札幌1-2川崎F


得点者(川崎F)
前半1分 11小林悠
前半13分 28脇坂泰斗


得点者(札幌)
前半34分 7ルーカス・フェルナンデス


スタメン
#0345


交代 
後半14分 28脇坂泰斗→20知念慶
後半40分 8阿部浩之→33旗手怜央
後半46分 11小林悠→9レアンドロ・ダミアン


リザーブ
GK
21新井
DF
4ジェジエウ
26マギーニョ
MF
22下田


試合内容

 ルヴァンカップの決勝で相まみえた両チームが2019年シーズンの最終節で対戦した。

 最初に試合を動かしたのはアウェイの川崎フロンターレ。鮮やかなパスワークで札幌DF陣を置き去りにすると、エリア内に侵入した脇坂の折り返しを小林が押し込み先制点を挙げる。キックオフから、わずか44秒の出来事。まさに”電光石火”の攻撃を見せた。さらに前半14分には、脇坂がGKの意表を突く、技ありFKをゴールに沈めリードを2点に広げる。
 前半早々に2点を失った札幌は1トップのアンデルソン・ロペスを生かして、川崎FのDFラインを狙うがなかなかゴールを奪えず。それでも同34分。チャナティップのサイドチェンジを宮澤が頭で落とし、最後はルーカス・フェルナンデスが決め1点を返し前半を終える。

 後半はオープンな展開が続き、両チームともシュートを放つも最後までゴールを奪えずに試合が進む。結局両チーム合わせてシュート30本放った乱打戦は川崎Fが勝利した。

_________________________________________

 2019年シーズンのJリーグがついに終わってしまった。筆者の生活はJリーグと共にあったので、既に生気が失われている。今後はプレミアリーグでも見てポジろうと思うが、それでもJリーグが恋しい。愛しのJリーグが開幕するまでは、無の境地でいるに違いない。
 まぁそんなことはさて置き、試合の話しをしていく。今回の対戦相手は、北海道コンサドーレ札幌であった。ルヴァンの決勝で歴史に残るような殴り合いをした相手は、この試合も「殴り合い」のスタンスで試合は進んだ。その引き金になったのは、我らがフロンターレの44秒弾。いきなり強烈なボディーブローをお見舞いしてやった。


~先制点のメカニズム~

 試合前に書いたマッチプレビューで、「相手のストッパー」が釣り出される話しをしたのだが、先制点を奪ったシーンはこの部分が上手く使えていたと感じる。
#0343


(今節のマッチプレビューはここから↑)

#0346

 先制点のシーンを図で表わしてみたは良いが、フロンターレのパスワークが素早すぎて、このような拙い出来になってしまった。イメージとしては前半の0分40秒当たりなので、そこのシーンを見ながら読んで頂くと分かりやすいと思う。

 まず、内側にポジションを取った守田に対し福森が持ち場を離れて潰しに行くが、ワンタッチで脇坂に落とされる。ここから速いテンポでパスが回るのだが、この時点で、福森が飛び出たスペースは大きく空いたままになっているのだ。そして、ここぞとばかりに、そこをめがけて走り込んだのが田中碧と脇坂泰斗の2人だ。これによって右サイドを完全に崩し、最後は脇坂が小林悠のゴールをお膳立てしたという形だ。
 前半が始まって最初の攻撃でこの釣り出したスペースを使って得点できたのは間違い無く大きかったはず。鬼木監督が得点後に「三度ガッツポーズを見せた」らしく、この事から狙い通りだったのが伺える。まさに完璧と言える崩しであった。

 
~アンロペ裏抜け大作戦~

 先制点を奪われた札幌のメンバーを見ると、1トップで起用したのは、高さと強さを兼ね備えたジェイでも、日本人トップスコアラーの鈴木武蔵でも無く、何故かアンデルソン・ロペスだった。アンロペ、武蔵を同時起用するならば、アンロペがシャドーで武蔵が1トップというのがこれまでのお決まりであったはずだが、この試合は逆で来たのだ。この部分を肝として、ミシャの考えを読み取ってみることとする。
 恐らくだが、コンパクトに守るフロンターレの背後と間延びしたスペースを使いたかったのだと思われる。
#0347

 札幌の想定としては、福森が長いボールを入れ、川崎FのDF陣がズルズル下がってボランチとの間に生まれたここを使いたかったはずだ。そのままアンロペがゴールに迎えるならばそれで良しだし、セカンドをチャナティップと鈴木武蔵が回収できれば二次攻撃が出来る。ひたすら押し込み続け、ダメならバックパスでやり直すという形だったのだろう。
 だが、これが上手く行かなかった。フロンターレのラインを一時的に下げても、ボールは尽く跳ね返される。また、仮にセカンドを回収したとしてもフロンターレのDF陣が素早い戻りを見せていた。
 先に2点を失ったことと、フロンターレのネガトラの速さによって札幌の攻撃のリズムも明らかに狂っており、中盤で負けるようなシーンも度々みられた。それでも1点返したシーンは、チャナティップのロングボールからだ。リベロの宮澤を、フロンターレのDF陣が誰1人として捕まえきれなかったのは、そこまで想定出来ていなかったからだと思われる。そういった意味ではしてやったりの得点となったはずだ。


~右往左往な後半~

 今年の2月末からシーズンが始まったこともあり、後半は両チームの選手共に疲れが目に見えていた。その結果、かなりオープンな展開となり、どこか大味な試合展開となった感が否めない。どちらが攻め立て、ゴールが奪えずにいると、相手がしかけてシュートを外す。まさに右往左往するような試合展開となってしまった。
 フロンターレとしては3点目を奪っていれば試合は決まっていたはずだが、そこを仕留められないのはこの1年を通して得た大きな反省点であろう。まぁ最終的には勝てたのだから良しとする。終わりよければ全て良しとはよく言ったモノだ。


総括

 前半の先制点と泰斗のインチキFKで、札幌の戦意を失うことに成功したのはかなり大きかった。札幌が守りの際に、一歩遅れてボールに行ったり、攻撃時もパスミスが多かったりと明らかに精細を欠いていたように思える。
 だが、前半の内に1点を返され、その後、追加点を奪えずに殴り合いとなったのは、チームとしての大きな課題であろう。折角、自分たちでコントロールできる試合を難しくしたことが本当に勿体無いと感じた。ハンドルは握り続け無いと、いつか大きな事故に遭う。そうなってからでは遅いのだ。来シーズンは、こういう試合でゆとりを持てるように努めて欲しい所だ。



最後に

 最後になりますが、今シーズンもマッチレビューを34試合分書くことが出来ました。今年は文章を「ですます調」から「である調」に変えたり、重要だと思ったシーンを三つに絞って書いたりと、模索しながらも皆様に読んでもらうように工夫してきたつもりです。まだまだ改善の余地があると思いますし、引き続き頑張って行きたいと思います。
 ですが、来年から筆者は「就活」という人生の岐路に立たされます。そもそも、「年上お姉さんのヒモになりたい」と言い、同じゼミの女子から「社会不適合者」と呼ばれるような人間が、「社会」という名のフィールドに投入されることが何かの間違いだと思っているのですが、時は止まってくれません。
 恐らく、筆者がいつもようにプレビューやレビューを更新すると「ブログ書くんじゃ無くて、履歴書書けよ」と、いろんな人から言われそうでヒヤヒヤしています。ですが、大学に入学してからの3年間は一度もサボることなく書き続けてきたので、4年生になっても「サボらない」ということは拘っていきたいと思います。ですので、なんとか時間を見つけて頑張りますので、どうか応援の方よろしくお願いします!






では、

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