佐草かずまさブログ

獣医師・佐草かずまさのブログです

獣医師

『ペットジャム』終了!



 平成
20年の4月からスタートした、インターFMのペット情報番組『ペットジャム』が、5年目突入目前にして、残念ながら番組終了となってしまいました。

10
分足らずの番組でしたが、月曜日から金曜日までの昼下がりに、つたないペット情報をお送りして参りました。


お付き合いくださったリスナーの皆さん、

「ラジオ聴いてるよ!」

と、声をかけていただくと、すごく嬉しかったです!


皆さんのおかげでここまで続けさせていただけました。

ありがとうございました!!

 

そして、いつも流れるような英語とトークで進行役をこなしてくださった早見優さんには、
この
4年間、僕の稚拙な話をも絶妙にフォローしていただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


台本から脱線してとんでもない方向に話が行ってしまっても、
さらりと進行に戻してくださる早見さん。
僕がゲストの方々へぶしつけな質問などして、スタジオが凍りつきそうになった場面でも、
さりげなく暖かな優しい言葉でフォローしてくださり、
そのおかげでスタジオが一気に和やかな雰囲気に包まれることもしばしばで、
早見さんにはどれだけ助けられたかわかりません。本当に、ありがとうございました。

 

また、ディレクターの山本さんをはじめ、製作スタッフの皆さんにも、
感謝の言葉が見つからないほどお世話になりました。
特に前回の参院選に突然の出馬が決まった時は、
放送できなくなった収録済みの番組まるまる
1か月分の再収録になったりして、
それはそれは大変ご迷惑をおかけしてしまいました。


本当に大変だったでしょうに、皆さん愚痴一つこぼさず、
笑いながら録り直しと編集作業をしていただき、
その上選挙でも応援して下さったことは、一生忘れません。

いつかきっと恩返ししたいと思っています!

 


それにしても、
4年間ともに番組制作を続けたことで出来上がったこのペットジャムチーム』は、
僕にとって心から信頼し合い、笑いあえるかけがえのない素敵な仲間でした。

実は
この『ペットジャム』毎回自分で台本を書いていたので、それも無茶苦茶大変でした。
いろいろ数えてみると、なんとまあ
1100本ほどありました。

夜中まで手術して、その日のうちに帰れることのほうが少ない日々ですが、
なんとか合間を練ってこの台本を書き続けてきたことは、
自分にとって、とてもいい勉強になりました。



また、番組を通して、ご縁をいただけた沢山の方々との出会いは
本当に大きな財産となりました。


世界を代表する犬のトップブリーダーの皆さんには、
たくさんの犬についての詳しい専門的な話をお聞きすることができましたし、
ペットに携わる様々な職種、会社や団体の方々からはいろいろな角度からのお話をお伺いできたり、
普段ならとてもお話しする機会なんてないような、映画監督やミュージシャン、
タレントや俳優さんと、ペットを通してたくさんのお話しができたことも、
とても貴重な体験で、勉強になることばかりでした。

 

獣医師にかぎらず、専門職となると、ついその独自の世界の中で、
自己満足・自己完結に陥りがちです(もちろんそうでない方もたくさんいらっしゃいます!)が
この番組を通して知り合えた様々な立場の様々な皆さんから、
動物に対するいろいろな想いや知識・情報を戴くことで、
まだこれからも小さく固まることなく、どんどんいろいろな所に飛び出して行って、
もっと謙虚にたくさんの方々の話を聞いて、勉強しなくちゃいけないなと、
心からそう思うことができました。

 

そんなことに気づけたのも、この『ペットジャム』のおかげです。

関係して下さった皆さん、番組を愛して下さったリスナーの皆さんに
この場を借りて、心からお礼を申し上げます。


最後に、ひとつお詫びを・・・

 

実は、最後の収録日、感極まって力みすぎたせいか、
後半あたりから、喉が枯れて来て、声がでなくなってしまいました。
なので、
3月最期の週の放送は、特にガラガラ声で聞きづらいと思いますが、
どうぞご容赦ください。


収録から2週間以上たった現在も、声が全く出ず、診察にも支障が出ている始末です。
『筆談の獣医師』になっちゃってます。

 

4年間、ペットジャムを全力疾走で駆け抜けて、
ちょうど体力的にもここらが潮時だったということかもしれません。


まずは、体力をリセットして次のステップに備えて行きたいと思っています。

 


まだまだ頑張りますので、よろしくお願いいたします。

 

 

佐草一優

誰かのせいにするのではなく

 

日、日本獣医師会山根義久会長にお会いする機会をいただけました。

会長も今の日本では、動物たちの命を守るための体制作りがとても大切だとおっしゃっていました。また、産業動物の治療に従事する獣医師がとても不足している現状がとても不安だということもお話して下さいました。

 

たしかに、友人の獣医師の中にも牛や豚などの家畜を専門に診る大動物獣医師もいますが、夜中や早朝を問わない出産の介助や牛や豚を押さえつけながらの治療は重労働で、誰しも50を越えると健康の不安を訴えています。更に、日本の畜産の未来に対する不安から、精神的にもそろそろ疲弊しきっているのが実情です。若い獣医師さんもよほどの事情がないと畜産の世界に足を踏み入れなくなっていると嘆いています。

 

しかし、これは獣医師だけの問題なのでしょうか?

 

産業動物の健康を管理していく獣医師がいなくなれば、肉需要の高くなった現代日本の食卓を守っていくことはできません。獣医師が産業動物の健康をしっかりと支えなければ、畜産に携わる方々も安心して家畜を飼育していくことはできません。

獣医師の過酷な仕事を支えていくためには、もっと抜本的な国の制度改革が不可欠」とおっしゃる山根会長の言葉にはとても説得力がありました。

 

今回の口蹄疫問題しても、私も含め世間は、政府の対応ばかりを非難してきました。しかし、もっとベースにある畜産の産業構造と、それを支えている人々が抱えている問題点をしっかりと解決していかなくては、何にもならないということを、山根会長に教えていただいた気がしました。

 

何か問題が起きたとき、誰かのせいにするのは簡単です。今回の口蹄疫問題では、図らずも私も同じような行動を取っていました。しかし、それでは何も変わらないし、事態解決のエネルギーにすらならないことを教えていただきました。大反省です。

 

今の国会も同じなのではないでしょうか。

 

いろいろな問題が山積みの今だからこそ、上っ面の事態だけに翻弄されて、いたずらに何かを非難したり否定をするのではなく、問題発生の本質をしっかりと見極めて、解決するための具体策を粛々と進めていかなければと思うのです。

 

獣医師 佐草一優


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