すずしろ鉄道日記

HOスケール(1/87)の鉄道模型を楽しんでいます。

2021年10月

キハ35 900(その1)工作着手

学生時代大学の近かくに千葉気動車区がありキハ35 900番台もいました。
ステンレス車体が珍しく興味を持ちNゲージのエッチング板キットを組んだこともありました。
Nゲージのキハ35は既に手元になく、いつか1/87でも作りたいと思っていました。
キハ20のペーパーシートを購入した時、2両編成にすべくキハ35 901ペーパーシートも同時に購入していました。その後4年ほど熟成していましたが漸く工作に着手しました。

キハ22を作った時は1/87のDT22台車が入手困難だったので台車はペーパーシートで作りました。
今回はIMONからDT22が発売されたので採用しました。
dt22-1
枕バネ、ブレーキシューのパーツの組込んで組立ます。
dt22-2
市販品があると時間の節約になります。

最初に妻板と外吊りドアを切抜きました。
kiha35900-1

外吊りドアとステンレスのコルゲート板で通常の車体より少し複雑な構成になっているので構造を確認しながら作っていきます。




ハ1005(その4)座席取付、完成

IORI工房のハ1005、座席を取付けました。

ha1005-12
車内は5区画に分かれ5車幅一杯のベンチが設けられています。
ベンチは5人掛けで定員50人です。
乗り降りは各区画ごとに側面の扉を外に開いて出入りします。

1975年、最初に英国に行ったときシートは車体幅一杯でなく中央は通路になっていましたが
座席の区画ごとに扉がある方式の客車に乗りました。
最初はボックスシートの座席間隔で自分の席の扉が開いて人が出入りするのは違和感がありました。
降りるときは窓を下ろして手を出して外のドアノブで扉を開けます。
自分が降りるときは便利と言えなくもありませんが、ホームが反対側だと狭いシートの間を通るので面倒です。
この方式は日本では長く続かず座席は次第に米国式になっていきました。

ha1005-11

想定通りですが車体を被せると座席は僅かに見える程度ですが、
この客車の特徴を表現できたので良しとしました。

これで工作は一区切りとし運用に入れることにしました。





ハ1005(その3)塗装・レタリング

IORI工房のハ1005塗装してデカールを貼りました。

ha1005-9

車体はブドウ色1号、台枠以下はジャーマングレー、上屋根はスウェード調ダークグレーにしました。
スウェード調ダークグレーは長年保管していたためスプレー缶のガスが抜けていました。
幸い中の塗料は無事だったのでスプレー缶のガスを抜いて塗料を回収してエアーブラシで吹き付けました。結果的にスプレー缶よりエアーブラシのほうが細かい調整が出来るので塗りやすかったです。

レタリングはキットのデカールを使用しました。
一応島原鉄道の客車としたので等級帯はナシにしました。

カプラーはキット推奨のIMONカプラ205を取付ましたが腕が少し長いので203に交換したいと思います。

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1号機関車と連結すると機関車より背が高いです。

ha1005-10
ハ1005は定員50人で開業当初の定員30人の客車より一回り大きくなっています。
車体断面はワ12000、長さはワム90000ほどの大きさです。

キットを素組した状態で重量は17gほどでした。余りに軽量だったので鉛板をのせ31gにしました。

TILLING(R353)組線路で試運転です。



連結した南薩のテフ58などの車体重量は約40gですがハ1005も特に問題なく急カーブを通過出来たので良しとしました。

窓は小さいですが車内はそれなりに見えるので特徴である椅子(ベンチ?)を入れようと思います。









ハ1005(その2)車体組み

IORI工房のハ1005(1/87 12mm)車体を組みました。

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島原鉄道1号機関車につないで大きさの感覚を見ました。
上屋根を付けると機関車より背が高くなるようです。
説明書に従い上屋根は塗装後に取付けることにしました。


ha1005-5
 
組立説明書に各部品に使用する接着剤の参考が書かれています。
タミヤセメント、瞬間接着剤、小西木工ボンド、クリアスプレーまたはサーフェーサーです。
車体側板、妻板はクリアースプレーで接着しました。
広い面積を均一に塗るのはタミヤセメントの筆塗りより容易でした。
少し多めに吹き付けて乾けば丈夫そうです。

小西木工ボンドの指定箇所は速乾性アクリアを使用しました。

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実車同様に台枠で強度を保つ構造で単軸台車もペーパーです。
単軸台車は瞬間接着剤で固めましたが耐久性はどうなんでしょうね。
今まで紙台車は真鍮板で荷重を受ける方式でしたが今回は荷重が紙に掛かります。
取越し苦労してもしょうがないので壊れてたら考えることにします。 

ハ1005はリンク連結器に真空ブレーキ付の時代の実物写真があります。

キットにブレーキ真空ホースは入っていますが、ブレーキシリンダーやブレーキシュー等は付いていません。
島原鉄道1号機関車は自動連結器が付いていますが、エアーブレーキ、真空ブレーキはなく機関車のブレーキと客車の手ブレーキで停止する方式みたいです。

今回連結器は自動連結器としてブレーキはどうするか。
エアー配管だけ取付けるか? キットの真空ブレーキ配管をそのまま付けるか?
もう少し悩んでみます。



ハ1005 IORI工房キット入荷

IORI工房の鉄道院ハ1005(1/87 12mm)のペーパーキットが入荷しました。

島原鉄道1号機関車は専用の客車がなく加悦鉄道の客車等を牽いていました。
客車も何とかしたいとは思うも良い案が浮かばず月日が流れていました。
クラブのネットミィーテイングでIORI工房も1/87キットを出した話題が出たので丁度良い機会と購入しました。


ha1005-1

厚さが15mmほどの箱に入っています。

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15ページほどの組立説明書がついており親切です。
レーザーカットやエッチングのキットは詳しい説明書がないと設計者の意図を読み解くのは難しいので助かりそうです。
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車体は何種類かの厚みの紙をレザーで切り抜いています。
細いパーツは手切りでは難しいので助かります。
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ブレーキホース、バッファ、油灯などは3Dプリンタのパーツです。
金属部品はネジと軸受けのみで真鍮線などは各自調達です。
車番デカールは付いています。
輪軸はモデルワーゲンを推奨していたので別途購入しました。

レーザーカットと3Dプリンタなので1/80キットから1/87キットを作るのは紙の厚み補正方法を確立すれば比較的容易と推察できます。

IORI工房の1/87キット、ハ1005が最初ですが今後が続くのか楽しみです。






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