2019シーズンも最終節を迎える。優勝争いは横浜FマリノスとFC東京の一騎打ちとなった。1シーズン制になってから、最終節での直接対決は初の出来事だという。
 そんな注目試合がある中、我らが川崎フロンターレはアウェイの地で北海道コンサドーレ札幌と対戦する。前節、神奈川ダービーで大敗を喫しただけに、最後の試合は勝ちで終えたいところだ。また、ACL出場の可能性も微力ながら残っている。少しでも上の順位で終えられるように務めて欲しい。

 対する札幌は、ミハイロ・ペトロヴィッチが就任して2年目のシーズンとなった。そして、今シーズンはルヴァンカップの決勝の舞台に立った。クラブとしては着々と次のステップに進んでいると言えるだろう。また、今節の対戦する川崎フロンターレは、その決勝で破れている相手だ。消化試合ではあるものの、その相手をホームで迎え撃つため、選手、サポーター共に気持ちが入る試合となるはず。

 前回のリーグ戦での対戦は1-1の引き分け。札幌鈴木武蔵のPKで先制されるも、後半小林悠のボレーシュートで追いついた。



札幌、前節の試合
#0339

 前節、残留争いをする磐田にホームで敗れた札幌。今節も残留争い真っ只中の鳥栖とのアウェイゲームになった。
 序盤に主導権を掴んだのは札幌。前半開始3分、菅のクロスをジェイが頭で合わせて先制に成功。その後はボールを支配する鳥栖に対してチャナティップ、鈴木武蔵のスピードを生かしたカウンターで応戦。前半をリードして折り返す。
 後半に入り鳥栖はアンヨンウを投入。前半から意識していたサイド攻撃を徹底しようとするが、ミスが目立ちなかなかゴールを奪えず。そして迎えた後半アディショナルタイム。札幌のカウンターが突き刺さる。右サイドからのクロスを高丘が弾くが、こぼれ球を拾った鈴木武蔵が決めて追加点。このゴールで試合を決定付けた札幌が勝利した。


札幌の注目選手


DF 5福森晃斗

 冷静かつその性格無比な左足でチームの攻撃を後方から支えるディフェンダー。正確なクロスや、質の高いコーナーキックで今シーズンは8つのアシストを記録している。
 また、FKの飛び道具も兼ね備えており、アウェイ清水戦ではゴール右隅に弾丸シュートを突き刺した。また、ルヴァン杯決勝でも延長前半に勝ち越しとなる鮮やかなフリーキックををゴールへと突き刺している。
 川崎Fとしては彼の怖さは十分に知っているはずだ。彼にスペースと時間を与えないことがまず大切になるだろう。


MF 8深井一希

 チーム随一のインテンシティの高さとハードなマークが持ち味の潰し屋。ボールが有るところに深井有り、というぐらい広範囲に飛び出し相手からボールを狩り取る。
 札幌出身で札幌ユース育ち。生粋の道産子である深井だが、一昨年までは膝の怪我に泣かされ続けた。それでもミシャ就任以降はコンスタントに起用されている。昨年に引き続き自信と力を付け加え、今シーズンも大きく躍動したシーズンとなった。
 セットプレーでも打点の高いヘディングシュートは要注意である。


FW 48ジェイ

 パワーと強さを兼ね備えたCF。今シーズンは昨年に並ぶ9得点をマーク。また、ミシャ政権2年目となる今シーズンは、守備も意識的にするようになった。サイドからのクロスにジェイが合わせるという札幌の十八番をどう封じるかが勝負の鍵となるだろう。
 今シーズンで37歳となるジェイだが、2つ上にあたる中村憲剛の誕生日に「old man」とリプライを飛ばしている。


札幌の予想スタメン
#0340



札幌の”ここ”を突け

 この試合で2019年シーズン最後の戦いとなる。試合会場が北海道という遠い地ではあるなか、ACL出場を信じて、多くのサポーターが駆けつけるはずだ。しかし、チームとしては良くない情報が入ってる。攻撃陣に体調不良や怪我人が出ているとの情報が入ってきた。そのため、来季加入が決まっている順天堂大学在学中の旗手がベンチ入りする可能性があると報じられた。


川崎Fの予想スタメン
#0341

 攻撃陣がどれだけ欠場するのか情報が出ていないため、フィールドプレイヤーは前節と同じメンバーと予想した。

 前回、ルヴァン決勝で札幌と対戦したときは、中間ポジションで浮いたチャナティップを止めるのに苦労を強いられた。恐らく今回も、その形で臨んで来ると考える。
#0342

 チャナティップに中盤を剥がされれば、一気に4vs5の数的不利な盤面を作られるだろう。仮に抑えたとしても、今度はポゼッションからサイドで数的優位を生み出し、菅や福森からジェイにめがけて高精度のクロスが飛んでくるのも非常に厄介な点である。川崎Fとしては、まずチャナティップに入る前に、ボールをインターセプトするか、前を向かせないような守備をするかの二択だ。3-4-2-1と4-4-2という配置的には不利な盤面が続くだけに個の力でなんとか守りきりたいところである。

#0343

 続いて札幌の守備時について話す。守備時は5-4-1のブロックを敷くが、ボールが奪えそうであれば、鈴木武蔵やチャナティップがスプリントをかけてボールを奪いに行くシーンがある。それに対し、川崎Fとしては両SBが比較的低い位置で構えて、相手のシャドーをピン留めさせたい狙いを見せるはずだ。
 また、札幌の5バックは毎回ギャップが生まれやすいのが特徴である。バイタルに侵入されると人に対して福森と進藤のストッパーが出てくることが多い。この際、DF陣が横の距離を埋めずに広大なスペースを相手に与えることが良くあるのだ。ルヴァンカップの決勝でダミアンがフリーでポストに当てたシーンがあったと思うが、あれがまさにそうだった。右→左に展開した際、福森が釣られ、スライドした進藤と白井の間に大きなスペースが生まれ、そこに阿部が入ってクロスを入れたのだ。
 川崎Fとしてはここを如何に突けるかが重要なポイントとなるだろう。


 さて、今シーズンも全てのリーグ戦のマッチプレビューを書き終えた。今年は昨年以上に図を使ったりして、かなり試行錯誤した感はあった。それでも同じ戦術ブロガーとして活躍している人たちと比べれば、かなり見劣りしてしまうだろう。だが、こんなプレビューに対して、「良かったです」とコメントをくれる人がいるので、それはかなり励みになっている。
 これからもご贔屓に。2020年シーズンも頑張っていこうと思う。






では、

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