2021年07月18日

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UFC APEX開催。メインは当初ホロウェイvsロドリゲスだった模様。そこが流れていなければそこそこな興行だったはず。メインは連勝中のマカチェフ登場。テイトの約5年ぶりの復帰戦。プレリミの女子ストロー級王者候補のレモスの試合も注目。



ヘビー級5分3R アラン・ボドウ vs. ホドリゴ・ナシメント・フェレイラ

前戦がUFCデビューだったボドウ、パウンド連打で頭を抱えたまま何もできずKO負け。UFCレベルには見えなかったが。

UFC戦績1勝1敗のナシメント。前戦はKO負け。


1Rは打撃で完全に優勢だったボドウですが、2R、ナシメントに打撃を効かされてケージ際まで詰められ、ボディも効かされながらのラッシュで沈められKO負け。ボドウ1Rは悪くなかったですがやはりUFCレベルじゃないのでは。


フライ級5分3R フランシスコ・フィゲイレド vs. マルコム・ゴードン

前戦がUFCデビュー戦で判定勝利しているフィゲイレド弟。

UFCデビューから2連敗中のゴードン。打撃を怖がっており明らかにUFCレベルではない。


1R、テイクダウンしたものの上を取り返されてフィゲイレドに削られたゴードン、2R、自分からパンチで詰めて組みの展開に持ち込みたいゴードンですが読まれてる。ただフィゲイレドの手数も少なすぎる。少し消耗して勢いがなくなると打撃で少し優勢になったフィゲイレド。残り30秒でゴードンがテイクダウンに成功するも時間がない。3R開始早々の不用意な飛び膝でバランスを崩したフィゲイレドを押さえ込んだゴードン。トップキープするので精一杯。後半は逆転されかなり微妙な判定でしたがゴードンが勝利。地力はフィゲイレドの方が上に見えましたが、手数が少なすぎた印象。


バンタム級5分3R カリッド・タハ vs. セルゲイ・モロゾフ

UFC戦績1勝2敗1NCのタハ。前戦はラオーニ・バルセロスに判定負け。

UFCデビュー戦でウマー・ヌルマゴメドフのチョークで失神KO負けしているモロゾフ。


1R、テイクダウンから削ったモロゾフ、2R、打撃でも上回り、バックでコントロールしたモロゾフ、3Rもとってモロゾフ完勝。タハかなり厳しくなってきた。モロゾフデビュー戦は落としましたが強い。


女子ストロー級5分3R アマンダ・レモス vs. モンツェラート・ルイス

UFC戦績3勝1敗、魅津希に殺傷能力の差を見せつけ圧倒して判定勝ち、前戦はリビア・ヘナタ・ソウザにKO勝ちと一気に駆け上がる勢いのあるレモス。ランキング14位。

前戦がUFCデビューだったルイス。判定勝ちしていますが袈裟固めで固めるだけでフィニッシュする感じがなく。



1R、レモス右ミドル、右ハイ。前に詰めるルイスにカウンターを入れるとそのままパンチをたたみかけてKO!レモス相変わらず強さが頭一つ抜けてる。


ウェルター級5分3R ダニエル・ロドリゲス vs. プレストン・パーソンズ

UFC4勝1敗、前戦はマイク・ペローに打撃で勝り判定勝ちしているロドリゲス。

MMA9勝2敗でUFCデビューするパーソンズ。


1R、パーソンズもよく返していましたがロドリゲスが徐々に打撃で削っていき、一発効かせて一気に追い詰め最後はパウンドアウト。


フェザー級5分3R ガブリエル・ベニテス vs. ビリー・クアランティーロ

UFC戦績6勝4敗、前戦2連敗を脱出しているベニテス。

前戦ギャビン・タッカーに判定負けし、3連勝を止められているクアランティーロ。


1Rは序盤にダウンを奪ったクアランティーロ。2R、も打撃で削ったクアランティーロ。しかし3Rにベニテスのパンチをもらってしまいダウン!なんとかインサイドに入って来るベニテスに三角を仕掛けながら凌いだクアランティーロは後半テイクダウンからバックを奪取。そのままバックから殴り続けるとレフェリー止めた。バックからの打撃のダメージはそこまで無さそうでしたがここまでのダメージが影響したかも。


ミドル級5分3R ホドルフォ・ヴィエイラ vs. ダスティン・シュトルツフス

UFC戦績2勝1敗の柔術世界王者ヴィエイラ。肩固めで2連勝していましたが前戦アンソニー・ヘルナンデス相手にアナコンダで一本負け、スタミナと打撃という課題を残し幻想崩壊。

UFCデビュー戦で判定負けしているシュトルツフス。


スタンドの打撃戦。1Rはシュトルツフス。2Rはヴィエイラが虚をつくテイクダウン、がシュトルツフスがすぐにスタンドに戻す。左ジャブから立て直したヴィエイラが盛り返しますが微妙。3Rもヴィエイラが即テイクダウン!一度は立たれましたが引き込みギロチンを潰して今度はコントロール。立ち際にバックに回ったヴィエイラがそのままチョークで引き込み!シュトルツフスタップ!極め力はさすが。


フェザー級5分3R ジェレミー・スティーブンス vs. マテウス・ガムロ

一度は不完全燃焼に終わったヤイール・ロドリゲスとの再戦で大激闘を繰り広げて惜しくも判定負けを喫したスティーブンス、前戦はカルヴィン・ケイターの右肘でダウンを奪われKO負けと4連敗中。

UFC戦績1勝1敗、前戦はスコット・ホルツマンにKO勝ちしているガムロ。


1R、シングルレッグに入ったガムロ、スティーブンスが足を抜こうとしますが足首をとるようにしてテイクダウン。ガムロキムラ!スティーブンスタップ!これで5連敗、功労者ですがさすがにリリースの可能性も。


女子バンタム級5分3R マリオン・ルノー vs. ミーシャ・テイト

現在4連敗中のルノー。噛ませ犬として用意されたとしか思えず、負ければリリースか。ちなみにランキング12位。

2016年11月のラケル・ペニントン戦で判定負けし引退していたテイト。その後ONEと関係を持っていたようですがこの度復帰。ブランクがどう影響するか。年齢も34歳と若くない。


1R、テイト左ジャブから組み立て、ここぞという場面でしっかりテイクダウンを決めてくるところもさすがの試合運び。2Rもタックルで押し込み抱え上げてのテイクダウンを決めるテイト。3R、ハーフバックからのパウンド連打できっちり決めたテイト。今でも上位ランカークラスの実力はありそう。


ライト級5分5R イスラン・マカチェフ vs. チアゴ・モイゼス

UFC戦績8勝1敗、現在7連勝中のマカチェフ。前戦はドリュー・ドバーを肩固めで仕留めており、ヌルマゴ的な強さを見せていますが何故かなかなかチャンスを与えられず戦績の割にランキングが上がっていません。ランキングは9位。今回メインで結果を出せば大きなチャンスが巡ってきそう。

UFC戦績4勝2敗、3連勝中のモイゼス。 前戦はアレクサンダー・ヘルナンデスに単調な試合で判定勝ち。ランキング14位。


1R、ケージまで詰めるマカチェフ。それ以上深追いしない。モイゼスも左右に外す気無く受ける構え。入ってきたマカチェフ、組んで入れ替え押し込むモイゼス。再び同じ展開に戻る。マカチェフが慎重に打撃を打ち込んでいく。足をかけてテイクダウン。2R、モイゼスがテイクダウンから一気にバックからのチョークに転じるシーンは良かったですが前に落とされてしまう。バックに回って慎重に押さえ込むマカチェフ。3Rもモイゼスが押し込むケージレスリング。ここでもマカチェフバックをとっテコントロール。モイゼスの足関節はポイント入って無さそう。4R、抱え上げて叩き落すマカチェフそのままインサイドへ。バックへ。チョーク。モイゼスタップ!マカチェフ完勝。強い。もう飛び級の相手が用意されないとおかしい。

(13:30)

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