鹿島0-2川崎F

得点者(川崎F)
後半17分 34山村和也
後半26分 16長谷川竜也


得点者(鹿島)
なし


スタメン
#0327

交代
後半11分 28脇坂泰斗→16長谷川竜也
後半36分 11小林悠→20知念慶
後半48分 8阿部浩之→2登里享平


リザーブ
GK
1ソンリョン
DF
3奈良
MF
22下田
FW
9ダミアン


試合内容

 リーグ戦も終盤に突入。優勝争いが熾烈になる中、4位川崎フロンターレと首位鹿島アントラーズの上位対決が行なわれた。

 前半は一進一退の攻防を続く中、最初に好機を生み出したのは鹿島だった。前半38分、川崎Fの連携ミスを突いた伊藤翔がフリーでシュートを打つが枠を外れる。さらに前半終了間際、レオシルバのクロスを山村が反らすとこれがポスト阻まれゴールならず。
 前半をスコアレスで折り返すと、後半も鹿島が猛攻をしかける。後半6分には、DFラインの背後に抜け出した土居がゴール前で折り返し、最後はセルジーニョがシュートを打つが車屋がゴールライン上でクリア。防戦一方の状態が続いていた川崎Fだったが、迎えた後半17分。家長のFKを山村が頭で合わせて川崎Fが先制。さらにその9分後。鮮やかなカウンターから長谷川竜也が決め2-0とリードを広げる。
 このまま行くと首位から陥落する鹿島は最後まで川崎Fゴールに迫るも、GK新井章太の壁を越えられず試合終了。川崎Fが3連勝。対する鹿島は3位に転落した。


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感想

 まさに一進一退。序盤は両チームともミスが少ない立ち上がりを見せた。緊張感が常に漂う、決勝戦のような試合展開だったが、最初に好機を掴んだのは首位に立つ鹿島だった。それ以降も鹿島がチャンスを生み出すが、この日の鹿島は尽くゴールから嫌われ続けたのだ。
 そんな中、得点を奪ったのはアウェイの川崎F。そこから立て続けに2得点を挙げ、これが勝負を決めた。ピッチ上では、噛み合わせの良さを活かした鹿島が優位に試合を進めたが、川崎Fは後半の途中に行なわれた選手交代から質的優位にてこの状況を解決した。


鹿島の柔軟性

 川崎Fの守備ベースは4-4-2。その間を上手く突けたのが鹿島の前半だったと言える。ボランチのレオシルバと両SHがピッチ上を動き回り、フリーになる位置を見つけるようなシーンがとても多かった。
 基本的には、レオシルバが最終ラインからボールを受けて、前線に運ぶ役割を担う。この動きにより川崎Fのボランチがレオシルバを止めるために1枚釣り出されてしまうのだ。その瞬間、白崎かセルジーニョがフリーになり、ボールを受けるようなシーンが多くみられた。余ったボランチの脇に常に人が配置されているため、川崎Fとしてはその対応に苦しむような時間が多かった。


家長を自由に

 後半11分と比較的早い時間に川崎Fが勝負に出た。トップ下の脇坂に代えて、長谷川竜也を投入。これに関して鬼木監督は

 と述べている通り、家長を自由にプレーさせるために中央に配置した。前半の家長は、サイドに張るも鹿島の町田やレオシルバにサンドされ思うようなプレーができていなかった。幾らボールがキープできても、家長ご自慢の推進力が活かせなければ試合を優位に進めることはできない。そこで、鬼木監督はこのような采配を決断したと感じる。
 この結果、家長が中央からサイドに流れるなどのプレーでタメを生み出し、攻撃が活性化。また、左サイドでプレーをすることになった長谷川も、疲れが見えだした内田篤人を翻弄するようなシーンが増えた。ここから徐々に流れを掴み直したフロンターレは、家長のファウルからFKを獲得。ここから山村が決めて先制し、その9分後には竜也のゴールも生まれたのだ。


強気のライン設定

 前半は押し込まれる展開が多かったフロンターレ。その理由としてはDFラインがズルズル下がっていたことにあるだろう。鹿島の攻撃に対し、完全に受け身となってしまったためラインが低くなり、なかなか押し上げられない時間が続いた。
 そこで、後半は再びラインを高く設置。その結果、新井の果敢な飛び出しからピンチを防いで見せたのだ。
 一度だけ、土居に裏を突かれ、セルジーニョの決定機に繋がったあのシーンを除けば、基本的にはハイラインで良く守れていたと感じる。それもこれも、新井の守備範囲が広いお陰だろう。ソンリョンの時は、DFラインの背後をCBが意識しなければいけないシーンが多かった。だが、今は新井が居る。新井にDFラインの裏のスペースを任せることで、全体的にラインが上がり、相手陣地に押し込むような時間が増えるのだ。
 これは、些細な変化かもしれないが、攻撃的に戦う今のフロンターレにとって、コンパクトな陣形を獲るのは大切なことだ。後半押し込んでる時間が、CBもラインを高く保ちながらプレーができていた。鹿島としては蹴り出すので精一杯であり、なかなかマイボールを収めるのに苦労を強いられたと思う。


総評

 鹿島が決定機を逃してくれたこともあり勝利した試合だと言ってもいいかもしれない。それでも、訪れた数少ないチャンスを仕留めたのは、紛れもない今の実力だろう。どこか鹿島らしいというか、相手のお株を奪って見せた試合となったに違いない。
 残り2試合。このスタイルをどれだけ貫けるかが、フロンターレとして大事なことになるだろう。







では、

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