2017年04月17日

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RIZIN開催日の午前中放送。向こうではゴールデンタイムに地上波生放送されていたのでどんどん試合が消化されていき、いつもよりテンポが良い。正直一息つくタイミングが取りづらくてしんどかったw



女子バンタム級5分3R アシュリー・エヴァンズスミス vs. ケトレン・ヴィエイラ

UFC戦績現在2連勝中、ランキング13位のエヴァンスミス。MMA7戦全勝、前戦のUFCデビュー戦も勝利で飾っています。3Rに危うい場面もありましたが打撃で攻めたてたヴィエイラが判定勝利。


ウェルター級5分3R ザク・カミングス vs. ネイサン・コイ

2016年の戦績は2勝1敗、前戦アレキサンダー・ヤコブレフからキムラで一本勝ちしているカミングス。UFC戦績1勝1敗のコイ。前戦はジョナビン・ウェブに判定勝ち。

いきなり激しく打ち合うもすぐに落ち着きスタンド戦。フラッシュダウンを奪うなど優勢に進めるカミングス。



コイがシングルでテイクダウン狙いますがカミングス首をキャッチしながら切るとそのままギロチン!足のロックが完全にかかっていないので暴れて逃げるコイでしたがスクランブルの末、マウントからも絞め続けてコイ落ちた!レフェリーがプロレスのように腕で失神確認。


ミドル級5分3R アンソニー・スミス vs. アンドリュー・サンチェス

2016年のUFC戦績2勝1敗、前戦はエルビス・ムタプチッチを近距離からの肘でKOしているスミス。UFC戦績2連勝中のサンチェス。前戦はトレヴァー・スミスを打撃で削って判定勝ち。

テイクダウンを許したスミスが素晴らしいスイープを見せたのが印象的だった1R。しかしその後もサンチェスからテイクダウンを奪われ続け苦しい展開。そして迎えた3R、



バックスウェーでパンチを避けていたサンチェスを捕えたスミスのパンチ、さらに蹴りが頭部にヒットしサンチェスダウン!鉄槌連打でレフェリーストップ!


ライトヘビー級5分3R デビン・クラーク vs. ジェイク・コリアー

UFC戦績1勝1敗のクラーク。UFC戦績2勝2敗のコリアー。前戦はアルベウト・ウダをボディへのバックスピンキックで沈めています。

序盤打撃で攻めたてたコリアーでしたがテイクダウン狙いのクラークがコントロールして盛り返した1R。結局その後は最後までテイクダウンでポイントを稼ぎ続けたクラークが判定勝利。


バンタム級5分3R アルジャメイン・スターリング vs. アウグスト・メンデス

ランキング8位のスターリング。前戦はハファエル・アスンソンと慎重な打撃戦の末僅差の判定負けで現在2連敗中。UFC戦績1勝1敗のメンデス、ただし1敗は現王者ガーブラント。前戦はフランキー・サエンツと激しい打撃戦の末スプリットで判定勝ち。

1R、メンデスのパンチにタックルを合わせてスターリングがテイクダウン。メンデスオモプラッタから足絡みを狙って脱出。



スタンドに戻るとパンチで崩して一気にギロチンに行こうとしたメンデスですが頭がすっぽ抜けてしまいます。下になったメンデスまたもスイープ。このラウンドはメンデスか?しかし2R以降、スターリングのテイクダウン狙いのケージレスリングに苦しみ、結果29-28で判定負け。


フライ級5分3R ティム・エリオット vs. ルイス・スモルカ

Titan FC王者としてTUFのトーナメントに参加し優勝、タイトル挑戦権を得てチャレンジしたDJ戦で気持ちを見せた試合を展開して健闘。ブランドン・モレノにギロチンで一本負け、計量オーバーしていたレイ・ボーグに判定負けで2連敗中のスモルカ。

1R、いきなりタックルからテイクダウンしてみせたエリオットがこれまたいきなりギロチンの体勢。しかしハーフなので極まらないとみるやサイドへ。一旦首を抱えたままスタンドに戻し膝!離れて今度はスモルカがテイクダウンを仕掛けるもすぐに入れ替えてバックへ。エリオット強い。とにかく動きを止めない。短期決着できないとスタミナが心配だが。後半はバックマウントを制されるピンチに陥るもこれも脱出したエリオット。2R、ダブルレッグからテイクダウンするもその勢いを利用してスイープするスモルカ。それでもスタンドに戻すエリオット。



中央から再開すると即タックルでテイクダウン!そのままバックへ回り込みチョーク!いや1本腕が入って肩固めの形。エリオットがマウントかと思えばスモルカが足関、目まぐるしく入れ替わる攻防!スクランブルに次ぐスクランブル!ジャッジ泣かせな展開ですが残り1分でもエリオットがマウントからギロチン!このラウンドもエリオットか。

3R、意外と動きが落ちないエリオットがテイクダウン。スタンドでもウィービングでパンチをかわして魅せ続けるエリオット。エリオット払い腰からもテイクダウンしマウント!四の字ロックでトップキープ。スモルカスイープ、スクランブルの末、スモルカがバックマウント!と思いきや目を離した隙に展開がどんどん入れ替わる!フライ級らしいスピーディーな展開で面白い試合。最後までガス欠せずに動き続けたエリオットが判定勝利。今後も名勝負製造機としてどんどん試合が組まれそうです。


ライト級5分3R ボビー・グリーン vs. ラシッド・マゴメドフ

バルボーザ、ポイエーとランカー相手に2連敗しランキング圏外に追いやられたグリーン。3連勝中でしたが前戦ベニール・ダリウシュに判定負けしこちらも圏外に追いやられたマゴメドフ。

1R、序盤にマゴメドフのローブローがあり。あまり明確な差はなく試合が進んでいき、正直他の作業してました。先ほどの試合とは正反対の決着の予感ゼロの攻防。判定スプリットでマゴメドフ。


バンタム級5分3R パトリック・ウィリアムス vs. トム・デュケノワ

UFC戦績1勝1敗、2015年以来の試合となるウィリアムス。1つのNC除けばMMA10連勝で今回がUFCデビューとなるデュケノワ。

1R、ウィリアムスの打撃、テイクダウンを冷静に対処していくデュケノワ。蹴り足をキャッチしてバックに回り込むウィリアムス。これもスタンドに戻しますがウィリアムスの右が効いた!なんとか追撃を凌ぐと今度はデュケノワのアッパー!疲れが見え始めるウィリアムス、追い上げるデュケノワ。残り1秒で左の肘!!!ウィリアムスダウン!しかしホーンが先!



2Rもガンガン肘でプレッシャーをかけるデュケノワが最後は右の肘で仕留めた!バンタム級ニュースターの誕生となるか。


ヘビー級5分3R アレキサンダー・ヴォルコフ vs. ロイ・ネルソン

直近で勝利しているのはロショルト、アントニオ・シウバでヘビー級上位ランカーや新鋭デリック・ルイスにも敗れ、さらにマッカーシーを蹴ったことの罰則も重なりランキング圏外へ、元気がなさそうなネルソン。前回ティモシー・ジョンソンともっさりした試合を展開してスプリットで判定勝ち、UFCデビュー戦を勝利で飾っている元Bellatorヘビー級王者ヴォルコフ、いきなりランキング11位に。身長差が凄い両者。



1R、テイクダウンから押さえ込んでいたネルソンですが、ブレイクでスタンドに戻るとケージ際でラッシュを仕掛けられ、パンチを返すも首相撲膝からのヴォルコフのラッシュ!パンチで迎撃し、なんとかホーンに助けられたネルソン。2R以降、ブンブンパンチを振り回すネルソンですが、ジャブ、前蹴りで距離をとる戦いに終始するヴォルコフ相手に中に入れずそのままズルズルいってネルソン判定負け。なんとなくですけど、本人にもう戦うモチベーションがないような・・・。


フェザー級5分3R ジェレミー・スティーブンス vs. ヘナート・モイカノ

ランキング5位のスティーブンス。バンタム級から階級を移したヘナン・バラオンを返り討ちにし、前戦はエドガーを左ハイであわやKOというシーンまで見せましたが判定負け。ジャングルファイトでMMA無敗のままUFCデビューし、現在UFC戦績2連勝中のモイカノ。一気にランカー入りできるチャンス。

1R、蹴りで牽制していくモイカノ。パンチで入っていくスティーブンスの圧力が上か。しかしそこにタックルを合わせたモイカノ、スティーブンスは下からキムラ狙い。2R以降、サークリングで距離を取りながら戦うモイカノ。ブーイングも飛んでいましたがスティーブンス捕まえきれず、何度かテイクダウンも奪ったモイカノが判定スプリットで勝利。うーん、僅差すぎる。


ミドル級5分3R ホナウド・ジャカレイ vs. ロバート・ウィティカー

とっくにタイトル挑戦の資格は得ているジャカレイ。ヨエル・ロメロに敗れてからはヴィトーをKO、ティム・ボッシュからキムラで1本と2連勝中。勝っても勝ってもタイトル挑戦権が回ってこないのでモチベーションを心配していましたが、無事8試合またUFCと契約してくれた模様。現在6連勝でランキング6位につけるウィテカー。前戦は無鉄砲な突進をかましたデレク・ブランソンを右ハイからの追撃でKOしています。ウィテカーの躍進も見てみたいですが、やっぱりジャカレイに報われて欲しいのできっちりここは判定でもいいので勝って欲しい。

1R、互いに打撃で牽制。組みにいったジャカレイ。打撃戦は危険と見ているか。



テイクダウンを狙うジャカレイ。動いて動いて凌ぐウィテカー!バックを取りかけても前に落として対応するウィテカー。スタンドの打撃戦だと若干ウィテカーのパンチの方が入ってる。



2R、ウィテカーの右!!!!なんとか追撃を凌ぎましたが効いてる!体勢を立て直そうとするジャカレイですが、ウィテカーの打撃に反応できてない!最後は右ハイからのパンチの追撃で倒れ込んだジャカレイ!ウィテカーのパウンドに動いて反応はしていましたがレフェリー止めた!!!ああああああくそ!!でもまあこれに勝ったらタイトルマッチってわけでもなさそうだったし、負ける前にいい条件で契約更新しといて良かったと結果的には受け止めるしかないか・・・。しかしウィテカー強い。ジャカレイの押さえ込みにも全て対処した上でスタンドで葬るとは・・・。


女子ストロー級5分3R ローズ・ナマユナス vs. ミシェル・ウォーターソン

3連勝中だったナマユナスですが前戦コバケビッチに判定スプリットで敗れ現在ランキング4位。UFC戦績2連勝中、ランキング6位につけるウォーターソン。前戦はペイジ・ヴァンザントを首投げからバックに組み付き四の字ロックでRNC葬。

1R、ウォーターソンに投げられてテイクダウンを許したナマユナスでしたが、バックに回り込みガードをとったウォーターソンに肘!!ナマユナス優勢のまま2Rへ。



ナマユナスの物凄い右ハイ!!上になったナマユナスのえぐい肘での攻め!削って削って削り続けて最後はチョーク!!ナマユナスやっぱり強い。


フライ級タイトルマッチ5分5R
デメトリアス・ジョンソン vs. ウィルソン・ヘイス


現在11連勝中の絶対王者DJ。今回勝てばアンデウソン・シウバの防衛記録10回に並びます。対するはまだDJとは対戦経験なく、前回佐々木憂流迦に判定勝ちし3連勝中のヘイス。

1R、様子見な両者ですが時折交錯するスピーディーな展開に緊張が走ります。蹴り足を掴んでタックルからテイクダウンしかけるもすぐにスタンドに戻すDJ!二度目のタックルもDJが切って2Rへ。スタンドの攻防。攻撃らしい攻撃はなくてもコントロールしているのはDJに見える。コツコツパンチも入ってる。DJの右ミドル!左のパンチも入った。ヘイスは攻めあぐねる一方。



DJの飛び込んだ膝がボディに突き刺さり前のめりに倒れたヘイス!DJ鉄槌連打!!肘!!ホーンで3Rへ。ペースが変わらないDJ。残り2分でサイドからコントロールするDJ、ヘイスがハーフに戻すもDJはコツコツ肘!パウンドを強めてマウント!パウンド落としながら腕十字で一本!!強すぎる!!!ヘイスならもしかしたらと思っていた所もありましたが、こんなに差があるもんか・・・。ちょっとジョギングしてきましたぐらいの感じでインタビューに対応するDJ。

このDJの圧勝劇と、RIZINでスピーディーなオフェンス力で元谷を完封した堀口を見るとね、やっぱり堀口契約に不満があってももう少し我慢してこの正真正銘の頂上を目指すべきだったんじゃないの?と思ってしまいますよ。ベルト獲ったら用済みなので即返上してRIZIN行き、これが理想でしたけどね。日本のフライ級なら砂辺も来るし、砂辺がいけるならのび太も来るし、扇久保もいるし、盛り上がってきたらUFC目標にしてる田丸と覇彌斗も来るかもしんないんですよ。面子が揃っているので堀口抜きでも十分盛り上がりを見せたと思いますし、そこに満を持して登場して欲しかったかなー。もう言っても仕方ないけど、そんな漫画みたいな展開が手の届く距離にあったとなるとやっぱり妄想止まんないですよw

(19:00)

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