うっ血性心不全

2006年06月22日

皮下輸液と心疾患/不安

今回の食欲不振で、掲示板でアドバイスを求めたところ、今まで気づか
なかったことに、気づかせてもらいました。(^-^)

それは、皮下輸液(静脈点滴)と、心疾患の関係です。

皮下輸液も静脈点滴も、補液を入れることによって、体液が増えます。
いつもより増量している体液を循環させて、不要な毒素などを体外へ排
出するので、輸液後はおおむね体調は良くなります。

でも、循環させている臓器は「心臓」なんですよね…。(^-^; 続きを読む

2006年06月20日

往診2 心電図

往診の続編です。

17日の明け方以降、落ち着いた状態が続いています。(^-^)
食欲もまぁまぁあり、下痢Pも治まってきました。
ご心配をおかけしましたが、とりあえずは小康状態のようです…。

コメントにも書きましたが、今まで食欲不振といえば肝機能低下が原因
で、その対処法もある程度把握していたつもりです。

ところが、今回は「腎機能の低下による食欲不振では?」と、主治医から
指摘されたため、腎臓は一度失われてしまった機能は回復しないので、
深刻な食欲不振ではなかったものの、少しでも早く対処したい…と、焦っ
てしまったのですね。(^-^;

可逆性の臓器と不可逆性の臓器…という違いも、大きいです。
本当に腎臓悪化によるものか、まだ正確なところは分かっていませんが、
できる限りいい対処法を見出し、症状改善したいですね!(^.^)

さて、心電図です。 続きを読む

2006年06月09日

心拍数の変化 -酸素吸入Report-

海太の主疾患は、うっ血性心不全です。(^^ゞ
そのため、診察のときはいつも、心電図をとっていました。
最近の症状や健康状態、2004/9月はこんな感じ です)

同時に心拍数も計測されるので、病院で今までの心拍数データをもらっ
てみました。

Excelに入力して、分析してみると…心拍数と体調の変化は、相関関係
があることが分かりました!

心拍数低め=体調がいい
心拍数高め=体調悪い


というのが、実にはっきりと示されるではありませんか!!
心拍数をソート&グラフ化してみると、体調のいい時期・悪い時期…が一
目瞭然です。(^^ゞ
また、酸素吸入の効果も、しっかり心拍数に反映されています。
データが全てではありませんが、心拍数は、はっきりと体調の良し悪しの
指標になっています。 続きを読む

2006年05月18日

倒れてから丸2年

海太がはじめて発作で倒れたのが、2004/5/18のことでした。

それから、丸2年…。
大きな発作を起こさずに、よくぞ元気でいてくれたものです。(^^ゞ
(小発作はときどきありましたが…)

2年間というと、猫時間に換算すれば、8年間になります。
人間にたとえると、90歳過ぎたお年寄りが、心臓発作で倒れて、8年間
小康状態を保っているようなものですね…。(^^ゞ

治療は、投薬治療のみ。
殿の生命力のたくましさに、ただただ感謝…です。

倒れる少し前の海太

(↑倒れる少し前の殿です)

はじめての発作について、書いておきます…。 続きを読む

2006年04月03日

疾患・投薬治療ダイジェスト1 −うっ血性心不全−

現在の海太の体調や症状についての覚書です。

※ 薬剤やサプリメントなども記載していますが、どんな猫さんにも合うと
は限りません。
海太に与えているものは、主治医と相談したり、必ず許可を得ています。
年齢や疾患、ステージによって、投与する薬剤やサプリは違ってきますの
で、慎重に選択して下さいね。(^^ゞ


4/7 疾患別に記事を分割しました。  続きを読む

2006年04月02日

心臓検査のススメ

猫は7歳以上をシニア(老齢期)…というのだそうです。
20歳の海太は、スーパーシニア? ウルトラシニア?(笑)
7歳くらいから、老化のサインが表れるようになり、いろんな疾患が出始め
る年齢…ともいえますね。(^^ゞ

そこで、オススメしたいのが、心臓検査なのです。(下に検査方法一覧あり)

「毎年ワクチン接種するときに、健康診断してもらっている」
「腎不全が気になるから、定期的に血液検査している」

…こんな飼い主さんも多いかもしれません。

心臓の病気は、血液検査では、実はあまり分からないのです。 続きを読む

2005年02月04日

心臓が原因!?

1/18にはじめて受けた診察の様子です。

昨年の5/18に大きい発作を起こして倒れたことから、今までの検査デー
タを見せ、経緯を話します。

とても気になっていた亢進症の件も、もちろん伝えました。 続きを読む