平成最後のJリーグが、明日12月1日をもって終了を迎える。実力が均衡し大混戦となった今年のJリーグは、未だにJ2との入れ替え戦の枠一つと、ACLへのプレーオフ行きが決まる二枠が決まらず波乱の展開となっている。
 残り2節を残し、優勝が決まった川崎フロンターレは、この試合がホーム最終節となる。1年間お世話になったサポーターたちに、勝利をプレゼントしたい。
 そして川崎の対戦相手は、残留争い真っ只中のジュビロ磐田だ。磐田としては、この試合で引き分け以上で自力での残留が決まる。しかし、川崎に敗れたとすれば、残留を争うライバルチームの結果次第で16位に転落し、J2との入れ替え戦回る可能性を残している。そのため、なんとしてでも勝ち点を掴み取って、シーズンを終えたいはずだ。

 前回対戦は2月の開幕戦。磐田の川又とアダイウトンが、川崎ゴールに迫り決定機を作る。しかし、ゴールに結びつけることができない。すると川崎のバンディエラ、中村憲剛のヘディングシュートが決まり川崎が先制。さらにセットプレーのこぼれ球から谷口彰悟が決めて追加点をあげる。また、エドゥアルドにもゴールが生まれ前半だけで3-0とリードを広げる。
 後半、磐田の反撃に遭うも昨年が続く手堅い守備で失点を許さずにそのまま試合終了となった。

 全てが決まるラスト一試合。笑顔でシーズンを終えることができるのはどのチームか。


磐田、前回の試合

 勝てば残留が決まる磐田は、ACLを狙う北海道コンサドーレ札幌をホームに迎えての一戦となった。しかし、序盤から主導権を握ったのはアウェイの札幌だった。前半6分、福森の速いクロスをファーサイドでフリーになっていた早坂が落とし、走り込んできた荒野がシュート。そのボールを駒井がコースを変えるが、ゴールラインギリギリで磐田の高橋祥平がクリアする。だが、その6分後。左サイドのFKから、再びファーサイドでフリーになっていた早坂に折り返されると、これが磐田DFに当たりオウンゴールに。痛恨の先制点を許す。
 後半に入ると前線からの守備が機能し始め、札幌の攻撃を停滞させることに成功する。しかし、ゴールが奪えずに時間だけが過ぎていく。すると同31分。カウンターを喰らい、右サイドでボールを受けた三好がカットインから、狙い澄ましたシュートをゴール左に決められ追加点を献上する。その後、再び札幌にペースを握られ、反撃の糸口を掴めないまま試合終了。残留は最終節にまで持ち越しとなった。


磐田の注目選手

DF 25大南拓磨
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【写真】J.League

 昨年、リーグ最少失点に貢献した森下のコンディション不良が続き、今シーズン磐田に加わり、チームにフィットしていた新里亮が長期離脱を余儀なくされた磐田DF陣。そんな中、スリーバックの一角として活躍しているのが、Uー21日本代表の大南だ。
 まだ、21歳という年齢ながら、ベテランのような落ち着いた対応を見せる。ここ数試合はディエゴオリベイラ、ジェイといった規格外のFWと対峙をしてきたが、一歩も引くこと無く互角に渡り合い、そのポテンシャルの高さを発揮した。184㎝という高さを活かした空中戦も武器だが、何よりスピードが彼の持ち味。高さ、強さ、速さ。センターバックが必要とする三拍子を全て兼ね備えている。
 Jリーグトップの攻撃力を誇る川崎フロンターレの前に、どこまで「個」の力で守り切れるかが期待されそうだ。


MF 27荒木大吾
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【写真】gettyimages for DAZN

 磐田のジョーカー的な存在であり、チーム1の突破力を持つのがこの荒木大吾だ。昨シーズンは右足に大怪我を負い長期離脱。挽回の思いを持った今シーズンは、その才能を大きく発揮させることとなる。4月に行なわれたヴァンフォーレ甲府とのルヴァン杯では、2点ビハインドの中で後半19分に途中出場。そこで逆転ゴールを含む2得点を挙げ、一気のその名を轟かせた。その一ヶ月後、柏レイソルとの試合では川又の決勝ゴールをアシスト。スーパーサブとして大活躍をしている。
 荒木の魅力は何といっても、相手を置き去りにするドリブルとシュートの上手さだ。ここ数試合ではシャドーでに起用が多いが、サイドに張ったときに怖さが出る。疲れて足が止まる時間帯での荒木は脅威そのもの。止める術は用意しなければならない。



FW 22大久保嘉人
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【写真】gettyimages

 この夏、川崎フロンターレを離れた男が等々力へと帰ってくる。
 フロンターレのサポーターなら言わずとも知られるのが、この大久保嘉人だ。J1最多得点記録の保持者であり、これまで数々のゴールでフロンターレの窮地を救ってきた。
 昨年、FC東京へと完全移籍をしたが今シーズンには、まさかの出戻り。しかし、結果をなかなか出せない中、出場機会だけが減っていった。そして、この夏に磐田への完全移籍を決めることとなる。
 現在は、3-4-2-1の頂点を務める回数が多い。1トップながらも積極的にビルドアップに参加し、攻撃を組み立てるシーンが見受けられる。その空けたスペースにツーシャドーの松浦拓弥、山田大記といったスピードがある選手が飛び込んで来るのが、今の磐田の攻撃パターンだ。しかし、ゴール前に顔を出してこそ大久保の怖さが発揮するだろう。
 実を言うと、大久保は昨年川崎から2ゴールを奪っている。この試合でも、チームを残留に導くゴールを決めることができるだろうか。



 一度経験したJ2という悪夢。あの場に戻らないためにも勝ち点3の獲得は大きなミッションだ。一度は大破綻したが、ここ数試合落ち着きを取り戻した守備をベースに、なんとか勝利へと漕ぎ着けたいところ。

磐田の予想スタメン

20川又

19山田 11松浦

24小川大       5櫻内
7田口 30上原

41高橋  3大井  25大南

21カミンスキー


磐田の”ここ”を突け

 前節、田中碧、長谷川竜也、知念慶の3人が結果を残した川崎フロンターレ。この試合の予想スタメンにも前回と同じ顔ぶれ揃う形となった。

川崎の予想スタメン
 20知念

16長谷川 14中村 41家長

25守田 32田中

    7車屋 5谷口 3奈良 18エウシーニョ

1チョン ソンリョン

 この試合は最初の10分が大きな鍵になると考える。前節、前々節と磐田は最初の10分間で「誰が誰にマークを着くのか」が明確になっていなかった。FC東京戦でいえば、サイドで数的不利作られるなど、流動的に動く相手選手に対してマークを怠る場面がこの2試合で非常に多く見られている。
 この試合でも、相手がフロンターレ攻撃に慣れるまでの10分間に1点でも取ることができれば、スムーズに試合を運べるはずだ。
 そして、磐田の急所はペナルティーエリアの角である。守備時は5バックになる磐田だが、ウィングバックとセンターバックの間でボールを受けられた際に前を向かれるシーンが多かった。札幌戦は、このスペースに入ってきたジェイに叩かれたり、チャナティップに自由を与えてしまっていたのが印象的だった。そこで、ポストプレーが上手い知念がこのスペースへと侵入し、川崎の攻撃を上手く活性化させて欲しいところだ。
 また、磐田のビルドアップの形はスリーバックが大きく横に開き、ボランチもしくは嘉人が落ちてきて3+1の形となる。フロンターレとしては知念+2列目の3枚の計4枚でハメて行き、高い位置でボールを奪いに行くのも手であろう。

 ちなみにこれはスリーバックの際に限って言えることだ。メンバー次第では4バックの可能性もある磐田。ミラーゲームとなっても、フロンターレとしてはこれまでの積み重ねをプレーへと実行するべきだ。







では、

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