久しぶりの実録・実写に依るウソップ物語です。それほどこのシーンに物語性があった証拠ですが、皆様はどの様に評価されるでしょう?
ある日この池の常連である大人しそうなジリスくんと強持てで、実際怖そうなグレートネックレスが出会い、どちらが先に声をかけたか分かりませんでしたが、互いにいい話をしようと盛り上がりました。
この写真を見れば、真剣な話の様です。内容は、豆の在り処を教える代わりに、ネックレスの長いくちばしで、その豆をつまみあげて、半々にしようとの話になりました。
リスもその気になり、木の洞の中に落ちているリスには届かない小穴のピーナッツを拾う話です。ピーナッツの話は本当で、何故ならいつも、筆者がそこにピーナッツを捲き、リスが洞に入り食べているのを見ているので、実話なのです。ジリスが穴の場所を教えて、ネックレスも確認した様ですが、その後、多くの仲間を呼び、ジリスは追い払われ、ネックレスの体はその洞に大きすぎて、入れず、結局、元通りの話になり、その後ジリスはネックレスの話を信用できなくなったと言っていました。証拠写真入りの実録ウソップ物語ですから、拍手してくださいね!
実際何度も書きましたが、ネックレスは嫌われ者で気も強いですが、前々回のブログでカザリオオウチュウこと、ラケットテールドロンゴと池で睨み合い、その写真を出しましたが、カザリオが飛び掛かり、ネックレスは逃げました。他の動物や鳥達からはやんやの喝采でした。睨み合いはまるで横綱同士の立会いの様でした。
その様な訳で、今回はトリとマモルくんからスタートしたついでに、今日のマモルクンの紹介です。先ずはシリュウがまた、1回だけ現れて、バリアブルの食べ残したパパイアを食べて満足げに見えましたが、バリアブルが来ると、いつの間にか消えてしましました。何か余程、シリアスな問題があり、シリュウは追い払われた様でした。
それに引き替え、マメジカは皆勤賞でここのところ3回行くうちに、5回姿を見せてくれましたが相変わらず用心深く、ちょっとした物音でも藪に逃げ込みます。でも、見れば見るほど可愛いく、その大きさが飼猫程のせいもあり、とてもチャーミングです。この日は5人以上の世界中のメラマンがいて、このシーンに気付いたのは私一人、他からシャッター音がしませんでした。しかし、満足げに撮影結果をチェック中、目の前の池に来て、皆が同時にシャッターを切り、私が、カメラを向けた時は、藪に逃げこむときでしたので、1勝1敗の成績で、本来なら、3日中6回も来た事になります。
今日はシリュウも現れて、しばし、いてくれましたが、バリアブルが来ると、姿を消したのです。昨年、あれほど沢山の個体が来て、シリュウが5頭等も珍しい光景ではありませんでした。
そのバリアブルは大きさではシリュウの倍以上で体長も30センチを越えます(尾を入れないで)シリュウは尾が細く、口が尖っており。体長は15センチほどで、ジリスよりは3センチ程大きいようです。身体中に草の種を張り付かせて、どこかへ運び、草の思うつぼにはまるのです。草だって食べられるだけでは割りに合いませんから・・・
昨日も来て、名前が分りませんでしたが、前々回に撮ったミヤマテッケイの仲間で、アオアシミヤマテッケイだとわかりましたが、良い水呑みシーンが撮れました。
このトリは毎回来ていて常連のアカハラシキチョウ。White ramped Shama の英名があります。
エボシヒヨドリ Black Crested Bulbul は、何度もここで飛び上がりの際に出す音がブルブルと凄まじい羽音で聞こえ、そこから、名前が付いたように思われます。Bulbul は 英語の辞書でもヒヨドリと書かれています。
これは不明のトリで、何か知っているトリのメスの様ですが、コルリのメスとは違う様です。アモンが北部タイから戻ったら聞こうと考えています。
ついでに今日のルーンシンハイドは混んでいて、オジサンの勧めで、もう一つの隠れ小屋に行きましたが、まだ知れ渡っていない様で(動物や鳥にです)その後、前の場所が空いたので、そちらに移りました。
これがオジサンの茶店から歩いて行ける新しいハイドで、深い密林の中、雨期や雨の際は道が川になりそうです。明るさも同じく暗く、猛禽なども近寄りにくい絶好のロケーションです。
行くとすぐに、昨日と同じく、クロエリヒタキのオスメスが、素早い水浴びをしていると思いましたが,今日はどういうわけか、色が違って写っていて、光線の加減かとも思いましたが、もしかすると、別のトリかもしれません。
よく見れば、クロエリではなく、これはカザリオかオオギビタキの様です。
こちらがバカチョンカメラで撮った元のルーンシンハイドの風景で、いつも、リスや小動物・野鳥が来ています。
これもシン小父さんの池で、連日悩んだジリスかファイブパイかの個体ですが、珍しく良い恰好で水呑みをして5本の黒縞が見え、判定の悩みが大きいです。
最初クロエリと思いましたが、色が違い過ぎ、尾も違います。何故かルンシンハイドⅡでは黒く見えて、クロエリではなく、White throated Fantail ノドジロオオギオヒタキの可能性が高いです。
これも悩ましいですが、コルリのメスと判断しました。
Partridge のタイに来る2種類がここにいて、Scarly Breasted Partridge 和名をアオアシミヤマテッケイと呼ぶようです。もう一種のチャムネミヤマテッケイに比べて、少し地味で、目が小さく、最初セキショクヤケイのメスと思いましたが、大型の野鳥です。
最後に私が泊っている、ケンクラッチャン湖畔にある、Rung Raeng resort のコテージから見たシラサギの飛翔風景で、ここは1泊1200バーツで、設備の整ったコテージがあり、Wifi も自由に使えて便利です。
1泊4000円程でしょうか。頼めば、マイクロウェーブ(電子レンジ)も部屋で使え、便利です。ダムの国立公園事務所から数キロの場所で、英語が通じにくいですが、人々は素朴で、快適に過ごせます。下に参考までにルングランリゾートのURLを記しますので、ご利用ください。
www.rungraengresort.com で、電話は089-896-2244 089-927-5577だそうです。
1月11日撮影ブログ記11日深夜 撮ったその日に記事を書かないと忘れてしまいそうなので、記載します。
1月12から18日カンチャナブリに来て、ミャンマー国境が開けたとの情報で、国境で入国を断られましたがそれは、パスポートの入国記録に誤りがありそれが原因でした。そのままにしておけば次のビザ取得にも問題があり、イミグレーションの支部を訪れて、話し合い、取敢えず、ミャンマーへの入国を認めさせて、ビザを正常化させて、久しぶりのミャンマーに入国しましたが、国境周辺だけに限られました。問題を長引かせる事は不本意で、まして、私になんのミスもないのですから、当然のことです。
その後、サイヨークからエラワンと野生象を探しに行きましたが、今のところ撮影出来ていません。
その代り、エラワン国立公園の野生教育センターに行き、そこの所長と意気投合して、厳重に保護されたバンテンを撮影させてくれました。若い人ですが、自然が大好きで、自分の足で、野生象などを撮影していて、迫力のシーンを撮っており、初めて心の通じるオフィサーに出会いましたが、ここの象は森がデンスな事で、撮影が難しい事が彼の話から理解出来ました。話では、3月から5月頃のマンゴーが実る頃、人里の果物畑によく現れ、農民との軋轢が問題だと話していました。ここのバンテンの保護区内にあるソルトリック(塩舐め場)にも時たま来るようですが、夜間に来ることが多いそうです。その為、電気柵で対応しているのだそうで、私の写真を見て、今度一緒に象を探そうと言ってくれました。次回、紹介いたします。