湘南が、圧倒的な力で自動昇格と優勝を果たして終えた、今シーズンのJ2。そして、もう一つの自動昇格の権利を掴んだのは、経営難に陥っていたV・ファーレン長崎だった。この長崎の昇格は、大きなサプライズだったであろう。
 これにより、残された昇格への枠は「1つ」となった。その1枠を4チームが争う熾烈なサバイバルゲームが、これから始まろうとしている。今回は、その4チームと注目選手を紹介しようと思う。


3位 名古屋グランパス 勝ち点75 得点85 失点65

 まさかのJ2降格となった昨シーズン。1年でのJ1復帰を狙うべく、川崎から風間監督を招聘。試行錯誤しながらも、各選手をいろいろなポジションで起用しつつ、勝ち星を積み上げてきた。
 その名古屋の持ち味は、圧倒的な攻撃力であろう。「風間サッカー」とも言える、ショートパスから攻撃を組み立て、相手のDFを崩し点を決める。チームに、この戦術を当てはめるのは時間がかかると思われたが、早い段階で形ができていた。これにより、今シーズンのJ2最多となる85点を記録し、一番アドバンテージがある3位に順位をつけた。

 一方、守備面には問題を抱えており、失点が65と非常に多い。また、完封した試合が42試合中7試合と極めて少ないのも気になるところである。


注目選手 44ガブリエル・シャビエル

 そんな、名古屋の注目選手は、この夏獲得した外国人のシャビエルだ。プレスキックの精度の高さとアタッキングサードでのユーモアで、発想力のあるプレーを見せるブラジル人助っ人。川崎サポにわかりやすく説明するなら、中村憲剛の技術に阿部浩之のサッカーセンスを足した感じであろう。
 シーズン途中加入でアシストランキングトップの「14アシスト」を記録。まさに大物外国人だ。プレーオフ最初の相手である千葉との前回対戦は、怪我から復帰したばかりで、思うようにプレーできていなかった。果たして今回は、どんなプレーで我々を楽しませてくれるか注目だ。



4位 アビスパ福岡 勝ち点74 得点54 失点36

 去年、名古屋と共にJ2降格した福岡。それでも、井原監督のベースを崩さず序盤は好調な戦い振りを見せ、自動昇格圏内の2位に付けていた。しかし、秋頃にかけて失速。一時期は6戦勝ち無しと厳しい期間が続いてしまった。また、キャプテン三門がシーズン終盤に負傷するなど、主力クラスの選手が、怪我や累積などの出場停止で失ったのも、この順位にいる理由であろう。
 しかし、失点数36は、湘南と並ぶ、リーグトップの少なさである。前線には、ウェリントンの高さと強さに加え、松田力、仲川といったスピードがある攻撃陣が揃っている。堅守と厚みのある攻撃で、1年での復帰を狙う。


注目選手 14冨安健洋

 リーグトップタイの失点数の少なさを誇った福岡。その立役者となったのは、間違いなく冨安であろう。19歳ながらも、188㎝という恵まれた体格を活かした空中戦と対人の強さ。そして縦へとボールが供給できる、素晴らしいCBだ。また、年代別の代表でも、柏の中山とコンビを組みUー20ワールドカップでも活躍をした有望株である。
 初戦の相手となる、東京Vには、ドウグラス・ヴィエイラやアラン・ピニェイロといったブラジル人助っ人が前線にいる。この2人を得意としている対人で押さえ込めば、J1昇格に近づくだろう。



5位 東京ヴェルディ 勝ち点70 得点64 失点49

 チーム存続の危機にもなった古豪が、ついに復活の狼煙を上げるときが来た。J2最終節。徳島との直接対決で、負ければプレーオフ圏内から脱落の可能性もあったが、セットプレーから2ゴールで2-1と競り勝ち、プレーオフへの切符を掴み取った。
 今シーズンから、スペイン人のロティーナ氏が監督なったヴェルディ。そのロティーナ監督が植え付けたのは「守備意識」である。昨年は61失点と非常に多い数字だったが、今年は49失点まで減らした。しかも、メンバーのほとんど昨シーズンと同じで有ることから、守備への改革が上手くいったことが分かる。
 さらに、攻撃陣には、高木善朗や梶川など上手さがある選手と、ブラジル人助っ人の融合が上手くいっている。得点も昨年に比べ21点増えているため、全体的な強化に成功したと見て良い。新制ヴェルディが再びJ1での舞台で暴れられるか。


注目選手 9ドウグラス・ヴィエイラ


 ヴェルディの注目選手は、今シーズン18得点をあげたドウグラス・ヴィエイラだ。両足から放たれるシュートと、189㎝を活かしたポストプレーを得意とする大型FW。相方で有るアラン・ピニェイロのスピードを活かすプレーもできることから、器用な選手だと感じる。
 先発で出場してもゲームを作りゴールを奪えれば、途中出場でも大きく流れを変えることができる選手だ。引き分けが許されないヴェルディにとって、彼の力は必要不可欠で有ろう。



6位 ジェフユナイテッド千葉 勝ち点68 得点70 失点58

 何度もJ2で苦渋を飲んできた千葉。今年からレアルでプレーしていた、ファン・エスナイデル監督になり、新たな戦い方でJ1昇格を目指した。その戦い方は、「ハイプレス」と「ハイライン」という独特な戦術で有り、シーズン序盤は、戦術的な部分で苦戦をした。それでも、序々に戦い方が見えてきたシーズン終盤には、6連勝し、二桁順位から8位に浮上。プレーオフ進出に可能性を残して、迎えた最終節。横浜FC相手にオウンゴールから先制点を許すも、町田のゴールで同点にし、後半ATにはキャプテン近藤のゴールで2-1と逆転勝利を収めた。他会場の松本、徳島が敗れたため、逆転で昇格プレーオフの権利を手に入れる結果となった。
 今最も勢いに乗っているチームと言っても、過言では無い千葉。引き分けが一つも許せない状況だが、自分たちの”居場所”に戻るときがついに来た。


注目選手 13為田大貴

 6月に大分から期限付き移籍で千葉に加入した選手。各年代の代表に呼ばれていたモノの、どこから物足りなさが目立つドリブラーだったが、千葉に加入してからその才能が一気に開花した。今では、チームの核となっていた清武からスタメンの座を奪い、なくてはならない存在になっている。
 切れ味鋭いドリブルと切り返し、さらにボックス内でのシュートセンスも非常に高いモノを持っている。名古屋との前回対戦では、左サイドを制圧し、1ゴール1アシストの大活躍を見せた。絶好調千葉を牽引するドリブラーに注目してみてはどうだろうか。



日程

準決勝 11月26日(日)
13:00 アビスパ福岡vs東京ヴェルディ 
16:00 名古屋グランパスvsジェフユナイテッド千葉

決勝 12月3日(日)
16:00 未定








では、

ランキングをやっています。クリックしてくれたら
嬉しいです

にほんブログ村 サッカーブログ 川崎フロンターレへ
にほんブログ村 

にほんブログ村 サッカーブログ Jリーグ(J1)へ
にほんブログ村 


川崎フロンターレランキング 


Jリーグランキング