高橋芳文
2020年04月28日
「5Eve・ファイブ」プロジェクトでいつもお世話になっている、看板制作の「興和サイン株式会社」高橋芳文社長。
看板製作のノウハウで、アマビエのオリジナルデザインのロゴを、著作権フリーで提供する試みを始めていらっしゃいます。
・・まさに、大人の、本気の、「危所の遊び」。
※周りの八角の易卦が素敵!
今、全国的な自粛で、居酒屋さんや、エンターテイメント業界(テーマパーク、ミュージカル、劇団など)、また、歌舞伎、能、落語のような伝統文化の世界にも、大変な逆風が押し寄せている。
お金が回せなくなって、破産するところも、これからたくさん出てくることだろう。
人生に絶望感を抱き、生きる希望を失う人も、たくさん出てくることだろう。
気がつけば、街に残ったのは、スタバやマクドナルドなどの、欧米の大手資本のお店だけ・・ってことにも、本当になりかねない。
でも、お金はただの紙に印刷された数字、もしくは仮想空間にあるただの数の羅列であるのに、なぜ、私たちはこうも苦しむのか。
もともと、自然界に「価値」などというものは存在しない。
例えば、人は稲と雑草を区別し、稲は価値あるもので、雑草は価値のないものとしているが、地球はイネも雑草も、平等に育ててくれる。
また、人はゴキ◯リを嫌悪し、殺そうとするが、彼らだって、人間の食べ残しや動植物の死骸などを食べて分解し、無機物に戻すという、環境面において重要な役割を担っている。
この地球において存在する意味があるから、存在しているのだ。
では、ウイルスは・・?
・・お金の話に戻そう。
幸い、時間ができたので、現代貨幣理論、信用創造など、お金の仕組みを一から徹底的に勉強する時間を得ることができた。
一万円札と千円札は、やはり紙に刷った数字でしかなく、本来は、ただのペーパー、つまり「樹木」である。
人間が価値を担保しているお金。
それで人は苦しむけれど、本来はそこに人間は苦しむ必要はないのだ。
これは情緒的な話ではなく、仕組みを勉強すれば、論理的に理解できることだ。
太陽が東から昇ってくることを人間は阻止できないし、月の満ち欠けを操作することも人間にはできない。
しかし、人間が作ったルールは、人間によって変えることができる。
人にとって大切なことは、お金を稼ぐことではなく、そこから生み出される「創造的な価値」の方である。
お金という「手段」をいくら稼いだところで、それが適切な場所に使われなければ、何ら意味をなさない。
確かにお金は「価値」を保証?されているものだが、それは「創造的な価値」とは違い、それを産むための「動機付け」に過ぎないからだ。
その証拠に、お金がない時代にも、創造的な価値は生まれていた。
例えば、縄文式土器や土偶。
めちゃくちゃクリエイティブな創造物だ。
東京国立博物館主催の「縄文展」に、35万人もの人が押し寄せたことは、まだ記憶に新しいことだろう。
土器や土偶の原料は、土と、火と、水であり、本来的には何の価値も持っていないものだ。
しかし、そこに人間の想像力が加わることによって、それは「創造的な価値」を生み出す。
これこそ、人間の「豊かさ」ではないのか。
モネの絵画も同じだ。
原料はキャンバスと絵具だけ。
そこにモネが想像力を発揮することによって、世界中の人々の心を動かす、「創造的な価値」が生み出される。
お金は本来、キャンバスと絵具を仕入れるためだけにあれば良い。
モネが自分でキャンバスと絵具を作れないから、代わりに、誰かに作ってもらったものを、交換するために使うだけだ。
だから、余っている人が、モネに直接キャンバスと絵具をあげて、「自由に創造してよ!」と言ってあげるだけで、本来はお金は要らないのだ。
そこから「創造」されるものこそ、人間が本来的に希求すべきものだろう。真の豊かさであるはずだろう。
僕はクラシック音楽が好きなのだけれど、あの時代の、神がかり的な人間の創造の爆発は、富豪が、芸術家の生活や創作に必要な経費を、全て負担してパトロンとなり、「生活のため」を超えて、「自由に楽しいことを創造してよ!」という、その仕組みにきっかけがあったのだと、僕は考えている。
本来は、その富豪のパトロンの役割を果たすべきは「国家」であるべきはずなのだが・・、今、この国は残念ながら、その想像力溢れる若者の才能と夢を、お金という縛りで摘み取るという、逆の使い方をしてしまっている。
もちろん、それを生み出し、そういう政策を委任したのは、無関心だった、僕を含めた一人一人だ。
この時期に、改めてそれに気付けたのは、このコロナ騒動で、よかったことの一つだと思う。
あまりにも、それは遅きに逸したことかもしれないけれど。
興和サインさんのこの取り組みは、まさに、この会社が生み出した、「創造的な価値」の提示である。
実に、面白い。
実に、痛快だ。
この循環は、きっと、巡り巡って、大きな豊かさと信頼となって、貴社に返ってくることだろう。
※循環する五行のデザイン。古代の人が生んだ、これほどまでに洗練された創造的価値。…震える!
これまで、ピンハネだけをして、高収入を上げて威切ってた人たちは、この「現場」の持つ底力に、華麗なる鉄槌を下されることになるだろう。
・・まだ、そんなダサいことしてるの?って、ね。
このセンスの悪いゲームを仕掛けた側は、人間が本来的に持っている潜在力を、あまりにも見くびっている。
新しいお金の循環の仕組み、その創造の機運が、まさに「現場」から始まるだろう。
もう、その時代のシフト、「沢火革」は、私たちの目前まで来ている。
だから、生きよう。頼ろう。
きっと、必ず、人は助けてくれる。
あきらめないで欲しい。
お金なんてもののために、すべてを終わらせないで欲しい。
新しい世界の到来を、一緒に、この目で見よう。
これからあなたが生み出していく「創造」に触れること、僕は、楽しみにしています。
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k_toshi444 at 13:13
2020年03月15日
「講座がない日は何をしているのですか?」って、よく聴かれます。
家の中で反復横跳び、ひとり将棋、ただ鼻くそをホジっている・・だけではなく(しとるんかい)、
講師業は表業で、裏業としては、いくつかのプロジェクトやコンサルテーションに関わらせていただいております。
その中で表沙汰にできるものとしては(笑)、春風亭小朝さんとの講座と、もう一つが興和サイン株式会社さんとの「5Eve・ファイブ」プロジェクトです。
※『5Eve』の名称は「5 elements visionary energetics」の略。
これは、マツコデラックスさんの番組や所ジョージさんの番組でもお馴染みの、「興和サイン株式会社」名物社長の高橋芳文(たかはしよしふみ)さんとの共同プロジェクトで、日本の企業や個人事業主の元気を、古代の東洋思想の叡智「易・陰陽五行」と「看板」を用いて応援するという、とてもユニークな企画です。
「5Eve・ファイブ」というプロジェクト名は、オットー・シャーマー著『U理論』の訳者であり、また、今話題の本『ザ・メンタルモデル』の著者でもある由佐美加子(ゆさみかこ)さんにつけて頂きました。
「5Eve」プロジェクトは、看板に易の八卦の象徴や五行の象徴を織り込むことによって、場を整えたり、理想とする方向へ導く手助けをするための、外応と風水の理論を応用した試みです。
2018年の12月23日に、由佐美加子さんに最初のクライアントになって頂き、その効果を検証。
※興和サインさんにて由佐美加子さんと打ち合わせカウンセリング中。
その後、『ザ・メンタルモデル』の本は、この「5Eve」があったから書けたと、ご本人様から連絡を頂きました。
由佐さんはお世辞を言われる方ではないので、おそらく本音と思われます。(笑)
※由佐美加子さんの5Eveご感想はこちら。
(文中の「よっしー」は高橋芳文社長、「とっしー」は私です。)
『5Eve 由佐美加子さんの言葉』
「5Eve・ファイブ」プロジェクト制作の過程は以下の通りです。
まずはクライアントとなる企業様、社長様とカウンセリングし、理想となる方向性を決める。
※カウンセリングを元に原画を作成。
※原画を元に興和サインデザイナーさんと制作技術者が形にしていく。
デザイン完成後、占筮で検証し、修正を繰り返して、制作、納品となります。
プロジェクト開始後、多くの社長様からご依頼を頂いて(殆どがご紹介です)、制作する毎に更なる進化を遂げています。
古代の知性の結晶「易」「陰陽五行」は、現代においてもなお「生きている」叡智であり、その応用と展開はまさに無限です。
※薬膳、漢方、鍼灸、算命学、気学、風水・・などなど、挙げ出せば枚挙にいとまがありません。
・・というわけで、わたくし、講座がない日もちゃんと働いておりますので(笑)、家の中でただ鼻くそをホジっているだけではないということを(←受講生へるからやめとけ…。。)、お知らせしておきますね…。(・・。)
これからも、古代の叡智「易」「陰陽五行」の更なる研究と、技術の研鑽に、妥協なく励んで参ります。
表業でも、裏業でも、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
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k_toshi444 at 12:51