佐草かずまさブログ

獣医師・佐草かずまさのブログです

ペット

本格始動開始! IDIDA  犬の遺伝病研究協会 



日本のペットに近年増えてきている犬の遺伝病。
子犬の時は元気だったのに、数年たって急に発症することが多く、
ワンちゃんはもちろん、飼い主様の悲しみや切なさは計り知れません。

日々の診療の中で、医療ではどうすることもできない歯がゆさから
佐草は遺伝病検査の重要性を感じ、推進してきました。

ワンちゃんのお見合いの際に確認すれば健康な遺伝子を残せることはもちろん、
万一陽性であっても、事前に免疫力を上げることで、少しでも発症を抑えることができれば、
と、佐草も切実な思いで始めました。。。


紆余曲折しながら5年目を迎え、このたびは最前線でご活躍の先生方にも多くご賛同いただき、
いよいよ社団化を目指し、名称も旧『日本畜犬遺伝性疾患協会』から『犬の遺伝病協会』と改め
襟を正して本格始動していきます!

来る10月19日には各方面の先生方をお迎えし、セミナーを開催いたします。
貴重なお話を伺える機会となりますので、ぜひふるってご参加ください!

ペットと心優しい飼い主様が末永く幸せでありますように・・・・



IDIDAセミナー2014





















『情熱大陸』です…!

実は、TBS系の日曜日の深夜番組『情熱大陸』で、9月下旬から密着取材を受けておりました。

病院の一日から、手術の様子、家で過ごす様子やアフリカを初め、様々な出張先、
ほとんど密着していただいていました。

本当にガチンコの取材で、
「やらせとか打ち合わせとか、本当に一切なしで、リアルな姿と日常を撮影したい」
ということで、
1128日まで、がっつりの取材でした。

これで
30分弱の番組というのは、スタッフのみなさんも本当に大変ですね~。

番組の主旨として、放映まで一切内容を明かしていただけないので、
どの活動をクローズアップされるのか、分かりませんでした。

でも、予告編を見る限り、現在病院で行っている
『脂肪幹細胞による再生医療』が、メインになっているようですね。

脂肪幹細胞による再生医療では、ここ一、二年で始まりました。

患者から取り出した脂肪幹細胞を
2週間程度組織培養して、再び患者の身体に戻すというスタイルが、臨床現場でスタートしたばかりで、この方法もまだ一部の動物病院でしか実施されていませんでした。

なぜ、普及が遅かったかというと、病院内で幹細胞の組織培養が必要だったからです。
組織培養には特別の培養室とそれなりのスキルを持った獣医師が必要になるので、なかなか一般の動物病院では手が出せない領域だったんです。

でも、多分、番組で紹介される今回の再生医療は、培養の必要が無い画期的な方法です。
アメリカでは既に、再生医療に興味を持つ臨床獣医師たちによって、
この方法で7000例を超す臨床例が集まっています。

日本では、たまたま私が初めて行ったわけですが、ごくごく近々に
大手の獣医医療メーカーから、私も使っているとても使いやすい普及タイプの再生医療システムが
獣医さん向けに発売されることになると思います。


私としても、先行して始めた責任をしっかりと肝に銘じて、この再生医療システムを導入される全国の臨床獣医さんたちに、これまでの経験をお伝えさせていただければと思っております。

なので、この再生医療は、直にみなさんのかかりつけの動物病院でも、可能になっていくはずです。

みんなで、一匹でも多くのペット達が、元気を取り戻せるように頑張りたいですね。






地震、津波により被害を受けられた方々に心からお見舞い申し上げます

 

 

ずいぶんご無沙汰してしまっていたブログでしたが、まずは懺悔です。


多くの人がそうであるように 震災以来、映像や伝え聞く哀しすぎる情報に胸を痛め、苦しくなり、ほんのちょっとでもいい話を聞けば、また切なくてただ涙を流す日々でした。

被災地で何かできることはないかと思いながらも、「救助活動の迷惑になるだけではないか」とためらわれ、「復興のために必要なガソリンを無駄遣いすることにならないか・・・」と考えては女々しく悩んでいました。

思いつくままに物資の発送や募金活動などの後方支援を試みてはきたものの、物資が現地に届かないままだぶついていると聞いては落ち込み、募金も本当に必要としている方たちに、未だ遅れ届けられていないという情報に、またまた落ち込む日々でした。

 

つべこべ考えずに、まずは、現地へ行くべきだったと教えてもらったのは、タレントや芸能人のみなさんが「とにかく現地に出掛けて何か役に立ちたい」と、ひたむきに行動し、現地に飛び込んで行く姿でした。

 

そして今は、地震シンドロームで体調を崩した、東京都や多摩地区のペットたちで連日溢れかえる病院をやりくりし、勇気あるボランティアの方々が被災地から保護したきたペット達の診療をしながら日々追われ、結局現地に出向けないまま、一カ月を過ごしてしまったことが慙愧に堪えません。

 

なんとも情けない限りです・・・

IDIDA JAPAN主催 小動物遺伝性疾患セミナーを開催しました!!

去る7月19日の祝日に我が母校、麻布大学獣医学部の百周年記念ホールで、犬の遺伝病の為の獣医師の組織、日本畜犬遺伝性疾患協会(通称IDIDA)の初のセミナーを開催しました。最初に犬の遺伝病についての衝撃的な現状を知って、動き始めてから3年目にしてようやくのセミナーとなりました。その間、全国の臨床獣医さんたちと遺伝病検査を進めていくキャンペーンをしたり、ラジオ番組で啓蒙活動をしたり、獣医さん主導の遺伝子検査システムを構築したり、とってもとっても大変でした。でも、 猛暑の中、セミナーには総勢110名の獣医師さんたちに集まっていただいて、勇気百倍になりました。

現在ペット業界で大きな問題となっている遺伝性疾患をテーマに掲げた今回のセミナーでは、本部を置く麻布大学獣医学部臨床繁殖学研究室の金子一幸教授の開会のご挨拶のあと、私が遺伝病の問題点と現状について、更にはと、それを解決すべくIDIDA JAPANの役割や今後の展開などについてお話させていただきました。                               

その後、イギリスからお招きした、犬の遺伝性眼疾患の権威、Dr. Sally Turnerと犬の遺伝性神経疾患の権威Dr.Clare Rusbridgeのお二人による、貴重な記念講演をしていただきました。

午後の部では、国内での犬の目の遺伝性疾患の権威の日本大学の津曲茂久教授をはじめ、様々な角度から犬の遺伝病を研究されている先生方の講演をおこない、おかげさまでとても熱のこもったセミナーになりました。質疑応答では、獣医さん方が自分の病院での遺伝性疾患犬についての対応などについての質問が多数飛び交い、遺伝病に関する関心の深さが伺えました。

直前には参院選などあって、何度も挫折しそうになりましたが、仲間のスタッフたちに抱え込むようにして支えられ、何とかセミナーを成功させることができました。スタッフのみなさん、本当にありがとう。そして、セミナーに参加していただいた先生方、そしてこれから一緒にやってみようと思っている先生方、心はひとつです。獣医師の責任として、不幸な犬の遺伝病が国内から少しでも減っていくための努力を共にがんばりましょう。産声を上げたばかりのIDIDAはそんな皆さんと共に育っていく組織だと思っています。

そして、全国にいらっしゃるであろう、遺伝性疾患で苦しむワンちゃんを抱えている飼主の皆さん。ぜひ、IDIDAか私に直接でも構いませんから、情報をください。どんな小さな情報でも構いません。そうした全国に散らばっている犬の遺伝病情報を蓄積してデータ化していくことが、遺伝病撲滅のためには何より重要だと考えています。また、質問や相談もIDIDAにどんどんお寄せください。遺伝病に関する正しい情報を発信していくのも我々獣医師の責務だと考えています。

   IDIDAの連絡先 http://www.idida.co.jp  TEL042-710-5630

信頼できるスタッフたちと、今後も診察は続けます!!

 

新聞に小さく候補予定の名前が載った日、病院の受付にお詫びの文面を掲示させていただきました。

 

『病院やめちゃうの!?

『どうして先生が出なくちゃならないの!?

『ずっと先生が診てくれてたうちの子、どうすればいいの!?』

 

皆さんの心配や不安がひしひしと伝わってきます。

 

  今回、新党改革から出馬要請のお話を頂いたとき、当初『今の診療をやめられないのでとても無理です。』とお断りしました。

でも、

『現場の最前線にいるエキスパートだからこそ分かる現状の問題点や改善策を、国政に反映していくチームが 今この日本には必要なんだ!!と、熱く語る舛添さんの前で、思わず頷いてしまっていました。

 

  遺伝性疾患や生まれながらの難病で苦しむペットたちや飼い主さんをこれ以上増やさないために、やらなきゃならない道筋は見えているのに 立ちふさがるのは『動物は物品扱い』という法の壁・・・

 

  日々保健所で処分されている犬や猫たちは『物』ではないし、口蹄疫の牛たちだってただの『商品』なんかじゃない。荒れた山から迷い出て来て殺されていく野生動物だって、私たちと同じ、親も子もある「命」なんです。

 

 そうした命の現実に目をそむけていては、素晴らしい子供たちが生まれてくるとは思わないし、世界から尊敬される国になれるとも思いません。そうした命の代弁者を国政に送り出すことは、国のベースを作り上げていく上で、地味だけれどとても大切なことだと思っています。それを誰もやってくれないなら、そして、「お前がやれよ」と言われたら、もう、やるしかないと思ったのです。

 

  15年前に東京都町田市に動物病院を開いた時も、交通事故や病気で苦しむ里山の野生動物の多さに驚きました。
たまたま、動物を助けられる知識と施設を持ったのだから、人間代表として彼らの命を救ってあげよう。治療費は元気に暮らす彼らの姿や、保護してきてくれる心優しい人たちの笑顔で十分!と、粛々と野生動物の治療を始めました。
あの時も、誰かから「お前がやれよ」と背中を押された気持ちでした。

今回も同じです。

 

  私は今後も、結果がどうなろうとみんなの診療は続けます。野生動物の治療も続けます。目の前の命を大切に出来ないで、「全ての命に優しい国づくり」なんて、とてもできるはずはないと思っているからです。

幸いにして僕の周りには優秀なスタッフ、信頼できる心優しい仲間がたくさんいてくれます。

 

 今回の事の顛末を一部始終知っていてくれている仲間たちは 

『院長、大丈夫!!一緒に頑張りましょう!!!』って言ってくれました。


ありがとう、みんな!!!

 

そして、飼い主さんのみなさん 不安な気持ちにしてごめんない。

 

目の前の命をしっかりと守ること。国の政策の歪みで翻弄されている、国中に溢れる命をひとつでも守ってあげること。どちらも、想いは同じです。その想いを両立するために、悪戦苦闘してみようと思っています。

 

 獣医師 佐草一優

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有楽町マリオンで街頭演説

院長04 5月27日木曜日
 診察の合間を縫って、有楽町マリオンでリベンジの街頭演説。
 今度は、『全ての命に優しい国作り』について、短めのメッセージにしたので、無事最後まで語り終えることができました。新しく比例代表の公認となった鳩山太郎さんと、青葉ひかるさんも一緒に壇上に。新しい政治を作っていくための戦士がどんどん増えていくのは、本当に心強い。私も、頑張ろうと決意を新たにしました。

 帰りの道でも、『ペットの医療制度を考えてください!』とか、『口蹄疫のウシを殺さなくてもいい方法を考えて!』といったお話しを、何人もの人たちから頂きました。

 声をかけて下さった皆さん、本当にありがとうございます。
 お約束したように、しっかりと受け止めて、国政に反映していけるように、頑張ります!

 帰りの車の中で、ふと、ウシブタの全頭殺処分となってしまった口蹄疫の汚染地区にいる、野生動物のことを思い出しました。
 数日山の中を歩き回って、糞にしか対面できなかった南限のニホンカモシカ、夜に間近で遭遇したニホンジカの群れ、山際の農家で捕まった大きなイノシシ…。
 あの子たちにも感染の恐れがあるとしたら、また「全員殺処分!」なんて、今の政府は簡単に言い出すんじゃないか…。そんな気がして、血の気がひいてきた。

 感染地帯の立ち入り禁止を、はやく野生動物たちにも知らせなくては・・・。

獣医師 佐草かずまさ 

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無念の渋谷・第一声

100525_1706~01 5月25日、17時。渋谷で結党、第一声の演説。参院選で比例代表から出ることになった僕も、「15分前にハチ公前集合ね」と召集。
 舛添代表他 新党改革の代議士先生方からは、「普段のままの姿で普通の価値観を持ったバランス感覚のある政治家になって欲しい」と言われて、その時は実感がなかったけれど、街頭演説の集合すらサラリーマンの待ち合わせのようなライト感覚。
 新党改革、いいかもしれない・・・とちょっと思った。

 20分前到着。一緒に壇上に登るはずの、舛添代表も新井広幸先生もまだ、姿なし。ガードレールにもたれて、さっきまで書いていた演説内容をチェック・ ・・

 そして、5分前。どこからともなく新井先生が現れると、たちまち現場がヒートアップ!すごいエネルギーにびっくりした。あれよあれよという間に、舛添代表も出現。いつもの渋谷のスクランブル交差点は、一瞬にして異様な熱気に包まれていた。

 そしてマイクは、新井先生の絶妙な演説の後を受けて、いよいよ僕に。
ペットのこと、野生動物のこと、口蹄疫のこと、いろいろ話して『全ての命に対して優しい国づくりを』という、自分の思いををしっかり伝えよう!と、第一声。

 「獣医として、日々命に携わるものとして疑問に思うことがあります!例えばペットの置かれている現状・・・」なんて、我ながら滑り出し快調と思えた瞬間、「ペットなんか関係ないだろう。国会議員になるんなら国を語れよ!」と、いきなり大声の叱責。
 いやあ、びっくりした。思わず、これもひとつの大事な意見、と思いながら、つい耳を傾けていたら、しばしの沈黙が・・・。「大丈夫だよ、気にしないで、日頃から考えていることを話していいから」と、新井先生が耳打ちしてくれて、ようやく覚醒。
 しまった、今は演説中!!

 それにしても、すっかり出鼻をくじかれて、なんとも情けない初演説になってしまった。
 最後まで一生懸命聞いてて下さった方、ごめんなさい!(だから言いたかったことは、このブログの『演説内容』をご覧下さい。)

 それにしても「さすが、快刀乱麻!」舛添代表は、私の言いたかったことを、実にスマートにまとめてしまった。一緒に演説カーの上に立っているにもかかわらず、聞き入っているうちに、演説終了。
 しみじみと無念さと反省が残った第一声でした。

獣医師 佐草かずまさ 

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『全ての命に優しい国づくり』を目指して

佐草02 現在 日本の15歳未満の子供の数が1860万人に対して、ペットの飼育頭数は2200万頭以上と、まさに現代社会を象徴する逆転現象が起きています。にもかかわらず、日本の法律ではペットが未だ飼育者の単なる所有物としてしか扱われておらず、彼らの『命の権利』が守られていません。
 ペットの命の権利が守られていないから、保険の利かない動物医療が高く思われてしまい、遺伝性疾患や乱繁殖の弊害によって、防げるはずの苦しみの中で生まれてくる命が後を絶たないのです。
 いまや、大切な家族の一員となっているペットたち。その命を守っていける法律や体制作りをしていくことは、毎年28万頭を超える、犬猫の殺処分という悲痛な現実を無くすためにも、すぐに着手しなくてはいけない問題です。
 小さな命すら大切に出来ない国家に、健全な子供たちを育てることができるのでしょうか。国際社会において、環境問題や野生動物保護、途上国への貧困救済など語っても、何の説得力もありません。
 わが国に生きとし生ける全ての命に対して、優しい国にしていく為に、可及的速やかにさまざまな体制を構築していく時期に来ていると思います。

 今回の口蹄疫問題では 政府の初動の遅れが今日の地獄絵図のような悲劇を作り出してしまいました。異議を唱えることすらできずに殺されていく十数万頭の牛や豚たち。無駄に失われていく彼らもまた、「命」なのです。政府にしっかりとした危機管理・専門的な知識を持つ人々との連携ができていれば、畜産業にこれほどの深刻なダメージを与えることはなかったのではないか。
 ここにも、命を軽んじている今の国の在り方が見え隠れしているのです。

 日本人は古来より 自然を崇め 生物を大切にしてきました。
 山犬を大神(オオカミ)と呼び、里の獣(狸)たちとも身近に過ごしてきました。
 先進国でありながら自然を理解しバランスを大切にしてきた国であったからこそ、世界の人々から一目置かれる存在になることができました。
 最近その気持ちが、少しずつ ぶれてきているのではないでしょうか?
 
 今、『全ての命に対して優しい国づくり』を目指すべきだと私は考えます。
 次代を担う子供たちが、日本人で良かったと思ってくれる、思いやりあふれる、誇り高い日本を再構築していくことが必要なのです。

 新党改革は、舛添代表の下、もう一度しっかりと日本という国を考えて再生していくために、動き出しました。その一員として、動物のエキスパートという立場から、『全ての命に対して優しい国づくり』を進めて行きたいと思います。

獣医師 佐草かずまさ 

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