大谷計介野生の世界 虎・ライオンからパンダ迄

野生動物観察から世界をのぞき見る 僕が出合った世界中の動物たちを紹介

Thailand

また、ルーンシン小父さんの所に行きウソップを書きました。

いつも父のブログをご愛読頂いている皆様、私は大谷 計介の娘・大谷 まりと申します。
残念なお知らせですが、父は去る1月25日、タイのペッブリー県ケンプラチャン国立公園近くの道路で事故に遭い
亡くなりました。先週私はタイに飛び、荼毘に付して参りました。
今まで沢山の方々にこちらのブログをご愛読頂き、心から感謝しております。
父はこのブログをとても大切にしており、晩年はこのブログに多大の心血を注いでいたように思えました。

以下の投稿は私がタイに向かった後、予約で投稿されてしまってましたが、帰国後一旦取り下げ、私のコメントを入れさせて頂き、
再投稿させて頂く形となりました。まだ何も整理がついておらず、
どなたにどうお伝えしていいのかさえ分からない状態なので、
ひとまずこういった形でのお知らせを何卒お許しくださいませ。
今後の事はまだ何も決まっておらず、また何らかの形で皆様にお伝えできたら、
そう考えております。
 
以下は父の最後の投稿です(下書きの記事はまだあと2記事程ありましたが・・・) 



久しぶりの実録・実写に依るウソップ物語です。それほどこのシーンに物語性があった証拠ですが、皆様はどの様に評価されるでしょう?
1IMG_0107 ネックレスくれるなら餌の隠し場所教えるよ
ある日この池の常連である大人しそうなジリスくんと強持てで、実際怖そうなグレートネックレスが出会い、どちらが先に声をかけたか分かりませんでしたが、互いにいい話をしようと盛り上がりました。
2IMG_0111 グレーターネックレスとジリスの話し合い
この写真を見れば、真剣な話の様です。内容は、豆の在り処を教える代わりに、ネックレスの長いくちばしで、その豆をつまみあげて、半々にしようとの話になりました。
3IMG_0114 グレートネックレスとジリス
リスもその気になり、木の洞の中に落ちているリスには届かない小穴のピーナッツを拾う話です。ピーナッツの話は本当で、何故ならいつも、筆者がそこにピーナッツを捲き、リスが洞に入り食べているのを見ているので、実話なのです。ジリスが穴の場所を教えて、ネックレスも確認した様ですが、その後、多くの仲間を呼び、ジリスは追い払われ、ネックレスの体はその洞に大きすぎて、入れず、結局、元通りの話になり、その後ジリスはネックレスの話を信用できなくなったと言っていました。証拠写真入りの実録ウソップ物語ですから、拍手してくださいね!
実際何度も書きましたが、ネックレスは嫌われ者で気も強いですが、前々回のブログでカザリオオウチュウこと、ラケットテールドロンゴと池で睨み合い、その写真を出しましたが、カザリオが飛び掛かり、ネックレスは逃げました。他の動物や鳥達からはやんやの喝采でした。睨み合いはまるで横綱同士の立会いの様でした。 
4今日のマモルくん
その様な訳で、今回はトリとマモルくんからスタートしたついでに、今日のマモルクンの紹介です。先ずはシリュウがまた、1回だけ現れて、バリアブルの食べ残したパパイアを食べて満足げに見えましたが、バリアブルが来ると、いつの間にか消えてしましました。何か余程、シリアスな問題があり、シリュウは追い払われた様でした。
5マメジカとは友達になりました
それに引き替え、マメジカは皆勤賞でここのところ3回行くうちに、5回姿を見せてくれましたが相変わらず用心深く、ちょっとした物音でも藪に逃げ込みます。でも、見れば見るほど可愛いく、その大きさが飼猫程のせいもあり、とてもチャーミングです。この日は5人以上の世界中のメラマンがいて、このシーンに気付いたのは私一人、他からシャッター音がしませんでした。しかし、満足げに撮影結果をチェック中、目の前の池に来て、皆が同時にシャッターを切り、私が、カメラを向けた時は、藪に逃げこむときでしたので、1勝1敗の成績で、本来なら、3日中6回も来た事になります。
6IMG_0022 シリュウに何が起きた?
今日はシリュウも現れて、しばし、いてくれましたが、バリアブルが来ると、姿を消したのです。昨年、あれほど沢山の個体が来て、シリュウが5頭等も珍しい光景ではありませんでした。
7IMG_0035 バリアブルが藪から来た
そのバリアブルは大きさではシリュウの倍以上で体長も30センチを越えます(尾を入れないで)シリュウは尾が細く、口が尖っており。体長は15センチほどで、ジリスよりは3センチ程大きいようです。身体中に草の種を張り付かせて、どこかへ運び、草の思うつぼにはまるのです。草だって食べられるだけでは割りに合いませんから・・・
8IMG_0098 アオアシミヤマテッケイ水飲み
昨日も来て、名前が分りませんでしたが、前々回に撮ったミヤマテッケイの仲間で、アオアシミヤマテッケイだとわかりましたが、良い水呑みシーンが撮れました。
9IMG_0078 アカハラシキチョウ white lumped shama
このトリは毎回来ていて常連のアカハラシキチョウ。White ramped Shama の英名があります。
10IMG_0144 エボシヒヨドリ Crested Bulbul
エボシヒヨドリ Black Crested Bulbul は、何度もここで飛び上がりの際に出す音がブルブルと凄まじい羽音で聞こえ、そこから、名前が付いたように思われます。Bulbul は 英語の辞書でもヒヨドリと書かれています。
11IMG_0045 不明のトリ
これは不明のトリで、何か知っているトリのメスの様ですが、コルリのメスとは違う様です。アモンが北部タイから戻ったら聞こうと考えています。
12ルーンシンハイドパートⅡ
ついでに今日のルーンシンハイドは混んでいて、オジサンの勧めで、もう一つの隠れ小屋に行きましたが、まだ知れ渡っていない様で(動物や鳥にです)その後、前の場所が空いたので、そちらに移りました。
13DSC00461 ルーンシンハイド2の隠れ小屋
これがオジサンの茶店から歩いて行ける新しいハイドで、深い密林の中、雨期や雨の際は道が川になりそうです。明るさも同じく暗く、猛禽なども近寄りにくい絶好のロケーションです。
14IMG_9994 ルンシン2ヒタキ飛び上がり
行くとすぐに、昨日と同じく、クロエリヒタキのオスメスが、素早い水浴びをしていると思いましたが,今日はどういうわけか、色が違って写っていて、光線の加減かとも思いましたが、もしかすると、別のトリかもしれません。
よく見れば、クロエリではなく、これはカザリオかオオギビタキの様です。
15DSC00471 #1池の風景
こちらがバカチョンカメラで撮った元のルーンシンハイドの風景で、いつも、リスや小動物・野鳥が来ています。
16IMG_0073 ファイブパイを証明した写真
これもシン小父さんの池で、連日悩んだジリスかファイブパイかの個体ですが、珍しく良い恰好で水呑みをして5本の黒縞が見え、判定の悩みが大きいです。
17IMG_9999 ルンシンハイド2番目でクロエリヒタキ
最初クロエリと思いましたが、色が違い過ぎ、尾も違います。何故かルンシンハイドⅡでは黒く見えて、クロエリではなく、White throated Fantail ノドジロオオギオヒタキの可能性が高いです。
18IMG_0139 Siberian Blue Robin メスか
これも悩ましいですが、コルリのメスと判断しました。
19IMG_0103 アオアシミヤマテッケイ
Partridge のタイに来る2種類がここにいて、Scarly Breasted Partridge 和名をアオアシミヤマテッケイと呼ぶようです。もう一種のチャムネミヤマテッケイに比べて、少し地味で、目が小さく、最初セキショクヤケイのメスと思いましたが、大型の野鳥です。
20IMG_9957 ルングランリゾートの庭は湖水
最後に私が泊っている、ケンクラッチャン湖畔にある、Rung Raeng resort のコテージから見たシラサギの飛翔風景で、ここは1泊1200バーツで、設備の整ったコテージがあり、Wifi も自由に使えて便利です。
1泊4000円程でしょうか。頼めば、マイクロウェーブ(電子レンジ)も部屋で使え、便利です。ダムの国立公園事務所から数キロの場所で、英語が通じにくいですが、人々は素朴で、快適に過ごせます。下に参考までにルングランリゾートのURLを記しますので、ご利用ください。

www.rungraengresort.com で、電話は089-896-2244 089-927-5577だそうです。
1月11日撮影ブログ記11日深夜 撮ったその日に記事を書かないと忘れてしまいそうなので、記載します。

1月12から18日カンチャナブリに来て、ミャンマー国境が開けたとの情報で、国境で入国を断られましたがそれは、パスポートの入国記録に誤りがありそれが原因でした。そのままにしておけば次のビザ取得にも問題があり、イミグレーションの支部を訪れて、話し合い、取敢えず、ミャンマーへの入国を認めさせて、ビザを正常化させて、久しぶりのミャンマーに入国しましたが、国境周辺だけに限られました。問題を長引かせる事は不本意で、まして、私になんのミスもないのですから、当然のことです。
その後、サイヨークからエラワンと野生象を探しに行きましたが、今のところ撮影出来ていません。
その代り、エラワン国立公園の野生教育センターに行き、そこの所長と意気投合して、厳重に保護されたバンテンを撮影させてくれました。若い人ですが、自然が大好きで、自分の足で、野生象などを撮影していて、迫力のシーンを撮っており、初めて心の通じるオフィサーに出会いましたが、ここの象は森がデンスな事で、撮影が難しい事が彼の話から理解出来ました。話では、3月から5月頃のマンゴーが実る頃、人里の果物畑によく現れ、農民との軋轢が問題だと話していました。ここのバンテンの保護区内にあるソルトリック(塩舐め場)にも時たま来るようですが、夜間に来ることが多いそうです。その為、電気柵で対応しているのだそうで、私の写真を見て、今度一緒に象を探そうと言ってくれました。次回、紹介いたします。

バンコクに帰る途中もう一度ルーンシーンでチャレンジです

首都バンコクのデモの広がりを予知させるような噂が地方に流れて、しばし、帰りたくないのが本音ですが、いずれ戻らねばならず、その前に車は自然にケンクラッチャンに向かっていて、気が付くとそこはルーンシンの家でした。ハイドの入り口に数台の車があり、今日は駄目かと思いましたが、シーンオジサンは大丈夫と言って、隠れ家に案内してくれました。数人のバーダーがいましたが1ヶ所の個室がキープされ、ほっとしました。撮影中は皆会話をしません。それがここのルールなのです。
1モナークの水浴

来た理由は二つあり、一つはこのクロエリヒタキの水浴びに本気で挑戦することと、先日の小動物に会いたいこと、殊に6日の日に撮れなかったシリュウの撮影とジリスの再確認と、出来ればマメジカを撮りたいと、希望は膨れ上がって行きましたが、夢はすべて叶いました。後半で可愛いいマンモル達を紹介します。
2モナーク飛び込み2
このクロエリヒタキ、通称モナークの飛び込みは早くて、1秒間で、枝から水面にジャンプして戻り、その間に水浴びをすると言う、前代未聞の行動です。殊に成鳥のオスに多いようです。そこで、シャッタースピードを上げるためには、最低でもF2,8が必要で、そこで7Dに200ミリをつけて、実質320ミリF2,8のレンズを使うことが絶対条件と考えました。ここでは浅川カワセミ池の飛び込みや採餌を撮った経験が役に立ちました。
3IMG_9948 Black naped monark 完全なオス成鳥
この様な静止画像は遅いシャッターでOKですが、動きは早いシャッターが必要です。この個体は先日来、来ているオスの成鳥で、頭に黒い帽子を冠り、身体はすべてアオです。
4IMG_9845 モナークメス
運よくこの日はメスも来てくれ、その姿を比べる写真が撮れました。
5IMG_9862 モナーク幼鳥か
おまけにこぶ付きで、可愛いいオスの幼鳥も来ていました。前回書いたように、それぞれが違うフィギャーをしていてこの写真が参考になります。
6IMG_9939 オス右とメスモナーク クロエリヒタキ
やはり、この様なシーンは2,8 開放で深度が浅く、おまけに早いシャッターは望むべくもありません。飛び込みは池に置きピンで撮り、カワセミの経験が生きました。
71月十日のマンモルくん
小動物も最高で、先日撮れなかったシリュウも来てくれましたが、やはり1回横切っただけで、他のマモル君と大きな問題があったのかも知れません。
8IMG_9698 シリュウが来ない理由は?
それでもこの様に餌を探し、撮影をさせてくれました。
9IMG_9694 シリュウ木登り トガリネズミ
この時はバリアブルも来ておらず、気が付くともういませんでした。やはりそこへ現れたのは大きなバリアブルリスで、なにか、確執が出来たのかも知れません。
10IMG_9689 バリアブル 可変色リス
バリアブルは相変わらず、1頭が来ると、たちまち5~6頭になり、多い時は10頭程が来ます。
11IMG_9750 マメジカ見つけた
その様な時、奥の藪で何かが動き、即、カメラを向けると、やはり、マメジカでした。
12IMG_9756 マメジカ
この日は池には近づかず、奥を横切っただけで、それでも5枚程のシーンを撮れました。ベター ザン ナッシングでしょうか。
13IMG_9755 マメジカ
餌を探しているわけではなさそうで、マーク付けか、マークを探しているのか、どちらかだと思います。
14IMG_9777 ジリス化5パイか?
先日来、悩んでいるこのジリスですが、やはり、インドシナか、ファイブパイかまだ迷います。
15IMG_9780 ジリスと5パイか
左はインドシナに見えますが、右の個体はファイブパイに見えるのです。中々分かる人に出会えません。
16パートリッジ2種
右の野鳥もひょっと見たら、あ~、セキショクヤケイのメスか、と、思いましたが違います。そこで、先日撮影したミヤマテッケイと比べると違いは歴然で、帰って辞典と首っ引きで、パートリッジで調べると、タイに来るパートリッジは数種いて、右の上下はアオアシミヤマテッケイだとわかりました。本当にルーンシンハイドは凄い場所だと思いました。
17IMG_9850 グレートネックレス
お馴染みのGreater Necklace (クビワガビ)で、いつも団体で来ます。一羽だけ撮りました。
18IMG_9783 ジリス2頭
これはIndchina  grounded squirrel インドシナジリスがペアでいるところに見えますが如何でしょう?
19IMG_9734 大きなカナヘビ?
大きなカナヘビの様ですが、ブリタニカにはカナヘビは日本固有の種と書かれては調べようもありません。どう見てもトカゲ目のカナヘビにしか見えませんが、英名が辞書になく、調べようがありません。日本のものは尾を入れてせいぜい20cmほどで、これは倍近くあります。英名をご存知の方教えてください。
この様に上のリスなどと見比べると、爬虫類から哺乳類へと進化を見る様な気分になりませんか。でも進化とは蛇に足が出来たのか?トカゲが足を捨ててヘビになったのか?一寸ヘビーな質問でしょ?ダーウィンに聞かなくては分かりません。屋根裏でトカゲが啼いています。何か教えようとしているのカナヘビ?
20もう一度モナークの飛翔シーンです
最後に、もう一度、クロエリヒタキの風呂浴びをラベルにしましたが、『カラスの行水』どころか、世界最短のフロ時間だと思います。この日は10回程連続で飛び込み、飛び上がりましたが、1回枝からまた戻るまでが1秒としても、合計10秒の行為を30分以上かけて撮ったなんて信じられませんね?メスはもう少しゆったりと風呂を使う様です。でも、キレイなトリで、キレイな思い出が出来ました。鳥好きは一度はルーンシンハイドに行くべきです。きっと病み付きになります。シン小父さんに代わり、毎度ありがとうございます。
1月10日撮影 ブログ記

新春ブログ第3弾 前のサムロイが悪かったので昨日再度挑戦しました、

昨日再びサムロイヨッドに行き、ダスキーラングールとキャナルのボートツアーで、何種かの珍しい出会いがあり、ブログにしました。先ずはサムロイヨットのビジターセンター近くのキャナルのボートツアーを紹介いたします。ラベルや写真はクリックして最大化して見て頂くと良いです。気に入ったら巻末で拍手してください。文中で例えば昨日とか今日の表現はそのブログを書いた時で、予約投稿をすると日にちがずれますので、ご了承ください。
1サムロイもう一つの魅力それは運河

この運河は前には必ず舟を借りて行きましたが久しぶりで船による観察です。行かなくなったのはダスキーが棲家をこの石灰岩岩壁からビジターセンター付近のマングローブ林に棲家を移した事に関連があり、定期観察をする為、どうしても、足が遠のいた様ですが、久しぶりに来て、見直しました。
2IMG_9312 ナンヨウショウビン Collared Kingfisher
Collared kingfisher は白いお腹と喉を持ち、エリも白いので襟付きで、正装したとの意味でカラードと呼ばれますが、和名では南洋に多いことからナンヨウショウビンと呼ばれ、日本で見る機会は少ないようです。ここでは3回程撮影していて、機会は多いです。
3IMG_9314 南洋ショウビンがトンんだ Collared Kingfisher
ナンヨウショウビンの飛翔風景です。船頭が言葉を理解出来ず、エンジンを停めないので、1脚すら使えず500mmを抱えて手持ちでした。ピンは何とかなっています。
4キャナル ボート上から
右もナンヨウショウビンの別の個体で、左上の魚は干潟に上がり、恋の季節でしょうか?恐らくここに産卵をするのでしょうか、ハゼの仲間のムツゴロウに似てますが、大きさは20~30センチほどあり、大型のハゼで最初目を出して泳いでいる時ワニと間違えました。下はオオミズトカゲですが、ここの背中のパターンはビトンではありませんが、高級感のあるパターンです。グッチ位に評価できるでしょうか?ラベルは最大化してください
5IMG_9222 サムロイのオオミズトカゲ
本当にカオヤイのモニターリザートはビトンに似ていて、住む地域で背中のパターンが皆違うのは興味深い話です。
6IMG_9366 イエローワグテール?
サムロイのビジターセンターでダスキーラングールを探している間に見たトリで、タイのグレイワグテールの様ですが日本のキセキレイもGrey Wagtail と呼ばれ、違うもので,このGrey wagtail の和名はツメナガセキレイと呼ぶそうです。双方とも上を見るか下を見るかでキイロかグレイに確かに見えますが、何故統一しないのでしょうか?メーウォンでも撮りました。
7IMG_9570 マングローブに集合したダスキー
漸く、ダスキーの群れに会えました。ゴージャスに集合してきました。右の大きな個体がオスでボスの様です。
8IMG_9486 樹上のダスキーラングール
早くも道路向こうの林に写った若いオスの様です・
9IMG_9451 昨夏最後の子
この子はよく見ると昨年11月頃までまだ、ゴールドの名残を残した最年少の子供の様で、幼さが滲んでいます。でももう身体は親と同じ色になりました。
10IMG_9504 若いサル
そろそろねぐらを見つける時間ですが、マングローブの葉を食べていてここが好きな様です。
11IMG_9583 ダスキーの交尾
群れの中でいきなり、交尾を始めたのがいて、よく見ると、やはり大きなボスザルでした。メスは嫌がっておらず。これから妊娠期間が半年として、やはり、夏に産むのでしょうか?
12IMG_9566 ダスキー集合
この群れも今では15頭程になり、大きなグループです。最近はこの周辺のマングローブや石灰岩の岩壁を行ったり来たりの生活の様です。
13サムロイの夕暮れ
ダスキーを撮り終えて帰り支度をしていたら、夕日がキレイでした。何とか湿原そばのサムロイの岩峰に日が沈むダイアモンドサムロイが撮りたくて車を飛ばし湿原の彼方に落ちそうな太陽を見て、近くの湿原に乗り入れ、最悪の事態になり、10頭程の野犬に囲まれ、おまけに車の後輪がスタックし、誰もおらず、助けを呼ぶにも野犬が吠え掛かり、ギャングの様で、仕方なく、冷静にギア操作を行い、ローからリバースを繰り返し、漸く、抜け出しほうほうの態でその場を後にしました。これがサムロイの1月8日でした。
14DSC00187 ケンクラチャン湖のハッカオオマイナ
ここで前回のケンクラッチャンで紹介しなかった写真をアップしてルーンシンハイドに行かれる方の参考にしたいと考えました、上の写真は珍しくないハッカ(Myna)のものですが後ろのコスモスに映えていいなと思いましたが場所はケンクラッチャン湖の畔のロッジです。
15ルンシ-ンの自宅とハイド
この人がバーダーから愛されるシーンオジサンです。Loon はタイ語で叔父さんの意味で、ハイド近くの集落に店を構え、食堂も営んで居ます。食事は奥さんと娘さんが作ります。電話するか直接行って200バーツを払えば、すぐ支度してくれます。
16ルーンシン隠れ小屋の様子
支度は手作りの小さな池の水を運ぶ事(20リッター程)と野鳥の為にコーンを捲いたり、小動物には果物を運んだりで、支度には10分ほどしか時間はかからず、そのまま立ち去ると下の様に小動物や、色々なトリがやって来ます。ラベルは最大化してください
17DSC00223 バリアブルもすぐ来た
バリアブルリスは常連ですが、中には下の様な、シルバーフェザントが来たり、凄い場所で、何時間いても飽きません。
18DSC00252 シルバーフェズン
ルーンシーンへの行き方は http://blog.livedoor.jp/k_otaniwwps/archives/51820263.html ジャングルの隠れ小屋で動物とかくれんぼ シーン叔父さんのハイド21013年8月23日をアーカイブしてください。
2014年1月8日記
追記 ブログの撮影はその日にアップするよう心掛けています。何故なら、あまりに沢山の写真を撮り、それを予約投稿したりで、何をいつ撮ったか?自分でも混乱します。マンネリになり、イヤになる事も、しばしばでそのために、全力で良い写真を撮る事、その様なハードな課題を背負う事に生き甲斐を感じ、これはやめられません。その為、撮影にもその日の方針を決めて、前日と同じようなものにしたくはないのです。
どうしても、同じような写真を撮りがちですが、心がけで、新鮮なものを撮りたいし、映像にもストーリーを持たせる気持ちで取り組んで居ます。次回作をご期待下さい。今回1月16日と23日そして、30日と予約をしましたので、よろしくお願い致します。

2014年正月第2弾ルンシンハイドの可愛い仲間達 附クイブリとサムロイのニュース

タイに帰り、ブログを2日に更新して、故郷のカワセミ池で大晦日に撮った写真をアップ、その日にホアヒンに来て、翌日、クイブリに行き、ガウルが大量に死亡し、現地は大騒ぎで、保護区に入れず、サムロイヨッドに行きましたが、思わしいものが撮れず、結局、ケンクラッチャンで、久しぶりにシン小父さんのハイドに行き、思いがけず、良い写真が撮れました。サムロイで撮った写真は霞んでしまいそうですが記事と写真は巻末です。ラベルなどはクリックして最大化して見て頂ければと思います。
1IMG_9034 マメジカ

最も大きな収穫は、マメジカが、3回計3頭の個体を撮らせてくれて、いい始まりでした。あれだけ毎月通い、漸く撮れた9月まで何回通ったやら、今回撮れたものが、期待しなかっただけ、大きな喜びでした。喜んで下さる方に見て貰えればと秘かに考えたりしています。
2藪からマメジカ
この時は初めて、暗く長いレンズ(F5,6~6,4 ズーム150~500)実質800ミリの焦点距離の野鳥用のものを装着していて、替える暇もありませんでした。やはり、ここの距離では7Dに200ミリ(実質320ミリF2,8)で充分であり、暗い分ISOを6400に上げても、F6,4 では100分の1秒がやっとで、幸い、天気はよく、普段より明るかったので、敢えてこのレンズを付けて野鳥や小マンモルを撮影していました。近すぎて、結局実質160mmでF5,6で撮り無論ノートリです。他のものも似たり寄ったりですが、小鳥には威力は発揮できました。
3IMG_9058 マメジカ
これが3回目に表れた際、前に他の個体の脚が見えて、2頭でした。この鹿の性別判定はオスメスともに角がないため、見分けが困難で、オスのシンボルかメスのバギナを見なければわかりません。しかし、本当に小さく飼猫程の大きさですから、アジアの森では可愛い動物ナンバーワンでしょう。
4ルンシンのマモルくん
他にもリスやシリュウ等の小動物がいて、私は彼等をマモルくんと呼んでいます。無論、哺乳類のmammal からの転用です。殊に森の小動物は可愛いく、今回はスリュウとインドシナジリスを見かけませんでした。
スリュウは1回横切っただけ、その後一度も現れず、ジリスも下の写真のものしか来ず、これらがインドシナジリスには見えません。下の写真を見ると、黒し縞が表面に3本脇に1本づつで5つの縞が確認でき、インドのfive pied squirrel の様に見えますが、インドシナジリスの様に見えたりで、判定が出来ません。季節で縞が変わるのも、もう、1年半も見続けていますから、考え憎いです。
5新たな仲間か?ジリス
でも可愛いリスで、体調は10センチ程でしょうか・この縞のものはタイで初めてです。各ラベルは最大化してください。
6ミヤマテッケイ
初めてと言えば、上の野鳥は最初インドで見たティックニーかと思いましたが、図鑑を調べてミヤマテッケイというウズラの種類だとわかり、アモンに話したら、それはラッキーと言われ、かなりの珍鳥だと分かりました。
7IMG_9135 和名クロエリヒタキ
このトリは昨年インドでもタイでも撮ったもので、クロエリヒタキと言う、モナークだとわかりました。オスメス、幼鳥、成鳥で色や姿も違います。
8クロエリヒタキの水浴
ルーンシーンハイドに来る鳥の中で、殆どが水浴びをしていきますが、一番の長風呂がナンヨウクイナで15分くらい一家7羽ほどで来て、他のトリは待たなければなりませんが、このクロエリヒタキは高い所から一気にカワセミのごとく飛び込み、上がって来るだけで1秒にもならない程の短時間で、何度か飛び込みを続けますが、シャッターが遅い分連写がきかず、上は水面に合わせて、飛び込んだらシャッターを切る事を繰り返し撮影しましたが殆ど空振りでしたし、ピンが来ません。画像は最大化できます。
9IMG_8400 White rumped Shama
このシャマ(アカハラシキチョウ)は私がここにいた8時間余りの間、ずっと一緒にいてくれましたが、来ている目的が分りませんでした。水浴びをするでもなく、水を飲んだのは1回だけ、採餌もせず、他のトリや小動物を見ているだけで、ひょっとしてバードウォッチングかヒューマンウォッチングにでも来ていたのでしょうか?上の写真は英名のWhite ramped shama (シロケツシャマの意味)の、背中からお尻部分の白を証明するもので中々見せてくれず、両翼を閉じるとその白は見えないので、ムキになりました。
10シャマオスメスとシベリアコマドリのメス
ラベルの右側の野鳥の名が分からず、アモンに写真を送り、判定して貰い、右上がそのシャマのメスである事と下のトリはサイベリアンアオコマドリだと教えて貰いました。アオコマドリは日本ではコルリの名前で通っているようですがメスなので青くないのでしょう。珍しい鳥の様です。コルリはロビンでオオルリはフライキャッチャーの英名が付き、日本では青い鳥で子供の頃に見た記憶がありますが、名前に一貫性がないことに疑問を感じます。画像は最大化してください。
11IMG_8498 エメラルドドーブ
これはエメラルドキジバトで、美しい鳥です。ルンシンでは初めて見ました。
12ラケットテールドロンゴ

野鳥の圧巻はこのカザリオオウチュウ(Greater racket-tailed drongo)です。数多いドロンゴの中では一番の迫力と珍しいラケットと呼ばれる長いカザリオで飛ぶ様は美しすぎて、シャッターを押す事が出来なかった野鳥で、今回はラケットをしっかり撮ったのと、下の写真で、気が強く、グレートネックレスと睨み合い、その後飛び掛かり、事も無げに追い払った姿は流石に王者の貫録です。ラベルはクリックして最大化できます。
13IMG_8589 ラケットテールドロンゴとクビワガビ
グレートネックレスは行儀の悪い鳥で、団体で来て、傍若無人の振る舞いに、水浴びは、水がなくなるのではと心配するほど、大量の水を跳ね上げます。オウチュウは最大化するとカザリオが見えます。
14IMG_8455 Greater Necklace
1~2時間おきにやって来て水浴びや、シーンオジサンの捲いたコーン等を食べて行きます。
15IMG_8682 silver pheasant
本日の予想外はこのシルバーフェズンの到来でした。マメジカより何倍も珍しいとアモンも言ってくれました。
16シルバーフェズン
タイの代表的なキジですが、とても美しく、見惚れます。ハッカンを見にサケラートに行ったのはもう一昨年ですが、その時、ハッカン(サイアミーズファイヤーバック)と間違えた鳥です。
17IMG_9066 チャムネチメドリ
これはBaff breasted Babbler  チャムネチメドリで、この周辺には多い鳥です。ルーンシンに来ないのはカワセミ類やハチクイや水鳥でしょうか?多くの野鳥を見せて貰いました。シーンオジサンありがとうございます。
18IMG_8636 Blue throated flycatcher

これも初めて見る鳥でしたがBlue throated flycatcher でアオノドヒタキと言った名前でしょうか?季節ごとに多くのトリがやって来てまじかに見られる稀有な場所です。先月12月の初旬に来た時は洪水で、大変でしたが、今はすっかり道も良くなり、野鳥は活発に来ています。

ここで、順があべこべですが、1月3日に行ったクイブリとサムロイヨッドからのニュースです。
20タイ南西部からの写真です
上と下のラベルにクイブリの事故に触れました。夕日の沈む右手にクイブリの山並みがあります。
19クイブリでのガウル大量死
上がクイブリでの事故の経過報告です。
21サムロイヨッド1月3日のサルたち
サムロイではあまり良い撮影が出来ませんでした。やはり、クイブリが気に掛かっていたようです。
以上が第2弾のブログで、これを予約投稿の予定です。今回はクイブリやサムロイが駄目だった分、良い撮影が出来たと思います。是非、巻末で拍手をお願いいたします。1月9日追記昨日1月8日サムロイに行き、運河付近で良い写真を撮り、ダスキーの群れももう少し良いものを撮り、中には交尾シーンもあります。現在予約がほぼ完了のところまで書いていてこの記事を6時間後に予約投稿しました。次回はサムロイの案内とルンシンハイドの詳しい情報を写真に託して載せます、ご期待ください。この記事は主に1月8日に書きました。
追記 11日深夜
ブログの撮影はその日にアップするよう心掛けています。何故なら、あまりに沢山の写真を撮り、それを予約投稿したりで、何をいつ撮ったか?自分でも混乱します。マンネリになり、イヤになる事も、しばしばでそのために、全力で良い写真を撮る事、その様なハードな課題を背負う事に生き甲斐を感じ、これはやめられません。その為、撮影にもその日の方針を決めて、前日と同じようなものにしたくはないのです。
どうしても、同じような写真を撮りがちですが、心がけで、新鮮なものを撮りたいし、映像にもストーリーを持たせる気持ちで取り組んで居ます。次回作をご期待下さい。次回1月16日と23日そして、30日と予約をしましたので、よろしくお願い致します。ライフワークとして続けて来た野生の撮影は自分が生きる証です。これが止まった時は自分が死んだときです。でも、いつまでも人の気持ちに訴える写真を撮りたいと願っています。昔、子供に言いましたが、親が亡くなっても、いつも、親を想うことで、何時までも、キミの心に生き残れるんだよって言いましたが、友達にも同じことで、忘れられない様な写真と記事を書くことで、永久に生きられると思っています。重ねて、ご理解いただき、応援をお願いいたします。

12月帰国前に空港付近での野鳥や人の暮らしを見てきました

12月20日付予約投稿 次回は12月28日です。帰国などで忙しく、2回分を予約しましたのでよろしくお願いいたします。
49年間のタイ今昔を想いました。冒険の拠点でもあり、娘や家族との想い出もあります。
最初ここを訪れたのは1965年ユーラシア大陸横断往復自動車冒険旅行の帰路で、飛行機でドンムアンに降りました。翌年、フランス郵船・MMラインで横浜を発ち、シンガポールへの途上、目が覚めたら、船が河を遡り、バンコク港に着いた時で、いきなり、ロープや縄梯子が投げられ、人間が船に上がり、果物や食べ物、果ては女の人までを連れて来てセールスが始まり、仰天しました。その後、シンガポールから陸路で再びバンコクへ来て当時のビルマを経て、陸路でインド・パキスタン経由でアフガニスタンのヒンズークシュ山脈に挑む予定でしたがビルマのビザが下りず、結果ここで、半年余りを過ごしました。何故ここを冒険の拠点としたのかは、航空運賃の安さと、インドやアフリカに近いこと、中国にも2時間ほどで行けて、物価も安く、人々の笑顔に魅かれたからで、現在の変貌ぶりは、全く別の観点となりました。
昔を偲ぶ 1965~6年
最近、新たなスワナプーン空港が出来て、周りを見ると、昔のバンコク郊外の風景が残され、自然も豊富で、車を運転して、この湿地帯を調査しました。この様な風景から、昔を偲びます。考えたら上の娘を連れてパタヤに2回行きましたが、道はサムットプラカン経由の1本だけでしたが今は何本もの道があります。
上のラベルは2回目のバンコク1966年で、陸路アフガニスタンへ山登りに行く目的で、ビルマのビザが下りず、失敗、週刊誌などに記事を書き、凌いでいた懐かしい時代のものです。
この際、色々あり、一時、大谷は浦島太郎になったとの噂も出た様ですが、確かに浦島伝説はベトナムとか、タイとか諸説あり、仏教寺院の屋根やきらびやかな飾りが竜宮に似ている事は否定できず、噂は存外、真実で、上の写真のチュラナン嬢は乙姫様だったかも知れません。

1番IMG_6295 南端の湿地からTGが降りる

いつも利用するTGが真横を飛んで行くスワナプーン近くの撮影地、トリがこれほど大きければピンボケはあり得ません。
2番IMG_6017 スキハシコウOpen Billed stork夜明け前
久しぶりの日の出前の撮影で、早起きはスキハシコウやサギたちでした。Open billed storks
3番IMG_6089 魚を獲る人
住民達にはこの巨大な湿地帯では長い運河もあり、小舟で魚を獲ったり、水田を見たり、半農半漁の生活をする人々が目立ちます。近辺は多くの工場が進出し、大きな道路沿いは賑やかですが、最近は若い人たちは工場に行き、車やオートバイに乗る人も増えて豊かさが目に見えて伝わり、最初の訪問から半世紀の変遷に驚くばかりです。
4番スバナプーン空港付近の湿地帯の朝
朝の始まりは御坊様の托鉢から始まり、道端で僧を待ち、お祈りを捧げて一日が始まります。ラベルは最大化して見て下さい。
5番IMG_6155 至る所にある空港付近の運河にて
運河は複雑に入り組み、周辺は数百キロに及び、50年前のバンコクを思い起こします。市内にも当時はこの様な風景は日常でしたし、民家は高床式で、今高層ビルの並ぶサトンロードなどはその典型でした。
6番空港付近にいる珍しい野鳥
前回ブログでも紹介したラベル左の野鳥は、最初ハッカの群れにいたので、ハッカと思いましたが、どの図鑑にも白い胸のハッカは見当たらず、やはりStarling ホシムクドリのクビワムクドリかな?と図鑑と比較しましたがクビワ(Black collared starling)は頭やカオが白く、Asian Pied starling とも似ていますがこれは頬でなく、耳の辺が白く判断が付きません。ハナドリも前からと後姿では同じ個体に見えず、野鳥は難しいの一語です。(Right above&below Yellow bellied flower-pecker)
7番IMG_6191 夜明けの湿地
スキハシコウとサギが数種混じっているようで、朝の湿地は賑やかです。(Open billed storks & Egrets & herons)
8番IMG_6202 コサギ アマサギ スキハシコーなど
一斉に飛び立つ様は壮観ですが、短いレンズでないと、全てをフレーミングできません。
9番IMG_6234 空港南端の湿地帯
空港のランウェイ近くにはこの様な湿地が無数にあり、水辺のトリも多いです。
10番ニホンカワセミ採餌
ここでは、日本から飛んでくるコモンキングフィッシャーを久しぶりに見て、小魚を獲っていましたが、日本のカワセミは一部がこちらに渡り、3月には帰りますが、何故、渡るのか?を聞いても答えてくれません。common kingfisheres from this area are migratory birds from Japan during winter.(But not all)
11番IMG_6230 湿地にはアオショウビンもいる
アオショウビンかと思いましたが、よく見るとBlack Capped kingfisher 和名ヤマショウビンと言う、大型のカワセミで日本にもいます。タイでは通年見られ、頭の黒さと首周りの白に羽根の青さがないことからヤマショウビンと特定しました。アオショウビンWhite throated kingfisher を見る機会が多いですが、アオショウビンは首の前から胸だけが白く、頭の黒さがありません。
そういえば、最近、西部タイのジャングルで、懐かしい獣の声を聴き、それは時に、今、住んでいるスクンビットの住宅街でも聞かれます。最初、正体が分からず、ただ、懐かしいサウンドである事に違いなく、確認しました。1種類はトカゲ類で、現地語でトッケイと言う動物で、ケンクラッチャンの森の中の寂しいロッジで、毎晩、こいつのけたたましい啼き声を聞き、夜中に、鳴き真似を始めたら、互いに負けずにやたらとボリュームを上げ、勝負は私の勝ちでした。こいつが『トッケイ トッケイ』と始まる前に、必ず、グォグォグォ~グォグォとイントロの様に啼きます。そこで、タイミングを見て『トッケイ』を繰り返すのです。
地元のオバちゃんに話すと、真剣な顔で、アイツは恐ろしんだよ!と、私の腕を掴み、こんなの簡単に食べちゃんだから!と、子供を脅すように話してくれました。
12番IMG_6162 カイツブリ
カイツブリも水辺でよく見る野鳥です。Grebe
もう一つの啼き声は長いことギボンか、他のサルの啼き声と思っていて、先日、パタヤに立ち寄った際、駐車場で、その独特の声を聴き、周りの人に、声の主を聞きました。すると、『カワオ』という鳥だとわかり、姿を探し、大勢の人の協力で、樹上のその正体を撮影しましたが、カラスの様な大きな鳥で、黒く、枝が邪魔であまり良いものでなく、ただ、私には啼き声が『キャワウ キャワウ キャワウ』と聞こえ、そこからカワオと言う名前が付いた様で、これも、必ず、トッケイと同じく、前啼きから始まる事が分かりました。
この啼き声は哀愁を帯びて、スクンビットで聞いた時、近所の人が、禁止されたギボンを飼育していてそれが森に帰りたくて啼いていると、勝手に信じていましたが、市街地での事、存外、トリやトカゲも、自然を返せと、人間に抗議しているのかもしれません。
13番IMG_6098 キバラハナドリ
上下ともキバラハナドリ(Yellow Bellied Flower Pecker)Bellyお腹の派生語がBellied でお腹をしたの意味。
14番IMG_6105 キバラハナドリ背中
頭を下げると背中は想像もつかない地味なトリです。Also same as above Yellow bellied flowerpecker, looks different bird.
15番IMG_6142 ジェームス・ポンドことポンドヘロン
ジャワアカガシラサギもこんな姿で留まっていますが、飛ぶと真っ白に見えて、別名ポンドヘロン池のサギです。Javan Pond heron.
16番IMG_6121 バブラー幼鳥?
これも悩ましい鳥ですが、バブラー(チメドリ)の幼鳥の様に見えます。頭はクレストみたいですね。
以上、スワナプーン近くで、調査の結果、4日間の走行距離は軽く700キロを超えていて、殊に西側バンコクを除いてはサムットプラカン県やチョンブリ県なども含まれ、運河沿いや、湿地の道は行き止まりが当たり前で、1日の走行が300キロを超えた事もありました。しかし、昔を偲ぶ、良い時間を持てた事に違いはなく、ただ、近年の発展ぶりで、利便性は良くなり、人の暮らしもこの1~2年で飛躍的に向上して、喜ばしい反面、失われていく、笑顔とか、人情、これらはお金では、買えず、急速な経済の発展は、その様な副作用を齎す事を忘れてはならないと思います。
現在、12月初めのデモ騒ぎは終結したように見えますが、クリスマス商戦に沸く、デパートや、繁華街から、人影が失せ、レストランや飲食店などから、大きな損失との声があがっているのは事実です。
下院の解散が決まり、選挙が来年2月に行われる予定で、大筋では、結果が現政権の勝利と、野党も読んでいて、ごり押しの裁判所判決とか、クーデターの誘発などの心配は、景気に大きな悪影響を与えているのが現実でもあります。3年前デモの参加者に200バーツの日当が払われ、両陣営とも、必死に人集めを行い、今回は、日当は500バーツから1000バーツとも言われ、ポリシーは関係なく、タクシン支持派の運転手やバイクドライバーなどは、選挙では民主党に投票はしないけれど、デモには黄色シャツを着ると公然と嘯いているのを目の当たりにしています。現国王の人気は高いものの、高齢で、最近、顔を見せていない事から、早く、後継者を選び、国民に、正しい行動をとれる指針を示すべきと考えます。
ネパールロケ大滝さんキョンキョンと
ついでに、やはり懐かしい時代、テレビの仕事をしたりの頃で、この時はネパールで、『ヒマラヤの赤い自転車』というドラマを作る為、プロデューサーとして参加し、今では懐かしい想い出です。大滝秀治さんのご冥福をお祈りいたします。多分次回12月28日予約投稿分が今年の最終回かも知れません。 また、今後もよろしくご愛顧ください。

クイブリに再び行き、象の素晴らしいドラマを撮影しました。

この記事は書く予定になかったのですが、ホアヒンで車の更新を行い、数日の空きが出て、無性に象の足りなかった部分を補いたい目的でクイブリに行き、多くを撮影しました。結果、そこから一つの物語が生まれ、お得意のウソップ物語風にまとめましたので、新たな記事として12月第一弾として予約投稿を行います。巻末でバンコク騒乱のニュースで何人かの友人から安否確認があり、私は大丈夫ですが、12月2日未明に、今タイで起きている事への個人的な意見を述べましたので、参考にしてください。
成り行き次第でタイの民主主義が守られるのか、現在の経済発展への悪影響等が案じられます。

1番GP0G0084 オス2頭1D ブログー

お話はこのオス象たちが主役で、そこから、推測できる出来事を基に、物語を作りました。設定は手前のオスと奥のオスの関係の推測から始め、同じ群れにいて、親子か兄弟か、甥と叔父か、いずれ、血縁のある個体同士と考えるのが自然で、下のラベル8枚の写真は順を追った実写ですから、あながちウソップとも言えません。
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そこで、若いオスと仲がよさそうなメスをもう1頭の大きなオスの父親と仮定しました。無論、兄妹の可能性もありますが、画像が語るものは同じです。血縁がない象がこれらのグループにいることの方が不自然で、画像から読むと上下のストーリーしかありません。下のラベルと計8枚の写真は、実写で、順番もほぼその通りですから他に考えられる関係とセリフがあれば入れて見て下さい。
3番続象たちのドラマ
ラベルの出来事を追うと、象たちの結束の固さがわかり、感情のある動物と言えそうです。
4番GP0G0029 勝どきのオス1D ブログ
左の若いオスは、やったぜとばかりに、草を抜き、高々と掲げました。この辺が象の凄さです。
5番GP0G00883頭が行く1Dノートリ ブログ
その後はこの様に、まるで、親子の様に振る舞い、歩いたことから、大きな象とメスは親か兄妹かその関係に違いありません。
6番IMG_5023若いオス ブログ
どちらのオスもほっとした雰囲気で、満ち足りた様です。象の感性はそれほど豊かで、インドでは虎の観察に何十年も長期間 象を使ったので、よく分かります。
7番IMG_5160 象が倒した樹木 ブログ
一方上の写真にある、至るところで、森林の若木が倒され、これらが象の仕業であることは理解出来、草は豊富でも、時に立木の葉が美味しいと思うことがあるらしく、森林あっての象の存在なのに困った問題でもあります。
8番IMG_5117 小さくなった水溜まり ブログ
2日前に来た時に比べ、洪水は収まり、水が大分引いた事が前回の写真と比べると分かります。
9番IMG_5135 2日前に比べ水は引いた ブログ
この流れも半分以下に水が引きましたが、四駆ならではの走行が出来るのです。
10番IMG_5073 パヤンのオス ブログ
この象はメスかと思いましたが、見ているうちに昨年から撮っていたオスの個体に似ており、ペニスも確認し、ただ牙がないのは不思議で、多くの撮影結果を見るうち、牙の存在した形跡があったのです。
11番パヤンのサブステーション
場所はナパンの手前にある、パヤンのレインジャー詰所付近です。ここの先には乾季に毎日象たちが水浴びに来る、大きな池があり、何度もこれらの象を撮影しました。虫の多いこの時期、私の姿はいつも長袖に最近は手袋までして、その対策をしています。
12番GP0G0191 パヤンのオス1D ブログ
最近このレインジャー詰所によく来るこのオス象には、鼻の付け根に牙の名残が見えて、メスに見られない頬の空洞が下の写真からも分かります。目の下の口上部に繋がる空洞が牙跡で、おまけに男性自身をぶら下げていて、ガイドに話すと、よく見つけたと驚いていました。この個体はニンと言う名が付けられています。
牙は推測ながら、最近抜かれたもので、麻酔銃で寝かせ、人為的に抜いたと思われ、それなりの理由はあったと思います。当然ながら『メ カオチャイ』で関係者は多くを語りません。
13番GP0G0172メスかと思ったがペニスと牙痕が明瞭でオス ブログ
例えば、人を襲ったとか、家屋等を破壊とか、放っておけない危険があり、この様になったと思います。
14番GP0G0185 パヤンのオス1D200mm ブログ
因みにこの距離は大変危険で、我々は地上を歩いていて、距離は数メートル、写真は望遠ではとれず16~35mmのワイドで撮ってこの距離です。レインジャーはいつでも発砲できるよう銃を構えます。
15番IMG_5096 35㎜ノートリ ブログ
この仕草は大変危険な状態です。襲われれば、一溜まりももありません。でも、今日はここに来てよかったと心から思いました。今回は象のオンパレードで、良い撮影でした。
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昨年のカオヤイ以来の夜間撮影で、ストロボ使用か、スポットライトのみか迷いましたが、結果的にはスポットライトで感度を最高にすればその方が良いようです。
ナンパンスラートからの裏道は野鳥の宝庫
バンコクへの帰り道はチャアムから、コウモリ穴近くにある、最近王室が整備して指定した岩山公園カオナンパンスラート付近よりバンタブンに抜ける海岸通りを選びました。ここは野鳥の天国で、ハチクイは数えきれない程、ショウビン類やクッパースミス等のレアなトリも道沿いでよく見かけました。道路沿いなので電線に鳥がとまるのが難点ですが、野鳥は豊富です。
16番IMG_4836 インディアンローラー ブログ
最後に紹介するのはインディアンローラー インドブッポウソウです。この鳥が羽ばたいた姿は本当に綺麗ですしホバーもします。次の回は書き上げてある、今年の総括で、気に入った記事や写真を取り上げて今年の反省と将来に向けた飛躍につなげたいと考えています。

特別な投稿12月2日付 タイの騒乱事件の個人的意見です。
29日からバンコク市内の首相府近辺及び、いくつかの省庁付近でのデモは、発砲事件に発展して4人が亡くなられたそうで、今時、何の根拠で野党になった民主党の指導者がデモと称しての省庁や通信会社等を不法占拠しようと企んだのか、また、陸軍省に座り込んだその目的は?様々な憶測が流れています。根底には、立憲君主国のタイで、7年前の国王在位60年の黄色シャツの馬鹿売れやその後のクーデターに発展したタクシン亡命騒動以降、黄色と赤の対立による、空港封鎖や民主化を求めるデモで、多くの犠牲者をだし、その後の最終選挙で、現インラック政権が誕生して、タイはかってない様な経済発展を遂げ、全土に豊かな国民生活が展開された現状を見て、前与党、民主党の指導者は国民多数の支持を失った現在、何故、全省庁や陸軍などに、暴力的なデモを展開させるのか?その答えは、繰り返されてきた、クーデターが、当然の手段の様に、テレビなどで、公けに馬鹿げた発言をして、法的な拘束を受けないのは、黄色シャツ(国王派)を錦の御旗にしているからと、考えられます。最大の疑問は王室が何故、この事に口を出さないのか?今まで行使した影響力は何処に行ったのか?この辺が最大の疑問です。より民主的な方法で、政治がなされ、折角、得た、現在のタイのポテンシャルを失ってはならず、個人的な見解を書きました。暴力や横押しの最高裁判決など、有ってはならず、選挙での票を大切にすべきかと思います。

50年近くこの国を訪れ、現在はここに住んでいて、何回もクーデター騒ぎを目の当たりにしましたが、それまでは、大抵の場合、軍が関与していて、前指導者が台湾や香港などに亡命して、半年もすると国王が、政権担当者に仲直りを促して、帰国、1件落着のケースが多く、その分、国王の人気や影響力が大きかったのですが、現在は、健康問題もあり、後継問題等がはっきりしない中、その影さえ見えないのが気にかかります。今回も恐らく、陸軍省に入り、軍にクーデターを促す事が、主目的であり、その事も、テレビの会見などで公然と言い放つ態度と、それを許す、司法の無能ぶりが心配です。
何をおいても、現在のタイはバラマキ政権とか言われて居ても、経済は右肩上がり、この様な馬鹿騒ぎを繰り返せば、折角、手にした、外資の工業なども、インドネシアやミャンマー等に奪われてしまう可能性が高く、好評な滑り出しを見せ、タクシンのアドバイスはあっても順調な経済をもたらし、選挙公約の最低賃金も軽く、倍額近い実績をはたして、目に見える消費社会が良いスパイラルに入っている現在、指導者の退陣を求めるのか?政権を選挙で取り返すのが政治家の手法であるべきで、前政権で福首相をやりさまざまな抗議デモ等をつぶし、取り締まった本人が、その立場を変えて不法占拠を公然とやって国民の多数から信任を受けられるのか?前政権の民主党は、具体的政策を明らかにして、首相に退陣を求める前に、次期選挙で、堂々と政策を披露し会うべきであり、豊かな生活をどちらの政策が導くか、その様な政策や公約を前提にフェアな選挙を行ったらいいと思いますが、もうここまで安定的な製造 流通 販売がこれほど堅調に進んでいる現在、何に対して抗議をしているのか、を明確にしない限り、民主党自身の存在感も薄れてしまう心配を当事者達が真剣に考えてこそ明るい将来が来ようとする 事を学ぶべきと考えませんかと言いたいです。早く落ち着いたタイの暮らしを取り戻してください。くれぐれも犠牲者を出さない、平和的解決で事を収めて欲しいです。(12月1~2日に書き足しました本日3日に早めてアップしました)

やはり野生動物が見たくなり,ケンクラッチャンからクイブリへ来ました。


動物園の画像をアップロードしたばかりで、急に野生が恋しくなり、21日にはケーンクラッチャンに来て22日に先週の豪雨で、洪水状態になったルーンシンハイドに行きました。
道は水が溢れ、まるで川の様で苦労してハイドまで歩き、やはり大雨でジャングルのあちこちに水が溢れている為野鳥の姿は少なかった代わりに、可愛いい小動物が来てくれました。ラベルは右端が切れるので最大化して全体を見て下さい

マンモラスディ

洪水被害のハイドへの道はここ数日の季節外の雨によるもので、山の上も状態は悪そうで、でもバリアブルリスにインドシナジリス、ツリースリュウは来てくれて、キンイロヤケイやグレートネックレスなどと、仲良く、餌を分け合っていました。
GP0G0012 洪水のルンシンへの道
ルンシンハイドへの道はこの様に荒れて、普通では歩けず、藪の中を行きました。
GP0G0031 ペチャリンタンの可愛いバンガローすべてスィート
突然11月23日午後から、ラベルのアップロードが出来ず、ラベルは残念ながら、修復後になりそうです。11月23日ケーンクラッチャンのPetchrimtan Resort( ペチャリンタン リゾート)バンガローにて。
追記 11月26日サムロイから戻り、ホアヒンでPCと向き合い、ラベルのサイズを小さくしてアップに成功、続きを書いています。
IMG_3783 Greater Necklace
Greater Necklace クビワガビチョー他数種のトリが来ましたが前に紹介したものばかりです。少し、メランコリーな状態です。4日滞在中雨で2日は動けず、これから、クイブリとサムロイに鞍替えです。
1番IMG_4010 密林のオス象
クイブリに来て最初に出会ったオス象です。やはり、野生はいい!と心から思いました。
2番5頭の個体クイブリ象
クイブリは野生象の最後のユートピアです。この自然をいつまでも残したいですね。
3番IMG_4174 ガウルとアマサギ
今回はガウルもナパンの遠い草原でなく、道路近くのジャングルに来ていました。アマサギが一緒です。
4番IMG_4049 サンバーオス
サンバーのオスがメスと一緒で、オスは前に見た角が折れた個体です。
5番雨後のクイブリの道1
雨期が終わって乾季なのに、11月に入って各地で雨が続き、異常気象です。この様な状態は雨期のさなかにもなかった事でした。
6番帰り道の象とジャッカル
動物たちには雨は恵みなのでしょうか?皆、元気そうでした。
7番チャガシラと緑ハチクイ
帰りにまた、雨で、ナパンのサイチョウが来るポイントで珍しいチャガシラハチクイを撮りました。
8番IMG_4315 ハチクイホバー2羽
これは昨日行ったサムロイで見たミドリハチクイですが、時に間違えそうになります。このミドリにはハチクイらしいハリオがあり、確認できます。右の個体はこのシーンで長時間ホバーを見せてくました。
9番サムロイヨッド大湿原の風景
ハチクイは美しいトリなので目立ち、今回は沢山撮らせてくれました。サムロイの由来は正式にはカオ(山)サムロイ(300)ヨッド(峰 山頂)で『300の頂を持つ山』とのタイ語です。国立公園で、西北に広がる真水の大湿原は国連のラムサール条約で批准登録され、貴重な自然として保護されていて、美しい場所です。
10番IMG_4417 purple swanp hen 2羽
ムラサキクイナは Purple Swamp Hen の英名が付き、ここの名物です。Henはメスドリなので、ヘンかなと言うことで、Fowlと呼ぶ人が多く、クジャクなどもピーコックでなく、ピーフォールと呼ぶケースが増えています。Fowlも家禽のメス等を呼ぶ言葉でしたが、狭義にはニワトリ全般をさして呼ぶ言葉にされているようです。
11番サムロイヨッドビジターセンター付近の岩山ダスキー
この岩山は国立公園ビジターセンター付近のもので、ここにダスキーラングールがいて、昨日は近くにおらず、啼き声がマングローブ林から聞こえるのみで、暗くなり、撮影終了でした。
IMG_4712 コウモリを猛禽が襲う ブログ用
11月27日チャアムに泊っているのでカオバックマーのコウモリ穴が近く、夕刻出かけました。規模は小さいけれどここなりの風情はあります。
カオバックマーのコウモリ穴

猛禽がここまで執拗にコウモリを狙うのは初めて見ました。渡りのタカ類がくる時期ですから、毎夕ここは
彼等には良い狩りの場ですね。明日はレンタカーの期限なのでバンコクに戻ります。
今回はここまで11月27日に追記で完成しました。

カオキョウオープンズーは気軽な場所です

1カオキョ―オープンズーとは?
前回のタイ北部ウタイタニにあるホアイカーケンからの帰途、一路カオキョウにより、硬くなった頭を解しに立ち寄りました。ここで、新たなものを目にし、心が安らぎました。ここはタイでも最大規模を誇る動物園です。
今まで、嫌っていた動物園も、ここで新たな考えを持つに至りました。
2IMG_2739 上空をインドトキコウがゆったり飛ぶ
動物園のイメージは動物を檻に閉じ込めて、ショーを見せても、ヤラセばかりが目立ち、野生を追いかける私からは、邪道の様な気がしたからです。
3IMG_2737 インドトキコウ
ここの良い所はオープンズーと言うだけあって、極力檻の中を避けて、動物たちにストレスを与えないように努めている事です。上のインドトキコウの飛翔と、広い園内の中心地に彼らが巣作りしていて、何処までが動物園でどこからが野生なのか?その様な雰囲気が残されています。
4山猫たち
この山猫たちは小さな檻に閉じ込められていますが、下のカラカルなどは野生の厳しい顔を見せています。
5IMG_3237 カラカルキャット
一方、ジャガーなどに芸を仕込み、思いかけない特技を見せさせたりして驚きです。
6ジャガー水中ショー
水に飛び込み、水底から餌を拾って食べる様は、他で見た事がありません。ジャガーは豹によく似ていてアメリカ大陸にしかいない事からアメリカヒョウとかアメリカタイガーと呼ばれています。ヒョウとの違いは背中の斑紋でしょうか。ジャガーの方がより規則的なパタンに見えます。
7IMG_2921 バンテンの群れ
バンテンがいる事は前から知っていて、撮影もしていましたし、ブログで断ったうえ、この個体も紹介しています。年老いた個体で後の若いものと色も角も違いが理解できます。ホアイカ―ケンで何故あの様にムキになってこれを辛抱強く待ったのか?ここに来ると、いつも、その様な考えを持ちますが、だから、野生の個体と出会う時が楽しいのでしょう。
8IMG_2834 バンテン草食む
それに近くで長時間見られ、動物の姿や細かな点まで観察が出来る事は野生で見た時に大きな役に立ちますし知識も吸収できるのです。
9IMG_2919 ガウルインドバイソン
タイではインドバイソン(ガウル)をこれだけの至近で見られるところはありません・
10IMG_3035オオサイチョウアップ
驚きの頂点はこのオオサイチョウです。いつもここにいるとか、偶然来たのではなく、動物ショーの一環で、アナウンスと同時に現れて、その姿を惜しげもなく見せてくれるのですから、カオヤイに何回通ってもいるのは確認できても、樹上の枝や葉に隠されて、全身をさらすことはまずありません。
11オオサイチョウの飛翔
それほど難しいオオサイチョウが、アナウンス一つで現れて、2か所に留まり、目の前を3回も飛んでくれるのですから驚き以外の何物でもありません。カメラに70~200ミリのズームをつけて撮るとフレームに治まらず、標準かワイドで撮れます。毎日3回もこのショーに出るのですから、どのような人物がどのように調教したのか興味津々です。正面から見るとロボットの様です。
12コーラを運ぶカワウソ

このカワウソの仲間でしょうか?6~7頭がやって来て水に入り、3メートル以上の水底から、皆がコカコーラの缶を抱えて上がって来るのですから、拍手喝采です。
13シラユキがショーに
前に見たホワイトタイガーシラユキがショーに出ていて、淡々と芸を寛していました。元カレのオスはテレビの影響かアマちゃんをやっていました。
珍獣等の小動物 
上のビントロンは夜行性の珍獣ですが、ここではドル箱のスターです。写真を撮るだけで600円はとられますし、多くの人が競って撮りますから、1日の稼ぎは大変なものです。
15IMG_3334 マメジカ
ここにはあれだけ苦労して撮ったマメジカが逃げることなく至近で撮れますから、どうしてあの様にムキになったか不思議です。
16IMG_3586 夕日のカオキョウ
家路に着くころ、サイアムベイに沈む太陽が熱帯の樹林越しにゆったりした気持ちにさせてくれます。
たまにはこの様な動物園もいいですよ。タイに来たら、一日ここで遊ばれるのも一興かと思います。ここまではバンコクから車を雇って往復1万円で来られますし、広い園内も車で回れますし、電気自動車を簡単に借りられます。パタヤからも近く、同じシーラッチャには、500頭の虎で有名なタイガーズーもあります。
また、全部は紹介できませんでしたが、アフリカの動物は殆んどいますし、バクーやアリクイ、ミーアキャットにキツネザル、コビトカバや世界の珍しいトリまでバラエティは豊富で、一日居ても飽きません。

あとがき
やはり動物園の写真は物足りなく、現在ケンクラッチャンからクイブリやサムロイに来ていて新たなものを撮りました。数日後にアップの予定です。

メーウォンから再びホアイカ―ケンへセロー探しの毎日です

メーウォンには前から行きたかったのと、友人のアモンが各国のバーダーを案内して来ているのを知り、すぐ近いとの事が地図から分かり、様子を見に行きました。トリは良い場所ですが四足狙いには大変な場所です。原因は以前に起きた大規模な山火事にあると聞かされましたが、以来、虎や象 バンテン等の姿は殆んど消えたそうです。下のラベルの重なる山岳風景は多くの山肌が伐採された様に見えますが、これは伐採でなく、以前の火事の後遺症で、大きな被害だった事が分かります。ラベルは最大化して見て下さい。
1メーウォンの風景

園内のゲート傍に宿泊施設があり、外にも複数のリゾートがある様でした。今回はこのバンガローに泊りました。
2メーウォン国立公園で見た野鳥達1
大きな山の中で、トリを見つけるのは大変ですが、アモンのグループには日本人6人とフィリピン、シンガポールのバーダーたちが12人ほどいて、皆さん、目がいいのに驚きました。齢をとると、野鳥探しもピント合わせも一苦労になりました。やはり、大きい四足がいいようです。サーペントイーグルはインドで、よく見かけた鳥ですが、サーペントは大きなヘビの意味で、何度かへビを捉えたのを見ました。メジロは子供の頃から親しんだトリで、親しみがあります。
3メーウォン国立公園で見た野鳥達2
左のドロンゴはよくカンムリが見えませんが、頭から首へのヘアが美しく初めて見ました。右下はチメドリだとわかりましたが、アモンに聞いた英名を直訳するとスジ ミソサザイ チメドリです。
下の写真は、上のラベルのチメドリと同じ時間に撮ったので同種かと思いましたが、見てくれが少し違うのでアモンにメールで問い合わせてこちらはBuff Breasted Babbler で、ルーンシーンのハイドでよく見たチャムネチメドリでした。3Bと覚えると早いかもしれません。streaked は筋や線、縞やメッシュなどになったの形容詞で、Buff は茶色の意味で、他のタイ人から最初Puff と教えられ、首をひねりましたがその後の調査で意味が通じるBuff で納得でした。アモンにいつも助けられます。
IMG_2080 buff breasted babbler
やはりトリより獣が性に合う様で、アモン達と別れて得た情報で、ホアイカ―ケン付近にセローが棲む岩山があるとの情報をアモンのアシスタントから貰い、また、ここに戻り、また、4日ほど探していますが、今年のこの時期には雨期が完全に明けず、樹木や葉が茂る為、発見が大変で、今日は季節外れの大雨で、1日がつぶれました。
4ホアイカーケン ジャッカルの日
押えの映像を撮るため保護区の餌付けして育てているセローが誰でも見られるとの複数情報で、行くと、今は禁止になったと告げられ、最初のゲートでの応対も可能の様でしたが、どうやら前回書いた経緯から。狙い撃ちで私だけに禁止と言うことになった様で、20キロ以上離れたオフィスから係員が来て、冷たい仕打ちでした。
彼の話は納得がいかず、その理由は下記の通りです。
5怒りの理由
このブログの愛読者のお一人の西田さんと言う方も今年この展望台に上り、観察をしていますし、他のタイ人に聞いても、何の制限もなしとの事だけに、気色ばみましたし、ラベルに有るとおり、観察場所の案内が右にも左にも随所にあり、何故、私にだけその様な不条理を押し付けるのか、やはり、前回書いた事に自信を持ちました。
6IMG_2338 ジャッカル正面
ジャッカルも気の毒がって撮影させてくれました。これでは、他の場所近辺でもセローは難しいかもしれません。
7セロ―のデン1
ここ、連日、この様な鍾乳洞近辺での情報収集と観察を続けていますが、やはり、保護区からの連絡でこれらの国立公園関連にもお触れが回ったのか、突然の対応の仕方が変わり、何処もここにはいない可能性が高いとまで言い始める始末で、下にある様に、セローの当日朝の新しいパグマークを3日前に確認したばかりなのですから納得できません。
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ラベルにも今朝のパグマークと書いてあるし、私はインドで虎探しはアラームコールとパグの調査から40年以上毎回していてパグの新旧は見分けが付きます。確かに今年は雨期明けでも雨が多く、茂みも深いから姿を見るのは大変ですが、パグを見たのですからここにはいないとの情報はオカシイに決まっています.
9IMG_2127 鍾乳洞の内部は空洞の空間が
でも、このカオプララにあるホッパタード鍾乳洞は本当にジェラシックパークの様で、まして、リャンパーの足跡を見たら興味が倍増します。上の景色は鍾乳洞の中での鉢の底の様な場所で、不思議な魅力です。
タイ語の発音は微妙で、Khao Pla Ra とHup pla Tard と英語で道路標識に表記されていますが、この発音はカオパラ とか フッパタッド 等と現地では発音しています。Pla  の表記はパ と発音するケースが多いです。ホワイカーケンも人により発音が違い、この発音は一般的で、ただ、イントネーションが微妙に違うだけで、タイ人のアモンでも現地で伝えるのに苦労している様です。ノーザンタイダイレクトの発音は難しいとも言っていましたので、この地名を聞くときに苦労して、最後に相手から、『オ~ ホワイカーケン!』と言われて、微妙なイントネーションが違うだけで、内心同じ発音じゃないか、と、思ったりします。
余談ですが、ケーンクラッチャンもケーンカッチャンと発音する人が多く、文中子音la やra は省略されることも多いようで、私は多数のタイ友人が発音する地名を日本語表記しています。
10IMG_2147 内部の洞窟にはシダが
この通り、洞窟の中に内院があり、その中心に下の様な洞窟が存在して内院を8の字型に区別して2つの空間を見せて不思議と言うより、自然界の創造力は神の存在をも肯定します。内院を2分する洞窟は10~20米程ですが、何故ここがあるのか、また、どうして鍾乳石が垂れているのか不思議以外の言葉が見つかりません。
11IMG_2152 内部f洞穴の先はジェラシゥクパーク
内部に灯りはなく、すべてストロボを焚いての撮影ですが、奥に見えるニッパ椰子やシダは鍾乳石と相まってジェラシックパークを彷彿させます。
12セローのデン内部の様子

そして、2個目の内院奥にある別の小洞窟にセローのデン(隠れ家)を見つけたのは感激でしたし、その存在はその日の足跡で証明されたのですから、人が訪れるこの場所には夜だけ戻り、昼間は周囲の岩壁やその岩稜で過ごす様です。リャンパー親子は後に別な場所で撮ったものです。
13IMG_2182 内壁の上はこの様です
内院の周囲は高さ100米を超える岩壁に囲まれて、セロー(リャンパー)は岩登りの名人で、偶蹄目ですが、木にも登る程ですからこの岩陰や稜線にいるに違いなく、観光客や係りの人間が帰った後の暗闇になった内院のデンに戻るに違いありません。
14IMG_2191 外壁の岩壁
ここは内院の反対側の外壁で、周囲は優に5キロを超えていて、連日ここを車で何度も回っていますがセローの撮影は出来ていません。本当は撮影していましたが気付かなかっただけで、後でわかり、下に写真を追加しました。
15IMG_2174 5000年前の絵画
この付近には3500年~5000年前に描かれたと考えられている古代人の壁画が残されここの価値を高めています。これはレプリカですが、本物はkhao pla raの石灰岩の巨大な岩壁にあります。現地の人はカオ パラと発音しており、カオパラは洞窟があるカオフッパタードの先にある山でこの付近の呼び名になっているようです。
16ようこそジェラシックワールドへ
この風景は忘れられず、また明日にでも観察に行く予定です。11月17日深夜にバンライにて書きましたが、11月22日に予約投稿を行い、少し新たなネタに挑戦です。ここ、タイ国ウタイタニ県のフッパタッド洞窟は今後多くの人の興味を呼ぶと確信していますが、バンコクから5時間程で来られる場所です。ここに連続して通ううち、最近は多くの観光客を呼んでいるのが理解出来、将来はきっと有名な観光地になると信じます。近くに温泉もあり、良い所ですから、いつか行ってみてください。英語表記はHup pla tard ですが多くの人はフッパタードの呼び名で呼んでいます。Pla の発音を昔はプラッと発音していましたが、Klap もクラップがカップとなっていてタイ語の発音も多様化しています。
偶然に写っていたセロー
ラベルは知らないうちに撮った風景の中に偶然セローが写っていて、気づけば、超望遠で個体をクリアに捉えたと思いますが、内院の底で新しいパグ(足跡)をみて、ねぐら(デン)も見ていて、絶対いる筈と思い単なる証拠写真として掲載しました。

追加投稿
ついに11月18日最後のチャンスでセローはここでは良いものが撮れませんでしたが、他の場所で撮ったものを下に掲載します。場所は敢えて伏せます。
セロー1
慌ただしく写真を選び、間に合わせました。偶蹄目ウシやカモシカの仲間です。
IMG_3548 セロー母子
結局ホアイカーケン周辺で2週間近く過ごし、バンコクに19日深夜に戻りました。これより写真を見直します。


タイ北部山岳地帯に珍獣を見に来ました。ホアイカ―ケン編

お待たせいたしましたが、悩んだ挙句、タイ中部から北部への接点、虎やバンテンが棲むホワイカーケンとメーウォンへのチャレンジです。冒頭の写真をご覧ください。南西部タイのクイブリ、ケーンクラッチャンや最北のチェンマイ チェンライ先まで続くミャンマーとの大国境山岳地帯の山並みに位置します。
8IMG_1682 バンテン争い

ブログに書けるか、実のところ心配で、弱気になりタイでの撮影がマンネリ化してジレンマに悩みました。
ホワイカーケンへの撮影は、誰でも行ける場所で、大げさなものではなく、実際、タイで野生の虎が見られる最後の場所となりつつあるのです。
近郊のナコンサワンに住むタイ人の写真家に電話で相談したところ、一言の下に『虎は見るだけでも絶対無理!』と言われ、久ぶりに反骨精神に火がつきました。おまけに、バンテンの生態写真は同じくらい難しいとも言われたのです

7IMG_1677 バンテン争い
そこでこの写真ですが、行って初日、バンテンの群れをガイドなしに、感働きだけで、この場所にたどり着き、バンテン10頭の群れと、おまけに初めてのこの場所で虎を見たのです。しかし、観察塔に登り、カメラを手にした瞬間。群れは背後のジャングルに逃げました。2度と戻らず、梯子を降り出した瞬間、低い聞き覚えのある、虎の唸り声を聞き、すぐ近くに逃げ込む虎の姿を見ましたが、撮影は出来ませんでした。
それから4日間毎日通いこの写真をものにしましたが草食獣の動きのあるものは、なんと久しぶりか?
それより、その時の落胆ぶりはかってないもので、自信を失くし、娘と親しい友人数人だけに、その心境を伝えたのですが、もうすべてを失った気分で、決してこの事はブログに書くまいと考えました。
1渡るべき多くの川
ここに至る道中で、色々あり、半分はやけになった様で、少し無茶をしましたが我ながらのやんちゃブリに呆れたました。
2スタック
そして、この様な事態を招き、前日、可笑しなメールを送ったばかりで、それ見ろ!の気分に陥りました。
3プーカイケーブにようこそ!
そこで、気分を入れ替え、拠点にしたバンライ郊外の高級リゾートに1日だけ移り、評判の鍾乳洞で、ロシア人の団体と鍾乳洞見学となりましたが、すっかりツーリストをやって、楽しい時間を過ごし、大きな気晴らしで、そのまま午後には、4回目の観察塔に戻り、待つこと2時間半、これで来なければ、友人のチャカパンの勝ちで、最後のチャンスと思った時に、冒頭の写真で、ただ草を食むバンテンはそれほど難しくなく、これは、内心、やったぜ!の想いでした。
5バンテン バンザイ
その様に思ったのは二日目にそこに行く際、ガイドを雇うべきと考えて、ビジターセンター本部のオフィサーに会い、本来は初日からだったのですが、翌日からしか空きのない事を告げられ、単身そこに行きました。
正直に前日の出来事を打ち明け、どうしても、そこで再挑戦したい事を告げたら、意外な返事で『プロの写真家は駄目な事と、もし、虎やバンテンの写真をそこで撮った場合、誰にも見せない事』を告げられ、ピンと来たのは、タイの代表的な野生写真家で、虎の第一人者と自他ともに認めている某氏の存在が背後に見えた事と、彼に得意気に見せられた虎の写真の中で、どのように撮ったのか感心するものがあり、それとなく聞くと、建設用の重機を駆使して、しかも、夜間、上下左右に自在に動く電気工事などに使うような大掛かりなもので撮影したと自慢げに話され、どのようにその許可を得たか不思議で、一緒にいた人達の話から、彼がその自然保護や森林などを統括する省庁のセクレタリーで、最高責任者ですから、それが可能な訳で、現在も隠然たる力を持つ彼の指示で、プロの写真家をそこに入れない事等を指示したと思われ、保護区内の決まりなら、フェアではないと直感しました。無論、私は自身の楽しみだと答えましたが・・・

4けもの道
このラベルの左側の2枚は初日にバンテンが逃げ込んだ獣道で、虎はそれを狙い、待ち伏せていたようで、私のすぐ真下の塔近くの茂みに潜み、獲物が逃げた為、梯子を降りる際に吠え付いたのでした。
この事はブログに書いても信用されない事を見越し、親しい人数人に弱気な内心を吐露してその様に書きましたが、この写真を撮った事で、今回一部始終を打ち明けました。
6IMG_1670 1頭
バンテンが4日目に戻り、これが、最初に森から背後の5メートル程の川を渡り。この草地に登りついた瞬間です。
9IMG_1685 バンテン走る
次々に上がり、久しぶりの躍動感に心が弾み、この報告になりました。
11IMG_1718 バンテンが戻った!
先日見た時と同じ10頭の群れで、落ち着いて草を食み、この程度では恐らく自己嫌悪で、ブログにこの顛末は書かなかったと思います。
10珍しいバンテンの授乳シーン
母子の愛おしい授乳シーンで、生態写真に欠かせないものです。
12サンバー鹿
本来、虎の生息数はインド等ではこのサンバー鹿の数が虎の人口密度を計るバロメーターなのですが実際タイの森でサンバーの数は少なく、それが虎の数を少なくさせました。カンチャナブリのタイガーテンプルは飼い虎を野生に返そうとの一僧侶の高邁な精神で始められたのに、現在はその兆候さえ見られません。
お金儲けに忙しいようです。
13IMG_1804 マクジャク
初日、アブハチとらずの一環で不成功に終わったタイ固有種マクジャクも撮れて良かったですが前回は数羽のオスとメス10羽以上の群れが見られたのですが『マッチベター ザン ナッシング』の心境です。
14クモは友達
4日間の待ち時間総計は10数時間で、天井に手のひら大のタランチュラがいて、同じ場所で辛抱強く獲物を待ち、それで、孤独感から解放され、毎回この蜘蛛を撮り、互いに最終日に大きな獲物をゲットしました。
16世界遺産です
この様な多様性から、ホアイカ―ケン野生保護区は世界自然遺産に登録されたのです。ここは国立公園ではなくあくまでもゲームリザーブ(Game は野生動物の意味でReserveは保護区です)で、タイ人ですら国立公園と思う人が多いようです。
15IMG_1833 バンテン10頭
お終いは10点満点でなく10点バンテンと洒落て、丁度10頭のバンテンをお見せして締め括ります。
久しぶりの舌好調ですが、一昨日からメーウォンに来ている友人のアモンを訪ねて会いに行き、日本やアジアの野鳥の会のメンバーを案内して忙しそうに働く姿に感動しました。それにしても、72歳を目前に、衰えていく自身の視力に比べ、彼等の目の良いことには脱帽です。私は、野鳥の会ではなく、日本イチョウの会元会員で、癌研病院の院長武藤先生のお蔭で、消化器を直し、会員ではなくなりましたが、ドクタームーチョには頭が上がりません。
いま、再びホアイカーケンに戻り、アモンの助手が、この保護区で働いた経験から、セローと呼ばれるライムストーンの岩山に棲む偶蹄目を探しに行き、メーウォンの結果と一緒に次回掲載予定です。

10月に入り、ロッブリのコウモリ穴とカオヤイに行きました。

確実に撮れる被写体として、コウモリは良い対象です。久しぶりにロッブリ県のバンミに行き、撮影しましたが、時間の余裕を持って出たのに、着いたのは夕方の5時半過ぎで、もう、コウモリは洞窟からすでに飛んでいました。
焦りましたが、とにかく、洞窟まで早足で登り、息が切れて、飛翔はもう半分以上が出ていたものの、何とか撮影はできたようです。
IMG_0945 35mmノートリ
レンズは広角ズーム35mmF2,8 でこの映像で、如何に近いかが理解して頂けると思います。
21012年コウモリ穴
上のラベルは昨年9月と10月に撮ったコウモリ穴の様子ですが、下記でアーカイブできます。画像は前回のものが良かったようです。見て下さい。タイのコウモリ洞窟 主にロッブリ県バンミ村のもの
コウモリ洞窟に再度出かけました。迫力です!Bat's Cave
IMG_0963 17mmワイドノートリは凄い
これも17mmのワイドです。コウモリ洞窟はこの岩山の斜面が墓地になっていてその上にあります。
IMG_0749 全ての写真は画像解像度を2000×1333にしました 200mm
この写真は75mmで撮りましたが、撮影中、コウモリが頭にぶつかって行きます。
IMG_0881 黒い軍団が舞う35mmノートリ
目の前を跳ぶコウモリを側面から35mmで捉えましたが、本当に近い距離です。
IMG_0736 毎夜数千万のコウモリが闇に飛んで行き朝には戻る 35mm
これも35mmですが。恐らく1000万を軽く超えるコウモリが、毎夕、洞窟から噴出して、朝には帰り、また、夕刻飛び出して、コウモリが飛ばない日はないと思われます。その翌日は、カオヤイに向かいましたが、先月の洪水の被害があった地域で、田畑はまだ、水が引いていませんでした。
カオヤイの風景2
雨期のカオヤイは見るべき対象が少なく、ナイトサファリを考えて行きましたが、生憎の週末で、予約はいっぱい、大勢の人と相乗りでは、撮影は事実上不可能で、オオサイチョウに賭けて行きました。
IMG_1169 カオヤイのオオサイチョウ飛翔
三脚をたてて、目の前の降雨林に狙いをつけて待ちましたが、サイチョウは予想外の背後から5羽ほどが飛び、慌てて、レンズを向けましたが、間に合わず、最後に飛んできた1羽だけが、何とか撮れましたが結果はご覧の通り最悪でした。この場所は昔からオオサイチョウが見られた場所で、40年前の昔、虎に怯えて撮影した事が懐かしく思い起こされました。
IMG_1163 オオサイチョウ
飛んで行く個体はピントが合いにくく、これも、薄暮の中、ピンが来ていません。
久し振りのカオヤイ
カオヤイは夕方になると少し気温が下がり、涼しいです。
IMG_1107 shrike モズの飛翔
サイチョウを待つ間、目の前の草原を飛び交う、たぶん、百舌鳥の仲間だと思いますが、可愛い鳥でした。
IMG_1136 ブロンズドロンゴ
これも草原のドロンゴで、恐らく、これはブロンズドロンゴだと思います。
IMG_1190 カオヤイの野鳥の群れ
これは群れでいる、ハッカだと思いますが、今、調査中です。(上下ともワンナムキョウで撮影)
IMG_1188 カオヤイ ワンナムキョウにて
こうしてみると、ハッカではない様な気がします。
IMG_1219 不明のトリ カオヤイ
スズメかなと、思いましたが、これも調査中です。
IMG_1217 カオヤイの不明のトリ
胸と頭がスズメではないと思った根拠ですが、調査中です。
カオヤイの野鳥モズ
サイチョウを待つ間、見た鳥の中で、最も可愛かったのが、上のトリで、恐らくShrike モズの仲間の様です。
カオヤイは現在、人気の観光地になり、週末は殊に混み、公園外に多くの谷があり、その辺は静かで、ワンナムキョウとか、トスカーナバレーとか、景色もよく、静かな観察が出来る場所も多いです。

この記事をアップして、空港に行き、日本に一時帰国です。10月16日夕刻記

前々回 深夜の恐怖体験を現地に行き検証しました。ダスキーの赤ちゃんの変わりぶりも報告します。

先々週位か、ケンクラッチャンでの深夜恐怖体験を書きましたが、明るい所で見て仰天しました。巻末にサムロイのダスキーラングールの黄金ベービーの変わり様やチャアム周辺も撮影しましたので、ご覧ください。
1IMG_0004 深夜ここに突っこんだ改めて恐怖

先日、深夜雨の中で、4回も道を替えて走り、右に行っても左に行っても、同じ場所に戻り、堂々巡りし、薄気味悪い思いを抱きましたが、おまけに今まで見た事がない、大きな湖や沼を見て昼間見たら仰天しました。あの時は豪雨でしたが、この様な景色と思わず、水に飛び込み、抵抗でスピードが落ち、道路が冠水した程度にしか考えず、エンストしたら困る等と早めに後退して事なきを得ましたが、この地点より10メートル程は走ったと思いますが、危うい所でした。後で説明いたします。
1IMG_9978 チャアムビーチのホテルからブラックマウンテンを見る
先ずは、もう、しばし、車の旅も休んで、ついでに、身体も休めるつもりで、チャアムビーチに行きました。目の前にホアヒンのブラックマウンテンが見えており、背後にケンクラッチャンがあります。そこで、2日ほど体を休ませて行ったところが、前に恐怖体験をした、あの湖付近の謎を解く為に昨日行って、見てきましが、突発事故に遭い山中で困っていました。
親切軍団
車のタイヤが、悪路でバーストして、スペアをつけてと考えましたが、ジャッキがお粗末で、車があげられませんでした。そこで、反対車線から来た、若い農家の夫婦が、手助けをしてくれたのですが、やはり、ジャッキアップが出来ません。そのうち、何やらタイ語で話し、そのまま、去って行きましたが、今度は年寄りが来て、やはりギブアップ、しばらくすると、先刻の夫婦が知らせた7人ほどのタイ人が来て、困った時はお互い様と、少し大きめのジャッキで上の様にスペアを装着して、次はそのお年寄りが、先導してくれて、次の集落にある、修理屋さんに連れて行ってくれたのです。謝礼にと、お金を渡そうとすると、人間はハートが大切と受け取らず、その年寄りも同じでした。この事は、私が感じていた昨今のタイ人達への不満は一瞬に吹き飛び,昔のタイ人がいる!と、私の気持ちを幸せにしてくれたのでした。

3IMG_0091 パラウからの道
その後、そこはもうパラウ滝の近くでしたが、道を聞き、後戻りして、先日の場所を探したのです。
4IMG_0042 第一の湖
これが第一の湖でした。
5IMG_0087 第2の湖
これが第2のもので、もう一つもすぐに見つかりました。
6IMG_9999 第3の湖
これが第3の湖ですが、何故この地域で豪雨の中、リングワンディリングとも言える堂々巡りを4回も繰り返したのかは、いまだに理解できません。
7IMG_0003 こんな道とは知らなかった
この様な沼地は沢山ありました。
8IMG_0094 夜中迷った付近
ホアヒンからパラウ渓谷に行く道路は相当手前からしか、ケンクラッチャンに行けませんが、この指導標はタイヤがパンクしたパラウの手前から戻る際にホアヒンへ向かう方角ですが、バンノンプラブから24キロ先と理解出来ます。
9IMG_0056 酪農が盛ん
この迷った辺りは酪農が盛んで、どの家にもこの様な牛がいて、放し飼いされています。前回ここに来た際は大雨なのに、道路を塞いで30頭程がいて、どかすのが大変でした。
11湖水への恐怖ドライブ
最初の写真で仰天した場所です。あの際は雨で深夜、この様に見える訳でなく、今回行って、ここへ突っ込んだことが、冷や汗ものでした。スピードを落としたのは、水の抵抗で気が付き、慌てて、バックギアにして、道に戻ったのでした。
12四駆のみが通れる道
ここも方角から、ケンクラッチャン方向だと思い、入った小道で、オフロード用の四駆でない限り通行は出来ず、対向車が来たら、双方とも動きがとれない道です。タイヤのバーストで、まだ懲りずにこんな道を選びましたが結局、途中で引き返しました。若い農夫夫妻が、途中まで先導してくれましたが、この山の民は本当に親切でした。今まで、無愛想なので、想像外で、こちらから、誠意をもって話せば、必ず、親切にしてくれます。
13IMG_0097 道を聞きここまで案内してくれた老夫婦
ここでもホアヒン道路の分岐で道を聞いた老夫婦が車で先導してくれて、この分岐で、止まり、左に行くよう指示してくれました。この標識で右か左か、分かりませんよね?貴方ならどちらに行きますか?
14IMG_0017 カイツブリのつがい
湖にはカイツブリや他の水鳥に、ハチクイ等がたくさん来ていましたが、今回はカイツブリしか撮りませんでした。
15IMG_0095 ケンクラッチャンへの道
ここからバンホアイソックの方向がケンクラッチャンで、前のトラックが農夫夫妻のものでした。
16IMG_0037 象牧場付近左はパラウ滝へ
これは有名な観光地としてホアヒンから観光客を呼んでいる、象牧場の入り口の標識です。
17IMG_0047 この様な湖は最低三つはある
ダムと言うか、湖の下流にはこの様な水門があり、増水すれば、勝手にここから流れて行き、バランスをとっているようです。周辺には、きっと他にもこの様な湖や沼がありそうです。今回は国立公園外の風景と人間の暮らしが見られて爽やかで、いい気持ちになれました。トリも動物も1枚しかなかったので、今日早速サムロイヨッドに行き、ダスキーの赤ちゃんの変身を撮影しました。下がその様子です。
IMG_0132 変わりつつあるベービー
もう黄色いのはこの子だけで、前回他に黄金が変色始めた2頭は完全に成獣と同じ色になりましたが、この子だけが、ようやく3か月で変色が始まりました。
ダスキー変色の過程
同じ写真が3枚ですが、光線で違って見えます。最後の黒い赤ちゃんは、1か月ほど早く生まれた個体で、生後4か月 前回は金色でしたが、もう、黒いです。
IMG_0244 黄金ベービーの父親
歌舞伎役者の様なこの顔は、黄金ベービーの父親で、目にクマを入れてまるで役者の様ですが、発情しているようです。同級生のイソちゃんみたいです?
三か月で変色した黄金ベービー
これも皆同一個体で、光線や角度で濃淡が替わり、別の個体に見えます。現在、ビジターセンターのマングローブ林に棲みついた様です。背後には、大好きな石灰岩の岩壁があり、ここが余程気に入った様です。
10月3日チャアムに泊り、久しぶりにコウモリ洞窟のある、カオバックマーに立ち寄り、そこから、ペットカセムを通らず、前号で紹介した、クジラの拠点サイアムベイに近いバンタブーンまで、海に近い塩田の中をのんびり走り、カオヨイ(本当はカオイコ)の見える素敵な田園地帯の3キロほど手前(バンコクより)のペットカセムに出ました。その間の画像も添えます。
チャアムのカオナンパンスーラット
チャアムは昔、小さな村でしたが、ホアヒンの手前のビーチが人気になり、多くのホテルがあります。
しかし、ここの本当の魅力は、豊かな田園地帯と、岩山周辺の自然で規模は小さいですが、毎夕見られるカオバックマーのコウモリ穴や、最近王の提案でなされた、ナンパンスーラットの教育的保護を目的とした公園化などで、豊かな自然を満喫できることです。
IMG_0586 牛追の少年たち
この辺りは昔から牛飼いや闘牛も盛んで、この様な風景も見られます。
チャアムからバンタブーン海岸通りの野鳥
更に、ここから海沿いにバンタブーンへと抜ける道は、のんびりして、途中にビューポイントも設置されて王様の地域発展や、自然保護への願いが込められているようです。ホアヒンの帰り道是非立ち寄ってください。
追記 読者で関西のバーダー猪口洋子さんからご指摘があり、ラベル右上の写真はホウジロムクドリではとのことで、調査したら、その通りでした。猪口さん、早速にありがとうございます。英名はAsian Pied Starling です。
siAsian Pied Starlingan Pied Starling

ついにマメジカを撮りました 附二つのカオヨイの真相がわかりました。

この2か月間 車の旅が始まり、頭を離れなかったのが、マメジカのことです。ブログ協力者の親しい人にマメジカの写真と軽い約束をして、7回シン小父さんの隠れ家に籠り、豪雨の中でも粘り、大きな蛇を見たり、頑張りましたが、途中でギブアップし、その後、時間が余ると、自然に車がその方向に向かい、いつの間にか隠れ小屋に来ていて、そんなある日、ついに撮影が出来ました。この事は約束に拘ったと考えていましたが、確かに、それは自身の誓った事が彼女への約束ではなく、自分への約束だと思っていて、この性格はどうにも変えられない私の生き方なのです。でも、漸く、心が晴れました。
2マメジカラベル2Jpeg 変換A4
小さな動物の特徴は警戒心が強く、目立たない藪の中を好み、ここは昼なお暗い森の中で、相変わらずISO6400でF2,8 でようやく100分の1秒ほどです。この時は至近距離で、しばらくいてくれました。
1マメジカラベルマイティ1
偶蹄目マメジカ科のMouse Deer は正式名Chevrotain で、数少ない角を持たない鹿なのです。大きさは50センチ程で体高は30センチ程です。目元の涼しい、可愛い動物です。
翌日、ケーンクラッチャンから、車で走り、バンコクに寄らず、チョンブリのノムサンソック近くのお気に入りの場所に行き、さっそく野鳥に会いました。
3IMG_9051 Long taile Shrike オナガモズ
Long Tailed Shrike はオナガモズです。
5IMG_9127 山中の巨大な穴 セメント採掘跡
数多い用水池をめぐるうち、この様な切り立った場所に出会い、これが何かを知らずにいましたが、直後に恐ろしい思いをしました。
4IMG_9111 断崖のコロニー
その崖の途中に名前の分からないハトの様な野鳥の群れを見て、この崖に穴を掘り、コロニーにしているようでした。チョンブリの山中には思いも掛けないお寺や工場などもあり、この穴が何かを知った時は本当の恐怖でした。上の崖は30M 程のものですが、知らずに道を辿ると、上の穴の倍以上の高さの崖のヘリでしたが、道は細くなり、両側は60メートル以上切り立った大きな垂直の崖で、道幅は4メートル程しかなく、ぬかるんだ赤土と砂の道で、雨で大変危険です。高さ60メートルの綱渡りをしている気分で、途中で気付いたのはこの穴は、セメントを露天掘りで掘った跡で、穴の底では多くの重機を使い、穴掘りをしていて、両側のどちらに崩れても不思議ない場所でした。
危険な道は500米以上続き、漸く工事現場にたどり着き、人に会いましたが、誰もが私の無鉄砲な行為に無言でした。あの数百メートルの綱渡りは車はすべるし、スタック寸前で、止まれば崖は崩れそうだし、本当の恐怖でしたが、開き直ったら、恐怖は消えました。
7IMG_9201 釈尊象
途中で山の中の寺に立ち寄り、釈尊が悟りを開いた時の様子でしょうか、この様な像に出会いました。
8IMG_9204 御坊様の銅像
周辺にはその仏に仕える僧侶たちの座像もあり、タイの田舎にはこの様な場所が多くあります。私も悟りを開ければと願いました。
6珍しいラケットテールドロンゴ
このカザリオオウチュウに出会い、また、その場所に戻ろうと道を誤り、先程の危険な道に入り込みました。ドロンゴが番いでいて、近くに巣がある様な気がして戻ろうと考えたのです。
9タイのマクジャクとキジ
その後、ハイウエイからバンコクに戻るつもりで少し走ると、懐かしいカオキョウオープンズーへの看板があり、その先を曲がると、大きな誤りで、チョンブリなのに、その案内板は出鱈目なもので、シーラッチャまでは30~40キロはありますが、例のシラユキと名付けたメス虎がハネムーンから、早6か月と考えて、もしかしたら子供が出来たと考えて行きました。その際、マクジャクを見て、撮影し、上の右は首がブルーなのに、なぜかタイの人はグリーンと言い、マクジャクだと主張します。信号のアオと同じで、本来はグリーンなのにと思ったりします。
10バンテン3題
それと、クイイブリでいつも超望遠を使用したバンテンやガウルが間近に見られる事もあり、オープンズーに行ったのです、苦労して撮った個体もここに来れば、この様な至近距離で撮れます。顔写真は200ミリで殆どノートリです。
11ガウルのオスは迫力満点
ガウルもこの様なアングルで迫力があります。インドのカーナではこの距離で撮れますが、中々接近が難しい動物です。
12IMG_9323 ニコバルピジョン
ついでにカオキョウのトリ公園により、近くでこの様なニコバルピジョンも撮れて、名前も調べられます。
13IMG_9540 インドシナジリス
園内では、この様に自然種のジリスなどもやって来ます。
14IMG_9625 オス虎ははハネムン
仕上げは虎ですが、先日専門家のカセム氏と話した時、タイの虎はベンガル種でなく、コーベット種だと教えられましたが、由来は知りませんでした、恐らく、ジム・コーベットの命名したものと考えられます。
15カップリング成立か?
虎の檻は変わっていて、上のカップルは大きな場所に棲み、幸せそうでした。
JPG
私の興味はホワイトのメス シラユキのその後で、ようやく探した時は彼女は単独でいましたが、恋に燃えたあの相手は何処に行ったのでしょうか?虎の妊娠期間は約100日、カップルになってもう半年以上が経ち子供が生まれて当たり前の時期でしたが、彼女の乳房を見ましたが、露出がなく、この様な場所では子育てをさせず、人為的な飼育や、ブタに授乳をさせたりしますから、子が出来た可能性は大ですし、ホワイトの子は必ずホワイトを産みますから、高値で取引がなされると聞いています。それを見世物や金儲けだけで考えるなら、この様な場所はない方がいいのかもと考えたりします。楽しい時間は持てますが、時に複雑な思いを抱いたりするのが動物園です。

9月27日付 大切な報告です。クジラ観察以来、ソンクラン県から見た岩山はカオヨイと教えられカオヨイは別な場所にあり、急遽、本日9月27日現地に調査の為やって来て、カオヨイの街にある、カオヨイと、今までカオヨイと書いてきた山が全く別の山であり、カオイコという名である事を確認しました。
しかし、ソンクラン県の人達は、皆、あれが、カオヨイと信じているようです

カオイコの風景
気になったら行くっきゃない、そう思い、雨の予報のバンコクをでて一路ペチャプリへ向かい、二つの山の確認を行いました。やはり、名前も違う山で、ただ、場所がペチャプリ県のカオヨイ郡なので、地元の人しか知らない山でしたし、ソンクラン県の人は今でも、この山カオイコをカオヨイと信じているようです。
二つの山の比較
そこで、カオヨイとカオイコ双方に行き、撮影しましたが、全く、似ても似つかない山でした。共通項はともに山すそに立派なお寺があり、地元では大切にされ、カオヨイの街にある、カオヨイは、観光名所で、他県の人も名前は知っていて、遠くから目立つカオイコをカオヨイと勘違いしてるようでした。
カオイコは遠くからが綺麗
カオイコは田舎の静かな佇まいがあり、野鳥も豊富で、ただ、道路脇にある電線に止まるのが写真にはあまりよくないですが、この様に大型のカワセミ類も沢山見かけました。ケンクラッチャンはこの山の裏側に位置します。前に書いたソンクラン県の場所から僅か10キロ程ですから、足を延ばしても良いと思います。
場所を聞くにはこのお寺の名前が良いと思います。Wat Pomeroi がお寺です。
以上追加報告です。




タイ国内自動車旅行の後半・近況報告です。

前号まで記事の後半にタイ国内での活動を報告しましたが、チェンマイからスコータイやナコンサワンやブンポラペッドで過ごし、2週間の旅を終えて一時バンコクに帰り、翌日から再び中西部に行き、戻るとバンコクは大雨、スクンビットやラマ4世通り等主要通りが河の様になり、そのまま、バンコクを脱出して、西部山岳地帯のケンクラッチャン・バンマカに行き、ルーンシンハイドに通いました。
目当てのマメジカは撮れず、でも、多くのタイ人専門家たちと話が出来て、楽しい時間を過ごしました。その後、カオヨイ周辺で、素晴らしい場所を見つけて、昨日再びルーンシンハイドに行きましたが下記はその際の報告で、最近読者の中で、この記事を見て参考になさる方も増えて、その様な方にも、ご自分で、どのように行くかの参考になればと、具体的な写真での地名紹介などで、記事をコピーして頂き、その場所に行ける手助けになればと考えて、書きました。

1IMG_8539 農家の展望塔からのカオヨイ

前にクジラの撮影に行った際、この風景を見て、心に残った場所で行って正解でした。何故なら、ここは他の国立公園に負けない風景が展開して野鳥の数は豊富、バードウッチャーには最高の所です。
しかし、ここに行くには車が必要で、誰でも行ける所でなく、その為には、タクシーか車を運転手付きで借りるしかありません。距離はバンコクから70~80キロ、ラマ2世通り(ペットカセム国道・4号)をホアヒン方向に行く途中で、近所には、ダムナンサドアックの水上マーケットがありますが、そこは土日の週末だけの営業ですから要注意です。
観光地ではないので、運転手に話して、その場所に行くしか手はありませんが、熱意があれば、この様な素朴で美しい景色や、多くの野鳥が見られます。タクシーなら1日借りて、往復しても1万円内外で行くはずです。
追記です。この山はソンクラン県の地元の人は皆、カオヨイと呼んでいますが、9月27日気になり、現地に行き調べたら、やはり違う山です。名前はカオイコでした。

2IMG_8581 ウとサギのコロニー
これはウとサギの営巣地で、勝手にウサギ山と呼んでいます。鵜は大半がウミウで、コビトウもいますし、サギは日本と同じシラサギ3種に加え、ジャワアカガシラサギや、運が良ければムラサキサギも見られます。近くのアンパワーには多くのゴイサギが夜に活動していましたから、ここにもいます。
3IMG_8605 マングースやイタチの仲間か
この道は農道の様ですが、この様に、イタチかマングースの様な動物が道を横切り、豊かな自然が証明されています。
4IMG_8637 やたらハチクイがいた
道路脇には電線があり、多くの野鳥が止まっていますが、お馴染みのミドリハチクイも沢山いました。
5カオヨイの田園風景
何処にいてもカオイコ(カオは山です)が見えて、農業地帯で、エビの養殖池もあり、多くのクローン(運河)で結ばれています。池の建物は、池の向こうに棲むお百姓さんのものですが、自分たちの楽しみの為の小屋で、宴会をしたり、近くの展望塔で昼寝をしたり、いい暮らしをしており、野菜や果物も自給出来て、車も数台もち、4輪駆動の湿地用バギーとか持ち、それでも普通のお百姓ですから、タイの経済の底上げが進んでいて、何故多くのタイ人達が高い日本飯を食べに行くのかが少し理解出来ました。
6残したい風景
ラベルの右側はその象徴と言える展望台ですが、上がらせてもらうと10人ほどが座れる椅子が作られ、最低4人は昼寝が出来る構造で、夜は電気も来て語らいが出来ます。背後の沼には多くの野鳥が来て、バーダーには羨ましい環境です。
7IMG_8438 カオヨイが見える湿地
自分の展望塔からこの様な景色を見ながら昼寝できるなんて最高ですね。カオイコは小さな山ですが目立ち、麓はお寺があり、多くのカニクイマカクがいます。この時までは、同じ山と信じていました。こちらも近くで確認しましたが、切り立った岩山が近すぎて、全体像が掴めず、ただここは100メートル内外の山です。

いま
いち理解出来ないのが、そのカオヨイ市内の岩山はペットカセム通りの海側にあるのですが、写真で私がカオヨイとしている岩山と、市内のお寺のある岩山は違う様で、昨日その疑問を解くため、現地に行き、確かめました。(9月20日追記)地図ではこの寺のある、カオヨイは100米弱しか高さがなく、私の写真の山は地形図から、ペットカセムの西側にあり、海抜も等高線から250メートルはあります。
私の写真のものは確実にペットカセムの西側にあり、もう、ラチャブリ県の境の辺りでした。クジラの観察の際、漁師も、写真家達も、カオヨイと断言していたのに、道路の海側(東)に写真の岩山はなく、地図上でも、カオヨイは西側に位置し、タイの人はあまり、拘っていないのか、問題にしていない様です。結論として、カオヨイは2か所に山があるのかな?と、思いましたがこの山はカオイコでした。(27日追記)
7IMG_8517 Snipe シギの仲間
このシギSnipe も沢山いて、彼等は沼地が大好きなので、他にセイタカシギ等も一緒にいます。
7IMG_8452 カモメが飛び交う
カモメ Sea Gull も沢山いて、海まで数キロの距離 クジラが見えると おこぼれ頂戴で海に行くようです。
17IMG_8607 Barn Swallowの大家族
このツバメはBarn Swallow だと思いますが、アメリカではこれを普通のツバメと呼ぶらしいです。日本に来るツバメとは少し違うと思います。
7野鳥天国ヘの目印
このラベルを作ったのは、自分の覚書の意味もあり、行きたい人はこれをコピーして、運転手に見せて、サムット・ソンクランと、ペチャプリの中間地点で、日立の広告看板の手前にある、ガソリンスタンドのところを左に入る道が、先ほどのラベルの場所に導いてくれます。なので、ここへはバンコクを早朝に出て、午前中ここで見学して、ここから、更に西に行き、ペチャプリ県のカオヨーイの街から、更にケンクラッチャンを目指し、午後に着き、ルーシンハイドに行けば面白いです。バンコクからの日帰りも可能です。
IMG_8885ルーンシンの電話番号
これはバンマカから1本道で5キロ程南西に行くとルーンシーンのハイド入り口に記されたオジサンの電話番号ですが、タイ語しか通じません。この地域はタイでも特殊な電話しか通じないので、バンマカで話せば全部手配可能で、1人200バーツです。
夜は、バンマカ(Ban Maka Resort)に泊れば、最高です。一泊1000バーツから1200バーツ程で、清潔なロッジの部屋と食事が保障されます。予約はタイの観光地で ケーンクラッチャン Ban Maka Resort で直接予約もできますし、行きたければルーン シーン ハイド(Run shing Hide)の予約もできます。
Ban Maka - Thaibirding.com
以下はシン小父さんの隠れ小屋とバンマカで撮った最新の写真を紹介します。
8IMG_8070 ナンヨウクイナ7羽
昨日再び、ルーン シーンハイドに行きました。写真には7羽のナンヨウクイナの親子が写っています。
9IMG_7800 可変色の訳
バリアブルリスの由来は、この様に時に体色が変わる事から可変色となった様です。
10IMG_7717 Tree shrew 木登りトガリネズミ
キノボリトガリネズミ Tree Shrew です。
11IMG_8185 パイドホンビル幼鳥バンマカ
これはバンマカの庭で見たオリエンタルパイドホーンビルの幼鳥で、現在はオスメスの成鳥が2羽の幼鳥を育てています。
12IMG_8158 バンマカのサイチョウオス親
これはバンマカで見たオス親で、4羽を確認しました。

13IMG_8222 インドシナジリス のコピー
インドシナジリスは体長12センチ程の小さなリスです。
14IMG_8208 Tree shrew のコピー
ここでは2種のThrew がいて、大きい方がCommon でやや小さいのがNorthern 種です。体長は20センチ内外で、写真での判定は難しいようです。
15IMG_8817 リスとヤケイ
私がピーナッツを捲きました。最初、トリもリスも見向きもしませんでしたが、一度口にしたセキショクヤケイが気に入り、そのうちリスも見つけて、美味しそうに食べていました。国立公園外だけでしか出来ない行為です。
16IMG_8760 Black Headed Bulbulズグロヒヨ
写真はBlack Headed Bulbul ズグロヒヨドリですが、背中や尾が美しいヒヨドリです。
マメジカには会えませんでしたが、ここでのかくれんぼは、いつやっても楽しい時間です。この記事を9月21日に予約投稿します。これからまだ、3日間は車を契約しているので、穴場を探しに出かけますが、今後も、よろしくお願いいたします。車の旅も7月終わりから50日を越えました。(9月17日記)
9月17日、記事の訂正を行い、9月20日2時半頃まで、カオヨイとケンクラッチャンの調査に行き、公園外の地域や道路の調査に行い、3日間車で寝泊まりして、昨夜は山中で道に迷い、大雨で、パラウ滝の下流40キロ程の所に、複数のダムがあるのを見つけました。
途中で何度も行き止まりがあり、引き返して、T字路を反対に行っても、なぜか、同じ道に出てしまいます。漸く、パラウ滝からホアヒンへの道に出て、そのまま帰れば良いのに、暗い山道を再び彷徨い、恐ろしい思いをして、持ち前の反抗精神が恐ろしさを振り払い、漸く、通いなれた道に出て、納得しました。
そのまま、大雨の中、途中で接触事故に巻き込まれ、幸い、誰も怪我もなく、ようやく今、帰り着いたのが実感です。
バンコクは16日以来の大雨で、政府が19~20日に、厳重洪水注意報をだし、前例のない呼びかけをしています。この様な注意報は異例で、右肩上がりの経済発展に水を差しかねない、2年前の洪水に懲りた様です。
場合によっては、まだ雨が続いており、洪水は嫌なので、少しでも、海抜の高い場所に避難も考えていて、車のレンタルが雨もあり、22日までとされたので、安心できる場所で、心身を休ませる予定です。
下は昨日のカオヨイ郡の山での証拠写真です。
IMG_8924 ペットカセムの背後にある岩山
日没後の沼地の様子です。サギ山は鵜が一緒で賑やかでした。やはり岩山はカオヨイの街でなく背後の国道西側にあり、ソンクラン県の地元の人は山をカオヨイと呼んでいましたが東側にあるもっと小さな岩山を、カオヨイの街の人はカオヨイと呼び、観光名所にもなっています。(この山はカオイコです)
IMG_8981 シラサギが舞う
もう暗い時間ですが、サギは採餌が活発でしたし、ハチクイも、電線から10羽程の群れがハチを食べていました。

追記 カオヨイと書いた山は、この地元では海の人始め、目立つ山なので、皆がカオヨイと呼んでいましたが本日9月27日現地に行き、山すその寺に行き、聞くと、やはりカオヨイではなく、カオイコでした。謹んで報告いたします。
次回ブログで詳しく書きます。

長旅の終盤、帰路カンチャナブリに立ち寄りハチクイを撮りました。

相変わらず気まぐれな旅をつづけ、少し疲労も出て、バンコクに帰ろうと考えて、23日ブログが予約更新されたのを確認して、前日撮った写真が滑り込みで入っているのも分かり、最終的な滞在場所になったホアヒンを後に、車を走らせ、カーナビがなくて大変ですが、そこは自前の親から貰ったカンピューターを頼りにバンコクに向かい車を走らせると、予想外の降雨となり、雨を避ける様にラチャブリ経由ナコンパトムからバンコクへの道に入りました。
ラチャブリに着き、急に、直感で、久しぶりのカンチャナブリに行くと決め、雨も上がり、クワイ河で旅情に浸っていたら、例の映画にもなった『戦場に架ける橋』から、西のミャンマー国境に続く岩山をみて、カンピューターが、しきりとその場所に向かうよう指示し、それに従い、河を渡り対岸の農地で、岩山の風景を撮っていたら、いきなり、キレイな野鳥が、声をかけてくれ、ついて行ったら、下の写真です。驚きました!

12IMG_6401 2羽大レベル補正
今のは夢でなく、本物のミドリハチクイ Little Green Bee Eater です。まさかここで会うとは、思わず『あっ、Bee Eater がイータ~!』 と、叫んでしまいました。
9IMG_6264 ハチクイ4羽縦

それも単独ではなく、複数で来ていて、何度でも同じ小枝に留ります。訳はこの後説明しますが、その前にタイの有名観光地のひとつクワイ河沿いのカンチャナブリを紹介させてください。日本とは深い関連があります。
1IMG_6174 戦場にかける橋

ここは旧日本軍が、大東亜共栄圏の理想に燃えて、戦争中英軍捕虜に犠牲を強いて、タイからビルマ(現ミャンマー)への泰麺鉄道を作る一番の難関だったクワイ河に橋を造らせた場所です。映画『戦場に架ける橋』が評判になり、今も、世界中から、ここを訪れる観光客は多く、今回は中国人観光客が80%を占め、何十台の観光バスは、大半が彼等のものでした。
2IMG_6182 戦場にかける橋クワイ河泰緬鉄道の橋
ここに来ると、昔が偲ばれ、対照的な、もう一つの映画、『ビルマの竪琴』が思い出されます。私が幼少の折り、ドイツ文学者だった竹山道雄さんの同じ地域の戦争を描いた児童文学の原作も、夢中で読み、何度も篤い涙を流した思い出がありましたから、ハリウッド映画と敗戦国の日本で描かれた名作に、反戦の思想が貫かれ、当然の戦争と聞かされたあの大戦はなんだったのか子供ながら考えさせられたものでした。その様なセンチメンタリズムを持ってどれほどの人が、ここを想うか、今や大半の観光客が中国の人達で、彼等自身にどれほどの歴史認識があるのか分かりません。半世紀近く前からこの近くに来ていて、観光客の様変わりにも驚きました。中国や韓国などの人達に、日本人が戦争の時も、敗戦後も何を考えていたのか、理解が出来る作品なので、原作や、何度も作られた映画等を見て貰い、相互理解をして頂けたら、と、強く願うものです。靖国参拝がよくなければ、アメリカのアーリントン墓地や、各国にも、同じような場所があり、元首たちはいつの時代も参拝をします。日本の場合は戦争を美化したり、覇権主義を持つなど民主的な憲法のお蔭で、不可能です。
3IMG_6196 戦場にかける橋からクワイ下流を見る
その橋から見たクワイ河はダムナンサドアック・アンパワーを経て、サムットソンクランでサイアムベイに注ぎ、1か月前のクジラの撮影に来たり、昨年ホタルを見たりした場所です。
私はここに来るといつも、『ビルマの竪琴』の水島上等兵を想います。敵軍と対峙してその英国兵達と睨み合いが続いた夜に、奏でた『埴生の宿』等の英国の曲や、相手が返してくる合唱曲等の事、その後見た三角山での敵味方の兵士の悲惨な死に様を見て、僧侶となり、やがて、終戦、同僚たちは捕虜となり、故国日本に送還が決まります。
オウムに託したメッセージで、『ミズシマ ニホンニ カエロー!』 の場面、船が出て行くとき、同僚たちが 『水島!一緒に日本に帰ろう!水島』 の 呼びかけに、僧侶に身をやつし、自分の作った竪琴で奏でる日本の歌を返した決心は固く、生涯、ここで戦死した人々の菩提を弔う、の、メッセージが込められ、何も語らなかったシーンが思い浮かびます。
ここに来るとあの山の向こうのミャンマーで、その水島が僧侶として残っているのかと、フィクションと知りつつ、今でもそう思うのが自分の心持ちです。
齢をとっても変わらない心根が残っている事は嬉しい限りで、人間の優しさがあれば、戦争はもう起きない筈だし、日本人として、多くの人が、それなりの歴史認識はあると信じています。竹山道雄さんは良い作品を我々に残してくださいました。
5IMG_6241 ハチドリのいた風景
そんな橋から西の山並みを見ていて、あの岩山の下に行こうと決めました、そこには豊かな緑の農地が広がります。そう決めた時、まさかこんな出会いは予想していませんでしたが、ここからが本題です。
4IMG_6434 7羽を捉えるノートリ
そこで出会ったハチクイに誘われ、後に続いたら、この風景です、色々な場所でこの鳥を見ましたが、この様に群れて同じフレームに7羽のハチクイがセトルしたのは初めての経験でした。
7IMG_6302 ハチを咥えて
よく見ると、訳が理解出来ました。口に咥えているのは、正にそのハチそのものです。飛んでは数分で戻り、ハチを咥え、この枝で食べて、また、採餌に行き、戻ります。
6IMG_6285 ハチクイ2羽200mm
直後にまた、ハチを咥え、食べていて、近くにハチの巣がありそうです。
8IMG_6261 4羽目が来た
飛ぶと大きさが倍に見えて、美しいです。
11IMG_6399 大レベル補正
この枝がやはり大好きなのでしょう。ひっきりなしにやって来て、時に10羽ほどがこの枝にきます。
10IMG_6342 飛翔500mm
夕方日暮れ前、必ずしも、よいコンディションではありませんでしたが、美しい飛翔シーンに見惚れました。
13IMG_6413 2羽
この鳥を長時間この様に撮影出来たのは、やはり、運だけでなく、感が働いたに違いありません。水島上等兵、否、竹山道雄さん、ありがとうございました。
14IMG_6430 5羽500mmノートリレベル補正
熱帯の野鳥の中では宝石の輝きを持つトリ、それがLittle Green BeeEater です。
15IMG_6443 ハチクイ6羽ノートリレベル補正
これらの写真は最初200mm F2,8 を使い、途中で500mm にスイッチして。キャノン7Dで実質800mm にしてからは、トリミングなしですが、大逆光で、その分、相当なレベル補正を行いました。
16IMG_6444 ハチクイ6羽ノートリレベル補正
恐らく、この様な複数のハチドリを撮ることは、もう二度とないでしょう。
17カンチャナブリで見た他のトリ
他にも上のラベルのトリにエボシヒヨドリも見ましたが、ハチドリを撮影中日没でタイムリミットでした。
8月24日に書き上げて8月30日付の予約投稿を行いましたが、撮影は前日8月23日です。
カンチャナブリは寄って良かったと思うのは、昔を偲び、帰りたくても帰れなかったカンボジャ・アンコール遺跡で見た、徳川初期の侍、森本右近太夫の落書きと、終戦直後、ベトナム辺りから逃げてきた日本兵が刻んだ3名の遺跡に残した名前など、現在の自分に身を置き換え、ビルマの竪琴を想い、望郷の念はきっと彼等と同じだったと、思います。次回のブログはマンネリにならぬ様なにか考えます。
今後もよろしくお願いいたします。

今回ブログを終了する直前、故郷のカワセミ池からの便りが柿沢 章隊員から届きましたのでその一部をラベルに纏めましたので、メールと共に見て下さい。私の意見はもし、下のラベルの個体がその日給餌をしていたら、それは確実に親鳥です。その辺の情報を皆さんで共有したらいいと考えます。
柿沢さん8月26日投稿

大谷様

 ご無沙汰しております。都会から離れての長期に渡る撮影ではお疲れのことと思います。
隠れ家での撮影は面白そうでしたね、マイフィールドでもやってみたいです。
最近の役所前の撮影状況は早朝5時から戸高さんを中心に望み10時には解散といったような毎日です。
日の出を背景に鶴巻橋の銅像等を撮影し、今回の浅川写真コンクールに戸高さんと応募しました。
今日は親(1番子のようでも有るのですが)のオス・メス、2番子が何回も飛来しました。
10時以降もその親メスの頻繁な給餌に“3番子”の登場が近いのでは・・・と思われます。
改て報告致しますので楽しみにしていて下さい。(柿沢 章さんからのメールです)

ジャングルの隠れ小屋で動物相手にかくれんぼ シン小父サンのハイド

8月は殆んど都会で過ごすことなく、車で地方を駆け巡りました。現在もその途上です。7月終わりから、南西のクイブリ、サムロイヨッド、ケンクラッチャンに行き、北のナコンサワン、ロッブリを回り、東のチョンブリから、エアポート近郊での穴場を探って、一度バンコクで、友人のタイ野鳥連盟会長のアモンと会食して、新たな情報を得ました。
それは、興味深い話で、今の時期、国立公園は閉めているところが多い中、先日、行ったばかりのケンクラッチャンも核心部が入れない状態で、その周辺の密林の中に、ハイドと呼ぶ隠し小屋があり、その一つに、珍獣マメジカが出る場所があり、運が良ければ撮影できると言われました。
翌日から再び、ケンクラッチャンに向かい、その隠し小屋に4日間張り付き、多くの野鳥を撮りましたが、目当てのマメジカは2回現れたものの、用心深く、逃げ去る姿を1枚撮りましたが、撮影は不成功でした。しかし、面白い場面に遭遇して、根気のいる撮影でしたが、価値はありました。まずは、首都圏に近いエアーポート周辺から、いつも眺めていたチョンブリの山の中に道を探し、その際の画像から紹介いたします。
今回のブログは多くの画像を見せる為、ラベルを多用しました。クリックして最大化してご覧ください。

また、巻末に気になる珍獣ダスキーラングールの黄金ベイビーのその後を昨日撮り 紹介しました。

1空港近くのハタオリドリ
ここがエアポート周辺の沼地で、半世紀程昔、最初に来た時バンコクもはスクンビット辺りもこんな沼地や田園でした。そこで見た野鳥は、Golden Weaver  金色ハタオリドリで、しっかりとした巣を、織っていました。
10IMG_2807 Scary bressted Munia
数えきれないほどの沼や用水池、運河があり、昔のバンコク周辺を彷彿させる場所で、沼や用水池の大きさは平均して、サッカーが出来る程の大きさで、その境界にはバナナやパパイヤ等が植えられ、バナナの木に珍しいScary Brested Munia マダラムネムニア等がいましたし、サンコウチョウやハチクイも姿を見ました。意外な首都圏に近い自然でした。Scary brested  は 恐ろしい胸の の意味です。
2チョンブリの山岳地帯
空港周辺も、このチョンブリの山の中さえ、人に聞くでもなし、飛行機やパタヤへの車中からの風景を見て、自分で、感を働かせて到達した場所で、意外な自然を発見して、興味深い場所になりました。
写真は沢山撮りましたが、今回は一部にとどめ、1週間前に、隠し小屋のあるケンクラッチャンへと向かい、先ほど山を下りて、5日程山中に留まり、ペチャプリの街にでて、このブログを書いています。今回はあまりに写真が多く、ラベルにして多くの写真を載せました。ラベルはクリックして最大化してご覧ください。
3ルンシンハイド
通称ルン・シンハイド(シンオジサンの隠し小屋)の様子ですが、上のラベルに書いたように、ジャングルの中は昼なお暗く、隠し小屋から7~8米の所に、直径1メーター程の小さな水場を掘り、そこに1日中、数えきれない野鳥や小動物がやって来ます。周辺には多くの池や川もあり、巨大な湖さえあるのに、トリや小動物はそこには行きません。この、デンスな密林の中の小さなスペースが、彼等には安心できる隠れ場所で、気ままに水浴びが出きるのです。彼等がセトルする樹木や枝は、ふんだんにあり、ここには猛禽類などの天敵は来られません。(藪の中なので)
4ルンシーンハイドで見られる小動物
ここはマメジカを筆頭に、小中のげっ歯類や、名前の分からない小動物がやって来ます。上の3種は毎日やって来ていました。PC不調の為ラベルが修正できなくなりましたが右上の小動物はリスではなく食虫目トガリネズミ科のNorthern Tree Shrew と判明しましたので追記します。(8月30日追記)
IMG_3387 リスではなさそう
最初リスかと思いましたが、口が長く、他の動物の様ですが、図鑑を置いてきてしまい、確認が出来ません。
8月30日追記 この小動物は思った通り、リスではなく、食中目トガリネズミ科のTree-Shrew の様で、Common と Northern の2種がいて、生息域から、Common はマレー半島に寄った地域で、Northern Tree-Shrew と判断しました。体長は20センチ内外の小さなもので、ジリスよりは大きく、バリアブルよりは小さいもので、リスやネズミは齧歯目であり、トガリネズミは名ばかりで、そのいずれにも属さない特殊な動物であり、普通のトガリネズミは体長3~5cmの小さなもので、このキノボリトガリネズミ(仮称)とは大きさがまるで違うものです。読者の西田さんと言う方から、ご親切に同様のご指摘があり、ここで、追記いたしました。
IMG_5273 不明の小動物
シンオジサンが毎日来ては、水場の状態の確認や修復、小動物や野鳥の好む餌などを周辺に捲きます。故郷のカワセミ池を思い出しましたが、オジサンはそれが終わると帰り、後は一人ぼっちで暗い密林で、息を潜めて ただ待つだけ、ペーシェントが必要なところです。雨が降っても濡れませんし、野鳥もデンスな森が雨を避けてくれるので、やって来るのです。
5アオノドゴシキチョウ
何種かのBarbet ゴシキチョウに会いましたが、代表的なものはクッパ―スミスなどで、このバーベットはゴシキチョウの名に相応しい美しいトリでした。
6ルーンシンのハイドで目立った野鳥2種
アオ羽根ピッタの色をよく数えると、和名通りのミナミヤイロチョウで、数えると8色ですし、羽根の一部が目立つアオなので英名はblue winged Pitta です。下のトリはやはり大きく Greater Necklaced Laughingthrush が正式英名、和名はクビワガビチョウ、2羽共に存在感があります。
IMG_5335 グレートネックレス給餌
そのグレートネックレス(通称)の母鳥から、幼鳥への給餌で、心和む瞬間です。他にも同じ顔立ちや姿で小型のLesser Necklace と呼ばれるヒメクビワガビチョウもいるようです。
ナンヨウオオクイナと他のトリと比較
ここにも大きな鳥がやって来ました。グレートネックレスと、いい勝負の大きさの赤いトリで、ラベルで小鳥との比較ができます。名前はナンヨウクイナ Red legged Crake が英名で、この鳥の水浴び時間は突出して長く、他のトリがいつも待ちくたびれます。平均10分ほど水浴をします。英名は赤アシクレイク Crake はクイナですが、よく飛びます。
IMG_4686 キビタイヒヨとアカアシクイナ
ナンヨウオオクイナの前にいるのは懐かしいキビタイヒヨドリで、Striped
Throated Bulbul です。半年前ケンクラッチャンの山に登り、下山途中で、抱卵をしていたトリで、3米程に近づいて撮影しても逃げる事はありませんでした。
7クロうなじモナーク
アシアンフェアリーブルーバードを想わされた青い鳥ですがクロエリヒタキとは思いませんでいた。このモナークは雌雄と幼鳥がそれぞれ違い、時に、色の薄いメスは他のトリに見えたりします。
IMG_3564 2羽の水浴エボシヒヨ
この2羽はエボシヒヨドリ(Black Crested Bulbul)ですが、左側の個体はクレスト(冠羽根)が見えずBlack
Headed Bulbul と言っても通りそうな個体です。それほど両者は近縁なのでしょう。
Babbler はチメドリ
インドでよく見たジャングルバブラーの仲間ですが、頭の赤いのがまさかチャムネだと、考えた事はなく、右下のマルハシは、レアな種類で、英名のScimitar の意味は三日月刀の意味で、マルハシになったと思いますが。あえて幸運でした。Babbler がチメドリとは、知っていましたが、日本語の語源は何なのでしょうか?
シン オジサンのハイド人気の秘密
上のラベルは池で見られる、平均的な小鳥たちで、野鳥たちは時間の間隔は正確ではありませんが、水浴びのタイミングをどの様にしていてとか、詳しい時間は分かりませんが、多くは群れで来たり、2羽が一緒だったり、また単独でくる場合もあり、光があるうちは一日中やって来る銭湯そのものです。たまに途切れる時間もありますが、10分も待てばまた、やって来ます。バブラーやネックレスは10数羽で来て、賑やかな事、この上ありません。
IMG_5378 グレートネックレス水浴び
この様に小さい水場に、蜜集した森、空からは見えず、人も近づきませんから、野鳥や小動物は毎日交代で現れてくれます。シン小父さんが捲く餌も無論、効果があり、本当のパラダイスかもしれません。親子のグレート ネックレス(クビワガビチョウ)が、水浴びの訓練をしているようです。
8オレンジハナドリ
このオレンジハナドリはラベルにも書きましたが、オレンジビルと嘴をさして、英語のスペルでBilled と言いますから、皆、バーダーたちもその様に覚えて、私は疑問を持ちました。よく見ると、確かにオレンジビルもいますが、このラベル下の右は成鳥で、くちばしは黒く、お腹も、また背の一部も赤いオレンジです。そこで、ネットや図鑑で調べると、Orange Bill(ed) の名が無く、代わりに Orange Bellied Flower Pecker の名があり、写真と一致しました。
この辺が英語の苦手なタイ人相手で苦労するところです。Bellied は、複合語で形容詞のお腹を指す言葉です。この写真のハナドリとミナミヤイロチョウはバンマカという、バーダーたちの泊るリゾートの広大な庭で多く見られ、餌付けでサイチョウも来ます。ネットが通じないのが残念ですが、バンマカリゾートは最高です。1泊1200バーツほどで、コテージで野鳥の声で目覚めます。
IMG_4889  kelly necked pigeon
この個体を見たとき、殆ど歩いていて、飛ばないので、野鶏かウズラの種類と思いましたが名を聞くと Kelly Necked Pigeon と教えて貰いました。
9突然現れた大蛇
その様な訳で、4日間連続で入りびたり、ついに目的のマメジカは姿を2度見ながら、藪に逃げ込むボケた写真1枚に終わり、代わりに、大きな蛇が近くにいて、大分前の時間に大きな獲物、恐らく、中型のリス バリアブルか、大型の野鶏を呑んだのでしょうか?ラベル右上のヘビのお腹は大きく膨れています。4メートル程のパイソンですが白く見えるのはアルビノでしょうか?かくれんぼうもいいですが、コブラなどの蛇は怖いです。取りあえずのシンオジサンのハイドで、ゆっくり、かくれんぼうを楽しみました。齢のせいか、現在、疲れ果てて、ホアヒンのホテルで写真の整理やブログの準備を終えたところで、23日に予約投稿します。
楽しんでいただければ幸いです。
追加投稿

その後ホアヒンに来て、身体も回復し、先ほどまで雨の中 サムロイヨッドに例のダスキーラングールのゴールデンベイビーの様子を見に行き、何枚かのその後の育ち具合が分かるものを紹介します。予約投稿まで3時間程で滑り込み投稿です。
8月22日サムロイヨットで、気になっていたダスキーラングールのゴールデンベイビーを見てきました。雨中の撮影でしたが、元気に育ち、少しづつ、体色も変化して、成長の度合いが分りました。
あれから3週間 ダスキー黄金ベイビーに大変化
ラベルはクリックして拡大してください。
やはり3週間も経つと、赤ちゃんにも母親にも大きな変化が見られます。まず、母親は授乳の為、自身の採餌やエネルギー補給に忙しい時期、子供は、知ってかの事か、まず、母親の胸から一時的に自分だけで遊ぶ事になります。その事が母親に積極的なエネルギー補給が可能になり、乳のでもよくなる、自然の法則は凄いですね。観察に来てその事が実感でき、ダーウインもかくありき、と、思ったりします。
IMG_5781 コザルの変化
これも雨中の撮影でピントが甘いですが、この母親は、子ザルをお腹に抱えていた前回に比べ、子ザルが自身の握力だけで、お腹に張り付いている事に、日々進化が母子に起きている事が分かりました。
ラベルの黒っぽいダスキーの5~6か月程の子は、前回移動の際は母親にしがみつき、木々を渡っていましたが、今回はもう、自力で渡っていました。前々回のブログに写真があり、比較すると理解できます。
IMG_6021 変色が進むゴールデン
雨の中母親に採餌をさせて大人しく遊んでいた赤ちゃんザルが、オッパイをねだっています。子ザルの体毛も3週間前に比べ、黄金から茶系に変化して、やがては、1~2か月で、ダスキーな色へと変わる筈です。自然の素晴らしき仕組みに大感動しました。これからも努力したいと願っていますが 数日でバンコクに戻る予定です。

タイ中部のナコンサワン近くのブンポラペット国立公園に行きました。

8月8日8時に予約投稿をして、成功。明日からまた撮影の合間、今日、新たな原稿を予約します。16日に予定通りアップできれば幸いです。また、今回 カワセミ池からの新たな子が巣立った報告もあります。
今日のネタは一昨日までいたタイ中部のブンポラペット国立公園でしたが、公園事務所に行くと、今は保護区にも、湖にも出られないし、対岸の保護区は道が悪く許可できないとのことでした。
何か別の道はと思っていたら、舟で船頭が2人ビールを飲み、暇そうだったので、水を向けると、500バーツで、行けるところまで舟を出してくれました。流石に年季がものを言います。以下がその撮影記録です。
This is a one of the Biggest Birds Sanectuary in Thai named
Buanporaphed national park in NakonSawan mid of Thailand.
It is on the way to Chengmai  by Train or Road from Bangkok.


1ブンポラペット国立公園の風景
ラベルや写真はクリックして最大化して見て頂くと理解が深まります。
上のラベルはこの公園の概略を表すために作り、まず、バンコクからチェンマイに行く鉄道の中間点ナコンサワンの近くで、その湖の縁を鉄道が走っており、大きな湖ですが、地形は複雑で、形も掴みにくい場所である事が理解できました。
湖と湿地が混在した場所で、その為、多くの水鳥や野鳥が集まる事で知られています。

2IMG_2311 サギ

サギはシラサギ類は殆んどいて、イグレットと呼ばれるもの、大 中 小のサギが、全ていますが、ここに見えるのはクチバシが黒く、コサギの様で、右のものは体型からダイサギと思われます。足は黒く、クチバシはコサギの様に黒く、中には黄色のものも居て、区別がつけにくかったです。

3IMG_1974 リュキュウガモの飛翔

ここの名物は、なんといってもリュウキュウガモ、英語では Lesser Whistling Duck 口笛吹きカモと呼ばれ、前回インドのブハラットプールでも、大きな群れを撮影しました。

4IMG_1991 天高く琉球カモ飛ぶブンポラペット

無数のリュウキュウガモがいそうで、この狭い入り江の中だけでもかなりの数がいて、広い湖に出たら、恐らく、無数と言える群れが見られそうです。

5IMG_2040 琉球がモの群れ

これだけの水鳥がいれば、猛禽類もたくさん来るに違いなさそうです。

6IMG_2199 リュウキュウガモ

湿地帯の植物も多様で、季節により、多くの野鳥が集まるようです。カワセミ類も多いだろうと、資料に書いてありました。

7ヤチョウキレイ チョウキレイ!
ラベルや写真はクリックして最大化して見て頂くと理解が深まります。
野鳥も花もチョーキレイです。名前は分からないので、アカバナシラネソウ?とでも言っておきます。
The Birds and floweres and Butterfly are so beautful. Though I learn it,  
So my heart is very beautful too.

8IMG_2381 野焼きのブンポラペット

対岸では大きな野火が行われていて、カモたちは知らん顔でした。
There are big wildfitre behind the swamps, Ducks are ignoreing that. So what?
9ブンポラペットで通年見られる大型鳥類
ラベルや写真はクリックして最大化して見て頂くと理解が深まります。
写真が紛れてしまい、探せませんでしたが、右のムラサキサギ パープルヘロンが大きなウナギを捕まえていました。丑の日には持ってこいの獲物です。近くで、日本の若い青年が釣り宿をやっていて、前に電話で話した事があります。釣好きには堪らない場所の様で、彼も釣りに来て、こちらの若い女性に釣られ、結婚してここで船宿をやっているそうです。大きな獲物は存外彼自身だったかもしれません。でも、幸せそうで何よりです。picture in the label are mostly domestick Birds in here.

10IMG_2698 のゴイサギ コサギ2羽とスキハシコウ

上に見えているサギは確実にコサギで、真ん中にいるのがスキハシコウと、ゴイサギも居ました。
左はリュウキュウガモかもしれません。from left lesser whistling duck and Small Heron and Open-billed stork is center, There was a Night Heron too.

11ブンポラペットの留鳥セイタカシギ

セイタカシギが恋の鞘当てでしょうか?結構気が強いようです。
Struggle of Two Male Black winged stilts for a Female.

12IMG_2312 Black Winged stilt

頭の黒いのは幼鳥で、右は若いオスのようです。
Black headed one's a young male Bird. 

13IMG_2211 コチドリか?

どこかで見た顔でしたが、コチドリの様です。浅川に来る夏鳥の様でした。渡り鳥の国籍?はどこで子を産むかで産んだ場所が、原籍だと言えますが、これはタイ野鳥連盟の会長アモンに聞き、ブリタニカには、日本に来て子を作り、秋から冬に渡る鳥との事ですが、日本で子を産めば、日本が原産と言えないのでしょうかね? 英語では Small plover です。千鳥足か?3本足に見えますが、呑んでるのでしょうか?

14IMG_2503 パープルヘロン飛ぶ

ムラサキサギの飛翔シーンです。美しいヘロンです。ヘロンは、サギでも色のついたもの、日本ではアオサギが代表で、こちらでは英名をグレーヘロンと言います。アマサギは、因みにケトルイグレット家畜のシラサギと呼ばれ、ゴイサギは夜目がきくことから、ナイトヘロンと呼ばれ、ここにも沢山います。Purple Heron

15シリアカヒヨドリ

時に1枚の写真だけでは判断が付かない場合に、多くのアングルからトリを見ることが大切な様です。
Red Vented Bulbul .

16アユタヤのシキチョウ
ラベルや写真はクリックして最大化して見て頂くと理解が深まります。
帰りがけに夜になり、アユタヤで泊り、翌日、チャオプラヤ沿いの山田長政の開いた日本人居留地日本村により,久しぶりにシキチョーに会い,鉄道公園以来で、懐かしき友よ!と想い出に浸りました。

17ワットカオウォンコートの想い出

タイに来てもっとも楽しく、癒される場所はその想い出に負うところが大きく、ここにはその大切なものがあります。道しるべはきっと、より良い道を示してくれると信じています。
これから一寝入りして、早朝出発して、近場で撮影をする予定ですが、今後とも、よろしくお願いいたします。

そう考えていたら、故郷の仲間から2番子の到来の知らせと写真が次々送られて来ましたので、友情投稿と理解し、ここに予約投稿をいたします。
故郷の自然シリーズ 友情投稿ありがとうございました。

柿沢章隊員の8月9日カワセミ池

下も柿沢隊員の写真で、石積みが成功しましたね!望遠で2羽を押えるには止まり木からでは限界で、これは流石にリーダーの写真です。

IMG_9497 柿沢章隊員のカワセミ池8月9日

皆さんが2番子到来とメールが来たので、小生の考えを知ってください。あくまでも私感ですから意見として聞いてください。
昨年も同じ時期にヒナが孵り2番子としてブログに載せましたが、飽くまでも昨年は、種々のアクシデントがあり、本来の2番子や3番子が1番2番となった経緯は、昨年8月までの故郷の自然シリーズで書きましたが、今年は6月初めに1番子が来て、その40日後に一時帰国した際、2番子らしき個体が2羽オス親に連れて来られ、そこに1番子が来てオス親が、執拗に追い払う様を見ました。
カワセミの育雛は約2週間程で、連日オスメスの親が、巣に餌を運ぶ給餌活動が見られますが、巣を出て、巣立ちと同時に親鳥が、幼鳥を訓練し、5日から1週間程で、独り立ちの為、親からも追われます。抱卵が20日前後ですから35日程で巣立ち、親鳥は育雛期間に交尾するのを昨年、数回撮影していて5月末か、6月初めに1番子が来たなら、もう数日で独り立ちで、親と長期間いる事は自然の摂理に反します。
これは2番子にも言える事で、時期的な事と親と一緒に来たなら、巣立って数日の幼鳥であり、7月9日に親と一緒の個体を撮影していて、2番子だと、考えてブログにも書きました。日本の現場を離れて、毎日観察していないのに、勝手な事と思うかもしれませんが、好奇心や観察の経過を紐解き、ダーウィンやフローレスの様に、科学して見ることは野生観察に不可欠の要素です。
撮り貯めた写真や、記録を見直して、今年6月初の幼鳥から40日後に親と来た幼鳥の個体は何だったのか?考えてみる必要があります。
昨年5月4日の抱卵終了間際に、大雨で巣穴に浸水・放棄した約40日後の6月19日南浅川合流点の巣穴で、あれほど頻繁な給餌を行い、ヒナの顔が巣穴から覗き、3分おきにオスメスが交代で池から給餌を繰り返した後、その日に巣穴は台風で流されましたが、それから、しばらくして、子連れのカワセミが来たのはそれから10日程後で、2羽が生き残ったと考えて1番子と呼んだのでした。そのやはり40日程後に来たのが本来3番子となるべき2番子だったのでした。
自分の正当性を云々する気持ちはなく、単にロジカルに物事を考えて、裏付けをとり、観察する事が大事と考えて、あえて一石を投じます。議論して見て下さい。

戸高隊員のカワセミ池8月8日

戸高隊員は朝が大好きな様で、いつも日の出の写真を撮り、城山から見たスカイツリーに重なる日の出とか、勤勉さが写真に表れています。カワセミも交尾シーンかとよく見ると、2羽の下前方の個体はオスの様で、まだ幼鳥ですが、象やサルなどでも、意味のない疑似交尾をしますから、これもそうだったのでしょうか?下段の写真で見ると、追い払う素振りは見られません。

森田 欣佐隊員のカワセミ池8月9日

森田さんは前日8日に戸高さんから送られた写真を見て、9日に撮影に合流した様で700枚以上撮られたそうで、これはホンの一部だったのでしょうか?何番子であれ、一緒に来るのは嬉しいですが、すべてをワンフレームに収めるのは大変だと感じられたのではないでしょうか?
柿沢さんは流石にリーダーだけあり、カワセミは経験が写真に表れています。
素晴らしい写真をこれからも頑張って撮り続けられる事を皆さんに望みます。勝手な事を書きましたが、お許し頂き、観察から得られる結果や、写真を思い出し、生態を科学するのも楽しいことです。
ご一考よろしくお願いいたします。

サムロイヨッドで珍獣ダスキーラングールの赤ちゃんを撮りました

私が生まれる18年前、1924年イギリス人の登山家ジョージ・マロリーは3年越しの3回目のエベレスト登頂を目指し、アンドリュー・アービンと共に最終キャンプを出発し、二人とも行方不明となりましが、出発前、記者に何故、エベレストに登るのか、と、聞かれ『Because it is there!』と答えた事は、後世に語り継がれ、1953年5月にJ・ハント隊のエドモンド・ヒラリーとシェルパのノルゲイ・テンジンが世に認められる初登頂をしたのは、マロリーが3回目の挑戦から29年後のことで、私が山登りを始める前の年で、それが切っ掛けでした。中学生になった私は、マロリーのその謎の言葉の意味が分からず、最近まで、何故って考えて居ましたが、後に1999年今から14年前にマロリーの遺体が75年ぶりで発見され、生々しい映像を見て、再びマロリーの言葉や登頂の成否を巡り議論となり、既に私は山登りから、転向して、動物写真を本格的に撮りだしていました。

ある日、友人に聞かれ、『どうして動物を撮るの?』の問いに、マロリーと同じ言葉を使いましたが、キザで言ったのでなく、それは本心であり、言ってから、意味が分かった気がしました。

動物を観察したとします、そこで、思い切りの形容詞を並べ、何を書いても、説明しても、相手の心に届かない事が多く、そこで、1枚の写真が、多くを語り、証明してくれるからでした。
写真を見て、感動して下さる方の顔を思い浮かべ、証拠写真から始めた活動は、どうにか、生態写真の域に入れたかな?の想いに変わりつつあります。下のラベルが良い見本です。
写真は真を写します
この様な写真が良い見本で、東京で撮ったと言う意外性と、自然の営みの厳しさが見えたりします。
前置きが長すぎでしたが、タイで暮らし、自分で運転をしてこの地を走るのは久しぶりの事で、道が分からず苦労の連続でしたが、そこは昔大陸横断の実績もあり、何とか、解決して成果もありました。
クイブリの象も撮れたのはセルフドライブのお蔭でしたし、運転手を気にせず撮影出来て、今回久しぶりにサムロイヨッドで見た珍獣の親子連れも、気ままな自分の運転あって成功した撮影でした。これは神様が与えて下さった間合いとでも言いましょうか、とにかく野生を撮るには感とタイミングは大切です。
8月1日撮影、2日から3日にかけて、ホアヒンで原稿を書き、8月8日頃に予約投稿する予定で、今日3日中に書き上げます。
雨期の野鳥は結果が良くありませんでしたが、珍獣ダスキーラングールのニューボーンベイビーをものにしました。見て下さい。
1アジア最大規模の淡水大湿原カオサムロイヨッド
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懐かしい風景は昨年から何度も通ったサムロイヨッドのものです。この風景は有名ですが、ここに通うには海岸に近いホテルから、ぐるりと回り道をするので、同じサムロイに居ても、ビジターセンターからの大湿原は大変で、ゆうにクイブリに着ける程の時間がかかり、サムロイ湿原の大きさが理解出来ました。運転手つきだと、何故、こんなに大回りするか不思議でしたが、特徴あるノコギリの歯のような岩峰が近くに来て、また遠ざかる、何をしているのか理解出来ずにいましたが、かなりの距離があるのは、大湿原を迂回するしか道がないからで、自分で運転してよく分かりました。
大湿原の3羽の留鳥

湿原に着くと野鳥が集まる夕刻でしたが、見えたのは上の3種の野鳥だけで、雨期のこの時期はトリも少ない様で、他にstilt (タカアシシギ)やmynah(ハッカ)はあちこちに居ました。
3サムロイヨッドの人気スポット
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その前に許可を貰う為、運河周辺からビジターセンターによると、近くの大岩壁から、10数頭のダスキーラングールが下りて来て、センターがマングローブ林の中にある事から、雨期で柔らかなその葉を好物にしていて、岩壁や森周辺の樹木にこの時期、木の実がないらしく、これを美味しそうに食べる姿を見て、納得しました。木の実がなければ代わりのものを探す、自然界では象も鳥も猿も同じ様でした。
4IMG_0694 カニクイ
一方ニホンザルと同じマカク類のClab-eating Macaque(カニクイマカク)も周辺に居て、こちらは人には驚かない様子で近くにきます。アジアでは普遍的なサルで、頭に冠の様な短く、黒っぽい毛冠が見えます。
5IMG_5208 ダスキー12月サムロイ
この写真は昨年12月に撮影した運河沿いのライムストーンの岩壁のもので、岩登りの達人です。注意深く撮影が難しいサルでした。石灰岩の岩壁を棲家にしていて、別名Lime-stone Langur と呼ばれています。
6IMG_2304 ダスキーラングール2月
これも近くの岩壁から降りてきたダスキーで、今年の2月に近くのケンクラッチャンで撮った個体です。
7IMG_1099 地上のダスキー2頭
地面に降りる事はありますが、こんな近くで見られる事は滅多になく、国立公園のビジターセンターが安全な場所と最近学習したのでしょうか?
8ダスキーラングール至近距離
これまで何度もここに来ていて、この様に至近距離で見たのは初めてでした。
9ダスキー2組のベイビー

上は同じ群れのメス親で、左の金色がニューボーンベイビーで、右側はビジターセンターの屋根上に居た5か月以内の子供と思われます。背後の岩壁が普段、彼等のいる場所です。
10IMG_0982 屋根上のダスキー
切り立った岩壁が見えて、すべて石灰岩でできています。好んで急な岩壁で暮らすのは何故でしょう?
30年程前にランタンボールで虎を撮影中、高い木の枝からハヌマンラングールが墜落死した所を目撃し『猿も木から云々』の格言は事実だとつくづく感じ入りました。
11レアなダスキーラングールの地上の様子
ビジターセンターの庭ではしゃぐ個体で、動きは俊敏でした。やはり、広い場所はいいようですね。
12IMG_0888 樹上のダスキー
可愛い顔をした独特の猿ですが10種以上のラングールすべてが樹上性で、この猿は岩壁を好みます。
13レアな写真ダスキーラングールの黄金ベイビー
この様な金色の赤ちゃんは珍しく、この日は運が良かったとしか言いようがありませんでした。生後1~2か月で、親と同じ色になりますから貴重な写真です。
14IMG_1248 ダスキーラングール母子
母親がマングローブの葉を美味しそうに食べていて、乾季に見られない事から雨期の葉はそれだけ柔らかく瑞々しいのでしょうか。
15IMG_0775 ダスキー母子
母親の子ザルに対する接し方は愛に溢れ、余程 愛おしいかに見えます。
16IMG_1006 ダスキー母子
これが目線や接し方が程よく、ベストショットでした。ダスキーラングールの母子はかわいいですね。
個々のラベルや写真はクリックして最大化して見て下さると幸いです。

その後4日にホアヒンからケンクラッチャン国立公園に行きましたが、8月1日から核心部が雨期でクローズし開くのは11月からだそうです。でも湖周辺やバードキャンプ付近で珍しい野鳥の姿を捉え、追加で紹介します。車の契約を延長して7日まで、近くの保護区に行きます。(8月4日追記)
ホアヒン駅舎
ホアヒンを発つ日、懐かしい駅に立ち寄り、すっかり旅行者気分で記念撮影もしました。何とか元気で頑張っていますが、長袖を来ているのは、この後、撮影に行くからに違いありません。
ケンクラッチャンの野鳥1ParrotとSpoted dove
やって来たのはタイ西部最大のケンクラッチャン国立公園でしたが、数日前の8月1日から10月まで公園は雨期で道路が危険で、核心部のバンクランキャンプから山頂への道はチェックポイントで門が閉ざされて入れませんでしたので、ダム周辺とバードキャンプの辺りで野鳥を狙い、最初見たのが上の2羽です。
上の緑は最初インコ(パラキート)だと思いましたが、これは同じ仲間のオウム(パロット)でした。

ケンクラッチャンの野鳥2セアカハナドリ
次は頭から背中が赤いセアカハナドリ Scarlet Flower-pecker で、初めて会う個体でした。
訂正 ケンクラッチャンの野鳥3 セアカハナドリ2
ベニスズメ 英名 Red Avadavat  と思いましたが、タイ野鳥連盟会長・アモンの指摘で、上のセアカハナドリと同じと判明し、ここでラベルの内容を書き換えて、訂正してお詫びいたします。8月14日未明に書き換えました。

雨期のクイブリ 象のクイブリ(喰いぶり)!最高です!

先週行ったのはサイアムベイのペチャブリ県入り口 カオヨーイの近くで、世界一大きな哺乳類クジラが目的でした。クジラは海に棲む王者、陸の王者は慶応とは歌の文句だけで、やはり、象でしょう。いつやりますか?『今でしょう!]  と思って翌日、エイビスでレンタカーの手配を済ませ、やって来たのはプラチュアップキリカン県のサムロイヨットでした。クイブリへは70キロ一時間の距離です。何故か心はウキウキ、だって雨期の最中なので、心 雨期ウキは象でした。
熱帯雨林で雨期のイメージは、ヒルが多い、蚊も多い、木が茂りすぎ、野鳥は数が少ない。でも、クジラ 陸の王者 象と来て、象は草食 草が多いと、連想して、喰いぶりが良い、クイブリが良い!この展開か転回の素晴らしさが自分の良さと、決めつけ まずは、下の写真です。
天高くして馬肥ゆる秋と言いますが、天、雨期で低くも、象は肥える。やはり、連想は正解でした。

IMG_9602 良く食べる


このメスもよく食べること、流石に、雨期の森は柔らかな草が多く、象たちは幸せそうでした。
ブログの写真やラベルはクリックして最大化できます、その様に見ると理解が出来ます。

子育ての象たち

どの象を見ても、最高に太り、生まれて間もない小象も丸みを帯びています。やはり、象が一番食べる時期でした。

IMG_9884 家族

前回から5か月ですが、群れも大きくなり、この日は10数頭の群れを3組目撃出来ました。

IMG_9987 小象が行く

象は女系の家族形態で、群れをなし、子育てや、外敵に対して、協力しあい、生活したりします。通常、出産は1頭で、妊娠期間は400日以上と言われ、次の子を儲けるのは2~3年後です。

IMG_0024 小象2頭

この度は多くの小象をみて、クイブリの象計画は順調に進んでいるようでした。

IMG_0089 小象中小

3組の群れを目撃、それ以外にも子連れの象を目撃していますし、相当の数が増えつつあることが理解できます。

IMG_9561 5本足が行く

これは、別名5本足のオスで、いつも、発情中で、大きい事から、まるで5本足で歩いている様でした。同級生のイソちゃん(イソップでなくウソップばかり物語りますが・・・)に、よく似ています。

IMG_9826象の群れ

クイブリの最近の調査で、虎がすくなくとも11頭確認され、野生象は50頭を優に超えたと思われます。

ナパンのビュウポイントから

ナパンのビューポイントから見た、谷向こうの草原には40頭以上のガウル(インドバイソン)と数等のバンテンが見られ、ここも順調な様です。

IMG_9698 象親子

2頭の子を連れたメスの背後にガウルが座っているのが見えます。

IMG_9726 ガウルの群れ

ナパンの草原には相当数のガウルと、このちょっと前まで、5~6頭のバンテンが見られた様です。
因みに、バンテンとはガウルと同じく、牛科の動物で、インド東端から、ミャンマーなどの山地を経て、タイの西部山岳地帯で見られる、希少種の動物で、牛の様な顔です。ガウルはアメリカやアフリカにいる、バッファローのインド版でインドバイソンの別名があります。どちらもインドでさえ、希少種となっています。

テレビの取材

前日の好条件から、翌日、再びクイブリに行きました。ここの象保護区は厳重に管理されて、午後3時から日没まで専用の4輪駆動とガイド運転手が付き、その数時間が解放されています。
この日は、大掛かりなテレビのロケがあり、多くのスタッフや、レインジャーに守られ、視聴者参加型の番組らしく、多くの人が来た為、気配を察した象は森に逃げ込み、大変でしたが、前日に多くのショットを抑えてあり、彼らが帰った後、子連れのメスが子象に授乳するシーンも撮れて、ラッキーでした。

IMG_0385 はぐれ象

ナパンには100人を超える子供やスタッフが集結し、静かに!と書かれた立札も役に立たず、対岸の草原にはガウルやバンテンの姿はなく、無論象も見えませんでした。

IMG_0577 はぐれオス

その後、1頭のはぐれオスが道を横切りましたが、走行中のトラックの荷台からでは、一瞬の横切りは難しく、ブレたものしか撮れませんでした。

雨期の森は象たちに恵みを与えている

この日の最高なショットはラベル上の右側・母象の授乳シーンでした。白い象と、黒いのは別の場所に居たもので別グループです。場所により、吹き付ける泥の違いで、この様になるのです。

雨期のサイチョウ

これは前日撮ったOriental Pied Horn-Bill 和名を北カササギサイチョウと呼びます。殆ど、ノートリの距離ですからラッキーでした。現在ホアヒンの先、サムロイヨッド国立公園に近いサムロイヨッドのオリエンタルビーチパール(Oriental Beach Pearl) と言うホテルに明日まで滞在し、今日はこの近くで、カメラだけ持ち撮影予定です。この先は状況を調べながら、西に行くか、北に行くか、風まかせの旅です。次回をお楽しみにしてください。

太平洋南西のサイアムベイにクジラを追う

雨期のタイでどこに野生動物を見に行くか、悩んでいたその時、野鳥連盟会長のアモンが、サイアムベイでのクジラを観察に行くので一緒にどうかと誘われて、その場で決定、翌々日実行に移しました。
クジラはもう半世紀近く前に、太平洋からインド洋に船旅も経験していて、南シナ海やインド洋等を航海した際、何度か目撃をしましたが、大きな貨客船の甲板からで、ただ、見たと言うだけで、撮影はしませんでした。
その後動物写真を撮りだし、地上の動物は大小様々、撮影しましたが、最大のものでアフリカゾウの7~8トンや同じく巨体のカバも撮ったものの、クジラも哺乳動物、しかし、水中に生活し、巨大なものは体長30メートル体重170トン近いものもいて、どの様に捉えていいか難しそうで、カメラやレンズの選択にも迷いましたが、新たなチャレンジと受け止め、撮影の条件を聞き、小舟で揺れる、3脚は使えない、被写体との距離は? 大凡の答え聞き、重いフルサイズのカメラに長い球はやめてAPSサイズの7Dに75mm~200mm F2.8 で、実質110mm~320mm F2.8 レンズになり、最悪は2倍のコンバーターでリカバーと決め、当日に臨みました。

2IMG_8361 Bryde's whale 

読みは的中して、それ以上の長焦点レンズはいらない事が分かり、最初一脚を使用するも、船のエンジン振動や波などで、逆効果と分かり、すべて手持ちで撮影することになりました。しかし、クジラの遊泳はこの程度のものでこのクジラは、他のマッコウやシロナガス、ザトウクジラの様な派手なブリーチングと呼ぶジャンプは見せませんし、その後見せる尾を跳ね上げて潜るパフォーマンスもありません。
最初どう撮ろうかと、アングル等を心配しましたが、派手なブリーチングをしない代わり、ニタリクジラしか見せない特別なパフォーマンス、フィーディング(採餌活動)があり、他の種類がやらない特別なものがあると知り、下図の様なシーンを沢山撮らしてくれたのでした。

3雨期のサイアムベイにクジラを追う

この個体はメス親と生後数か月の子クジラが一緒で、上左の母親に寄り添う幼獣は可愛いの一言でした。
親の上顎部の一部の俗にいうヒゲと呼ばれる歯に代わる部分が無残に食いちぎられていて、サメにでも食いちぎられたものと思われ、あまりに上手く切り取っている事から、これはジョーズに上手?にやられたに違いなく、顎だけにジョーズ(Jaws)だな?と思ったのです。(分からない人は置いて行きます)また、このパフォーマンスこそ、このニタリクジラにしかできない採餌行動で、撮った時はニタリと笑いました。

5 IMG_9007 ジャンプ

最初静かだった外海も悪天になり、波が高く、揺れるボートから、構図を決める時、カメラの水平が保てず苦労しました。後に、雨が降り、海は荒れだし、船酔いと戦いながら、必死で撮影しました。

6 IMG_8910 親クジラ口開く
ニタリクジラの下顎内部の口腔は風呂桶(バスタブ)程の大きさがあり、ここに入る魚を決して逃がしません。
42頭のクジラは母子 ニタリクジラの特徴
上のラベルでは親は正位置で口を開け、直角を保ち、1分近く同じ姿勢で、魚が入るのを待ち,子はその姿勢が長く保てず、下あごを上にして逆さまに寝ころんだ姿勢ですが、能力の違いが歴然です。親の最大体長は15m 程で生まれたばかりの子で4m 程と言われ、この個体は13~15m と5m ほどで、体重はアフリカゾウの10倍80トン程かと思われます。
8 IMG_8461 Bryde's whale排気口と悪天候
母クジラの手前に5m 程の子がいて、その比較から親は13m 或いは15m はあるかも知れません。クジラは成獣に達するとメスの方が大きいようです。
外洋のクジラ
この後海が荒れて、波が高く、雨が横殴りになり、しばし、撮影が出来ない状態になりました。
13アンパワー先の小漁港からクジラ観察に出発する
この辺りの写真はクジラに出会う前の岸に近い浅瀬で撮りましたが、熱帯の多くの河川が流れ込むこのサイアムベイには多くの小魚を狙う、鵜や海鳥も多く、最小のクジラ目 イラワジイルカが元気に出迎えてくれました。
12タイのウミウ
鵜が乗っているのは牡蠣の養殖の為に打ちんだ杭ですが、多くのトリがやってくるようで、珍しいシロカワセミを見たのに、撮れませんでした。アモンが夢中でシャッターを切り、他のカメラマンもウミウを狙って多くの写真を撮り、タイでは珍しいトリの様です。
14 IMG_8239 グレートコモラントの群れ
全てがウミウで、それほど良い漁場なのだと思いました。
9 IMG_8923 完全背中合わせで口開く
潜水艦の様なこの姿は手前にメス親、背中合わせで子供が直角に顎を開き、下顎の中のバケットに魚が入るのを待ちますが、子は5秒程で姿勢を崩すのに比べ、メス親は辛抱強く、姿勢を保ち、1分近く不動でいます。It's looks like Submarine, But  it is a mother & a Baby whales together, open their mouth for feeding.
10IMG_8936 2頭子供が先に閉じる
子は疲れて姿勢を崩し、下の写真の様に、上顎を下に寝そべる姿勢になって行きますが、時に母親の下に潜る事があり、まだ、母乳をねだっているのでしょうか?そう、彼等は哺乳類である事を思い起こします。
11 IMG_8685 親と子クジラが裏返し
下あごの裏は赤く、畝と呼ばれる線状のものが臍の辺りまで60本以上ある様です。英名のBryde's Whale の意味は辞書になく、不明ですが、棲息域は昔、インド洋南部の南アフリカ沿岸にしかいないと言われたこのクジラも現在は太平洋始め赤道南北各40度を超える極地付近に行かず、比較的水温の高い地域に棲息し、黒潮に乗って日本にもやって来る種類で、高知や和歌山などのクジラ観察船でも見られる様で、銚子沖や小笠原などにも行く人気のクジラだそうですが、何処でも、何時でも見られるというクジラではなさそうです。
温帯域に棲む、大人しいクジラなので、別名は沢山あり下記の様です。
Synonym:(別名) Tropical whale, Eden's whale,(南国クジラ エデンのクジラ)等が代表的です。

16 IMG_8750 2頭口拓
これは母クジラが子クジラに採餌を教えている様で、クジラの近くにはいつも海鳥がいて、広い海で彼等を探す手がかりともなっています。
15クジラ観察出発点の目印はカオヨーイの岩山
その後天気が荒れて朝から6時間ほどで撮影を切り上げて岸に向かうと、晴れて来た様で、雨期の海は予測が付かず、今日は成果もあった分、これで切り上げて、荒れた海域から、雨の中方向も分からなかったのに、岸辺に来て、カオヨーイの独特な岩山が見えて、船酔いも治まり、アンパワーのマングローブが近づきほっとしたものでした。後記 後に10月頃か、この岩山はカオヨイでないとの疑念を抱き、現地調査の結果やはり、カオヨイではなく、北西にある、『カオイコ』である事が判明して11月の野鳥天国の項で訂正しました。地元の海の人やほとんどのバンコクなどの人はこれがカオヨイと思っています。両方の山に行き、調べて、カオヨイは海抜100米を遙かに下回り、カオイコは300米近い高さです。山容も全く違い、ただ、共通項は切り立った石灰岩の崖です。
船での移動距離は約70キロ程で、クジラの行動範囲の広さに驚かされました。
海での撮影経験ははあまりなく、殊にクジラを撮ろうとは思いもかけず、良い経験になりましたし、この日、過去に撮った哺乳類を含め、最大のものを撮れた事は幸運としか言いようがありません。Mr AMon, Thanks a Lot. It was a great day. I'll never forget today’s Whale watching and you!

ここから故郷の仲間からのカワセミ池便りです。

今日は森田 欣佐さん と 同級生 西田 洋一くん の作品紹介で、7月18日の撮影の様です。
素敵な写真をありがとうございました。それと、今日は昨年池での撮影後亡くなられた大村恒夫さんの一周忌です。心からのご冥福をお祈りいたします。
森田 欣佐隊員のカワセミ池7月18日

皆さん腕を上げていい写真を送ってくれるのはいいのですが、私の写真が霞むような物を送らないでくださいね。西田!同級生のよしみもあるだろう!いい加減にしてね。。。これは冗談からでた本音かな?

西田くん投稿7月

頑張って今後もいい写真送ってください。

$lb2

今井さんも写真送ってくださいね。暑い中、健康に留意して頑張ってください。また次回まで!



都会の中の自然・バンコク鉄道公園は隠された野生の天国

世界ウソップ風ガイドブックですが書かれた文章も写真も本物ですので、よろしくお付き合いください・

IMG_3742 スキハシコウ2羽


こんにちは、スキハシコウのコウちゃんです。コウ見えても日本で人気のコウノトリの仲間です!よろしくね。(Open billed stork)
このブログにも何回か登場してるけど、タイのいろんな所に仲間がいて、オイラは一番の都会派なんですよ。棲んでる場所は、バンコク市内の鉄道公園で、目の前には地下鉄やBTSの駅もあり、隣接のチャトチャック公園では週末、ウィークエンドマーケットなんてのが開かれて、すごい人出なんですよ。

IMG_3495 水中のモニター

ここの池には、嫌われ者のオイラ・オオミズトカゲさまもいるからさ、会いに来てね。でも、デモ隊の奴みたいにオイラを食料にしないでよ。その代り、ここがどんな場所か下に写真を見せるからね。(monitor lizard)

鉄道公園風景

周りは大きなビルもあるけど、鉄道j公園(タイ語でスォン ロッファイ)に入れば、車は入らないし、上のラベルの様に、池が沢山あって、入り口の蓮池に主にオイラの仲間のモニター(オオミズトカゲ)やスキハシコウや周りの樹木には何種類かのリスだっているし、ショウビンを含めたカワセミやハチクイやゴシキチョウとか、結構珍しい野鳥が来るんだぜ。それに、人間も、ご苦労様に、体操しに来たり、タイの文化も進歩してるのが分かるよ。

可変色リス

なんたってここでの人気者はオレ様、リスだよ。殊にオイラはバリアブルって呼ばれる、リスの忍者だぜ。
自在に色を変える事が出来るんで、可変(Variable)って呼ばれてんのさ。

IMG_4308ハッカ

オレさまが有名なインドハッカだって知るマイナ? Mynaって書くんだよ。黒い着物着てるから日本人が勝手にハッカ(客家)ってつけたんだけど、この国の有名人で、最近首相になったインラック女史と今、亡命中のタクシン兄妹だって、客家人なんだぜ。ホントだよ。今やマイナではなくメジャーですよ!?

IMG_4161 オオハッカ

僕の名前はオオハッカ、ヘアースタイル決まってるでしょ?英語ではWhite Vented Myna だけど誰も判るマイナ?って感じかな。大客家の方が漢字いい?イイカンジなんてね!(vent は排泄口つまりお尻です)

日本から来たカワセミ

冗談は抜きで、アタシは、はるばる海を渡って日本からやって来たCommonn Kingfisher カワセミだよ。日本の冬は寒いと思う仲間だけが、こうして暖かいタイまでやって来るのさ。知らなかったでしょ?日本では夏に子供を産んで、手狭になるからこうして南方まで来て、また子供作りに3月ごろ日本に帰るのさ。
この鉄道公園はいいところですよ。

鉄道公園の動物達

ここの主な住人を紹介しときます。ラベルに書いてあるから、画面をクリックして大きくしてみてくださいね。殊に老眼の人は大きくしないと見えないでしょ?

IMG_4126 アカガシラサギ

私はアカガシラサギで、英語圏ではPond Helon って呼ばれていて、イギリスでは情報部員のジェームス・ポンドって呼ばれる忍者です。今は赤いけど、羽根を広げると真っ白で、シラサギなのに、なぜかEgret と呼ばれず、Helon と呼ばれるのは耐え難い屈辱で、これはRacism じゃありませんか?後悔させてやる!(人種差別?じゃあなく鳥種差別だよね)
知ってますか?こんな一句 『egret  アールをつければ Regret 』.なんて、芭蕉も一茶もびっくりですよね。分からない人は英語の辞書引いてね!見ないと(後悔)しますよ。

IMG_3704 草原のモニター

また、適当な事言ってるけど、オイラはこうして草むらを歩いてると、時にアカガシラサギに間違えられるんだよ。この写真撮った人も最初この姿見て、間違えたんだよね。(はい、その通りですと筆者照れる)

IMG_3611 モニター

草原歩くのは気が疲れるぜ、最近の赤シャツのデモで食糧不足のデモ隊にオイラの仲間がバンコクの別の公園で沢山喰われたんだから、最近の人間は危なくて仕方がねえぜ、やっぱり水の中が一番かな?

IMG_3159 スキハシコウ

スキハシコウが、モニターが適当なこと言ってるけど、気を付けないと、こちらが喰われちゃうんだから、水辺は要注意だよと言ってました。

IMG_3193 最近のトレンドウエディング

そんな蓮池での最近のトレンドは、若いカップルが結婚の記念写真を大自然の中で撮って一生の記念にするらしい、そういえば、前回のカオヤイでやってるときは、なにかメディアの取材と思ってたけど、ここを商売にしてるカメラマンの存在が分って、最近のタイの経済事情が好転した事を物語り、ドレスも白いが面白いなんて、これは筆者の独り言です。

IMG_2723 クロエリスターリング

そら~見ろ、って言ったら、クロエリムクドリ(Black collared Starling)が本当に空見てました。
何もないのに気付いて、そら~ね~ぜ!と言ってました。Starling だけに星を見ろって言ったのに。Starling はムクドリ殊にホシムクドリを意味してます。

鉄道公園の野鳥証拠写真

まだ他にも、いろんな鳥が来ていて、ハチクイや百舌鳥、オウチュウなどもいるし、コッパースミスなんかのゴシキチョウも来てるし、上のは写真が悪いけど、出来の悪い子ほど可愛いって、無理やり出しちゃったらしいですね。

IMG_6384 Black crested bulbul

エボシヒヨドリが My name is Black Crested Bulbul と挨拶をして、またおこしやすとお辞儀をしてくれました。
バンコク市内で、公園内で貸自転車借りて、一日遊んでも20バーツ(60円弱)とは鉄道公園は素晴らしい所でしょ?公園内にはレストランや飲み物売り場があり、ホントにいいところです。一度は訪ねてください。病み付きになりますよ!

2013年幕開けのブログ


IMG_7382 今年の干支と記念撮影


皆様明けましておめでとうございます。大晦日に、友人を案内して行ったサンパンのローズガーデンで今年の干支で、しかも、縁起物の白ヘビに出会い、思わず、こんなポーズをとりました。

IMG_7261 シロヘビ

白ヘビはニシキヘビのアルビノで、金色にも見えます。きっと皆さんにも良い運が向くと信じてます。

IMG_6736 恋するオス虎

次の画像はやはり、ライフワークの虎ですが、シーラッチャのタイガーズーには最近2回行きましたが、写真は殆んど撮りませんでした。これは半世紀近く、野生の虎を追いかけて来た男のプライドだと勘違いをしていたからです。しかし今回は初めて動物園の虎を撮りました。
シーラッチャ近郊のカオキョウにて、黄色のベンガル虎のオスが、何故か隣のケージをしきりと気にしていて、好奇心に火が付き、隣のケージに行きました。檻の中の虎は見たくなかったのに、なぜか予感がしたのです。

IMG_6786 ホワイト

隣に行くと、オスの好奇心はこの色白のメス、白雪姫の様でした。これもアルビノですが、今から50年以上前に今でも通い詰めている、インドの野生保護区だったバンディブガウで、一頭のホワイトタイガーが見つかり、大騒ぎの後、捕獲されてデリーの動物園に行きました。
やがて、その子が生まれると、必ずアルビノは遺伝して、ホワイトが生まれるので、インド政府は現在の中国がやっているパンダ外交ならぬ、虎外交が始められ、ロンドンへ渡され、その後アメリカ他から引っ張りダコで、やがてホワイトはどこのイリュージョンでも見られる人気者になり、今では世界中の動物園に居て、珍しいものではなくなりました。
パンダ外交との共通項は白黒をはっきりさせる二つの動物の色にあり、毛沢東はネルーの白虎外交をパンダで真似て、今は世界の人口や経済の発展で両国は競ってます。チベツトを挟み、国境問題での黒白はまだ、解決していません。

トラの恋

しかし、あのオスが覗いていたものは何か?好奇心が膨らみ、檻の中の虎に初めて本気でカメラを向けましたが、そこには、互いが欲する、恋の芽生えがあり、野生では何度も見た光景ですが、夢中で両方の檻を行き来して撮影をしました。
そこで、理解した事は、互いに、檻にはパートナーがいて、双方とも、そのパートナーが気に入らなかった様子でしたし、その相手も、互いに関心がなかったようでした。トラジックは英語の Tragic で、悲劇とか、悲劇的なの意味で、好きなボサノバの歌詩に a bitter tragic joke have found with you~ の一節があり、その言葉を覚えていて、変なところで トラ(虎)ジック ジョーク が使えました(オヤジギャグか?)

虎達の恋2

しかし、オス虎はその白雪が大好きで、この様に叶わぬ恋でも、デートは続いて居た様でしたが、二人を寄せ付けない丈夫な壁とフェンスに遮られ、恋は成就されませんでした。
やがて、疲れ果てた二頭はアツい接吻の後、それぞれの檻に戻ったのですが、オスは熱い思いを冷やすように水に入りましたが、諦めきれない思いでしたし、メスの白雪は、その思いは同じで、首の辺りから出るフェロモンを木にこすり付け、マーキング行動を繰り返しました、

ヒョウとクロヒョウ

その隣に豹の檻があり、クロヒョウのオスと、普通のヒョウのメスが一緒に住んでいましたが、やがてクロヒョウが虎に刺激されたのか発情して、その一物を、しきりと石に擦る行動をしましたが、メスは知らん顔で、私は黒いのは嫌いと言わんばかりでした。

アジアのヤマネコたち

カオキョウは広い敷地に良い具合に、動物を配置して、虎やヒョウの近くには多くの山猫の種類が見られる仕組みになっていました。今まで撮影したけど、うまく行かなかったネコ科を近くで見られ、撮りたかった個体も何とか撮影出来て、動物園でこの様に興奮したのは子供時代から何十年ぶりかと考えました。


カーナワイルドドッグドール

上のラベルでインドのネコを出した際、このドール(インディアンワイルドドッグ)もタイにいる筈で、ここに登場させました。先日のクイブリでは足跡と糞の痕跡だけを見ていましたので、タイでも撮るぞと自分に気合を入れるつもりで、ここに出しました。

アジアのフクロウ

フクロウは飼いならされたものでしたが、両サイドがカオキョウでのもので、真ん中はインドで撮ったものです。
自分を含めて、これらの名前を調べると、ブリタニカなどでも、信頼の出来ない記述があり、ネットで見ると、違う人が書いたものでも、ラベルに書いた様な基本的なミスをそのまま、次の人が考えなしに継承して、信じられない、と言うより、何を信じたらいいのか、大きな疑問が生じました。私は鳥はアマチュアですが、探究心は強く、いい加減な事は書けないと、改めて思いました。
1月5日追記 この地域に棲息するフクロウはシマフクロウではなく、よく似た『ミナミシマフクロウ』英名が
Brown Fish-Owlが正解の様で、この地域に棲息するフクロウの様です。
Indian Scoups Owl は恐らくScoop かScope の間違いの筈で、誰かがそれを書き、それを踏襲したのかと思われます。前者は標的や覗くなどが原義で後者はすくいあげ(る)や特ダネなどの言葉なので、自然の意味から考えて、その両方のどちらかと思いますが、時にシマフクロウの様にラテンの学名の一部を転用したかも知れない場合は、その様に明記すべきかとも考えます。Blakistoni はその学名の一部ですから、その注釈は不可欠でしょう。因みにブリタニカのコノハズクの学名の下はScops です。

IMG_6393

ここから先の写真は、やはり、カオキョウで撮りましたが、名前などはまだ特定出来ず。分かり次第順次書き足していくつもりです。
追記1月5日これらの野鳥はカオキョウがズーストックとして入れたものでタイの野鳥ではありません。

IMG_6399 のコピー

原色の美しい野鳥ですが、いい加減な事は、書けませんので、もう少し待ってください。
追記1月5日これらの野鳥はカオキョウがズーストックとして入れたものでタイの野鳥ではありません。

IMG_6402 -

この鳥も私の資料には載っておらず、専門家に相談をしますので、よろしくお願いいたします。
追記1月5日これらの野鳥はカオキョウがズーストックとして入れたものでタイの野鳥ではありません。調査の結果これはオーストラリア産のGouldian Finch だと豪州の辞典にありましたがgolden かも知れません。顔が黄色と黒のものがいるそうです。

PC220211 ロリスアップ

ロリスもアフリカではガラゴを撮りましたが、クリアなものがなく、カオキョウには展示されて昼間はこの様な箱に入ったままです。小さな身体に比較して大きな瞳が愛くるしい夜行性動物の代表です。

IMG_6574 マレーバク―

マレーバクはもともとは象と同じ長鼻類の仲間だった事もこの鼻を見れば納得です。

IMG_6431 セロウ

ここに紹介するのは、Serow セローと呼ばれるヤギの様な動物で、タイではミャンマー国境沿いの広い地域に棲息する偶蹄目の動物で珍獣の一種と言える貴重な動物です。

タイガーショー

 最後に考えた末、虎をライフワークでやって来て、この様な写真は敢えて避けて来ましたが、ここに紹介して、動物や自然の世界と人間のつながりをを考えて、これをアミューズメントとして認めるか、否かはご覧頂いた皆様のご判断に委ねる事を思い、紹介いたしました。

考えれば最初の蛇を幸運の印として写真を撮る行為もまた、同様かなと考えたりしましたが、動物を大切にする前提が条件で良しとするかと、ふと思いました。
特筆すべきは30年ほど前ここがオープンした際は確か20数頭の虎でスタートしましたが、その後メス虎が、子育てを放棄して、ブタのミルクを飲ませ、ニュースでメディアが流し、評判になり、その後現在もブタが自分の子豚と一緒にミルクを飲ませ、通年それを見せていて、話題に事欠きませんし、虎のブリーディングは大成功で、4百数十頭の虎がいる事がうたい文句にもなっています。
ブタは乳房が12個程?あって、今でも豚と虎は仲良く育っています。

これがいいのか、悪いのか、判断できないのはそのせいです。ウソップ風の虎の話はいかがでしたか?今年もまた、よろしくお願いいたします。



クイブリパートⅡとバンコク周辺の自然


ダスキーラングール

Dusky Langur  ダイスキ~な ラングールって覚えやすいでしょ?
クイブリに象の撮影の二日目、象の保護区への入場がPM3時との事から、午前中サムロイヨットに鳥を見に行き、そこで思わぬ動物に出会うことになりました。長いこと撮りたかった、幻のダスキーラングールにここで会えるなんて、嬉しい出来事には違いありませんでした。

IMG_4853 シロクビかわせみ
White Throated Kingfisher
午後になりクイブリの象保護区に行き、最初に出会ったのが、シロノドカワセミで、トカゲを咥えた所を目撃しました。ニホンではこれらをショウビンと呼ぶようですが、この個体の和名は知りませんので直訳です。

クイブリのホーンビル
Oriental Pied Hornbill  が英名で、pie と言う言葉はMagpieからの転用された言葉で、カササギを意味し、マダラ(鳥などがシロクロに見える意味)から、シロクロ等の用法になり、この鳥は熱帯林の最も有名なカササギサイチョウなのです。アジアのサイチョウでは小型と言えど、70センチ程は大きな鳥です。
Great Horn Billは120センチほどですから巨大としか言いようがありません。
象の撮影は前号で紹介したので、撮影後ホーンビル(サイチョウ)が啼き、夕日の沈んだ彼方の木立の枝にカササギサイチョウを発見しましたが、暗く、逆光で、殆どシルエットになってしまいましたが、姿を捉えられて幸運でした。

IMG_5810 ギボン
white Handed Gibbon.
ギボンも同種で色違いのものが見られてラッキーでした。

IMG_5673 ギボンクロ縦
This is  also a White handed gibbon,but only color's different.
ギボンも数種がアジアの降雨林に存在し、これはシロテテナガザルです。

IMG_6258 Asian Fairy buluebird
 Asian Fairy Bluebird
上はアジアの妖精と呼ばれる 和名はルリコノハドリで、チルチルミチルの青い鳥を想い浮かべる美しい鳥です。

IMG_6374 エボシヒヨドリ
Black crested bulbul
何度か撮って失敗していたエボシヒヨドリを地面で捉え、ようやく何とか撮影できました。

IMG_3952 coupperSmith Barbetゴシキチョウ
Coupper-smith Barbet 
この写真辺りから、バンコク市内の隠れた野鳥の穴場チャトチャックの『鉄道公園』での撮影で、この極彩色の野鳥はCoupper-smith Barbet ムネアカ ゴシキチョウが和名になっているようです。

IMG_3969 Oriental reed warbler

Oriental reed warbler  が英名で、逆立ちが得意みたいです。Warbler は虫食いの意味で、reed はアシとかヨシですから、適当に訳せば好きな名前が付けられて ヨシアシを決めてください。

4種のハト
Pigeon and Doves
このハトのうち、ニコバルピジョンを除いたすべては鉄道公園でも見られます。

IMG_3455 モニター
Monitor Lizard  Even in Bankok City you can easily find them.
モニターリザード(オオミズトカゲ)は鉄道公園の池でも、他の市内の池でも見られるもので、3年前の赤シャツ隊のデモで、公園に立てこもった赤シャツの人々が食糧難で、このオオトカゲを食べた話は、有名です。 公園の蓮池に沢山います。

IMG_4355 Indian roller
Indian  Roller    It's so beautiful when they flutter or fly.One of the most beautiful bird in India.
インデァンローラーは飛ぶと、とてもキレイな青い羽根が目立ち、この羽根からはインドの森で見るものと違う感じですが、やはり、飛んだ時は美しい野鳥です。(インドブッポウソウ)

トレーンパークのリス
Two kind of squirrel in ChatChak Train park. They heal of our mind.
鉄道公園は多くの樹木があり、リスたちの天国で、ここの代表的な2種類を紹介します。バリアブルとシマリスでシマリスは殊に小さく、人に慣れた個体も多く、心が和みます。

IMG_4314 木の実を食べる
Variable Squirrel.
カオヤイなどで見たバリアブルリスは樹木5本に付き、一匹は見られる事から、大繁殖しているようです。

IMG_4174 オオハッカwhite bented myna
White bented myna stay with common mynas in this park.
ハッカと呼ばれる黒い鳥は、普通のインドハッカと、このwhite bented Myna オオハッカも鉄道公園には仲良く棲んでいるのが分かります。(冠羽根があるのがオオハッカです)名前の由来は黒いハッカ人の着衣から来たようです。

IMG_6364 マメジカ
Lesser Oriental Chevrotain   マメジカと言う小さな偶蹄目です。他にGreater Oriental Chevrotain がいて、大きさの違いはLesser が体長40cm Greater  は50cm以外、よく似ていて見分けが困難ですが体高がそれぞれ20cmに30cmほどでそれが見分けるポイントだそうです。

まだまだ、他に沢山の動物や野鳥がいますが、今回はここまでで、次回は1月に入り二日ごろまでに新しい写真をアップします。皆様もよいお年をお迎えください。

タイの大型獣生息地クイブリに野生象を追う。パート1

12月も中旬になり、時期的にタイ南西部の国立公園での野生象のコンディションが最高との情報を得て久しぶりのビッグゲーム(大型野生獣)との出会いに、気分も高揚しました。あわよくばガウル(インドバイソン)との出会いもと考え、4日ほどプラチャップキリカン県の森に向かいました。

1 IMG_4675 象の群れ


クイブリ国立公園はマレー半島の付け根であるクラ地峡に近い場所で、北側はミャンマー国境です。
タイでも残り少ない大型野生獣の生息域ですが、地図上だけからはその様な判断は出来ません。
今、急速に発展するアセアン諸国の中で、開発の為に動物たちが棲息域を奪われつつあるタイの中でも地形的な条件から、開発が遅れたミャンマーの国境に隣接し、動物たちは辛うじてその棲家を守られた様ですが、国の発展と開発の狭間に、動物たちの運命は委ねられた状況である事に変わりありません。

2 IMG_5325 クイブリ 

鎖国同然だったミャンマー国境という政治的な要因と、マレー半島を縦断する国道からやや離れた北西側の密林と言う好条件が相まって、ここはタイ政府がWWF等の力を借りて、大きな保護の活動をしており、動物のバラエティは豊富です。象の棲息地域は、午後3時から6時までの限定的な立ち入りしか認めず、近隣の住民もこれらの保護のため協力して、雇用を増やし、自然イコール財産との大きなコンセンサスを彼らに持たせている様です。この個体の頭はまるでアフリカゾウのオスの様に二つのコブ状です。

3 IMG_4889 水場の象

国立公園の象生息域は厳重に守られ、彼等が広い公園内から外へ出て、農民などとの軋轢を起こさせない施策は他の地域では見られない程厳重にされています。
この広大な地域には、現在250頭程の野生象が20程のグループで、生息が確認されていて、午後3時にゲートが開き、入り口数キロの地点で、道を横切る10頭程のグループと遭遇し、久しぶりの緊張でした。

4 IMG_4907 象とサギ

しばらくして象の周りに多くの白鷺がいる事に気づき、サギが象に依存する関係が理解出来ました。
サギは、象が草むらを歩く際、驚いた昆虫類が出てくるのを待っていて、クチバシが黄色でイグレット
(サギでも、白い羽根のもの)の仲間で、体長が小さいことから、コサギでもなく、恐らくアマサギの冬羽との判断をしました。

5IMG_5356 水中の象14

森にはこの様な水場や池、他にもソルトリック(塩舐め場)等が見られ、ここは大きな池で、周辺にはこの様な池がいくつかあり、多くの象や多彩な動物がやってくる場所でもあります。

8IMG_5369 水場の2頭

象の水浴は夕刻が多いらしく、多くのグループがやって来るようです。

6IMG_5377 水浴の2頭

これはおそらくオス同士で、仲の良い兄弟の様です。

11IMG_5365 水浴の2頭

国立公園で保護されていても、やはり野生であり、人の気配には敏感で、接近しようとするとすぐに逃げるか襲ってくるか野生象は安全な距離を置かないと危険です。
徒歩の人間などはひとたまりもありません。
インドの森で何度か危ない経験をしていて、安全なディスタンスを心掛けて撮影しました。

12IMG_5557 森に帰る象

水浴を終えて森に帰る際、岸辺には多くのサギが象の岸に上がるのを待っています。象は一向に気にはせず、両者には良い関係があるようでした。

7IMG_5387 水場の象

やがて別のグループの象が池にやって来て、そのグループ間で顕著な争いは見られませんでした。

9IMG_5071 ゾウとサギ

オスの若い象が草を食んでいる傍にサギが必ず寄って来ます。インドの野生象などでは見た事の無い風景でしたし、昔のカオヤイでもなかった地域的な特色の様で、サギがいわゆる適応放散しているようで、きっとダーウィンやウォーレスもその様な観察をしたに違いありません。

10IMG_5127 発情中

このオス象は只今発情中か?長さは長いが、アフリカゾウの一物に比べるとややこれでも小さい方です。
アフリカゾウのオスは5本足だとよく言われているくらいです。

13カジュランガ野生象

上の写真はだいぶ前にインドのカジュランガで撮った同じアジアゾウのもので、背景のガマの高さは12メートルはゆうに超えています。

14IMG_5485 クイブリのガウル14

諦めかけていたガウルの群れが草原にやって来ました。ガウルはインディアンバイソンと呼ばれ、マレーシアでも見ましたが、そこではホワイトレッグバッファローと呼ばれていました。足の白さが特徴で、インドの象徴的な動物ですが、絶滅が危ぶまれています。ここにもサギが見えます。

16ガウル・カーナ

上の写真は本場インドのカーナで撮ったものですが、姿は全く同じです。

15IMG_5500 ガウルの群れトリム大

これはクイブリのガウルで、かなり用心深いようでした。

17カジュランガ水牛親子

上ははアジア水牛の親子ですが、全くの野生です。これが家畜化され、アジアの各地にいますが、野生のものは絶滅寸前の希少種で、クイブリにもいるようですが、残念ながら見られず、前にカジュランガで撮ったものをここに載せました。
タイは昔から象を家畜として全土で使役の為飼われ、現在の野生象の数はこれらの家畜化されたものよりはるかに少ないのは歴然です。
虎も同じで、シーラッチャのタイガーズーには400頭程の虎がいて、この数だけでもタイ全土の野生虎より数が多いようです。

次号では、クイブリ周辺で見た珍しい動物や野鳥を紹介します。よろしくお願いいたします。

カオヤイパートⅡジャングルの愛すべき動物たち

夜のカオヤイ Night Sfari in Khao-Yai National Park
IMG_2270 のコピー

Porcupine is a Typical Nocturnal Mammal in here. Chance to take a photo is
depend on luck. But I was so lucky 'Cause met'em twice in a hour.
ヤマアラシは、この夜1時間の間に2回出会い、徒歩で近寄り撮影が出来た。今までインドの森などで何度も見たが、撮影は出来なかった動物だ。

夜のカオヤイ
Popular Nocuturnal Animales in KaoYai.
ナイトサファリで出会う動物たち

IMG_2202 ポーキーパイン
It's incredible, this is my first experience of near them by walk.
この様に徒歩で1メートル程の所まで近付いたのは初めての経験だ。

IMG_2175 2頭
It's very rare to see two of Porcupines. When I fond them,They ran in to the dark bush,I rushed in to the dark bush and I have got them!
2頭のヤマアラシに出会うのは非常にレアで、車で見つけた時、すぐに暗闇の藪に逃げ込み、車を飛び降り闇の中を追い、ついにこのシーンを撮影したが、ピントの合わせ様がないほどだった。

IMG_2132 Civet-cat
If you find some shiny eyes in the dark, that's a Civet Cat. Ther are several kinds of Civet Cats in Asia and africa. This is a little Civet. 
シベット山猫は主に夜活動をするカオヤイで最も普遍的な山猫で、暗い草むらを灯りで照らし目は光れば、それがシベットだ。Civet はじゃ香の意味でいわゆるジャコウネコだが、これはリットル・シベットで、アフリカのジャネットキャットに似ていて、カオヤイにも数種がいる。
 Diurnal animales from below pictures. これより昼行性動物です。
IMG_1990 サンバー水鹿
Sambar is a biggest Deer kind in here, In Japanese word call'em water Deer。
サンバーは別名水鹿、いつも水辺を好むことからこの名が付いた。東南アジアやインド等で最大の鹿でもある。

IMG_1964 ブタオ
Young Pig-tailed Monkey, They are popular with Crab-eater
Monkey in the toropical Jungles of South-east Asia.
アジアのジャングルでカニクイと並んで最も普遍的なマカク類のサルだ。

IMG_1938 ブタオサル
This kind of sport is a job for young monkeys,they are playing whole day long.
この様に遊ぶのは子ザルの仕事、日がな遊んでいる。

IMG_1878 ブタオ
Pig-tailed is an eroquent Monkey in the Jungle.Looks human kids.
ブタオザルは表情豊かで、まるで人間の子供の様に思える。

IMG_1954 ブタオ授乳
Mother has special red eye-line, I think it's temporary effect while parenting.
子育て中の母親の目じりには赤い鮮やかなアイラインが見られる。


カオヤイのブタオザル
Reason why they named Pig-tailed Monkey is they have a short tail just like a pig has.It's a kind of maccak same as a Crab-eater.
ブタオザルの名は、彼らが持つ短い尾がブタの尾に似ているからで、カニクイやニホンザルと同じマカクで、尾が短いオナガザルでもある。

IMG_2579 71歳の老ガイドパンさん
Khao-yai NP has well maintained Track, but there are many dangers
in jungle,so it's better to hire a good guide. Some time wild animals
like elephants are walking around.
カオヤイのジャングルには最近整備された遊歩道があり、この様なつり橋もあるが、象が出たり危険な動物や毒虫もいて、一人で歩くのは危険だ。橋を渡っているのは経験豊かな老ガイドだが、森のすべてを知っている。

IMG_2374 variable color squirrel
The name of this mammal is a Variable colors Squirrel, They can change differrent body colors for adapt to the circumestances.
この和名は知らないが可変(色)リスと呼ばれ、それが個体差なのか同一個体での事なのか分からずにいましたが、同一個体で、その状況に応じた変化をするので可変と呼ばれるようです。(12月7日訂正)

IMG_7941 バンパインのリス
This is a common squirrel, even in Bangkok you can see them.
これはバンコク等の都会でも見られる普通のリスだ。


IMG_2548 ジャイアントリス
Giant Squirrel is a biggest suquirrel in the jungle.
ジャイアントリスはここで最大のリスだ。

PB160084 カオヤイの滝
In Khaoyai there are many waterfall like this, It called Haew suwat waterfall. 
カオヤイにはこの様な滝がいくつかあり、ここはヘーウスワット滝で落差は20メートル程か。

サケラートからカオヤイ国立公園へパート1

PB160067 背後にワニ
At the forest of Khao-yai NP. You can see a clocodile
just behind of me.
カオヤイのジャングルでの近況 背後にワニの姿が見えます。

夏の終りに日本を発ちもうタイでもクリスマスのイルミネーションが飾られてます。
先日サケラートの環境研究所にタイの国鳥『サイアミーズ ファイヤーバック』通称ハッカンを見に行きました。
予想通り、キジによく似た鳥で調べたらキジの仲間そのものです。

ハッカン サケラート
The National bird of Thailand, a kind of pheasant called 
Siamese  Fireback. 
Click imeges & make it bigger.
クリックして画面を最大にしてください。
ただ少し残念だったのは、この研究所は何のためにあるのか、が、よく理解出来ず、ここでは野生でいる筈のこの鳥に餌付けをして、毎日観察しやすい舗装道路上に集めている事が最大の疑問でした。
もっとも、餌付けをしているのは敷地内にある僧院の僧侶ですが、何故別の方法でやらないのか理解が出来ません。
とはいえ、この鳥が人に慣れているわけでもなく、ただ、多くの個体に足鑑をつけて観察しているらしいのですが、何故、舗装された道路上で行うのか判りません。どうせなら森の中の草地とかでやれば、自然環境が保たれるのにと素直な感想でした。
この道路は、2キロほどは舗装され、一般の車は無論入れませんが、研究所の車は自由に行き来をしていて、この日も10数台の車が森に入りましたし、目的も理解できません。
なので、2日間個体の撮影は道路でしかできず、上の様なものになりました。

PB150010 サケラートの観察塔
An observation tower in Sakaerat EnvironmentalResearchStation.
この様な観察塔もありましたが、重い機材を持って登るのは、危険で、殊に単独ですから、誘惑はありましたが、登りませんでした。もう若くない、古希をとっくに過ぎたのに、と残念です。

IMG_1814 ハッカン2羽
The Temple in the forest every morn and even the monk feed
them on the paved road.
ハッカンは早朝と夕刻遅く、僧侶が餌を捲くのでそれで、路上に出てくるようでした。
IMG_1260 メスのハッカン
This is a female of Saimese fireback,She has also differrent
loveliness.
これはハッカンのメスで、オスと違った美しさがあります。

IMG_1823 サケラートの鳥
I thought this is a kind of Whmei,but it's a Black collared Starling.
この鳥は昨日もチャトチャックで撮りましたが、顔立ちからガビチョウの仲間の様な気がします。啼き声がその様でしたから・・・
これはムクドリの仲間クビワ(クロエリ)ホシムクドリでした。11/25訂正

IMG_2043 トカゲ
I found a name of this lizard, it's a Chinese water dragon.
The Face looks like Chameleon.But,it's much bigger than that,
size about 70cm to over 100cm long.
サケラートからカオヤイへ移動し、さっそく、ガイドとジャングルへ行き、鳥の祖先と思われる爬虫類に出会いました。タイ人は、これを『キンカ~』と呼びますが、カメレオンの様だと思っていて、でも体長は70センチほどあり、カメレオンにしては大きすぎます。
これも名前が分りました。 チャイニーズミズドラゴンと言う名前のトカゲです。11/25訂正

IMG_2326 モニタリーとホエジカ
Biggest lizard in Khao-Yai NP. Moniter Lizard in here they have
special pattern on them trunk&tail. The pattern looks like
Louis Vuitton!  On the left-hand you can see a Barking deer.
そしたら、今度は路上で、もっと大きなモニター(オオミズトカゲ)に出会いました。
雨期明けは爬虫類の活動が活発です。体長は2メートル近くあり、手前にいるのはホエジカです。追記 カオヤイのモニターは特殊な背中の模様があり、他のミズトカゲとは違う様です。
拡大して見ると胴と尾のパターンはまるでルイ・ビトン、ここだけの高級品?です。(ウソップ物語)

IMG_2009 オオミストカゲ
Photo  from the front side it's denger some-time.
やはり大きく、正面からの撮影は危険です。

IMG_2487 ホーンビル2羽
Two of Hornbills are flying on the tree in jungle,
But it's hard to make Phots.

カオヤイと言えばホーンビル・オオサイチョウなどの本場ですが、頭上で大きく啼くのですが姿を捉えるのは大変です。

IMG_2095 -
I thought this is a leaf-bird, but it has moustach, so it’s a
Moustached Barbet.
これはコノハドリの一種でしょうか?老ガイドは目がよく、親切でしたが、言葉が通じず苦労しました。同年代(71歳)のベテランでした。その後の調査で ヒゲバーベットと分かりました。

PB160043 ジャングルウォーク
Jungle walk in Khao-Yai. khao means mountain and Yai means
huge. So it means a big mountains in Thai.
ガイドが付けてるのは足を保護するスパッツで、ジャングルでの必需品です。殊にヒル避けには効果を発揮します。カオは山 ヤイは大きなの意味のタイ語でここは広い山地です。

PB160065 ワニに注意
There are many crocodiles in this river.
久しぶりに見る、ワニに注意!と遊泳禁止の看板、昔、ケニアのサンブルーのロッジで川辺にバーがあり、一杯やりながら、付近に捲いた肉片を目当てにやって来るワニの群れを見られましたが、人間に向けて、『BEWARE CROCODILE』 ワニの側に『BEWARE PEOPLE』と書かれシャレたジョークと思っていたら、その後、行ったボツアナのチョベで、同じようなバーで飲んでいたアメリカ人が、ここで泳げるか?と、馬鹿げた度胸試しにビールを懸けて川に入った途端に、ワニに食われた話があり、私が到着してすぐに起きた実話でした。
ロッジ中大騒ぎだった事を覚えています。

カオヤイの爬虫類
Three big Reptiles in Khao yai National Park. Left Chinese water dragon.
Click imeges & make it bigger.
クリックして画面を最大にしてください。
その日見た、3種類の大型爬虫類です。左 中国ミズドラゴン
PB160069 危険な植物
In the jungle of here, many dangers like this spiny tree.
ジャングルの道には他にもこの様な大きなトゲを持った木が倒れて居たり、象の真新しい糞があったり危険はいっぱいです。きっとこの木を倒したのはランボーに違いありません。単独での行動は慎むべきと、翌日も同じ老ガイドを雇いました。

IMG_2521 ブタオザル樹上
Pig tail monky is very common in Asian tropic Jungles.
He just greeted to me to take  photos.
So next time I will introduce mammals in Khao yai. See you soon!
ジャングルの樹上で、トカゲや鳥ばかり撮らずに、専門の哺乳類を撮ってと、ブタオザルに文句を言われました。それで、次回は主に四足をアップすることを約束しました。
次回もよろしくお願いいたします。

サムロイヨットPart2からKaeng KrachangNPへ

サムロイヨット国立公園 パートⅡ

サムロイの湿原を小舟で行く

Going to the swamp by small Boat, You can enjoy lot of different views.
ここでは前回紹介できなかったサムロイヨットNP の続編として紹介します。大湿原を小舟で行った際の風景です。芦原に水路を見つけて行く様は、何が出てくるか興奮します。ハスがところどころ咲いていて心が和みます。原色の美しい野鳥を見つける気分は最高です。

GP0G0182
A Kind of Snipes, locals said It's a common Sandpiper. But lit looks different.
サムロイには、日本の故郷で見たトリも来ていて、懐かしきシギでした。
地元ではイソシギと言いましたが、違う種類のシギに見えます。(tokoさんの指摘)
GP0G0224 タカアシシギとイソシギ
A bigger Snipes called Black Winged Stilt.
シギと一緒にいるのも、仲間のタカアシシギ(セイタカと言うそうですがstilt は竹馬・高足の意味です。
IMG_0035 タカアシシギ
Some  has black hed or white hed, what ever they are all same kind of stilt.
Mr Amon taught me, the difference of hed coler is depend on their age,yong has white hed.
ここに写っているのはすべて、同じ種類のタカアシシギですが、背羽根の色も、頭や首の色が違い、写真を公園事務所の専門家に見せたところ、雌雄同体で、頭や首の色が違うのは幼鳥か成鳥の違いで、頭が白いのが成鳥だそうです。

サムロイの鍾乳洞
In this park, there are many lime-stone caves.
カオサムロイヨット(300のピークを持つ山)はその山々が、切り立った石灰岩(Limestone)の岩壁で形成されていて、数多くの鍾乳洞があり、そのうちの大きなものに行ってみましたが、海岸から、思いもかけない急斜面を登り、かなりのアルバイトでした。コウモリが啼き、サソリに怯えて、洞窟の完全踏破はしませんでした。
ここからはケーンクラッチャ国立公園の記事と写真です。

ギボン
White handed Gibbon in Kaeng Krachan National park. 
鍾乳洞を訪れた翌日、ケーンクラッチャン国立公園の偵察に行き、最初に出迎えてくれたのは、このシロテテナガザル・第四の類人猿と呼ばれる、ギボンでした。
昔は東南アジアの密林のあちこちにいましたが、ペットとして乱獲され、数を減らしました。
前にバンコクに住んだ際、近所の家で、狭い檻に入れて、飼育していて、朝晩大きな声で悲しげに啼いていて、近所迷惑でしたが、やはり、野生に居て彼等は幸せなのです。
こいつはイタズラ好きで、下にいると小便攻撃をしたり、飛びかかる事もあり、要注意です。

GP0G0030 ギボン
They have four kinds of Gibbons in tropic jungles in Asia.
ギボンは基本的に茶色や黒色の4種がいるようで、他のサルより敏捷に動くことが多いです。

泳ぐカニクイザル
Crab-eater monkey is very common with the Pig-tail monkey in Asian forest.
ケーンクラッチャン湖には、泳ぎを得意にするマカク、カニクイザルがいて、ボートで行くと、餌をねだって小島から湖に飛び込んで器用に泳ぎます。

IMG_0410 ジャイアントムササビ
 
Giant Squirrel

巨大なリスの仲間の様ですが、これはオオリスで、オオムササビもいて、両者は似ています。

IMG_0795 リクガメ60cm

Grounded Turtle
生のリクガメで、体長は60センチほどあり、イモ科の植物の大きな茎を食べていました。何十年と生きているのでしょうね。

IMG_0404 Drongo3羽
 Left ashy Drongo. Right Looks like black but it's Bronze Drongos
これはクロオウチュウと思いきや左がアッシーでタイの留鳥、右はブロンズでした。
タイ野鳥保護連盟会長のMr  Amorn Liukeeratiyutkul 氏からの情報です。
Mr Amorn! Thanks for the useful Information. 11/26 訂正

IMG_1104 クロオウチュウ
Bronze Drongos are migratory bird from China これもブロンズオウチュウです。
3種いるオウチュウはハイイロが留鳥で他2種は中国やインドなどからの渡りで、山のものは多くがブロンズで中国から、海岸部にはインドからのクロオウチュウが多いそうです。
IMG_0363 spotted turtle dove
Spotted dove  斑点バトのようです。
IMG_1079 little cormrant
Little Cormrant      愛らしい鵜 アジアコビトウです。

IMG_0845 インドトサカゲリ
Red Wattled Lapwings are coming to Lake side.
インドトサカゲリが湖岸にやってきました。インドの虎の保護区の湿地でよく見る鳥です。

IMG_0837 インドトサカゲリ
Red wattled Lapwnig is very common in India, I'v seen them in tigers foret in there.
Wattle は、ニワトリや七面鳥の肉垂を指すもので、トサカゲリは頭からクチバシにかけて赤い肉垂があり、この英名がつけられたものです。Lapwing(ケリ)は脚が黄色で、チドリ目チドリ科の鳥、トサカの様なものが見える事から、この名が付いた様です。
これを書き上げて、明日から、カオヤイ国立公園に出かけます。

11月の訪問先 『Khao Samroi yot』 300の頂を持つ山

体調も戻り、原色の鳥を求めて4日程、南西タイの国立公園に行きました。そのパート1です。

IMG_9871 2羽が揃って のコピー

Green Bee Eater (At Khao Sam Roi Yot NP)
前から見たかった南国らしい原色の小鳥、ミドリハチクイです。


カオサムロイヨットの風景1


写真をクリックして、最大化してください。
The View of Khao Samroi yot  National Park Thailand
美しいこの公園は300の頂を持つ岩山で、46年前2度目の訪タイをマレーシアから陸路鉄道で来た際、眺めた素敵な岩山の連なりで、あっ、ここがその場所だったんだと、感激でした。
あの頃は岩壁を見れば燃えて居た頃でしたから・・・

IMG_9480 ムラサキクイナ のコピー

Purple Swamp Hen  が英名ですが、インド等ではこの様なトリを呼ぶとき例えばメスはジャングルヘン(雌鶏)でオスを呼ぶときはジャングルコック(雄鶏)と呼ぶのに、雌雄を同じに呼ぶなら Hens が正しいと思います。 何かヘン? Henだけに・・・?

ここは、ラムサールでも批准されたタイでも有数の一大湿地帯で、この鳥はムラサキ湿原クイナとでも訳したらいいのでしょうか、原色の美しい鳥で、日本にいる、バンやカイツブリなども同じ仲間の様で、この湿原の主の様な存在です。

IMG_9536 Swamp-Hens

Purple Swamp Hen
そういえばどことなくバンに似てませんか? 何故か胸の谷間が妖艶ですね???


IMG_9235 サムロイの観察塔

湿原のヘリには岩山が聳え、雄大な光景で、奥に観察塔や湿原には長い遊歩道があります。

IMG_9321 パープルヘロン

 Purple Heron  これは珍しいムラサキサギです。 

GP0G0110 クロサギ のコピー

Black Heron   これも数の少ない貴重なサギ、クロサギです。 

IMG_9710 アカガシラサギ

Pond Heron 
アカガシラサギはこうして見ると想像できませんが、飛ぶと、まるでシラサギの様に白く、ダイサギやコサギ等と一緒にいます。


IMG_9762 のコピー

Herons Nest around  There
この辺にサギ山があるのでしょうか、コサギやアカガシラ等が混ざっています。

IMG_9965 ミドリハチクイ

Green Bee Eater. So lovely & charming birdie!
ミドリハチクイは、とてもチャーミングな、南国らしい小鳥です。

IMG_9735 ヤマショウビン

Black Capped Kingfisher
日本語ではヤマショウビンですが、日本に来る(対馬など)ものと違う様な気がします。 
クチバシは赤く大きく、体長は日本のカワセミの倍ほどで、31センチ程だそうです。

IMG_0310 懐かしきカワセミ

Common Kingfisher   In Japan Only This Kind of Kingfisher Call kingfisher,I dont know Why?
上のものを見ていたら、懐かしき、わが友、コモンカワセミが出てきました。貧弱に見えますが強いですよ。それに、これはメスだとすぐわかりますよね。浅川から来たのかな? 追いかけていたカワセミに追いかけられるなんて幸せ、なんて、一瞬考えました。
タイの専門家によれば、これはタイで唯一の外来種のKingfisher だと、強調してました。(訂正 外来の意味は日本などからの冬季の渡りと言うことが、先日、わかりました)

GP0G0094 Brack-capped kingfisher ヤマショウビン

Black Capped kingfisher  ニホンではヤマショウビンですが、ショウビンはカワセミの別名で、黒帽子カワセミが直訳ですが、やはり、巨大ですね。くちばしも、身体も!

IMG_0182 ナンヨウショウビン

Collared kingfisher
これも体長は29センチと大きいですが、ナンヨウショウビンと呼ばれてるそうで、白い胸と青い背羽根がキレイでノーブルです。英名は聖職者等が着る白襟シャツのカワセミで、なるほどと、うなずけるネーミングです。

GP0G0007 カラード2羽 ナンヨウショウビン

Same as above , A Couple of Collared Kingfisher.
上と同じナンヨウショウビンのペアですが、雌雄がよくわかりませんが美しいです。

IMG_0152 ナンヨウショウビン

Same as above、Looks Very Noble、Because He's wearing a collar
上と同じですが、流石に白襟シャツだけあって非常に高貴に見えます。
カラーは悪い意味もありますが、聖職者が身に付ける白襟のシャツを指しているものです。

GP0G0187 Brack-winged Stilt

Brack-winged Stilt 
sutilt は竹馬やタカアシを指しますが、セイタカシギをこう呼ぶので、クロハネセイタカシギとでも呼ぶのでしょうか?雌雄同体で、頭が黒いのがいますが、それは幼鳥だそうです。
これも清楚でノーブルですよね?日本の図鑑にはオーストラリアタカアシシギとありました。

外国の友人から、一部だけでも英語表示をして欲しいと言われ、併記しました。
続きは次回、数日後に更新予定です。 よろしくお願いいたします。

お騒がせしてすいません、原因不明の感染症の疑いで入院してました。

今日から画面を一新しました。写真はクリックで大きくなります。よろしくお願いいたします。(I was in a hosptal for few days, check the Infectious disease of bat)

バンコクの病院ラベル


上のラベルを見るとどこかのホテルの様ですが、ここは、タイが昔から、国策で始めた、医療で海外からの患者を呼ぶべく、作られた代表的な病院・サミティベー病院です。豪華な設備と、医療体制も完備して、国別・言語別のブースを設けて、多くの国から患者を呼んでいます。

PA170107 サミティベー病室

ここが病室で、下手なホテルより、設備は豪華で、ここに入院する羽目となりました。
2年前、アルプスでの撮影後、肺炎になり、1か月入院した所でもあります。
病室スタッフから 『ウエルカムバック』 と歓迎されました。

PA170119 病院地下入口

正面入り口にはスタバや本屋、レストラン、ケーキ屋等が並び病院とは思えない雰囲気です。

IMG_8426 コウモリ穴

その病院に入院の羽目になった原因は、上のコウモリ(タイ語カンカウ)で、9月半ばに撮影に行き、その後体調が優れず、10月に入り、この病院で受診して、軽い風邪の症状が一向に治まらず、10月16日に2度目の取材を、ブログに流し、その日に、親しくさせて頂いている、大学病院の感染症の大家である、教授から、感想文に注意が書かれ、コウモリの糞には、怖い感染症を媒介する危険があり、要注意とのアドバイスを受けました。


DSC00892 コウモリ穴にて横長

そこで、思い当たる、身体の倦怠感に、微熱、咳や、痰、呼吸器の苦しさ、などから、心配してその、先生にメールで症状を告げて、相談すると、要精密検査との事で、医学用語などを教えて頂き、この病院に改めて受診し、前に受けた風邪の感染症が治らず、ヒストプラマ 感染症 Histoplasma capsulatum infection を疑えと、日本の医師に言われたと、告げて、検査と、治療にあたったのです。

血液から、レントゲン、CT 喀痰、他、精密に検査して、4日の入院で、疑いが晴れて、その後、数日置きに通院して、気管支や、鼻。咽喉などの治療を続けていて、どうにか、体調を戻しつつあります。仁木先生ご助言ありがとうございました・

IMG_8343 カニクイサル

カニクイザルが心配そうに、自分の写真をブログに載せてとPCで語りかけて来て、そこで、未紹介の写真でブログを書くことにしました。この個体は、可愛いいチョンマゲが自慢の様です。


IMG_8346カニクイサル

カニクイザルはニホンザルと同じ、オナガザルの仲間、マカク類で、東南アジアには、最も多いサルです。

IMG_8332 樹上のコウノトリ

今まで、野鳥を撮らなかったのに、日本滞在中、カワセミから始まり、多くの野鳥を撮ったこの1年間で、鳥に関心が向き、タイの各地に、このコウの鳥がいることを認識しました。よく見ると、クチバシの特徴から、スキハシコウである事を確認しました。

IMG_8259 コウノトリ群れ 採餌

頭や首、クチバシが黒く、最初クロトキかと思ったら、頭や首、クチバシが黒いのは、田圃の泥水に首まで入れて採餌をするので、黒いだけで、クロトキでない事がすぐわかり、クチバシが完全に閉じないので、スキハシコウと判断しました。

IMG_8217 田圃のコウノトリ

不必要な農薬を使わず、タイの穀倉地帯に、これらの野鳥の姿がいつまでも、見られる事を切に願います。

IMG_8227 アカガシラサギ

恐らくこの個体はインドアカガシラサギだろうと考えるが、次の写真で、この個体がサギだと言うことがよく理解できた。

IMG_8173アカガシラサギの不思議

田圃にいるのはシラサギ(ダイサギ)と右と左にアカガシラサギが見えるが、真ん中で羽ばたいてるのがアカガシラサギで、飛ぶと、背と頭を除き、全身、真っ白で、シラサギの仲間の様に見える。因みに、英名は、ポンドヘロン(池の白鷺)である。

IMG_8171 アカガシラサギの不思議

この写真から、5羽のアカガシラサギと2羽のダイサギがいて、その特徴がよく理解できる。

IMG_7941 バンパインのリス

可愛いい、リスの姿は、何処でも樹木のある所では見られる。

IMG_7906 バンパインの小鳥

この個体はまだ、正体不明で、分かる方はご意見をお待ちしてます。


toko 2012年10月29日 20:42
写真の鳥、顔から胸にかけて黒いのは図鑑に「シキチョウ(oriental MAGPIE-ROBIN)」とありました。
この夏バンコクに住んでる息子のとこへ初めて行き、コウモリを見に連れていってもらい、このブログに載ってると教えてもらって、拝見しました。
私も詳しくはないのですが、いつも双眼鏡を持って歩きます。タイへ行った時も町中にオウチュウみたいのが居ましたっけ。これからもこのブログを楽しみにしています。

 さっそくブログに連絡があり、上記の鳥の正体がわかりました。
メールに返信出来ず、ブログ上から御礼申し上げます。ツグミの仲間、コマドリの亜種、カササギコマドリ、の様ですね、ありがとうございます。(10月29日日本時間22時更新)


89215a29シロハラハイイロエボシドリ ブログ

その様な訳で、野鳥には詳しくなく、この写真も、ケニアのサンブルーで撮ったものだが、残念ながら、名前が分からず、ネットで検索して、同じ鳥を撮った人が、『シロハラハイイロエボシドリ』 と、書いていて、きっとそうなのか、思うのですが、もう少し、グローバルな名前(学名でなく、英語名でも良い)を併記して貰えると助かります。 アフリカ編で紹介したものです。

もともと、鳥の命名は、ホホジロ、とか、メジロなど、特徴を捉えて、分かりやすい事が多く、アオジ、なども、色から判断して命名したのだろうが、これだけは、誰が命名したのか。分からない事が多いようだ。

以前に、マダガスカルで撮影中、アテンドしたガイドは日本語がペラペラで、すべてを、日本語で説明され、困ったことがあり、英語での説明を求めた事がありました。
例えば、植物で、日日草、とか、旅人の木 とか、言われても、旅人の木は トラベラーズ パームとか自分で英訳出来ても、日日草 は、どのように訳して、グローバルな説明になるか、迷ってしまうからです。
ワオキツネザルは英語で、リングテール レムール と簡単ですが、ワオ と言われても、姿を見なければ、ワオが『輪尾』である事が分かりません。
例えば、烏帽子は、王冠なら、クラウンド とか、訳せるけど、日本語でも定かな訳がない言葉は外国のトリの名前に付けるのは、どのようなものかと思われ、因みに、ハイイロエボシ とは、烏帽子の語源を逸脱していて、烏帽子は、奈良・平安の頃から、流行った男子の略装の帽子で、黒の漆で塗ったもので、色は黒なのに、どうしてハイイロになるのか分からない。(ニホンムッカシ話のテーマですね)

もう少し、野鳥の勉強の為、カオヤイやカンカッチャ等の国立公園で専門家のいるところで、勉強をしたいと思い、来週あたりから、身体を整えて、撮影に臨みます。
御心配頂きました各位には、改めて、感染症はネガティブで、体調も、もどりつつある事をブログを借りてご報告致し、今後とも、よろしく、支えて頂きますようお願い申し上げます。


コウモリ洞窟に再度出かけました。迫力です!Bat's Cave

16 IMG_8743 コウモリ穴にて自画像

皆様、こんにちは!こんな大きな態度でブログに出るなんて、ごめんなさい。また、バンミ村のコウモリ洞窟にやって来ました。前々回の9月21日アップしたコウモリ洞窟へ来たのは9月14日ですから、丁度1か月ぶりの訪問でした。前回気付かずに撮影した中に、下の様な光景があり、ブログを見返して、気が付き、ちょっとしたスクープ画像になりました。前々回のコウモリ穴の9枚目に、撮っていたものに大変なものがあり、今回は万全を期して行き、違うアングルや、露出を変えたりの試行錯誤で、コウモリ洞窟の迫力を引き出そうとして苦労しました。
This is one of Bigest Bat's Cave in Thailand.

1 IMG_5555 コウモリ穴の蛇

You can see a big python snake on the cave's wall. Snake is gonna hit the bat for  his Dinner. Every Evenings many millions bats are coming out from this cave.
これは前回のワイドで撮った洞窟からコウモリが噴出する様で、9枚目のものに、何かが見えて、クローズアップしたら、それが、なんと、Reticulated Python 世界最大級の蛇、アミメニシキヘビだったのです。流石に驚きでした
この蛇はそれほど大きくはなく、3メートル弱の様で、重ければここには居ないだろうし、重たければ、蛇にとってここは自体重で、転落の危険があり、蛇も引力には逆らえないからです。


2 IMG_8400 コウモリ洞窟はお墓の上

洞窟は岩山の頂上直下の墓地の点在する斜面の上にあり、この墓石のすぐ上7~8メートルの所で、頭上数十センチを、夥しい数のコウモリが飛ぶ様は迫力です。

3 IMG_8443 コウモリ案内犬

洞窟に向かう斜面の階段を上りだしたら、この犬が私を追い越し、途中でせかすように、立ち止まり、この洞窟前まで頼みもしないのに案内してくれました。息を切らせて、階段を上る時、何度も待ってくれ、穴の前に来たとき、噴出が始まりました。
犬の上のやや左寄りに、前回、蛇が出てきた穴が見えています。


4 IMG_8488 コウモリ穴の犬

私の撮影中、犬はこの様に行儀よく待ち、時に、アングルを変えさせようと、右の方に行ったりして細かな気遣いを見せて、リードしてくれました。タイの田舎は野放しの野犬も多く、狂犬に気を付けなければならないのに、この犬は、まるで『写真の神様』の使いの様でした。


5 IMG_8462 コウモリ穴スローシャッター

そこで、この様に超スローなシャッター(40分の1秒でF10まで絞り)で撮ったり、ささやかな実験が出来ました。

6 IMG_8465アップ

これは上のものと同じ条件で、F4の1/1300で切りましたがトリミングを大幅に行い、やはり、感度を最高に上げても。もう少し早いシャッターを要求されます。まして手持ちでしたので尚のことです・


9 IMG_8676 コウモリ穴噴出

これはワイド35ミリF2,8で1/250 にストロボを発光させて撮りました。穴の内部の様子が知りたかったので・・・

10 IMG_8466 コウモリ穴

この時、絞り値をF2,8開放にすれば1/2600 で切れたのに、やはり、高速で切らなければとの勉強にはなりました。


12 IMG_8499 噴出

今回は風向きが前回と変わったせいか、洞窟から出て、右に行かず、すぐ左折して、左の山影に入り、そこから下降し、右の方に地面すれすれに飛び、獲物の虫を漁って居た様で、この様な噴出が1時間も続くことから、数百万ではなく、数千万単位のコウモリが、あの小さな洞窟から出るなんて、噴出と言う以外に、表現がありません。

13 IMG_8508 コウモリ噴出

それにしてもこの様に飛び、龍の舞に例えられるのは、毎日、飛んでいる虫を食べるからで、このコウモリ軍団が食す虫の数は一晩で何億匹なのかと、考えてしまい、毎日それだけの虫がいたり、湧いたりする訳で、タイの気候風土がその様な輪廻を生み出し、コウモリの糞で畑や田圃が潤い、農民たちがコウモリを崇める気持ちがよく理解出来るのです。

14 IMG_8772 ドラゴンダンス

ドラゴンダンスを単なる風物詩として見てきたが、この洞窟に来て、初めて、その動きに意味が存在する事が出来て下のラベルは、その姿を変えつつ、やがて多くの小グループに分かれ、一晩かけて飛びながら採餌を行うメカニズムが理解出来た事は大いなる収穫だったと思います。

15 ドラゴンダンス

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初めに何キロも続く、長い帯もやがて、伸びたり縮んだりしつつ、小グループに分かれ、朝暗いうちに又洞窟に戻る営みは1年中繰り返され、その寿命や、生態は明らかにされておらず、どのように生まれ、どのように生を終えるのかすべてが謎のままであり、不思議な能力を持った生き物である事は紛れもない事実だ。

ワットカオウォンコートの概略

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最後にその不思議なコウモリを育む洞窟を持ち、犬とサルが仲良く暮らす、この寺院の写真を紹介してこの回を終わります。
ここで、どうして犬猿の仲と言われた犬と猿が仲睦まじく暮らすのか?それは寛容なタイの風土や信仰の心がそれを産み、本当は犬猿の仲とは、桃太郎さんの話にある様に、仲の良い事を指して言っているのか、ふと、考えてしまいそうです。
この現代に人と人の仲の悪さが、犬猿の仲等と言われないよう人類も努力するべきで、ここに来て、そんな事が脳裏をよぎるのは、やはりこれは『世界ムッカシ話』の永遠のテーマか?

都会と田舎 バンコクから田舎を見る


IMG_0858 タイへようこそ

サワディ カッ! タイへようこそ、オリエンタルホテルの王立舞踊団の美女たちが皆様をお迎えです。いつもと違うですって? あ~、洋服着てるって、当たり前でしょ。最後のほうで、洋服?着てない奴もアップしてますから、最後まで見てくださいね。

バンコク周辺の水上マーケット
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実は洋服着ない奴を撮ろうと、上の写真の左下の水上マーケットがあるクワイ河の下流のアムパワーというデルタ地帯にヘアヌードを撮りに行きました。 何でもお尻が光ってキレイな奴が暗くなると出るよって、期待して行ったんだけれど、あまりキレイに撮れませんでした。きっと邪心があったのかも知れません。

タイの都会と田舎ラベル
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上のラベルはバンコクの今昔を見てるような写真そこはバンコクからたった70キロ程のところで、観光客が最近よく行く水上マーケット ダムナンサドアックの近所であの『戦場に架ける橋』で有名なクワイ河河口付近のマングローブやニッパ椰子等が茂ったアムパワーってところで,期待したほどの結果が出ず、『お尻の光るキミ』のヌードは駄目でした。誤解しないでくださいホタルですよ!
結果は後の写真で見て下さい。 そこで今日の話題は、47年間通い、いろいろ見てきましたが、バンコクに居ると東京以上に都会なんで、驚きです。東京でも上流階級に住んでる身には、バンコクは大都会になったな、と、つくづく思います。(上流とは多摩川の上流の意味です)
最初ここを訪れた1965年には、上の列のバンコクも下段の田舎の風景も、半世紀昔のバンコクそのもので、びっくりして比較したのです。
水上マーケットも観光客目当てでなく、水路や運河だらけだったバンコクの暮らしに合わせた住民のニーズにこたえたものだった訳で、今は高級デパートが、中にはスーパーカーの売り場(フェラーリやマセラティ。ランボルギーニ等)があって、それを買っていくやつがいる御時世に驚きました。2年ほど前、そのデパートからランボルギーニが消えてその夜、中華街のヤワラにフカヒレ食べに行ったら、ビービーと後ろからクラクション鳴らす奴がいて、そいつがその白いランボルギーニに乗ってたので、驚きました。飛び切りの美人を横に乗せて・・・
そんな都会でもう水上マーケットは流行らないに決まっていて、今ではトンブリの運河は残っていますが昔日の感は否めません。
最初、南シナ海から、フランスの船でチャオプラヤを遡り、バンコク港に付いたら、辺りは一面、ニッパやココヤシ、マングローブに覆われた密林が残っていて、小舟から、ロープを投げてまるで海賊の様に物売りが押し寄せて、ホントに驚きましたが、上のラベルがその様子を表したものです。


タイの田舎 イサン
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そこで、田舎が急に恋しくなり、最近行ったタイ東北部の写真もここで紹介して、その違いを見て頂きます。上は、ラオス国境のノンカイからメコンを隔てて、ラオスを見たものや、ノンカイの最近の様子です。

ラオスの風景
ラベルはクリックして最大化してみてください。
ついでに、メコンを渡って、ラオスの暮らしを少し紹介します。アジアでも最も、田舎の感がする場所で、好きな国のひとつでもあります。昔のタイを彷彿させる、素晴らしい自然が残された国で、いい意味での田舎で、このままがいいと、私は考えて居ます。バンコクは、日本と同じ、物質文明に汚染された場所です。
利便性は確かにいいですが、ブータンに見習い、幸せの原点を見なおすべきと考えるのは、私だけでしょうか?
IMG_0961 アユタヤ遺跡
それでもタイは素敵な世界遺産などもあり、殊に田舎はいい場所が多く、まだ、微笑みの国の面影は残っています。上はアユッタヤーの有名な遺跡です。

IMG_0967 アユタヤ
これも同じアユッタヤーの遺跡で、戦国時代にここにやって来た山田長政や森本右近太夫等の開拓者魂に大きなロマンを感じるのです。

IMG_7303 ホタル
これがお尻の光るきみの正体で、ホタルです。光るけど源氏ではないようでした。タイ語でヒンホイと呼ばれるホタルは、ガイドブックにある様な大群ではなく、この様なものがそこかしこに居ますが、写真にはなりませんでした。

IMG_7272 シラサギ
ドライバーがトロイ奴で、午後遅く出たので、船の乗り場がすべてしまっていて、ダムナンサドアクとアムパワーを行ったり来たりで、撮影開始が1時間半は遅くなり、野鳥がいたのですが、もう暗くなり始め、すべて中途半端な写真になりましたが、所謂、証拠写真の類でした。

IMG_7180 サギ山のファンタジー
これは日本にもいるコサギです。クチバシの黒と足の黄色で判断できましたが、この木はサギ山の様で、夕闇の中、幻想的な光景でした。

IMG_7165 夕闇のゴイサギ
ゴイサギは夜目が効くらしく、飾り羽が背中に見えます。この次は明るいうちに河に行き、野鳥の撮影をします。
今日はここまでです。次回もよろしくお願いいたします。

タイのコウモリ洞窟 主にロッブリ県バンミ村のもの


IMG_5793 龍の踊り


コウモリ寺・ワットカオチョンパンのドラゴンダンス
このカオチョンパンは10年前には、訪れる人もなく、静かだったが、最近はコウモリ寺として有名になり、ラチャブリ県のここまで、観光バスがやって来る程の人気スポットになった。

穴jpg

カオ バック マのコウモリ洞窟

ここはペチャブリ県のチャアム近郊の静かな岩山で、時々マニアがやって来るが噴出の規模は小さいのに岩山が威風堂々で、ロケーションは最高、20分ほどで噴出は終わるのだが。

カオチョンパンの夕日にコウモリが飛ぶ

ワット カオ チョンパンの夕焼けにコウモリが舞う
ラチャブリ県にあるこの寺の頂上パゴダ下の洞窟から噴出するコウモリの数は、ロッブリのものを凌いでいる。その数は数百万とも、それ以上とさえ言われ、中には億を超えるなどと言う記事を見たが、それはあり得ない。
どの場所にしても、夕暮れ時、決まった時間に飛び出し、明け方、暗いうちに帰ってきて、その飛行距離は時速50キロとしても、10時間飛んで最低でも500キロを跳ぶ計算になり、その間、虫などの採餌を跳びながら行う。


カオチョンパンの乱舞

コウモリ寺のパゴダ
ロッブリ県とラチャブリ県の二つのコウモリ寺は、同じような岩山が背後にあり、その頂上にはパゴダがある。上はカオチョンパンのもので、頂上に登るのは、カオウォンコートの方が簡単だ。


IMG_5347 バンミ村の田園風景

ロッブリ県のバンミ村ののどかな田園風景
この辺りが昨年の水害の大きな被害を受けた地域だが、今は、この様に のどかな田園風景が広がり、コウモリ寺はこのバンミ村の外れにある。


IMG_5397 70ミリの噴出口

バンミ村の岩山にあるコウモリ洞窟

ワットカオウォンコートの洞窟は寺の境内から、階段を上り、洞窟の眼前まで容易に行ける。注意が肝心なのは、近づき過ぎると、レンズのフードにコウモリが飛び込むことがあり、気を付けたい。


IMG_5379 野焼きの畑に龍が舞う

野焼きの畑をコウモリが舞う

ここも一時間は噴出が続き、数は同じく数百万と推定され、撮影場所が噴出口に近すぎて、全体像が見下ろす感じになり、ドラゴンダンスを撮るには寺から離れた場所を探さなければならない。


IMG_5589 ワイド17ミリで撮った光景

頭上をコウモリが舞う16ミリワイドの信じられない画像

これはAPSながら、キャノン7Dに16ミリワイドをつけ、実質24ミリの広角レンズだが、眼前をこの大きさでコウモリが飛ぶ様はヒッチコク監督の『鳥』も真っ青になる迫力だ。 (コウモリは鳥じゃないですが・・・)
この下の写真に注目、クリックして最大化してください。左上に気が付かなかったものが写っています。

IMG_5548 コウモリ穴

この画像をクリックして最大化し、画面左上に注目蛇がいます。(10月9日更新)

眼前の洞穴からコウモリが飛び出してくる

最初ここで70~200ミリズームを付け、撮影したが、70ミリ(実質110ミリ)にしても、フレーミングが出来ず、おまけにレンズフードにコウモリが飛び込み失神し、撮影しようとレンズをワイドに替えてる間にコウモリは飛び去り、ホッとした。

IMG_5758 龍の舞が終わる頃

ロッブリ県を代表するワットカオウォンコートのコウモリ洞窟

この様を見ていると、のんびりして、のどかな、癒しの時間になる。


IMG_5474 龍が躍る

見飽きないコウモリの噴出は雨でも一年中毎日続く

どのコウモリ穴も、雨が降っても、風が吹いても、噴出は一定した時間に始まり、季節によるずれはあるが、その場所の決まりがあるようだ。
因みに、9月半ばのこの時期、ここでは午後5時20分頃に始まるようだった。

IMG_5360 コウモリの大きさ

ワイドで撮ってこの大きさは如何にコウモリとの距離が近いかを示す

カオチョンパンのコウモリより、ここのカオウォンコートの方が大きく思うが、それは撮影距離が近いのでその様に見えているのだと考えられる。

IMG_5517 頂上パゴダと噴出口

岩山の頂上にはパゴダ、その下に洞窟がある

パゴダのある岩山の頂上までは左に急な階段があり、数分で登れる距離だ。

IMG_5764 夕闇迫る頃

暗くなるまで噴出は続く

徐々に数は減るが、暗闇が辺りを包み込む迄、コウモリの噴出は続き、朝方知らないうちに帰ってくると言う。その距離もさることながら、採餌を繰り返し10時間も飛び続けるスタミナはどこから来るのだろう?

IMG_5891 寺のサルたち

ロブリ県の寺は猿が多い

ロッブリの街には有名なサル寺があり、この辺の寺には、必ずと言ってよい程、サルがいる。
タイ人は動物を神格化する傾向があり、生き物を大切にする。

ここには近いうち時間をかけて取材をしたいと考えている、何しろコウモリの撮影はその時間帯が一時間ほどしかなく、泊まりがけで行かなくてはならないからだ。
次回は動画を三脚使用で、綺麗に撮りたいと思っています。

日本を出て現在タイです。今回はカワセミ池の総括とタイからの画像を送ります


タイからのご挨拶 インコ


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9月5日にタイへ来ました。 取りあえず、ブログを長いこと更新できずお詫びいたします。
8月のカワセミ池の顛末と、こちらからの画像をお送りいたし、ごあいさつにかえさせていただきます。



8月25日別れのカワセミ池

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日本を離れる直前に撮った画像ですが、8月25日は2番子3羽を含めて5羽のカワセミが来てくれました。
右下メスの羽根を見れば、春から夏への彼等の受難の歴史が理解できます。
その後は、日本を発つための引っ越しや準備に追われ、その日が浅川での撮影の最後でした。


8月3頭のイタチ25日

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この頃は、毎日通った浅川の動物たちが連日別れを告げに来てくれました。3頭のイタチクンが、川の伊勢海老(ザリガニ)を咥えたり、カワセミとの2ショットを撮らせてくれました。

8月のカワセミ 親と幼鳥の様子

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上のラベルは8月のカワセミ池をにぎわした一番子(生後2か月)と、巣立ち直後の2番子の姿で、一番子は前回紹介した通り、台風で鉄砲水に巣穴を流され、奇跡的に生き残ったオスとメスの幼鳥として、時々、池に来ていました。本来は6月生まれの2番子なのでしょうが、5月に初めに抱卵していた巣穴を放棄して、卵が孵らず、生まれて来なかった為、1番子と呼ばせて貰っています。

8月大幅に遅れた2番子の誕生

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同じように8月12日に巣立った幼鳥も3番子と呼ばず、2番子と数えています。巣立って池に来るときは最初2日ほど親がエスコートしていましたが、次々、巣穴に給餌した結果、新しいヒナがやって来て、8月25日現在で3羽の2番子を確認いたしました。それでも、まだ、オス親もメス親も、上の写真の様に、止まり木のヒナに給餌をしながら、巣穴へも採餌から給餌と、忙しく飛び回っていました。


IMG_8445 オス雨中の採餌14日

8月25日まではこの様な雨天でも、傘をさして撮影し、連日活発な採餌と給餌を繰り返す様を観察いたしました。

IMG_8194 オス給餌13日 ブログ用

時には5分おきに給餌を繰り返す様子が見られ、前の失敗に懲りてか、1日でも早く、大きくして巣立って欲しいと言う、野生の本能が、その様にさせているのでしょうか?その為、池の維持補修は欠かせない日常で、夏休みで子供たちの姿も多く、壊されては作り、魚を獲り続ける、炎天下、大変な作業が続きました。


IMG_9285 オスと幼鳥17日 ブログ用

その甲斐あって、心持、ヒナの発育もよく、この様な光景を連日見ることが出来ました。2番子は成功だったようです。

IMG_5002 タイの虎

そして、日本で、離婚した元妻に家を譲り、すべてを処分して、慌ただしく、国外に脱出して、住み慣れたタイにやって来ました。しばらく、撮影から遠ざかり、気晴らしに、サファリパークに行きましたが、虎やライオンを見る為ではありませんでした。


IMG_4940 虎の上にダイサギが

このシラサギ(ダイサギ)は完全な野生であり、木の下には虎がいます。動物園なのに、ズーストック種ではないこの様な野鳥がその環境のせいか、当たり前にやって来るのです。
久々の野鳥撮影となり、気晴らしになりました。


IMG_5022 虎の近くにチュウサギか?

これはチュウサギで日本で見るのと同じ野鳥です。


IMG_5018 インドアカガシラサギ

これもサギですが、名前はインドアカガシラサギ、普通の野生の鳥です。

IMG_4643(オーストラリア)セイタカシギ

これはタカアシシギの亜種オーストラリアタカアシシギですが、アジアでは当たり前の野鳥の様です。


IMG_4698 クロトキ

クロトキは希少種で、クチバシの曲がり具合がトキのものです。


IMG_4592 インドトキコウ

インドトキコウはコウノトリの仲間で、トキの様な曲がったクチバシを持ち、その名の由来でしょうが、トキも、もとはコウノトリ目の鳥なのです。

IMG_4912ゴイサギ

ゴイサギは日本でも見る留鳥だが、これも地元の野鳥である。

IMG_4827 冠鶴とペリカン

最後は、サファリパークならではの鳥、カンムリツルで、アフリカのサバンナの象徴的な美しいトリです。
背後に見えるのは、恐らくハイイロペリカンであり、南アジアから東南アジアに広く分布していて、これがズーストックなのか野生なのかは分からない。

長らくブログお休みさせていただき、お詫びします。

それから、特別に壮行会をやってくれた、川の仲間や桐朋14期の諸君、黒須・樫崎両兄に誌上を借りて御礼申し上げます。 今後ともよろしくお願いいたします。

久しぶりの完全徹夜で、疲れました、今現地時間は8時20分です。おやすみなさい。



8月1日国会召集で占う第二の故郷・タイの将来

復興のスタート

昨年5月23日赤と黄色の大騒動の後、復興の為多くの若者が駆けつけたがボランティアとされるこれらデモに絡んだ人々の多くは両陣営ともに日当300バーツが目当てだったともいう。





06年タクシンの失脚から、赤と黄色に塗り分けられ国を二分した騒動が今年7月3日の下院選挙により新しい時代を迎えようとしている。



7
27日タイ中央選挙管理委員会の集計が3週間以上経ち定数500に対し
496名の当選を発表し、タイ貢献党が過半数を制し明81日に国会を召集
2日にタクシン元首相の実妹・インラック女史がタイ憲政史上初の女性宰相
誕生の見通しがついた。

 


これは、タイに真の民主主義が問われる試金石ともなる。

 


そこでインラックが首相に指名された場合の問題点を考える

 


1 実兄のタクシン元首相の処遇 (復権や報復等を視野に、軍との和解等)

 

2 タイ貢献党のマニフェストを巡る問題(下記2点のすり合わせ等)

 


   米価の値上げ

 

米価の値上げは農業国ながら、農民の多数が貧困層であり、殊にイサンと呼ばれる東北地方や北部タイにこれら貧困層が多く、彼らがタクシン支持者である事から、これをマニフェストにしたが、アピシット率いる豊かな都市部の民主党等のインテリ支持層からは、インフレを招く恐れがあり抵抗が大きい。



② 最低賃金300バーツ(日額)の保障

これには財界や外国企業からの大きな反発があり、日系企業などは死活問題であり、ベトナム・ラオス・カンボジャ等、近隣諸国への移転等を検討する企業が増えて、好況に水を差す恐れがある。引き換えに企業減税などをセットにするとしているが、反発は必至であり、すり合わせが必要とされる。

300
バーツは円高の日本から見れば、たかが900円弱だが、月額にすれば2万数千円であり、それは日本人の見た価値観であり、その金額は現地人にとってはその様な単純計算ではなく、他のインドシナ3国から見れば、実質貨幣価値の現実でもある。

この二つのマニフェストが、日本の民主党を思い起こさせる様な、ばら撒き公約との批判があり、公約と現実の狭間にインラックは悩まされるであろうことは容易に予測が出来るものの、何事にも寛容な『マイベンライ気質』(タイ語で大丈夫の意味)の国民がどの様に審判するのか、先行きのかじ取りが危ぶまれる。

しかし、この選挙の勝利は、タイの民主化への前進であることは間違いのない事実だ。
思えば、06年のプミポン国王の在位60年の年、タイは国中が黄色一色に塗られた感があり、デパートから、路上の露店まで、黄色のシャツが売れまくり、バンコックの市民一人当たり、数枚の黄色シャツを買ったと思われ、同時に皇室は敬われ、国王の写真やグッズも飛ぶ様に売れた記憶があった。

その後、当時のタクシン首相は、タイ経済の立て直しの立役者との評価から、国王と並ぶ勢いで人気があったが、ニューヨークの国連総会に出席中の10月に、陸軍のクーデターに遭い、バンコックの英字紙は『タクシン・エクザイル』との大きな見出しで、亡命を報じた。

その時の、タクシンが残した捨て台詞が『私はこの国に総理大臣として来たが、帰るときは失業者』との名言になり、その後、イギリスで赤字だった名門サッカーチーム・チェルシーを買い取り、一年程で、黒字にさせて売り払い、その辣腕ぶりを世界に示した。

国外から後に赤シャツ隊となったUDD(反独裁民主戦線)をサポートし、政党としては、タイ貢献党を支える事になり、今回の美人の妹・インラック女史が、タクシンのパペット(操り人形)と呼ばれる所以となったのだ。(貢献党は前愛国党)

タクシン元首相の後継者・インラック女史

タクシンの美人実妹・インラック女史勝利の瞬間(タイの新聞より)
アピシット現首相がテレビの人気者だったせいか、美男・美女の争いとされた。


また、この亡命騒ぎの元には、国王との不仲が取り沙汰されて不敬罪を告発する動きもあった。

とにかく、私も長年タイに滞在して、タノム政権時代のタマサート大学での流血事件やクーデターに加えて、多くのカフュー(戒厳令による外出禁止令)を経験したが、その後に起きた赤シャツ(タクシン支持UDD等)と黄シャツ(国王支持層)との、衝突はタイ近代史上、稀に見る激しさが募り、この選挙に至ったものである。

これを契機に、折角の工業化を生かし、アジアの発展に大きな寄与をする足懸りが出来たのだから、平和裏に双方が歩み寄りが出来れば、それこそ、『マイベンライ』の精神が生きようというものだ。

私が好きだった『微笑みの国』に戻れば、飛躍的な工業の発展に加えて、大きな観光資源を持った国でもあり、貧富の差をなくす大きな可能性がこの政権移行で生まれる可能性もある。



エメラルド寺院

久しぶりに見たエメラルド寺院での多くの参拝客(2011年正月)

兎に角、既得権益者や陸軍の動向が大きなカギを握り、国王も高齢でその影響力を失いつつある現状で、軍は国防に専念し、原点に立ち返る事と、やはり、この国の持つ寛大な国民性を生かし、富の配分も公平に行うような土壌を作り、農業の改革などで、それぞれの分担を行い、士農工商を階級付でなくイコールの層として、互いを崇めれば、とても良い国になるポテンシャルがあると確信している。

王室も国民から愛される為の努力が必要であり、政治に介入しない筈の立憲君主国なのに、過去には、現国王は何度もクーデターへの関与を行い、それは良い意味での干渉として働き、和解をさせ、プミポン国王が国民から愛された要因を作ったが、前年のタクシンの赤シャツ騒ぎで、黄色のシャツに自重を促さず、結果、両派に大きな対立を生んでしまった。



倒壊したセントラル

昨年5月UDD(赤シャツ隊)の長期デモの終結時、無軌道な若者たちに放火されて倒壊したセントラルデパート


今後、高齢の国王に代わり、皇太子か、はたまた、シリキット王女が皇室の顔になるのか分からないが、やはり、そこは、王室の持つ影響力をクーデターの加担や容認でなく、国民の和解に生かす事を命題にするべきと考える。
先週皇太子の乗ったボーイング機がハイウエイ工事の不払い問題で、ドイツ政府に差し押さえられたり、王室自体の人気の陰りに見えているのも気に掛かる大問題で、アピシットも苦境にいるとみて間違いないようだ。



タイとの付き合いは、足かけ47年と長く、タイを第二の祖国と考え、微笑みの国復活を願ってやまない。

消息筋によると、最低賃金大幅引き上げなどのマニフェストは、経済界から『ばらまき政策』とか『企業に悪影響を与える』と批判を浴びながら、インラック女史は「多少の副作用はあっても、企業減税とセットで実施」と実現に対し、強い意欲を示しているという。 

早く、対立抗争を止めて、平和で豊かな国が戻る事を願って止まない。 

(この記事はバンコック在住の友人ジャーナリスト日下部政三さんから一部情報提供を受けました)

注; UDDは政党ではなく、民主主義を標榜する市民団体で、その活動はタクシンが支えていて、貢献党はその政治団体である。また、デモ等の実力行使はUDDの受け持ちで、タクシンの資金をバックにしている。

また、現与党の民主党には反タクシン派「民主市民連合」(PAD)があり、同じく、タクシン派が政権を再び握った08年から09年にかけて首相府の占拠や空港閉鎖等の違法デモを行い、誰も罰されなかったことが、UDDの活動を過激にした経緯がある。(タクシン派はこの間07年選挙に圧勝したが憲法裁判所による言いがかりで2度も首相の罷免に会い、政権を民主党に奪われた事から、パタヤでのAPECを中止させるデモを誘発させた)

昨年の赤シャツデモはある種の報復武装蜂起を思わせ、UDDは決死の覚悟で実行した。

  

追記 8月4日タイでは国会が収集され、インラック氏が史上初の女性首相に正式指名された。
 タイの平和を切に祈ります。(8月5日 ニュースを見て、追記)






 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


2011年タイで迎えた正月

明けましておめでとうございます。タイから新年の挨拶です。


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タイには3度の正月があり、世界的な西暦のものに加え、中国系が多いバンコックは2月の中国正月があり、4月乾季の暑い中で行われるソンクラン(タイ正月)はメインイベントであり、別名水かけ祭りで、国中が大騒ぎして、正月休みが5日ほど続きます。

上の写真は毎年恒例のチャオプラヤ河の沿岸ホテルが中心に行う、ニューイヤーズイブに打ち上げられる、謂わば隅田川の花火大会の様なものです。
午前零時に一斉に花火が上がりますが、音は大きいけれど、日本の美しい花火に比べると少し見劣りがします。
昨年は観光業が振るわなかったせいか、今年は花火にもその影響があった様に感じます。
数年前の国王誕生日と在位60年を祝う日の花火は、熱狂的であり、派手でした。
また、当時は黄色いシャツ(国王の誕生日の色)が、デパートや露天でも爆発的に売れて、旅行客もたくさんいて、タイの経済は上向いていたように感じられました。


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花火はこんなものでしたが、29日頃から、クリスマスにはあれほど寂れていた、ホテルやデパートに人があふれ、びっくりしました。


IMG_0445守護神


明けて元旦 王室の寺 ワットプラケオに初詣をしました。 迎えてくれたのはこのラーマヤーナのサルの神様の守護神です。
他にも、多くの参拝客がいて、本堂に入るのに1時間は待たされました。 東京で言うと明治神宮と言ったところでしょうか・


IMG_0447王宮の寺



タイのお寺を代表する名刹で、本堂にはエメラルドの原石で作られた仏様が祀られ、別名エメラルドブッダテンプルと呼ばれています。
黄金のパゴダをはじめ、お寺の屋根や壁は極彩色に彩られていて、まるで竜宮の様であり、浦島伝説はこのあたりか、ベトナムが下敷きにあるとの説があります。

不肖わたくしも、昔々の、もう450年?程前(本当は45年前)ここに、流れ着き、乙姫様のもてなし?に時を忘れ、半年もここに逗留した覚えがございます。


IMG_0518王室通りのイルミネーション


本来は夜暗い、王室近くの通りはイルミネーションが続き、数キロに及びました。


IMG_0512カオサン


正月3日、久しぶりに訪れたカオサン通りは、活気にあふれ、かってのうらぶれたバックパッカーの聖地はどこへやら、多くの人で溢れていて、パッポン通りや、タニヤ通りの閑散たる風景とは全く違う文化をこの通りから感じます。

10数年前に封切られたデカプリオの人気映画 『ザ・ビーチ』 はプーケットのピーピー島が舞台の冒険物語でしたが、そのスタートは、このカオサン通りの代名詞になっていた安宿で、殺人事件と宝の在り処を書いた地図を見つけた事が発端で、マリファナが自生するパラダイスに迷い込んだ主人公のヒッピーの物語でしたが、あの頃を思うと、新たなトレンドの発祥地になった様な変わりようで、まさしく レオナルド・デカプリオさまさまであります。



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マッサージ屋さんも、すたれて来たフィッシュスパもここではこの盛況で、集まる旅行者にはタイの政変や景気などは全くお構いなし、ここは、バックパッカーのみならず、この国に憧れる多くの人達に、ある種のサンクチュアリーつまり、聖域として受け入れられているのであろうか、国籍や人種の違いを乗り越えて自然な触れ合いがあり、そこから、情報が交換され、発信されて行く、ある種のトレンドになったに違いないと思いました。







年末のタイとカンボジア国境のレポート

昨日所用で、サケオ県のアランヤプラテートからカンボジア国境ポイペトに行きました。
昔70年代終わり頃から、ポルポトの恐怖政治でホロコースト(200万人に及ぶ大虐殺)を逃れた、多くの難民達が押し寄せて国連が動き、日本からも多くの医療関係者が派遣され、多大な貢献をした場所であり、多数の友人もその中にいた想い出深い場所でもありました。
200万人の知識層を殺した事は、当時全人口が1000万人ほどだったので、国民の5人に一人が殺された計算になります。
そのことが当時子供で虐殺をまぬかれた今30~40代ほどの年代の人達のトラウマとなりました。


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これはホロコーストを風化させない為、カンボジアに残るキリングフィールドを後世に語り継ぐため、と、犠牲者の慰霊を行う為、この様な頭骸骨を集めてポルポトの蛮行を忘れない事を目的に寺などに建てたと、若いガイドが語ったが、彼の子供時代両親は虐殺され、どこに埋められたかも分からず、いつか親の亡骸に対面するかもと希望を捨てていないと語っていたのが印象に残りました。
現在でもこれらがシェムリアップ等に展示されています。

初代日本医療団団長は、日大医学部長で副総長でもあられた加藤先生でした。新しいミレニアムで、この難民キャンプも閉鎖され、現在はタイとカンボジアを結ぶ大動脈としての機能と、タイのビザを更新する通称ビザランの場所として多くの国際ツーリストが訪れる場所と変わりました。
また、カンボジアサイトにはカジノも出来て、ギャンブルを禁止された多くのタイ人が訪れ犯罪の多発地区でもあります。

よど号で北朝鮮に亡命した日本赤軍メンバーが、10年ほど前この地に工作員として潜入し、北朝鮮で印刷された偽米ドルを使い、カンボジア側で身柄拘束をされた場所でもあり、様々な側面を持つ地域でもありました。

訂正  
よど号事件の生き残り、田中が、北朝鮮の外交官を装い、この地に(カンボジア)に来て、身柄を拘束されたというのは、正しくなく、カンボジャから、タイへの入国を拒まれ、ベトナムにも出られず、その後、タイに入国して、正しくは、パタヤで、偽ドル使用の容疑で逮捕、身柄拘束されたと、バンコック駐在のビデオジャーナリストの日下部君から、指摘を受け、ここに訂正します。(2011年1月23日訂正)


昨日、テレビのニュースが伝えたのは、シェムリアップ北部の田舎で、地雷被害があった事等、NHKの海外危険情報が伝えていましたが、まだ、現在500万個の地雷が埋まっていて骸骨と地雷はまだ、この国を脅かす要因になっていることから全世界がその事の後遺症を理解すべきだと考えます。 
タイ領内や首都圏でも、地雷被害で足や手を失った人たちが物乞いをしていて、私もその人たちにはドネーションを心掛けています。


カンボジアポイぺト国境


ポイペトからタイ側には多くの生鮮野菜などが毎日入って来て、背後にはカジノがあります。

革命前40数年前に訪れた時、アンコールワットには16世紀日本の武士 森本右近太夫が残した墨跡鮮やかな書があったが、ポルポトの後押しをした中国兵により、赤いペンキで中国語で意味不明の上塗りがされ、文化遺産や歴史感のセンスの欠如を2004年に再度訪れた時見、胸を痛めたました。


国境ロンクルアマーケット

タイ側アランヤプラテートのロンクルアマーケット 昔は有名な国連難民キャンプの跡地でした。


タリバンTシャツ


マーケットではこんなものも。 カンダハルの文字が見え下にタリバン支部と書かれており、ハーレーダビッドソン愛好者のアフガン支部のブラックジョークで、キャンセルの赤文字をシニカルに染めて、タイの盛り場の夜店で売られている皮肉商品の一部だろうがこの地域の治安もまた、よくありません。

因みにカンダハルはアフガン南部の町でタリバンの本拠地ですが、昔ここからパキスタンに密入国した決死の想い出がある地名で私には忘れられない場所です。



バンパコン河のバンカ水上マーケット


国境で雇ったバンコックへの帰り車の運転手 通称ミスター T は親切で帰路、チャチンサオ県のバンパコン河の小さな町 バン カ の町によってくれ、最近、地域起こしで、農民たちが始めたウィークエンド(土日のみ)水上マーケットに立ち寄ってくれました。
タイには長い私を感動させたものは、この地域のピュアな住民のホスピタリティでした。

農業不振でイサン(東北部)の田舎から人口流入が続き、笑顔を忘れたバンコックと、カンボジア内戦の影響でやはり笑顔を忘れた国境地域住民のがさつな表情を見てきたばかりの私に、真の意味での微笑みの国タイを彷彿させてくれました。
住民の優しい笑顔と、土産物や、料理や果物の安さや美味しさに触れ、ほっとしたものだったが、いまどき、10バーツ(27円)で買える土産物 (大半は中国製) がここには多数あるのが驚きでした。

バンコックから、わづか東に70キロほどの町バンカ の週末水上マーケットはそんなタイ人の暖か味に触れられる場所とし、機会があれば半日ツアーを是非お勧めしたい場所です。






チャチンサオ県バンカ水上マーケット


とにかく、ここは住民自ら地域起こしで始めた場所でもあり他所から来たがめつい商人根性がなく、素敵な笑顔を見られる場所で開いているのは、土日のみで午前8時から午後5時頃までです。


オールシーズンのイルミネーション

クリスマス当日のバンコック 日本大使館近くのオールシーズン広場のイルミネーションだが、今年は人影もまばらでした。


新年あいさつ

そこでちゃっかりハッピーニューイヤーのイルミネーションを借りて新年おめでとうのご挨拶です。来年もよろしくお願いいたします。

タイの田舎でコウモリと遊ぶ

タイ チャアム 蝙蝠穴3

カオ バック マ のコウモリ穴

バンコックから南西に160キロほどタイ王室の離宮があるホアヒンの手前に保養地チャアムの海岸があり、その郊外、ナ ヨン 村の岩山には、コウモリの洞窟があって、カオバックマケーブ と呼ばれ、ホアヒンやチャアム
に行く際には必ず訪れ、コウモリの噴出する様を見物する。
 
このあたりには、観光客の訪れは少なく、昔ながらのタイの田園風景や、素朴さの中にもきらびやかな寺院や集落を見ることが出来る。

タイ 蝙蝠寺 カオバックマ ケーブ

コウモリが舞う ドラゴンダンス


タイ チャアム蝙蝠穴2カオバックマケーブ

岩壁中央の小さい洞窟から毎夕コウモリが噴出する

タイ チャアム 蝙蝠穴1

規模は小さいが、岩壁の洞窟からコウモリが噴き出す様は見飽きない


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ワット カオ チョンパン(コウモリ寺)の夕日にコウモリが舞う

この10年ほど、年に2度位はここを訪れ、ドラゴンダンスを見物するが、最近は有名になり、毎夕、多くの人達が見物にやって来て、地域の活性化につながっているようだ。
照っても、曇っても、雨が降ろうが必ずコウモリたちは日没の頃、その洞窟から噴出してくるが、数の多さは圧巻であり、恐らく、数百万羽(匹?)或いは一千万を超えるかの勢いで出てきて、明け方前に洞窟に戻って来るらしい。


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小山の頂にも寺院がある

チャアムから北に70キロほどのところにコウモリ寺があり、背後の山頂近くにある洞窟から、毎日決まった時刻にコウモリが湧いてくる。
季節によって時間は違うが、下の寺のお坊さんに聞けば、その時間に必ず出てきて、正確である。
日の短い時は6時ころ、長い頃は7時近くなるが、およそ1時間程噴出は続き、その頃、辺りは真っ暗闇となり、満ち足りた気分でバンコックに戻るのだ。(2時間のドライブ)



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コウモリ達の乱舞


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洞窟からもの凄い数で勢いよく出て来て、正に噴出が的を得た表現だ

ある日この洞窟の入り口まで登って、コウモリの噴出を撮影しようと試みたが、内部には彼等の糞がたまっていて、それが気化して、ガスとなり匂い、失神寸前となり、穴から離れた。
寺の僧侶には堅く注意をされて、殊に雨期には、道のりに多くの蛇(キングコブラ)や毒虫がいるからと脅され乾季の条件の良い時を選んでのチャレンジだったが、あのガスはコブラ同然の毒性があると思った。
20メートルほど上の尾根で、噴出を待ったが、コウモリは小さく、スピードが速すぎ、まるで、機関銃の横から飛び出す銃弾を狙う様なもので、背景は写るが、コウモリの姿はとらえられなかった。

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狂った様に乱舞するコウモリ達

タイ 蝙蝠寺15 蝙蝠の空

やがて一面コウモリだらけ


タイ 蝙蝠寺17 乱舞

ドラゴンダンスが始まり、クライマックス


タイ 蝙蝠寺12

時としてコウモリは書の達人になり、やがては闇の中に消えて行き、虫などの捕食を続け、日の出前には帰巣するらしいが、その間の行動は誰にもわからない。
タイには、木の実を好んで食べる、大型のフルーツ・コウモリもいるが、彼らの飛翔スピードはここのコウモリとは比べ物にならない。


タイ カンチャナブリ 戦場の橋 2

ラチャブリ県にあるコウモリ寺から、北に50キロほどで、クワイ河があり、カンチャナブリで有名な『戦場に架ける橋』があるので、バンコックを午前中に出て、カンチャナブリで遊び、夕刻、ワットカオチョンパンでコウモリを見て、夜、バンコックに戻るコースがおすすめである。
因みに、バンコックで 車(タクシーでもよい)を雇って、交渉次第で、1万円程で行って帰れる。


タイ カンチャナブリ

カンチャナブリのクワイ河の橋の近くにあるレストランでは、こんな美人もいて、ここで昼食をとり、3時に発てばラチャブリのコウモリ寺には、夕方に到着出来る、お勧めのコースである。




2010年 バンコック騒乱事件 都会の中の野生? タイに住んで・・・

今年の事件で忘れられないのが、現アピシット民主党政権と 元首相 タクシン支持者UDD との間に起きた騒乱事件だ。 現政権は黄色シャツ、UDDは赤シャツ、これらの引き起こした数々の騒動は、タイの民主主義に大きな汚点と疑惑を残したままである。

2001年、選挙で圧倒的支持を得て首相になったタクシン氏は、警察官僚出身で、長いこと警察官だったが、副職で、ビジネスを行い、80年代後半に、携帯電話ビジネスが大成功し巨億の富を得て退職、そののち政治家となり、様々な政策を打ち出しタイの貧困層から圧倒的な人気を勝ち得た。

そして、再選された後、陸軍の後押しを受けた当時の野党民主党が、軍とさらに王室のバックアップもあり、選挙無効などの提訴をしたが、その時は通らず、2006年9月にニューヨークでの国連総会に出席中、陸軍により、クー を起こされ、亡命を余儀なくされた。
記者会見で、タクシンは、私は総理大臣として、アメリカに来たが、帰るときは 失業者 との、名せりふで、世界に民主主義をなくした、タイ をアピールし、国民から大きな支持をされていた。
バンコックポストのその日の号外をいまだ、持っているが、70年代半ばのタノム政権の崩壊と、亡命、そして、その翌年、王様が、クーデターを起こして、追い出した側と、台湾に亡命させたタノムを呼び寄せ、両者が、国王の前で膝まづき、和解が成立などがあり、タイにおけるこの手のクーデターや騒乱による戒厳令は、過去45年ここを行き来した間に、8回ほど経験済みであったが、いまさら、驚かなかった。
タノム時代の、タマサート大学での流血(血の日曜日)等を含めても、大きな死者や損害もなく、国民も私たちも、『あ~又か』 程度の驚きしかなく、騒ぎが起きても、その現場に近づかない限り、安全 との、認識があった。
ところが、今回の騒ぎは国王も仲裁に入らない様な、根深さがあり、それは、一方が黄色シャツを着ていて、これは、国王の誕生日に因んだ色で、クーデター当時、タイは、国王在位60年で、すべての国民が黄色シャツを着て、祝賀ムードで沸いていたのだ。その最中に軍がクーを起こし、人気の首相を追い出し、国王から何も仲介の気配を見せなかった為、タクシン派と、王室派の対立で、国を二分する騒ぎになったのだ。

その翌年07年に、選挙で大勝したタクシン派愛国党に、政権が戻ったものの、タクシンの義弟が総理になった途端、選挙違反の容疑で、憲法裁判所が、愛国党に解散命令を出した。
圧倒的多数の愛国党党員は、国民の力 党に合流し、前バンコック市長で人気者だった党首サマックを迎え、タクシン支持の政権が、即刻結成された。
陸軍幹部から不満が上がり、サマック氏は人気で依頼されたテレビの料理番組に出演して、報酬を得た、との理由で、憲法裁判にかけられ、有罪とし、首相の座を追われた。
以来、多くの国民から、下院を解散して、再選挙を求める声が上がったが、国民の力 の有力議員が、多くの党員を引き連れ民主党に合流して、現アピシット政権が2008年から誕生した。
選挙を経ずに、出来たとの理由で、タクシン派残党のUDDを中心に、翌年から、解散総選挙のデモが起こり、パタヤで開催されたAPECを赤シャツが流会させた。
それに、対抗した黄色シャツが、その、年末(08年)スワナブーンとドンムアンの二つの国際空港を9日間に亘り占拠して、軍や警察が出動したものの、9日間の長期に及び、そのテロ行為を許したことの批判を浴びた。
その時に出た、黄色シャツの犠牲者一名の葬儀に王女が参列したことと、空港乗っ取りの事件で、憲法裁判所が動かず、処罰もなかった事から、赤シャツ側との対立は、決定的になった。
その後、タクシン氏や一族の不正貯蓄などを憲法裁判所(最高裁)が、裁き、不当な判決と怒ったUDD側が、市内でデモを起こし、2010年の5月に2か月に及んだ不法デモを、現政権が騒乱罪を適用して、強制排除に及び、多数の死傷者(2000人を超える)を出して、5月20日で事態は収拾したが、まだ、根強い対立の構図が変わったわけではない。
今まで、死傷者が少なかったのは、タクシンは警察出身であり、軍も一枚岩ではないこと等から、積極的な関与を控えていた為だが、4月から5月にかけて、スパイ映画もどきのテロが続発し、犯人は不明のままで真相は今でも闇の中である。
一件はシーロム通りでの、検問所にオートバイに乗った2人組が爆弾を投げつけ、2名の警察官を走るオートバイから、ピストルで射殺した事件で、犯人は二人とも赤シャツを腰に巻いていたという。
しかし、なぜ、赤シャツを巻いていたのかを疑問視する意見もあり、普通の人間が走るオートバイから、ピストルで撃つなどは難しく、プロの軍人の犯行(黄色)で、赤シャツに罪を着せたとの見方もされている。
もう一件は、5月12日、ルンピニ公園の地下鉄駅シーロム駅で、私の友人、フリーの映像ディレクター日下部氏が赤シャツ隊の武闘派リーダーの陸軍少将カティヤのインタビューをしていた際、道路を隔てた、ドシュッタニホテル最上階レストラン Dセンス から、200メートルの距離で、将軍の頭に致命傷を負わせ、その後、死亡したが、ホテルは、軍が掌握していて、最前線にもっとも近いとの理由で、多くのジャーナリストが泊まっていて、おまけに王室御用達のホテルであり、即座に、反撃に合い、閉鎖されたが、現場の写真を撮ったものの、狙撃者は、ゴルゴ13並みの仕事をしたことになる。

カティヤ少将は、陸軍から、停職中の身分で、赤シャツの指導者として大きな存在であり、実際この狙撃以降両派の対立は決定的になり、互いに過激化して行ったのです。
5月19日の強行突入や、電力ビル始め、多くのビルなどの放火で、混乱は深まり、その一部始終を目撃して、撮影もしたことから、以下にその映像をアップします。
普段の野生の世界とは違う、都会での、狂気と人間の野生ぶりをご覧ください。

IMG_2672フィナンシャルタイムス紙
















5月19日付ニューヨークタイムス・トリビューン紙国際版での報道 バンコックにて
カティヤ少将狙撃現場















カティヤ少将狙撃現場 正面ホテル最上階から プロのスナイパーの仕業か?犯人は特定されておらず、闇の中、この後、暴力の応酬になる。
暗雲立ち込めるチャオプラヤ・雨期の到来か















その頃の夕刻 チャオプラヤ河に立ち込めた暗雲は、早い雨季の到来か?はたまた、この国の民主主義にかかる暗い影を暗示しているのか?
タニア通りの兵士たち
















シーロム通りに展開した兵士たちの多くは武力行使は避けたいと考えていたようだ。
タニア通りの装甲車















バンコックで何度も戒厳令や非常事態宣言を経験したが、日本人飲食街タニアに装甲車や兵士がやってきたのは初めての事である。
自宅南クロントーイから火災が始まる















住居のあるスクンビット通りから、砲撃や銃撃の音が大きくなり、南側、クローントイ地区のラマ4世通りを望むと、黒煙が立ち上がった。
自宅寝室から見たセントラルの火災
















同時に寝室から西北のラジャダムリ方面からも大きな火災があり、セントラルデパートが倒壊し、コンドは停電し、近くのホテルに避難を余儀なくされた。
破壊と創造
















外出禁止令が解かれ、現場に行くと、7階建てのデパートは無残にも倒壊して左の広告の文字にクリエーションズ サロン と書かれ、破壊あっての創造かと考えさせられる1枚になった。
セントラル倒壊現場2















再建には少なくとも半年以上は必要され、現在も休業中である。日系伊勢丹は棟続きだが、頑丈な防火ドアのおかげで現在は営業中で、被害は殆どゼロだったという。
ラジャダムリの戦いの後















政府軍の強行突入後、赤シャツ隊は幹部が投降して解散、2か月に及ぶ占拠跡は祭りの後の感があった。
サイアムの焼け跡と映画看板















30か所程で、放火や略奪があり、ここはバンコック一の繁華街サイアムで、ここも多くのビルが焼けた。 このビルはシアタービルで、銀行や映画館・レストランがあり、ATMも破壊され、現金が持ち出された。
焼け残った看板はオッパイバレーボールという、評判の日本映画で、タイの人気映画オカマバレーのイメージと重なり、オネーサンも頭を抱えているのが、なんともシニカルだった。

サイアム火災現場















このビルの管理をしていた年配のガードマンは、若い暴徒に、物は持って行ってもよいから、火はつけないでと懇願したそうだが、略奪の挙句、放火され、犯人が赤シャツなのか、無軌道な若者なのか、特定されていない。
虐殺のあったと言われる王室ゆかりの寺















ここはサイアム地区の一等地にあるお寺で、軍の強制排除で負傷したデモ隊をここに運び、手当をしているとき道路上の高架鉄道から、無抵抗な人たちに無差別発砲を行い、多くのボランティア医療従事者に死傷者をだして避難を浴びた場所だ。
ジャーナリズムも活発化















5月23日、ようやく、復興に向けて多くのボランティアによる道路清掃が行われ、人海戦術で、見る見る間に現場はきれいになっていき、多くの報道関係者が取材していた。
復興















BTSのスクンビットラインとシーロムラインの分岐交差点で背後に倒壊したセントラルがあり、多くの人の善意が働いた様に思えるが、これも、赤・黄色のデモも、日当目当てに集まる人が多くいたとの噂がまことの様に伝えられている。
最近は、何事もなかったような立ち直りを見せている一方で、きな臭い噂もあるのも事実だ。
一日も早く、この微笑みの国に、真の微笑みが戻る事を願ってやまない。
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