2020年03月08日

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ネバダ州ラスベガス開催。2大タイトルマッチが用意された大会ですがそれ以外のカードは若干弱い気も・・・。



バンタム級5分3R ダナー・バタゲレル vs. グイド・カネッティ

前戦がUFCデビュー戦でしたがアラテン・ヘイリに判定負けしているバタゲレル。

UFC戦績2勝3敗のカネッティは前戦マルロン・ヴェラにチョークで一本負け。


バタゲレルのカウンターの左でカネッティダウン!一気にパウンドの追撃に出てレフェリーストップ!


フェザー級5分3R ギガ・チカゼ vs. ジャマル・エマース

前戦がUFCデビュー戦でブランドン・デイヴィスに判定勝ちしているチカゼ。何故かミスジャッジでドローになりかけてましたが。

MMA17勝4敗でUFCデビューするエマース。



アンデウソン?天心みたいな胴回し回転蹴りを見せるチカゲ。スタンド戦で優勢に進めるチカゼ。2Rにテイクダウンされても反転してリカバリー。3Rは消耗してたようにも見えましたがなんとか逃げ切ってスプリット判定勝ち。


ミドル級5分3R ジェラルド・マーシャート vs. デロン・ウィン

UFC戦績5勝4敗、前戦の相手がエリック・アンダースでで判定負けしているマーシャート。しかし2R以降取り返し始めて微妙な内容でした。

UFC戦績1勝1敗のウィン。


身長差がありますが低い方のウィンがブンブンパンチを振っていく。被弾しながらもどんどん前に詰めてパンチを打ち込んでいくマーシャートが優勢か。3Rに打撃でケージ際まで追い込んでフラッシュダウンを奪った所で押さえ込みチョーク!ウィンタップ!


ミドル級5分3R ホドルフォ・ヴィエイラ vs. サパルベク・サファロフ

ACB中心にMMA6戦全勝、柔術世界王者ヴィエイラは前戦オスカル・ピエホタを肩固めで仕留めています。

UFCデビューからジャン・ヴィランテにKO負け、タイソン・ペドロにキムラで一本負けと勝ち星のなかったサファロフですが前戦ようやく判定勝ち。今回からミドル級に。


1R、何度もテイクダウンを仕掛て成功するとハーフバックからパウンド。バックマウントでパウンドを浴びせ正面を向いたサファロフに肩固めをセット。サファロフタップ!やはり寝ると強い。


ライト級5分3R マーク・マドセン vs. オースティン・ハバード

MMA9戦全勝、オリンピックメダリストでもあるマドセン。前戦ダニーロ・ベルアルドをあっさりテイクダウンし肘、パウンドで削ってTKO勝利。

UFC戦績1勝1敗のLFAライト級王者ハバード。



マドセンのジャーマン!テイクダウンから削るマドセンですが後半攻め疲れているようにも。それでもタックルからのテイクダウンを防げないハバード。残り時間僅かでハバードが盛り返し始めましたが押さえ込んで逃げ切ったマドセンが判定勝利。


バンタム級5分3R ショーン・オマリー vs. ホセ・キニョネス

MMA10戦全勝、UFC戦績2連勝中のオマリー。前戦3Rに足を怪我してまってましたがアンドレ・スーカムタスに判定で完勝。

UFC戦績5勝2敗、夜叉坊にも勝っており地味にUFC戦績4連勝中だったキニョネスはその後ナザニエル・ウッドにチョークで一本負けしていますが前戦カルロス・フアチンに判定勝ち。



1R、一気に飛び込んできたキニョネスに右フックを合わせるオマリー!立ち際に右のしなるハイキックからの右アッパー!頭を抱えたキニョネスにパウンド連打!レフェリーストップ!オマリー見た目もスター性があっていいね。


ウェルター級5分3R アレックス・オリヴェイラ vs. マックス・グリフィン

3連敗とさすがに後がないオリヴェイラ。

戦績は汚れ気味で前戦アレックス・モロノに判定負けしているグリフィン。こちらも割とリリースの瀬戸際な立ち位置。


お互いにラウンドをとりながら3Rはグラウンドの泥臭い展開。上になったオリヴェイラが押さえ込みながら勝利をもぎとりにいきスプリット判定勝ち。


ウェルター級5分3R ニール・マグニー vs. リー・ジンリャン

コンディット、クレイグ・ホワイトを膝からのパウンドで下して2連勝中だったマグニーですが前戦サンチアゴ・ポンジニービオに右で顎を打ち抜かれて失神KO負け。

UFC戦績9勝3敗、現在3連勝中の中国期待のエースジンリャン。前戦はエリゼウ・ザレスキーをきっちりKOで仕留めています。


両者元ランカーでランクイン一歩手前の立ち位置で僅差の展開ですが2Rは組みの展開でコントロールするマグニーのラウンド。途中マグニーがゴッチ式パイルにいきかけたのが面白いw ジンリャン削られたか残り僅かの時間にラッシュをかけられ、首を振るもほとんど当てられてしまうw 3Rも全く取り返せず、立っても寝てもマグニーに圧倒されてジンリャン判定負け。快進撃もランカークラスの実力差相手ではここまでか。


ライト級5分3R ベニール・ダリウシュ vs. ドラッカー・クロース

3連勝中のダリウシュは前戦フランク・カマチョからチョークで一本勝ち。

UFC戦績5勝1敗、3連勝中のクロースは前戦クリストス・ジアゴスにチョークでニアフィニッシュまでいきかけましたがなんとか凌いで打撃で盛り返し逆転判定勝利。



1Rはスタンディングで背負われた状態のバックキープでチョークを狙っていたダリウシュが2R、クロースのパンチをもらいながらもカウンターを入れて一気に攻め込み、最後は左一発でKO!


女子ストロー級タイトルマッチ5分5R
ジャン・ウェイリー vs. ヨアンナ・イェンジェチック


敗戦はデビュー戦のみでMMA20連勝中、UFC戦績4連勝中ウェイリー。前戦ジェシカ・アンドラジを完璧にパウンドアウトしてみせストロー級タイトルを奪取しUFC史上初のアジア人王者に。

女子フライ級タイトルマッチをシェフチェンコと争うも判定で敗れてしまったヨアンナは再びストロー級に戻し、当時ランキング7位のウォーターソンを判定で下してあっさりタイトル挑戦権ゲット。現在ランキング4位。



1R開始早々シャープな打撃が交錯するスタンドの打撃戦。ヨアンナ相手にプレッシャーをかけるのはウェイリー。ガンガンコンビネーションを合わせていきますがヨアンナのパンチももらっており印象的にはヨアンナの方が精度がいいか?ラウンド終了のホーン後にヨアンナが余計な一発。

2R、不意をついてテイクダウンにいったウェイリー、投げも全てヨアンナが対応。精神的にもここでとれないと辛いが首相撲膝を見舞ってスタンド中央に戻すヨアンナ。しかし直後にウェイリーの右!効いた!テイクダウンするもヨアンナうまく立って凌ぐ。

3R、強打を振っていくウェイリーですが精度ではヨアンナ。だんだん攻め疲れて消耗してきているように見えるウェイリー勝ちを急いでる?組みの展開に持っていきますがヨアンナがリカバリーするので倒しきれない。いつの間にか前に出れなくなっているウェイリーが打ち負けぎみ。

4R、まだ一発の威力は秘めてそうなウェイリーですがスタンド戦を優勢に勧めるのはヨアンナ。ウェイリーのパンチは空を切るばかり。しかし時折ビッグヒットがあるのでまだわからない!



5R、大激闘となったスタンド戦。若干逃げ切りぎみのヨアンナ、追いかけるウェイリーという展開でしたが判定はスプリットで割れて・・・まさかのウェイリー防衛!ダメージ優先でつけていけばあり得ない判定ではないか?これはダイレクトリマッチある?


ミドル級タイトルマッチ 5分5R
イスラエル・アデサニャ vs. ヨエル・ロメロ


MMA18戦無敗、UFC戦績7連勝中のミドル級王者アデサニャ。レジェンドであるアンデウソン・シウバとの新旧ファンタジスタ対決を制し、ケルヴィン・ガステラムとの壮絶なシーソーゲームを経て見事ミドル級暫定王者に。そして前戦ロバート・ウィテカーとのタイトルマッチで見事KO勝利で正規王者に。

次期挑戦者に最も近いと思われていたパウロ・コスタが負傷欠場につき、2連敗中のヨエル・ロメロに挑戦権が回る。ロメロは前戦コスタに判定負けしていますが内容では後半盛り返したロメロでもおかしくないかなり僅差の内容。その前の元王者ウィテカーとの試合も(計量失敗してノンタイトル戦)ダウンを奪ってあわやの場面も作っており。ロメロが危険なファイターであることには変わりなく。


1R、ロメロガードを固めたまま全く動かない。アデサニャステップを踏みながら様子を窺う。急に小刻みにステップを踏んでおちょくるロメロ。ブーイングに包まれながらコンタクトがないまま2分経過、ローを打ち込むアデサニャ。返すロメロ。



前に出るアデサニャにロメロが左のパンチを合わせるッ!それ以外はほぼコンタクトのないままホーン。当然ブーイング。

2R、また前に出たアデサニャにロメロの左!!痺れを切らして前にでてきたところにカウンターを合わせてくだけのロメロ。剛腕から繰り出される左の威力がありすぎてわかっていてもアデサニャ前に出れないか。ブーイングがずっと鳴り響いてますが緊張感はある。突然一気に飛び込んでくるロメロ!アデサニャなんとか凌ぐ。

3R、ロメロの謎の前転があったりしながら、緊張感はあれどなかなかコンタクトがない展開。ベロを出して挑発するロメロ。3Rはさすがに単発でも蹴りを入れているアデサニャ?

4R、ロメロだんだんもう適当に手を動かしてるだけで勝つ気すら感じられなくなってきた。でもそうして誘ってるのかも。アデサニャのローが効いてそうですが、終了間際にタックルから切られてもパンチを振ってくロメロ。その印象でロメロというジャッジもありえるのであれば意外と判定どちらに転んでもおかしくない?



5R、突っこんでいくロメロにバランスを崩しながら後退するシーンが目立つアデサニャ。残り10秒でようやく少しだけ激しく衝突してホーン。

普通に行けばアデサニャですがファイターとしての妙な強さを感じたのはロメロだったのでどうなるかヒヤヒヤしましたが判定アデサニャ。しかし2者が48-47。やはり少し危なかった・・・。ロメロがなんか試合後に責任転換しながら怒ってたけどお前も共犯だよw

うーん、今日のことはなかったことにしてアデサニャvsコスタを待ちますか。


(16:00)

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