オスグット

オーダーメイドの施術

私はオーダーメイドの施術を
しています。

例えば先日
同じに日に2人のオスグットの
新患さんが来院されました。

A君、中学1年生、サッカー
空手道場生の保護者からの紹介。

B君、小学6年生、軟式野球
患者さんからの紹介。

痛みの程度、環境などみんな違うので
当然施術ポイントも違いますし、
アドバイスする内容も違います。

例えばA君にはオスグットの説明を
すると同時にある本を渡して読んで
もらいました。

B君にはサッカー部の顧問の先生に
伝えて欲しい内容を話しました。

これは先生に話せるかどうかが
勝負でした。

うちの施術はただ痛い所や筋肉の
硬い所をマッサージするだけでは
ありません。(マッサージはしませんが)

その子がどうしたら最短で治るか
どうしたら再発をしないで競技を
続けられるかを多方面から考えて
改善計画を立てます。

どこへ行っても改善しなかった痛み
は諦めないで相談してみて下さい。

何とかします。

ちなみに私の捻挫施術は皆さんが
驚きます。

騙されたと思って一度来院して
みて下さい。






オスグットの神様2

ここまで順調に痛みが落ちてきました。

痛み0をにしたい所です。

ここからは静かな個室に移動し
施術を再開。

ここで改めてK君の経緯を説明します。

K君は低学年の頃から強豪選手で
ジュニア空手界では有名な選手です。

しかし、K君は中学に進学すると
部活動に入らなければなりません。

当然空手部はなく、数少ない部活の
種類で選ぶとしたらサッカー部しか
考えられないのです。

サッカーも小さい頃から大好き
で友達と良く遊んでいました。

負けず嫌いなK君は5年生になり
大好きなサッカーをもっとやりたい。

また、中学になりいきなり本格的に
サッカーを始めてもスポ少から
やっていた友達に負けてしまうと
思ったのかも知れません。

悩みに悩んだ末にスポーツ少年団
に入団しました。

新しい環境、新し挑戦、当然胸が鳴り
心が躍ります。

やる気もどんどん溢れてきます。

しかし、いくら空手が強くても
仲間同士のサッカーが上手くても
チームプレーが大切なサッカーでは
そう簡単には試合には出られません。

悔しくて一生懸命練習しました。

そして疲労が溜まり膝に違和感を
覚え、気が付いたらオスグットに
なってしまいました。

そして、整形外科や整骨院に
通うが一向に良くならず、
ついに泣く泣くスポーツ少年団を
退団しました。

それからも誤魔化しながら空手
の稽古をしていましたが、ついに
両膝に痛みが出てしまい、満足に
膝を曲げることも出来なくなり
私の元に施術の依頼が来ました。

さて、あれから10分弱、個室での
施術では静かな環境で、誰の目も
気にしないで足の先から頭の先まで
丁寧に筋肉を緩めます。

重箱の隅をつつくように。

そして個室に入って2回目の検査です。

K君に屈伸をしてもらうと、K君は
満面の笑みを浮かべながら
「もう痛くありません」と答えました。

K君「先生すげーな。いつ覚えたの?どこで覚えたの?」
   (K君は茨城弁です。)

私 「実はねK君。昔、先生が東京に行った時に
   駅のホームにおばあちゃんがうずくまっていたんだ。」

   「どうやら膝が痛くて歩けなくなってしまったんだ。」

K君「へーそれで」

私 「先生はおばあちゃんの事が心配だけど
   何も出来なくて困っていたんだ。」

   「すると誰かが先生の肩を叩いて
   手招きをしたんだ。」

  「それが誰かと思ったらなんと膝の神様だったんだ。」

  「膝の神様は私が教えてあげるから
   あのおばあちゃんを助けてあげなさい
   と言って、すっと先生の身体の中に
   入ってきたんだ。」

  「それから神様が言う通りにおばあさんの
   膝を優しくさすってあげたらおばあちゃん
   の顔がみるみる笑顔になって膝の痛みが
   なくなちゃったんだ。」

  「そして神様がこう言ったんだ。これからも
   私はずっとあなたの中にいるから、
   あなたはこれからも痛みで困っている
   人がいたら助けてあげなさいって。」

  「それから先生は神様の言う通りにして
   みんなの痛みを取ってあげてるんだ」

K君「ウソだ―、そんなのウソだー。」
   
   「でも先生、インチキっぽいけどすげーな!」



ところで、
実は今回の私の企みはこれで終わりでは有りません。

Y先生を呼び
「K君の痛みが無くなったので
スパーリングさせてみませんか?」

「もし痛みが治ったらもう一度施術しますから」

と相談して、Y先生の許可を得て
K君をスパーリングに参加させました。

さあ、K君スパーリングに参戦。

強い強い。

下突き(アッパー)、ローキック
ミドルキック、離れると必殺、後蹴り。

そして、接近して膝下蹴り(おいおい)。

約20ラウンドのスパーリングを
圧倒的な強さでこなして行きます。

真剣に、そして時には嬉しそうに
笑顔を見せます。

その後のワンマッチでも6年生と
対決し見事勝利。

さあ、肝心のオスグットはどうなった
でしょうか?


残念。

予想に反して2まで痛みが戻ってしまいました。
約束通り全身の疲労を取って筋肉を緩めます。

最後に0.5の痛みがなかなか落ちません。
膝を曲げた状態から伸ばす時の痛みが
取れないのです。

少し苦労しましたがなんとか
約束通り痛みが取れました。

しかし、明日・明後日に
どうなっているかが勝負です。

もし、痛みが出ていれば今週末に川越まで
来るように話し6つの約束をしました。

1・毎日ストレッチ
2・ゆっくり入浴
3・痛くなければ正座
4・お母さんに怒られないように
  言う事を良く聞く事。
5・ご両親をはじめ周りの人みんなに
  感謝の気持ちを忘れない。
6・テレビゲーム禁止。

さて、3月4日

第14回ジャパンカップジュニア空手道選手権大会
にK君の膝の痛みは戻っているのか、
それとも完治しているのか。

ドキドキしますね。

その答えは神様のみぞ知るです。

もし、痛みが無かったら
私はオスグットの神様に
少し近づいたかもしれません。

また、報告します。

To be continued!!

オスグットの神様1

小学5年 空手

空手道での大先輩であるY先生
から連絡を頂きました。

「生徒のKがオスグットになったので
診て頂けますか?」

武道の世界の先輩ですから
当然「押忍」の一言。

「いつ施術しましょうか?」
という事ですが
K君は関東を代表する
空手の選手です。

そして、3月4日に行われる
ジャパンカップジュニア空手道選手権大会
の優勝候補でもあります。

以前からY先生とK君の話はしていました。

ですから、ここで私に頼むということは
「ジャパンカップ出場しないのかな?」
と思っていましたら、
なんと
「ジャパンカップに間に合わせて欲しいと」
お願いされてしまいました。

欠場は全く考えていないようです。

試合まで少なくとも3回は施術する時間
が欲しいのですが、2週間しか残されて
いません。

私の答えは
「なんとかします。」

また言ってしまった。

この一言が私を苦しめます。

さて、施術です。

1回目の施術は交流稽古があったので
その場で施術をする事になりました。

私の目標は「オスグットの神様」になる
ことなので、自分にとって最高に施術を
しやすい場所、ホームグランドである
自分の整体院以外での施術にも
挑戦してみようと思いました。

そして、どうせやるなら公開施術。

約70名が集まり、選手たちの
スパーリングを見ながら施術です。

順番を待っている子供達がチラチラ
こちらを見ます。

さて、開始。

施術前の屈伸時の痛みが8でした。
(一番痛いのが10、痛みのないのが0です)

この様な環境の場合、K君の信頼
を瞬時に得られるかどうかが、この
最悪の状態での施術のカギを握って
います。

環境は最悪です。

ベットは無いので立位と座位で施術
周りには無数の好奇心の目
そして気合と殴りあう音。

施術後、3分経過。

1回目の検査ではたして
どこまで落ちているか?

ここで信頼を得ないと、この後
改善は難しくなります。

何しろ、施術家として最もやりにくい
環境です。

院内には「施術を見学しないで下さい」
と書いてあります。

何度も言いますが最悪の環境です。

さて、「立って屈伸してみて?
痛みはいくつになった?」

屈伸を繰り返す事2回、3回。

「楽です。6くらいになったかな?」

1年近く整形外科へ行っても
整骨院にも行って全く良くなって
いなかったので、まずまずのスタート
です。

ちなみに施術前にはオスグットバンド
も付けていました。

その後も施術を続け、右が4、左が3
になった所で、K君を促し個室に行きました。

ここから最後の仕上げに行きます。

さて、どうなる事でしょう?

続く・・・・。






オスグット

小学6年生 サッカー  

T君がオスグットの痛みが
再発し再び来院しました。

サッカー少年には沢山会い
ましたが彼ほどサッカーが
大好きなのだなと思う子はいません。

サッカーの話になると目が
キラキラと輝いています。

今日は屈伸時の痛みが右は4、
左が2でしたが、T君のポイント
は頭に入っているのですぐに痛みは
解消しました。

しかし、問題は今後です。

大事な試合が続いて9月、10月は
相当ハードなスケジュール。

そして、中学ではクラブチームでの
プレーを希望しています。

クラブチームの選手もたくさん
来院するのでクラブチームの
練習量と大変さは私もよく知っています。

秋の大会を痛みなく乗り切り
そして、中学サッカーでも全開に
プレー出来るようにするためには
どうしたらいいか話しました。

覚悟を決めたようです。
T君の活躍が目に浮かびます。

がんばれ!!

ゆうちゃん

ゆうちゃんと言えば
早稲田大学の斎藤投手
ですよね。

私が応援している二人の
野球選手も実はゆうちゃんです。

一人は早稲田大学から
広島カープに行く
福井優也投手。

済美高校では甲子園
優勝投手になり巨人
からの指名を断って
早稲田大学に入学しました。

もう一人のゆうちゃんは
専修大学の山内裕詞選手です。

残念ながら今年のドラフト
で指名されませんでした。

でも素晴らしい選手です。

中学時代は神奈川のシニアで
打率8割、天才と言われ
高校時代も40本以上
のホームランを打った
選手です。

彼の投げる、打つ
走る姿がカッコいい。

まるでイチロー選手
のようです。

彼が今後戦いの舞台
を何処に移すのか
楽しみです。

そして、今日3人めの
ゆうちゃんがオスグット
で来院しました。

福井投手とは一字違い。

小学生時代ソフトボールチーム
に所属していたのも一緒。

彼に親しみをもった
のはもう一つ。

彼が持ってきたタオルに
岩内町万代の文字が。

実は私は年に何度か
北海道に行きますが
行先は岩内の温泉なのです。

「何で岩内のタオルを?」
と聞くとおじいちゃんの
出身地だそうです。

お母さんも僕が知っている事に
驚いていました。

岩内といえば「幸寿司」
美味しいですよ。

今度「院長まんぷく紀行」で
取材してもらいましょう。

がんばれゆうちゃん。
プロフィール

川越院

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