外の森に居て、4年ぶりに帰ってきた若虎で、昨年、父親を倒し、バンディブ最強の虎として君臨しています。
詳しい事情は次号に書きますが、その王者となった姿が上の写真です。2009年に帰って来て父王B2寵愛のチョウベーラを寝取り3月に交尾したシーンを撮影しています。追記しますがこの写真から鼻に大きな怪我をしていて、B2との戦いの後遺症である事以外、この写真と同じアングルで撮った写真全てが、右目が赤く、最近また他のオスと戦い目に負傷した可能性もあります(2月11日追記)


IMG_8710 ダムダマ

この虎はニューメールとチョーベーラの間にファーストリッターとして生まれ、メスのカンカティに母虎を殺され、生存が危ぶまれたいましたが、2年ぶり、母虎が傷つきながら子育てしているのを撮って以来で、無事な姿を撮影できました。

IMG_8823 ダムダマメス

その小虎が今は成獣のメスとなり、キトーリの森にダムダマのメスとして、この様な姿を見せてくれました。感動の再会です。いつかこのメス虎も力をつけて、自分の母の仇のカンカティ(ラージバエラと牙欠けボーカのメスの子)を倒すかも知れません。

IMG_0143 バンベイ2代目

これも、久しぶりに出会ったバンベイフィーメルの2代目です。ミルチャヘニのバッチャとの間に、もう成長した子がいる筈です。

IMG_0164 樹上のヒョウ

バンベイを撮影している最中、頭上の高い木の上にヒョウがいて、迷わずヒョウにレンズを向けました。それほどヒョウの撮影はチャンスが少なく難しく、これもピンが甘いです、

IMG_0169 ヒョウ走る

いきなり、樹上から飛び降りた瞬間、フレーミングが出来ませんでしたが、ピンは来てます。興奮のルツボでした。

IMG_0172 ヒョウ走る

次の瞬間も何とか収まり、ハッピーでした。時間の無い中と、ネットが通じている間に急いでこれをアップして、また1週間後くらいに他の画像と一緒に、詳しいストーリーを添えてお送りいたします。お待たせいたして申し訳ありませんでした。こちらでは珍しい、野鳥類も沢山撮りましたので、それも、次回にお届けいたします。 ダンネバード!(ヒンズーのありがとうです)

書き終えて、昼飯時ですが、これから、午後の撮影に森に行きます。

都会の中の自然・バンコク鉄道公園は隠された野生の天国

世界ウソップ風ガイドブックですが書かれた文章も写真も本物ですので、よろしくお付き合いください・

IMG_3742 スキハシコウ2羽


こんにちは、スキハシコウのコウちゃんです。コウ見えても日本で人気のコウノトリの仲間です!よろしくね。(Open billed stork)
このブログにも何回か登場してるけど、タイのいろんな所に仲間がいて、オイラは一番の都会派なんですよ。棲んでる場所は、バンコク市内の鉄道公園で、目の前には地下鉄やBTSの駅もあり、隣接のチャトチャック公園では週末、ウィークエンドマーケットなんてのが開かれて、すごい人出なんですよ。

IMG_3495 水中のモニター

ここの池には、嫌われ者のオイラ・オオミズトカゲさまもいるからさ、会いに来てね。でも、デモ隊の奴みたいにオイラを食料にしないでよ。その代り、ここがどんな場所か下に写真を見せるからね。(monitor lizard)

鉄道公園風景

周りは大きなビルもあるけど、鉄道j公園(タイ語でスォン ロッファイ)に入れば、車は入らないし、上のラベルの様に、池が沢山あって、入り口の蓮池に主にオイラの仲間のモニター(オオミズトカゲ)やスキハシコウや周りの樹木には何種類かのリスだっているし、ショウビンを含めたカワセミやハチクイやゴシキチョウとか、結構珍しい野鳥が来るんだぜ。それに、人間も、ご苦労様に、体操しに来たり、タイの文化も進歩してるのが分かるよ。

可変色リス

なんたってここでの人気者はオレ様、リスだよ。殊にオイラはバリアブルって呼ばれる、リスの忍者だぜ。
自在に色を変える事が出来るんで、可変(Variable)って呼ばれてんのさ。

IMG_4308ハッカ

オレさまが有名なインドハッカだって知るマイナ? Mynaって書くんだよ。黒い着物着てるから日本人が勝手にハッカ(客家)ってつけたんだけど、この国の有名人で、最近首相になったインラック女史と今、亡命中のタクシン兄妹だって、客家人なんだぜ。ホントだよ。今やマイナではなくメジャーですよ!?

IMG_4161 オオハッカ

僕の名前はオオハッカ、ヘアースタイル決まってるでしょ?英語ではWhite Vented Myna だけど誰も判るマイナ?って感じかな。大客家の方が漢字いい?イイカンジなんてね!(vent は排泄口つまりお尻です)

日本から来たカワセミ

冗談は抜きで、アタシは、はるばる海を渡って日本からやって来たCommonn Kingfisher カワセミだよ。日本の冬は寒いと思う仲間だけが、こうして暖かいタイまでやって来るのさ。知らなかったでしょ?日本では夏に子供を産んで、手狭になるからこうして南方まで来て、また子供作りに3月ごろ日本に帰るのさ。
この鉄道公園はいいところですよ。

鉄道公園の動物達

ここの主な住人を紹介しときます。ラベルに書いてあるから、画面をクリックして大きくしてみてくださいね。殊に老眼の人は大きくしないと見えないでしょ?

IMG_4126 アカガシラサギ

私はアカガシラサギで、英語圏ではPond Helon って呼ばれていて、イギリスでは情報部員のジェームス・ポンドって呼ばれる忍者です。今は赤いけど、羽根を広げると真っ白で、シラサギなのに、なぜかEgret と呼ばれず、Helon と呼ばれるのは耐え難い屈辱で、これはRacism じゃありませんか?後悔させてやる!(人種差別?じゃあなく鳥種差別だよね)
知ってますか?こんな一句 『egret  アールをつければ Regret 』.なんて、芭蕉も一茶もびっくりですよね。分からない人は英語の辞書引いてね!見ないと(後悔)しますよ。

IMG_3704 草原のモニター

また、適当な事言ってるけど、オイラはこうして草むらを歩いてると、時にアカガシラサギに間違えられるんだよ。この写真撮った人も最初この姿見て、間違えたんだよね。(はい、その通りですと筆者照れる)

IMG_3611 モニター

草原歩くのは気が疲れるぜ、最近の赤シャツのデモで食糧不足のデモ隊にオイラの仲間がバンコクの別の公園で沢山喰われたんだから、最近の人間は危なくて仕方がねえぜ、やっぱり水の中が一番かな?

IMG_3159 スキハシコウ

スキハシコウが、モニターが適当なこと言ってるけど、気を付けないと、こちらが喰われちゃうんだから、水辺は要注意だよと言ってました。

IMG_3193 最近のトレンドウエディング

そんな蓮池での最近のトレンドは、若いカップルが結婚の記念写真を大自然の中で撮って一生の記念にするらしい、そういえば、前回のカオヤイでやってるときは、なにかメディアの取材と思ってたけど、ここを商売にしてるカメラマンの存在が分って、最近のタイの経済事情が好転した事を物語り、ドレスも白いが面白いなんて、これは筆者の独り言です。

IMG_2723 クロエリスターリング

そら~見ろ、って言ったら、クロエリムクドリ(Black collared Starling)が本当に空見てました。
何もないのに気付いて、そら~ね~ぜ!と言ってました。Starling だけに星を見ろって言ったのに。Starling はムクドリ殊にホシムクドリを意味してます。

鉄道公園の野鳥証拠写真

まだ他にも、いろんな鳥が来ていて、ハチクイや百舌鳥、オウチュウなどもいるし、コッパースミスなんかのゴシキチョウも来てるし、上のは写真が悪いけど、出来の悪い子ほど可愛いって、無理やり出しちゃったらしいですね。

IMG_6384 Black crested bulbul

エボシヒヨドリが My name is Black Crested Bulbul と挨拶をして、またおこしやすとお辞儀をしてくれました。
バンコク市内で、公園内で貸自転車借りて、一日遊んでも20バーツ(60円弱)とは鉄道公園は素晴らしい所でしょ?公園内にはレストランや飲み物売り場があり、ホントにいいところです。一度は訪ねてください。病み付きになりますよ!

2013年幕開けのブログ


IMG_7382 今年の干支と記念撮影


皆様明けましておめでとうございます。大晦日に、友人を案内して行ったサンパンのローズガーデンで今年の干支で、しかも、縁起物の白ヘビに出会い、思わず、こんなポーズをとりました。

IMG_7261 シロヘビ

白ヘビはニシキヘビのアルビノで、金色にも見えます。きっと皆さんにも良い運が向くと信じてます。

IMG_6736 恋するオス虎

次の画像はやはり、ライフワークの虎ですが、シーラッチャのタイガーズーには最近2回行きましたが、写真は殆んど撮りませんでした。これは半世紀近く、野生の虎を追いかけて来た男のプライドだと勘違いをしていたからです。しかし今回は初めて動物園の虎を撮りました。
シーラッチャ近郊のカオキョウにて、黄色のベンガル虎のオスが、何故か隣のケージをしきりと気にしていて、好奇心に火が付き、隣のケージに行きました。檻の中の虎は見たくなかったのに、なぜか予感がしたのです。

IMG_6786 ホワイト

隣に行くと、オスの好奇心はこの色白のメス、白雪姫の様でした。これもアルビノですが、今から50年以上前に今でも通い詰めている、インドの野生保護区だったバンディブガウで、一頭のホワイトタイガーが見つかり、大騒ぎの後、捕獲されてデリーの動物園に行きました。
やがて、その子が生まれると、必ずアルビノは遺伝して、ホワイトが生まれるので、インド政府は現在の中国がやっているパンダ外交ならぬ、虎外交が始められ、ロンドンへ渡され、その後アメリカ他から引っ張りダコで、やがてホワイトはどこのイリュージョンでも見られる人気者になり、今では世界中の動物園に居て、珍しいものではなくなりました。
パンダ外交との共通項は白黒をはっきりさせる二つの動物の色にあり、毛沢東はネルーの白虎外交をパンダで真似て、今は世界の人口や経済の発展で両国は競ってます。チベツトを挟み、国境問題での黒白はまだ、解決していません。

トラの恋

しかし、あのオスが覗いていたものは何か?好奇心が膨らみ、檻の中の虎に初めて本気でカメラを向けましたが、そこには、互いが欲する、恋の芽生えがあり、野生では何度も見た光景ですが、夢中で両方の檻を行き来して撮影をしました。
そこで、理解した事は、互いに、檻にはパートナーがいて、双方とも、そのパートナーが気に入らなかった様子でしたし、その相手も、互いに関心がなかったようでした。トラジックは英語の Tragic で、悲劇とか、悲劇的なの意味で、好きなボサノバの歌詩に a bitter tragic joke have found with you~ の一節があり、その言葉を覚えていて、変なところで トラ(虎)ジック ジョーク が使えました(オヤジギャグか?)

虎達の恋2

しかし、オス虎はその白雪が大好きで、この様に叶わぬ恋でも、デートは続いて居た様でしたが、二人を寄せ付けない丈夫な壁とフェンスに遮られ、恋は成就されませんでした。
やがて、疲れ果てた二頭はアツい接吻の後、それぞれの檻に戻ったのですが、オスは熱い思いを冷やすように水に入りましたが、諦めきれない思いでしたし、メスの白雪は、その思いは同じで、首の辺りから出るフェロモンを木にこすり付け、マーキング行動を繰り返しました、

ヒョウとクロヒョウ

その隣に豹の檻があり、クロヒョウのオスと、普通のヒョウのメスが一緒に住んでいましたが、やがてクロヒョウが虎に刺激されたのか発情して、その一物を、しきりと石に擦る行動をしましたが、メスは知らん顔で、私は黒いのは嫌いと言わんばかりでした。

アジアのヤマネコたち

カオキョウは広い敷地に良い具合に、動物を配置して、虎やヒョウの近くには多くの山猫の種類が見られる仕組みになっていました。今まで撮影したけど、うまく行かなかったネコ科を近くで見られ、撮りたかった個体も何とか撮影出来て、動物園でこの様に興奮したのは子供時代から何十年ぶりかと考えました。


カーナワイルドドッグドール

上のラベルでインドのネコを出した際、このドール(インディアンワイルドドッグ)もタイにいる筈で、ここに登場させました。先日のクイブリでは足跡と糞の痕跡だけを見ていましたので、タイでも撮るぞと自分に気合を入れるつもりで、ここに出しました。

アジアのフクロウ

フクロウは飼いならされたものでしたが、両サイドがカオキョウでのもので、真ん中はインドで撮ったものです。
自分を含めて、これらの名前を調べると、ブリタニカなどでも、信頼の出来ない記述があり、ネットで見ると、違う人が書いたものでも、ラベルに書いた様な基本的なミスをそのまま、次の人が考えなしに継承して、信じられない、と言うより、何を信じたらいいのか、大きな疑問が生じました。私は鳥はアマチュアですが、探究心は強く、いい加減な事は書けないと、改めて思いました。
1月5日追記 この地域に棲息するフクロウはシマフクロウではなく、よく似た『ミナミシマフクロウ』英名が
Brown Fish-Owlが正解の様で、この地域に棲息するフクロウの様です。
Indian Scoups Owl は恐らくScoop かScope の間違いの筈で、誰かがそれを書き、それを踏襲したのかと思われます。前者は標的や覗くなどが原義で後者はすくいあげ(る)や特ダネなどの言葉なので、自然の意味から考えて、その両方のどちらかと思いますが、時にシマフクロウの様にラテンの学名の一部を転用したかも知れない場合は、その様に明記すべきかとも考えます。Blakistoni はその学名の一部ですから、その注釈は不可欠でしょう。因みにブリタニカのコノハズクの学名の下はScops です。

IMG_6393

ここから先の写真は、やはり、カオキョウで撮りましたが、名前などはまだ特定出来ず。分かり次第順次書き足していくつもりです。
追記1月5日これらの野鳥はカオキョウがズーストックとして入れたものでタイの野鳥ではありません。

IMG_6399 のコピー

原色の美しい野鳥ですが、いい加減な事は、書けませんので、もう少し待ってください。
追記1月5日これらの野鳥はカオキョウがズーストックとして入れたものでタイの野鳥ではありません。

IMG_6402 -

この鳥も私の資料には載っておらず、専門家に相談をしますので、よろしくお願いいたします。
追記1月5日これらの野鳥はカオキョウがズーストックとして入れたものでタイの野鳥ではありません。調査の結果これはオーストラリア産のGouldian Finch だと豪州の辞典にありましたがgolden かも知れません。顔が黄色と黒のものがいるそうです。

PC220211 ロリスアップ

ロリスもアフリカではガラゴを撮りましたが、クリアなものがなく、カオキョウには展示されて昼間はこの様な箱に入ったままです。小さな身体に比較して大きな瞳が愛くるしい夜行性動物の代表です。

IMG_6574 マレーバク―

マレーバクはもともとは象と同じ長鼻類の仲間だった事もこの鼻を見れば納得です。

IMG_6431 セロウ

ここに紹介するのは、Serow セローと呼ばれるヤギの様な動物で、タイではミャンマー国境沿いの広い地域に棲息する偶蹄目の動物で珍獣の一種と言える貴重な動物です。

タイガーショー

 最後に考えた末、虎をライフワークでやって来て、この様な写真は敢えて避けて来ましたが、ここに紹介して、動物や自然の世界と人間のつながりをを考えて、これをアミューズメントとして認めるか、否かはご覧頂いた皆様のご判断に委ねる事を思い、紹介いたしました。

考えれば最初の蛇を幸運の印として写真を撮る行為もまた、同様かなと考えたりしましたが、動物を大切にする前提が条件で良しとするかと、ふと思いました。
特筆すべきは30年ほど前ここがオープンした際は確か20数頭の虎でスタートしましたが、その後メス虎が、子育てを放棄して、ブタのミルクを飲ませ、ニュースでメディアが流し、評判になり、その後現在もブタが自分の子豚と一緒にミルクを飲ませ、通年それを見せていて、話題に事欠きませんし、虎のブリーディングは大成功で、4百数十頭の虎がいる事がうたい文句にもなっています。
ブタは乳房が12個程?あって、今でも豚と虎は仲良く育っています。

これがいいのか、悪いのか、判断できないのはそのせいです。ウソップ風の虎の話はいかがでしたか?今年もまた、よろしくお願いいたします。



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