2022年01月16日

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2022年最初の大会。コロナ影響もあり全10試合。相変わらずナンバーシリーズ以外は非常にカードが弱いですが、メインのチカゼvsケイターは今後のフェザー級戦線に大きく関わる要注目の試合!



ライト級5分3R TJ・ブラウン vs. チャールズ・ロサ

UFC戦績1勝2敗のブラウン。デビューから2連敗、3戦目もかなり際どいスプリット判定勝ち。

勝ったり負けたりを繰り返しているロサ。法則通りなら今回は勝ちだが。


前半は打撃で優勢に進めていたブラウン。後半はロサも追い上げ始めましたが逆転許さずブラウン判定勝利。ロサ法則崩れる。


フェザー級5分3R ブライアン・ケレハー vs. ケビン・クルーム

フェザー級にあげていたこともあったケレハー。前戦はドミンゴ・ピラーテにバンタム級で泥臭い試合で判定勝ち。今回はフェザーですがコロナで相手が変更になった影響もあった模様。

UFCデビュー戦は一本勝ちしたもののマリファナ検出でノーコンテストに。前戦はアレックス・カサレスに判定負け。


スタンド戦を優勢に進めるのは前に出続けるクルームですが、1Rは右でダウンを奪っているケレハー。2Rもスタンド戦はクルームですが、ボディを効かせてからのテイクダウンでコントロールしていたケレハー。3Rは完全にケレハーがテイクダウンからコントロールしていく展開。ジャッジはケレハーに転んで判定勝利。


ウェルター級5分3R コート・マクギー vs. ラミズ・ブラヒマイ

前戦クラウディオ・シウバに判定勝ちし3連敗を脱出しているマクギー。

UFC戦績1勝1敗のブラヒマイ。前戦はチョークで一本勝ち。


1R終了間際にダウンを奪っているマクギーが終始圧倒する展開で判定フルマークで判定勝ち。


ミドル級5分3R ジェイミー・ピケット vs. ジョセフ・ホームズ

UFCデビュー戦でボディへの膝で嫌倒れ、前戦も首相撲膝でダウンしKO負けとUFCレベルでは無さげのピケットでしたが前戦ラウレアノ・スタロポリに判定勝利。

MMA7勝1敗でUFCデビューするホームズ。


手数の少ない試合。優勢に進めるピケットの手数すら単発で少な目。ピケット判定勝ち。


級5分3R ビル・アルジオ vs. ジョアンダーソン・ブリート

UFC戦績1勝2敗のアルジオ。前戦はヒカルド・ハモスに判定負け。負けた試合はどれも健闘していて中堅レベルの実力はありそう。

MMA12勝2敗でUFCデビューするブリート。


1R、抱え上げて叩きつけたままバックを奪取するブリートがチョークを狙う。反転して上を取り返し、前蹴りを顎に突き刺して印象をタイに戻したアルジオ。2R打撃で盛り返したアルジオを3R必死に追いかけるブリートでしたがアルジオ判定勝ち。


ライト級5分3R ダコタ・ブッシュ vs. ヴィチェスラフ・ボルシェフ

前戦がUFCデビュー戦でしたがオースティン・ハバードに判定負けしているブッシュ。

UFC戦績5勝1敗でUFCデビューするボルシェフ。


1R、ケージ際で左ボディで沈めたボルシェフがそのまま鉄槌でKO勝ち!コサックダンス。


女子フライ級5分3R ケイトリン・チューケイギアン vs. ジェニファー・マイア

階級をあげてきたジェシカ・アンドラジのボディ連打で沈んだチューケイギアンでしたが、その後2連勝中のチューケイギアン。ランキング2位。

ヴァレンティーナ・シェフチェンコとの女子フライ級タイトルマッチだった判定負けしたマイアは前戦ジェシカ・アイに判定勝ち。ランキングは4位。


ワイドナショー見ていたのでチラ見しかしてませんでしたがチューケイギアンがフルマークで判定勝ち。


フライ級5分3R ブランドン・ロイヴァル vs. ホジェリオ・ボントリン

現フライ級王者ブランドン・モレノ、 アレッシャンドリ・パントージャと2連敗中ですがトップ戦線で戦える実力は示しているロイヴァル。ランキング5位。

前戦マット・シュネルに判定勝ちして2連敗を脱出しているボントリン。ランキング7位。


打撃も織り交ぜながら組みの展開で攻めるボントリンが優勢。しかしロイヴァルも動いて対応していく。3Rはボントリンのテイクダウンを許したもののオモプラッタからフットチョーク、腕十字!ボントリンタップしなかった?抜いて押さえ込んだボントリンですがスイープして上に。パウンド、鉄槌、肘で攻め続けるもホーン。判定はスプリットで割れてロイヴァル!1Rも打撃でロイヴァルだったか。まあボントリンタップしてた気がしたのでこれで良かった。


ヘビー級5分3R ジェイク・コリアー vs. チェイス・シャーマン

ライトヘビー級からの転向組のコリアー。勝ったり負けたりを繰り返し前戦は法則通りカルロス・フェリペに判定負け。

ローカルで連勝してUFCと再契約してからはUFC戦績1勝2敗。前戦はパーカー・ポーターに判定負け。


1R、コリアー上になるとマウント、肘で削ってチョーク。シャーマンタップ。


フェザー級5分5R カルヴィン・ケイター vs. ギガ・チカゼ

ジェレミー・スティーブンス、ダン・イゲ相手に2連勝中だったケイターは前戦ランキング1位のマックス・ホロウェイ戦というビッグチャンスを掴むも打撃で圧倒される展開で大差の判定負け。タイトル戦は大きく遠のいた印象。ランキングは5位。

UFCデビューから7連勝負けなしのランキング8位チカゼ。直近2戦はKO勝ちで、前戦はエジソン・バルボーザに打ち勝ってKO勝ち。その前はカブ・スワンソンを三日月のような軌道の左ミドルで沈めています。


1R、チカゼカーフ、ミドル、前蹴りからワンツー。詰めるのはケイター。蹴りが空を切ったところでバランスを崩したチカゼにタックルに入ってケイターテイクダウン!反転して立とうとするチカゼですがキープするケイター。チカゼギロチン、浅い。チカゼ反転するもケイター首をとってる、そのまま四の字バック!残り30秒。1Rは完全にケイター。

2R、チカゼ得意のミドル。ハイ。サークリングしながら距離をとりつつパンチのコンビネーションを打ち込んでいく。手数はチカゼですが前に出続けるケイター。止まらない。ケイターのタックルは切った。時折ケイターのパンチも入り、距離をとるというより後退しているようにも見えるチカゼ。チカゼ少し消耗してる?ケイターの方が押してるように見える。ケイターバックエルボー!効いているのかチカゼの動きが落ちてるように見える。手数では圧倒しているがケイター優勢に見えてしまうジャッジがいてもおかしくない。

3R、チカゼの手数が明らかに減っている。詰められるので蹴りも出せない。組んだケイタ、突き放すチカゼ。どんどん前に出るケイター。頭を振っているチカゼ明らかに動きが落ちてる。カーフを打つようになってからペースがチカゼに寄りそうになるが組みの展開に持ち込んだケイター!しかしここを凌いだ!ケイターの動きも落ちているがチカゼの方が消耗が激しい、ガス欠に近い状態になってきた。自分の大振りのパンチを支える体幹もない。

4R、ケイタージャブから組み立てる。チカゼ左ミドル。ケイターの肘!ジャブでどんどん前に出る。チカゼも返す。両者消耗してるのでほとんど足が止まってる。組みの展開は凌ぎ切るチカゼ。しかし削られてる。打撃に全く切れがない。ケイターも苦しそうだが前に出る。距離が近いのでケイター肘をどんどん打ち込む!残り時間僅かで激しく衝突。このラウンドは完全にケイター。KOするしかないのだとしたらチカゼ万事休すか。

5R、チカゼ最後の力を振り絞って前に出る!しかしまだケイターも前に出る余力がある。肘!チカゼも自分から手を出すがケイターの打撃を被弾していく。効かされるパンチを入れているのはケイター。チカゼも気持ちを切らさずに手を出していくがケイターのバックエルボー!残り時間僅かで最後まで諦めずに前に出るチカゼ!しかしケイター引かずに肘連打!残り数秒で力尽きて倒れ込んでしまうチカゼ。


判定二者が50-45、一者は50-44をつけ、前半体力を削って最後まで攻め込んだケイターが完勝。5R戦の戦い方としても反省点が多かったかもしれないチカゼ。いつかはぶつかる壁だったと思われ、ここからさらに強くなったチカゼがタイトル戦まで辿り着くのが楽しみ。ケイターはこの試合で負ければタイトル戦からは大きく遠ざかることになっていたと思いますが、ギリギリで踏みとどまりました。


(14:00)

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