2018年06月
2018年06月30日
ガード下のオシャレな街角コテコテスケッチと、映画かぞくわりの役者さんがYouTube PR!
早くも6月も終わり、今年も半分が過ぎていきます。今年もお陰様で忙しくしております。
昨日は梅雨の晴れ間、というか、今年は早くも梅雨明け近しらしいですが、大阪市内、梅田中崎町のJRガード下のオシャレな街角を野外スケッチ授業してきました。
ガード下のオシャレなお店など、スケッチ作品の一部分。
梅田茶屋町や中崎町はオシャレなお店が古い町並みに雑然と在り、オシャレな若者が闊歩する今風なエリア。そんな中、最新の画材を持って、オシャレなスケッチ人が街に溶け込み気持ちよく描かれてました。
弓手はこのガード下アングルをスケッチしました。
では、現場での手順をご紹介します。
カラフルな色面塗りした画面にマスキングテープで型取りします。
型取りしたところにカラフルなモデリングペーストを流し込みます。
細かい形をボールペンで引っ掻きながら線を引きます。
今回、ちょっと寝不足で(ちょっとサッカー観てしまい・・ラストのパス回しの時はテレビの前で寝てしまってましたが・・)、いつもならインクが切れたボールペンを持参して溝を掘るのですが、画材バックに入れ忘れてしまい、まあいいやと、インク入りボールペンで描きました。
カラフルなアクリリックインクを原液でアクセントを付けます。これまた野外スケッチをこよなく愛する弓手としたことが、水と水入れも忘れてしまい、まあいいや、と、いつもと違う手順になってます。
そんなこんなで、現場にて楽しく描きました。
クーラーの効いた教室内で皆さんの現場スケッチ作品を、ズラーッと並べました!?
よ、4点のみでしたが・・
チケット制のスケッチ授業ですから、毎回現場に行かないと何名様が来られるか分かりません。蒸し暑い梅雨時の野外スケッチで、今までで最低人数を記録してしまいました・・皆さん深夜のサッカー観てはったんかなぁ・・まあいいや。
涼しい教室内で、濃密に一点一画を講評しました。もしかしたら、今までで一番じっくり合評会をしたかも・・
画材の質問などもあり、話が盛り上がって・・
S社教室にあったカタログで、D社製品の画材ペンシルのカタログをコピーして配っていただいたりしました。
「先生!、また画材増えてしまいますやん!?」って言われたりしながら・・
ただ今、塩崎監督は連日東京にて映像と音の編集作業の追込み真っ最中です。その様子をクラウド内の記事で紹介されてます。
この中にリンクアドレスが貼り付けられています。
出演役者さんたちが動画メッセージを下さってます。
こちらも是非是非ご覧ください!!
2018年06月27日
水溜りに映る月
連日アトリエに篭り、絵の具塗れになり、本日は教室お仕事ということで授業という冠を掲げつつ、ドローイング作品を描いてきました。
毎度ご紹介している大阪市内S社教室の弓手塾クラスにて、『水溜りに映る月』を描きました。
『水溜りのある道の先には幸せがある』と、いつもスケッチ取材しながら思っております。万国共通、誰もが見たことのあるはずの『水溜りのある道』の資料をいろいろ準備しました。
ですが、特別どの資料を描き写すということはせず、『水溜りの向こうにある幸せ』を求めて描き始めます。
まずは全ての土台、土、弁柄色を塗ります。
モデリングペーストに黄土色を混ぜて塗り重ねます。
砂入りモデペに弁柄を混ぜて塗ります。
モデペにピンクや紫色を混ぜて塗ります。
お気に入りのオペラピンクやコバルトブルーのアクリリックインクをグレージングします。
お月さまをマスキングテープで型取りして、モデペに黄色を練り込んで塗ります。
雲や水溜りの周りの土にもモデペを塗り重ねます。
ゴールド色などをグレージングして、ここでようやく水溜りにマスキングテープを貼り型取りします。
白と青を混ぜて薄く水溜りを塗ります。
弁柄色を薄くグレージングします。
墨液を大胆にぶっかけます。
墨は乾くと薄く柔らかくなります。
この段階での部分。引っ掻きキズに墨が入り込んで引き締まってます。
さらに木炭の粉をふりかけ擦ります。
サンドペーパーで磨いて、薄っすらとお月さまと雲が滲み出てきました。
この段階での部分。なんとなく幸せな感じ?
いつものように、毎回違うテーマの中で、今回の水溜りのテーマを選んで受講いただいた皆さんも、同じ画材と手順でついて来られています。お陰様で今回はなかなか盛況!?、なんせ、前回比300パーセント増しのご受講をいただきました!!、前回2人やったから三倍の6名様ですから・・
さて、ご受講者が少ないと、作品作りに気合いが入ってしまいます。作家モードになってしまい、いつもより工程を増やし複雑にして、そしていつものようにギアチェンジしてフィニッシュへ・・
ということで『水溜りに映る月』仕上がり。
『水溜りの向こうにある幸せの世界』、土の上、道の途中に出来た、都会生活では迷惑がられる存在の水溜り。しかし、『道はガタガタで、なんとか通れるくらいが丁度いい、そのくらいの方が、家族はバラバラにならない。それくらいが本当の幸せなんです。』と、幸せの国ブータンで教わった概念。
水溜りをちょくちょくモチーフにしている弓手として、そこに映る、同じく便利さ優先主義の現代では、その存在価値を深く考えられていないような『月』を描くことに、弓手なりの拘りがあります。
絵んゲル係数急上昇中。
昨年の今頃は、もしかしたら今までで一番忙しかったかもしれない。
昨年の今頃は、間もなく編集作業が完了する、映画『かぞくわり』の本番撮影前の準備と、そして7月は、塩崎監督はじめ映画スタッフさん方と、役者さん方と、どっぷり一カ月、朝から深夜まで現場での交通整理からアトリエセット製作監修、役者さんへの絵画指導、ちょこっとはエキストラさんに紛れて写りそうなところに立ってみたり、と、もちろん普段の自分の仕事と並行しながらこなしていて、今思い出してもよくぞ体力が持ち堪えた一カ月でした。
今年は昨年に比べると多忙ではありません。というか、昨年のことを思えば、その分たっぷり絵を描ける、弓手の本当の本業に打ち込める時間が充分にあるわけです。
そんなわけで、
この数日、大量消費大量生産?モードで、朝から深夜まで、アトリエに篭り続けてました。
弓手のアトリエ引き篭もりの必需品、アトリエでの主食?、主ショク?、主色、シルバーホワイト缶が大量に届きました。米びつならぬ絵の具棚にラスト1缶というタイミングでギリギリセーフでした。ちなみに、シルバーホワイト10,920ml、つまり11キログラムくらい、主食11升くらいです。もちろん他におかず色も色々仕入れてます。
四日ほど遡って紹介しますと・・
主ショクをガンガン塗り込みます。
時間に余裕のある時によくやる、マスキングテープ切り抜き作業を黙々としたり・・
主ショクにちょこっとおかず色を練り込んで、ひたすら塗り込みます。
二日ほど前のアトリエ。主ショクが乾いた上から色々重ねてます。この時季は、乾きも早く、アトリエの子たちはすぐに腹を空かして訴えてきます。食べ盛り、育ち盛りです。
とにかく、主ショクを大量に消費していると、満腹感があるわけで、すぐに腹ペコにはなりますが、何故だか安心してしまいます。
昨夜のアトリエ。
我ながら、ほんまに絵んゲル係数が高い絵描きさんです。一年中アトリエに引き篭もれるようになったら、たぶん100キロくらいは大量消費すると思います。そうなれるのが理想的ですが・・
さて、
映画『かぞくわり』ですが、間もなく編集作業は終了予定、エンドロールなどのクレジット表記の完成はまだちょこっと先みたいですが、クラウドファンディングはいよいよ残り9日となりました。
本物、ほんまものの映画が完成しつつありますが、なんせ全てイチからやってる、LLP法に則って製作している日本初の本格長編映画ですから、ほんまに妥協せず、いいものを作ったけれど、宣伝費用がありません。でも、ほんまに作りたいものは作れてます。
そんなわけで、引き続き、
宜しくお願い申し上げます。
2018年06月22日
油、ノッテきました。映画『かぞくわり』クラウド目標額、一旦クリア!
日々、時間を見つけてはコツコツと、油絵の具の乾燥と追いかけっこしながら描いてます。
この数日、久しぶりにまとまって時間があり、油絵の具を大量にノセました。
『油、ノッテきた』感じです。
大人買いしている、弓手シュショクのシルバーホワイトの在庫も僅かになるくらいに、油ノせまくりました。
先日の母校高校美術室で絵を描いて、いい感じに原点回帰出来てるのか、絵ドレナリン?が上がってきてます。
そして、嬉しいことがもうひとつ。
ここでも度々ご支援をお願いしております、映画『かぞくわり』に関して・・
絵も映画も、弓手の絵ドレナリンが上がってきています。
2018年06月18日
原点に戻って!、母校高校美術室で人物画を描いてきました。
6/18朝、関西中心部で大きな地震がありました。いろいろな方面からご心配の連絡をいただき有難うございます。大阪北部にはたくさんの知った方々がお住まいですが、この場を借りてお見舞い申し上げます。大丈夫でしたか?
奈良葛城は震度4。それでも電車は早々に止まっているとの情報があり、車で奈良の教室仕事へ向かいましたが、奈良県内も渋滞の渋滞、大遅刻で午前の授業をしましたが、午後からの授業は全て休講となり渋滞の中帰ってきました。
車の中でFMラジオを聴いてました。・・こんな時に絵を教えに行くって・・などと考えつつ・・優しい音楽が流れてきて・・DJさんが、
『こんな時こそ音楽の力を、優しい音楽でリラックスしてください・・』
芸術の力、役割を考えさせられました・・
先日の土曜日、毎年恒例の、我が母校、奈良県立高田高校美術部OB・OG会(33会)主催の『美術室へ行こう!』イベント、母校美術室で現役生たちと一緒に絵を描くイベントのお世話任務と、もちろん一緒に絵を描いてきました。
弓手が絵の道へ進む原点、奈良県立高田高校美術室は、『やっぱり絵を描くことが大好き』と純粋に思える場所。素直な気持ちで現役生たちと一緒に人物画を描いてきました。
二年後に創立100周年を迎える母校。耐震工事が急ピッチで進められてます。
先日アトリエで準備していたお塩模様のマチエールを効かした下地水彩紙を持って行きました。これを簡単な見本として・・
美術室前の廊下に人集りが・・
可愛い現役生後輩たちに塩模様下地の作り方をレクチャーしました。
お塩も水彩紙も弓手提供。って言うか、OB・OG会として、毎年何かを現役生たちに教えてあげているのですが、今年は材料を仕入れたり準備する間がなくて、お塩だけ近くのスーパーで買って、あり合わせの材料で偉そうに先輩面してレクチャーしました。
美術大好きな校長先生も様子見に来られま
した。
さて、本番は現役生たちと一緒に人物モデルさんを囲んで一日スケッチします。一年にこの日だけ、現役生と卒業生が肩を並べて絵を描く貴重な機会です。
最初だけ人物クロッキーを描いてる間に、先ほどのお塩下地が乾いてくれてます。
お塩模様が浮かび上がってます。しかし、『えー、この上に人物画を描くの〜!?』って、戸惑い気味の顔をしてはります・・
が、やや強引に、先輩パワハラ?で、一年生だけお塩下地の上に描いてみようということになりました。
人物スケッチスタートです。
『高校生たちが喜ぶ、可愛らしい女性モデルさん』をモデル事務所にお願いして、不気味な?お塩模様下地の上に、何だかんだ描いてくれてます。モデルさんの写真は撮れないルールですので、皆一生懸命に観て描いてるところだけ。
さて、この日だけは、弓手も講師ではなくて、イチ美術部員に戻って、純粋にスケッチさせていただけます。
ここで絵を描くと、高校に入学して、若干15才、思春期弓手の心の中に小さく芽生え始めていた『絵が好き・・絵を描いて生きていきたい・・』という淡くともどこか純粋な高校生なりの強い意志を持ち始めた瞬間を思い出させてくれます。
準備してきたお塩模様下地の上に、モデルさんを観ながら軽くジェッソとモデリングペーストを塗り重ねました。
アクリリックインク、特にお気に入りのオペラさまなどをぶっ掛けて、墨で軽く形を起こします。
高校生たちには見慣れない弓手式のスケッチスタイルで、同じく初めて見るであろう画材を並べて、しかし特にレクチャーすることもなく、イチ美術部員に戻った弓手は黙々と、しかしガリガリザクザク、ドライヤーも使いながら、ケタタマシク騒音を発しながら、楽しく描いてます。
午前に20分×2ポーズを描いたところでお昼休憩です。
OB・OG会(33会)からオニギリやサンドイッチの差し入れです。
最初は遠慮していたお上品な我が後輩たちも、お腹いっぱい食べてくれました。
お昼休みに先輩後輩が一段と打ち解けて、先輩は昔話を若干?上から目線で話たり、後輩たちはキラキラした瞳で気持ちよく聞いてくれたりして、楽しい時間を過ごして・・
さて、午後の部20分×3ポーズがスタートです。
絵を描くことが大好きな先輩たち。我が母校美術部はOB・OG会(33会)が出来て今年で58年目。いろんなジャンルの美術系卒業生が居られますが、伝統として『モノを自分の眼で観て描く』ことを大事にしています。ですから、懐かしの美術室で現役生に混じって人物モデルを観て描いていると、原点に戻れる心地よい感覚になります。
さて、
弓手も午後の部も、完全にイチ美術部員に戻ってスパートです。
途中経過の写真を撮るのも忘れて、夢中で描き込みまして・・
20分×5ポーズで完成。
お塩下地にいつもの画材をいろいろ使って、しかしあまりとんでもないことはせず、原点に戻って、純粋に眼の前に居る可愛いいモデルさんを観て素直に?気持ちよく描かせていただきました。
2018年06月15日
久しぶりにお塩で味付け
昨年頻繁に使っていたお塩。ちょっと久しぶりにアトリエをお塩漬けにしてみました。
ベダベタに濡れた水彩紙に墨を流して、間髪入れずにお塩をぶっかける。しばらく待つと、まるで大地に種を蒔いたかのように、お塩模様の花を咲かせてくれます。
大量の描きかけの油絵キャンバス群の横で・・
下地の大地によって、さまざまなお塩花が気まぐれに咲いてくれました。
ちょっとドローイング作品も描き貯めていこうとか、いろいろ企んでおります。
油絵は一年がかり、ドローイングはあっという間。どちらも楽しいですよ。
お塩の花を咲かせていて、やっぱり思い出すのが、昨年夏の映画かぞくわり撮影。
連日の撮影スケジュールをこなしていく中で、塩崎監督から、
『弓手さん!、◯◯が絵の才能に目覚めていくイメージで、何か印象的な技をお願いします!』
って言われて、その時たまたま持っていたお塩で、役者さんに演技指導をして、なかなかいい雰囲気のシーンとなりました。あの時、実は前々から決まっていた撮影シーンでしたが、弓手はうっかり準備を忘れていて、ほんとにたまたまお塩があって、紙は近くのドンキで買ってきての撮影でした。
でも、監督にもスタッフさんにも、お褒めいただきました。
2018年06月13日
弓手式で茄子を描いてみました。
連日、スケッチやらライブペインティングやら講習会やら、何だかんだ絵を描いております。
本日は毎度お馴染みの大阪市内S社教室で、『新・弓手塾』授業の日。
『弓手式黒画材を活かして茄子を描く』というテーマで描いてきました。
夏野菜のお茄子。まだちょっと早いですが、教室スタッフさんに買ってきていただきました。
いつものように、制作工程をご紹介します。
まずは最近定番化してきた弁柄下地。
大まかに茄子三個を意識して、モデリングペーストにフルイドを練り込み、さらに砂入りモデペをランダムに塗り重ねます。
アクリル絵の具をカラフルランダムに茄子三個の辺りに塗ります。
マスキングテープで茄子三個を型取り、モデペにフルイドを練り込み塗り重ねます。
さらにモデペにピンク色のフルイドを練り込み、部分的に塗り重ねます。
さらに、モデペに青、赤、紫色のフルイドを練り込み塗り重ねます。
ここでマスキングテープを剥がします。お茄子三個、いや、お茄子の親子三人が浮かび上がってきました。
ヘタの部分にマスキングテープで型取りして、モデペにグレーを練り込み塗り重ねます。茄子親子の頭のイメージです。
アクリリックインクのピンクやブルーや赤や黄色をグレージングします。カラフルになってきました。
背景に白いジェッソを塗り重ねます。
ここでようやく黒の登場。墨を茄子親子に流し込みます。
木炭の粉を振りかけ擦り付けます。
サンドペーパーで磨きます。
この段階での部分。下地のいろんな色がほのかに見えてます。
ところで、この弓手塾授業は毎回テーマが違っていて、毎回受講者はお好きな回を予約されます。当然、人気の回もあれば、そうでない回もあります。
今回は・・・
じゃじゃーん。がらーーーーーーーん。
優雅にお二人様にご受講いただきました。ありがとうございます。大不人気みたいです。
ということで、
今回はほとんどマンツーマンで授業しつつ、自分の作品制作の感覚でゆったり仕上げさせていただきました・・講師弓手を加えて三人、お茄子の親子のような三人で、お茄子三個を仲良く描いてました・・
アクリル+油絵の具ヴェルネさま、弓手式スケッチ風景編、徹底解説・後編
昨日は午前中アトリエで何やかんやして、午後から大阪市内ホルベイン本社にて講習会でした。
先日の名古屋でのライブペインティングでも取り入れた、
『アクリル絵の具+油絵の具ヴェルネさま』
の描法で、二日間コースで仕上げる弓手式スケッチ風景編、徹底解説の二日目後編の授業でした。『ヴェルネさま』のさまは、いつも尊敬を込めて言っていて、先日の名古屋での作家トークでつい言ってしまい、けっこうウケたので昨日も『さま』付けで解説したらウケました。
今回は一週間も経たずに続きの授業で、皆さん最初から集中力抜群でした。
集中力?
もしかしたらコレのおかげかも!?
ホルベインさんと近畿大学さんが研究開発された、人にとって心地よく感じる油絵の具のオイル、『アロマトリエ』のテレピン油を、普通のテレピン油に数滴垂らして使いました。
先日の半屋外の名古屋オアシス21会場でも使って、アロマの香りに誘われてお客さんの反応がありました。
今回は完全屋内で、しかも20名が一斉に使いますから、それはもう、咽せるほどにいい香りが漂ってました。
昨日の講習会の皆さんの集中力はすごかったです。
普段からテレピン油を大量に使う弓手ですが、ツンとくるテレピンの匂いとアロマトリエの芳醇な香りが漂うアトリエで制作すると、不思議と頭がシャキッとしてくる感覚になります。
香りの効果でボケないとか言いますが、むしろ頭が冴えるのかもしれません。
さて、『弓手式スケッチ徹底解説』ということで、皆さんの吸収意欲もすごいものがあり、油絵の具のこと、ヴェルネさまのことなどなど、基礎的なことから弓手式のポイントなどなど、何故だか頭が冴えて、『徹底解説』、特に口が滑らかに動きました。
で、
見本を簡単に描きながら解説しながら授業は進みます。
前回はここまで。油絵の具シルバーホワイトを塗ったところまでです。なんとか一週間弱で乾いてました。
魔法のライト、レンダライトで照らして一点一画をべた褒めさせていただきました。
頭がシャキッとするアロマトリエオイルの匂いのおかげか?、昨日は我ながら手より口が滑らかに動くました。
2018年06月12日
S1グランプリ2018
愛知アートフェスタで汗だくになった翌朝、新幹線で大阪に戻って、いつものS社教室でのお祭りイベントがありました。
S1グランプリ
と題して、絵画教室S社が何年ぶりかで、一日絵画コンテストが開催されました。
受賞するとこんな豪華な賞品がもらえてしまうイベントです。グランプリの賞品は八万円くらいするそうです。(有料で、どなたでも参加出来ます。)
名古屋から少々ふらふらで大阪市内S社教室へ・・
ご参加の皆さん、コンテストということでいい感じに緊張が漂ってます?
いろんな画材やモチーフ、資料などもS社教室にある備品が使い放題です。
講師審査員は、TMY三人衆です。
最初に豪華な賞品の紹介があり、『はちまんえん!!』で一気に皆さんのアドレナリンが上がりました?
お祭りイベントということで、T先生はデモンストレーションで一枚作品を描かれました。
古典技法で静物画を描かれています。時間のかかる描き方ですから『あかん!、時間足らんわぁ〜』って仰しゃいながら・・
皆さん、作品テーマも題材もサイズも、思い思いに描かれています。コンテストですが、指導アドバイスなんでも有りです。
講師審査員三名は、各々いろんなことをアドバイスしながら、もしかしたらコンテスト参加者さんはいい意味で混乱しながら?、制作が進みます。
S社講習会での弓手昼食定番のカツカレー大盛りを食べて・・
午後からの制作もコンテストらしく盛り上がって・・
あっという間に審査の時間です。皆さんは別のお部屋や喫茶店で待たれています。
まずは皆さんの作品をご紹介します。
各々テーマとコンセプト、使用画材とタイトルを記入した用紙と一緒に並んでいます。
初心者さんからベテラン経験者さんまで、経験値や完成度には差がありますが、その分アドバイス指導はOKということで出来上がった作品を、三人の講師審査員が各々バラバラな指摘をしながら、一点一画丁寧に講評しました。
かなり笑いを頂戴しながらの講評会、おそらくは基本的な部分は同じだとは思いますが、
「先生によってぜんぜん言いはること違うわぁ〜」
って、先生によって思考や志向や嗜好が違うことがよく分かっていただけたのではと思います。
さて、参加費の何倍もするらしい豪華な賞品をゲットされたのは・・
いよいよ審査結果の発表です。
まずは優秀賞三点から
なかなか楽しい三者三様の作品が選ばれました。
「まさか、わたしが賞に入れるなんて〜」って方もおられたかもしれません。
プロの作家を育てようという訳ではないので、絵を描く喜びや感動が素直に表れている作品に強く共感出来るのが、このコンテストならでは、講師としても楽しいですね。ちょっぴり大人の事情もありましたが・・
さて、上位三点は・・
まずはこちらが第三席。あっさり淡い一面と深く力強い一面が、作者さんの魅力にリンクして票を集めたと思います。
続いて第ニ席。このほのぼのとした舞妓はん。誰もを癒してくれるような温かい魅力を持っていますね。サインがまたほのぼの。とお褒めしましたら、お二人の先生からイジワル言われて爆笑を頂戴しました。
作者さんも大喜びされてました。
さて、
いよいよ第一席、本日のグランプリの作品は・・
こちらでございます。もう、弓手的にも大感激の作品で・・
『はちまんえん』相当の、持ち運ぶのは大変な重量の、豪華木箱入り高級水彩セット。見事ゲットされました。
グランプリ作品の解説の前に・・
惜しくも受賞を逃した方々に、実は受賞賞品より豪華な筆などが当たる、お楽しみ抽選会があり、
『これは、いちまんろくせん円相当の・・』
と、いちいちお値段を発表しながら、さすがは大阪の奥さま方々で、大いに盛り上がりました。
そしてもちろん、
映画かぞくわりのチラシももれなくプレゼントさせていただきました。
さて、グランプリの作者さんには・・
映画かぞくわりのクラウドチラシを豪華木箱入り高級水彩セットに添えさせていただきました。(映画かぞくわりクラウドファンディング、2018.6.12現在、残り23日です。)
といいますのは・・
このグランプリ作品のモチーフは、映画かぞくわりそのものなのであります!!
我らが二上山に沈む夕陽。
蓮の花と踊る人々。祈り。タイトルは『祈りの記憶』。
まさかまさかの二上山、當麻寺、中将姫、蓮の花です。
こちらの作者さん、映画かぞくわりのことはご存知なく、身近な方の鎮魂の想い込めて、當麻寺のお練りに行った記憶を絵にされたそう。
審査後にそのお話を聞いて、鳥肌が立ちました。
作品としてももちろん審査員三名一致の魅力で圧倒されましたが、あえて審査後にお話を伺い、感銘を受けました。ありがとうございます。
2018年06月10日
愛知アートフェスタでライブペインティングと、映画かぞくわりPRトークと、作家トークしてきました。
山の辺の道スケッチの翌日は、大阪市内で教室お仕事をして、夕方から名古屋入りしました。
毎年恒例の、名古屋市内オアシス21で開催される『愛知アートフェスタ』でライブペインティングをするため、そして今回は『映画かぞくわり』とコラボして盛り上げるのも任務です。弓手登場写真はH社のMさん、かぞくわりLLPのBBMさんに撮っていただきました。
金曜日の夕方に名古屋入りして、セントラル画材さん主催の開催前懇親会にお邪魔しました。
もちろん、塩崎祥平監督も駆けつけてくれました。
ここでも映画かぞくわりPR。
いい感じに出来上がりました。
そして、翌日は愛知アートフェスタ本番です。
梅雨入りしてますが、毎年この日は晴れてくれます。
前日入りしたので、朝から準備もお手伝いしました。
ホルベインさんブース。ここでライブペインティングします。
そして、今回の目玉は・・
塩崎監督もビックリの・・
映画かぞくわりに登場する現代マンダラ。4m×4mサイズのレプリカを、特殊印刷技術を誇るセントラル画材さんにプリントしていただきました。
そばで見ても、本当に描いたような仕上がりです。これ、この日だけしか見せない超特別な企画展示です。はたして、映画かぞくわりの中でどのように描かれているのでしょう・・
そしてもちろん、映画かぞくわりの映像も、ほんのちょっとだけお披露目されました。
映画に登場する絵画や画材やパレットも飾らせていただきました。
さて、
ライブペインティングを始めないといけません。
先日、ホルベイン本社で下地作りした40号×2枚、約120号くらいのパノラマパネルと画材がスタンバイしました。
もちろんオールホルベイン画材。使い放題です。
そして、なんと言っても、今回はアクリル下地の上に油絵の具、ホルベインさんが誇る最高級の高品位油絵の具ヴェルネさまで仕上げます。
ちょこっと、弓手私物のT社など他社製品も・・
さっそくライブペインティング開始、といきたいところですが・・
今回は『映画かぞくわり』トークショーが三回、作家ステージトークが三回、計6回もステージに上がるスケジュールがあります。
そのための司会者MCさんとの打合せから始まりました。
さてさて、
それではようやくライブペインティングスタートです。
今回は二年前くらいに描きに行った、イタリアのベニス風景がモチーフです。これ、もちろん弓手が撮った写真資料です。
ライブペインティング始まりました。
いきなりマスキングテープを貼りまくります。
一回目のトークはちょっと緊張ぎみでした。
いい感じで絵の具が乾いてくれてます。
お客さんもどんどん入ってこられてます。
さて続きを描くぞー、
と思ったら、
弓手式画材を持って、再びステージへ。
筆ペンで窓などを引き締めてます。
この段階でお昼の1時過ぎ。
ステージ3回目、映画かぞくわりPRトークは2回目のステージです。
気温がぐんぐん上がってきて、トークも徐々に熱くなってきました。ちょこちょこ笑いもいただきながら喋れてきました。
そして、
木炭が程よく入って、形が見えてきました。
この段階での部分は・・
ますますノッテきました。
オアシス21で毎年開催される愛知アートフェスタ。今年は五周年記念で、さらにパワーアップして盛り上がってます。昨年は一日で17000人が来場したそうで、今年はそれ以上かもしれません。
時々、回りのブースさんにもご挨拶して、お世話になっているT社のKさんにご挨拶。
ホルベインブースでは弓手のライブペインティングと同時進行で、『名画に挑戦!油絵を描こう!』という面白い企画も進行してます。
ゴッホのひまわりとか、ムンクの叫びとかを、現代の油絵の具で体感できるコーナーです。
油絵の具って、なんだかんだ、やっぱりすごく魅力ある絵の具なんですが、現在、ユーザーが減りつつあります。文化として、たいへん勿体ないことです。
名古屋と言えば、実は映画かぞくわりの撮影や録音や照明や助監督さん方々は、名古屋チームの方々です。今回ご案内しましたら遊びに来てくださいました。
アートフェスタは最高潮の時間に突入。
いよいよ高品位油絵の具、ヴェルネさまのご登場です。
今回、油絵の具の揮発性の匂いを、アロマの香りに変身させる『アロマシャイン』という、ホルベインさんと近畿大学さんが研究開発した特殊なオイルを使いました。
頭がシャキッとして冴えてくる感覚になります。不思議なオイルです。
ヴェルネさまスタート。
アロマシャインの香りに導かれて、立ち止まって見てくれてます。
写真、撮り逃がしてしまいましたが、関西からもわざわざ、応援に駆けつけてくださった方々がありました。冷たい泡の出る麦茶なんかも差し入れていただき、最高でした。ありがとうございます。
フィニッシュ。
アクリル+油絵の具ヴェルネさま。ベネチア風景です。
部分は・・
油絵の具のコクと深み、やっぱりいいですね。
今年のライブペインティング作品も気に入ってます。
映画かぞくわりのクラウドファンディング、後一カ月を切りました。引き続き宜しくお願い申し上げます。
そして翌朝、
新幹線で大阪へ・・
さすがにふらふら。
いろいろお疲れさま。
2018年06月08日
山の辺の道で贅沢なスケッチ会
近畿地方も梅雨入りしました。
が、梅雨の晴れ間にスケッチしてきました。
日本最古の『道』の残る、奈良盆地東部山麓の山の辺の道へ行ってきました。
車で行けばスイスイと行けるのですが、今回は奈良盆地内を電車を乗り継ぎました。
『JR万葉まほろば線』!
奈良県民ですが、恥ずかしながら初めて乗りました。
朝8時半。無人駅の『柳本駅』を降りて・・
ずいぶん早くやって来たのは、全長15キロ以上も残る山の辺の道で、はたして徒歩圏内に絵になるポイントがあるかを先にロケハンするためです。
『トイレ!?』じゃなくて『トレイルcenter』の小さな矢印看板を見つけました。今回はここが拠点となります。
柳本駅前の味のあるメインストリート?を歩きます。
有名な黒塚古墳を横目に・・
『山の辺の道』プレートがあちこちに見えてきまして・・
ついつい目がいってしまう大好物の洗濯物発見!、なかなかいい兆候です。
いい感じの道が現れました。
大和三山の耳成山と畝傍山が重なって見えてます。
いい感じの土道、獣道になってきました。
獣の足跡発見!、おそらくはイノシシさん?
いい感じの水張りの田んぼが見えてきました。
まさに日本最古の『道』、山の辺の道って感じになってきました。
山の辺の道は、古墳時代初期の三世紀頃から、湿地帯だった奈良盆地中央を避けて、盆地東部の山の辺に沿って日本初の道が現れました。
ちなみに、日本初の国道(官道)は、弓手アトリエ近くの竹之内街道です。
朝露の光る青梅の転がる山の辺の道。
紫陽花もひっそりと咲いてます。
1800年くらい前に日本初の道が現れた頃も、おそらくは紫陽花が美しくひっそりと咲いていたのでしょう。
新玉ねぎの無人販売があったり・・
遅採りの?筍の無人販売があったり・・
田植えが始まってます。
奈良盆地が見渡せる高台まで歩きました。
我らが二上山も遠望できます。
この辺りまで下見ロケハンして、来た道を歩いて柳本駅まで戻りました。
今回の特別スケッチ会に参加される方々をお出迎えしました。
テクテク20分くらい歩いて・・
今回の拠点として使わせていただく、山の辺の道トレイルcenterに到着。
ここは、知る人ぞ知る名店、『洋食Katsui』さんというお店が運営されてます。
今回は特別に、『洋食Katsui』さんが我々スケッチグループを大歓迎おもてなししてくださいました。
到着してモーニングコーヒーでお出迎えいただきました。
『洋食Katsui』のKatsuiオーナーさんが熱く熱く、トレイルcenter周辺、山の辺の道界隈の魅力をお話いただきました。
特別なサービスをしていただく目印の名札が配られて・・
トレイルcenterは、普段から山の辺の道の道の駅のような存在で、ハイキングされる方々など、自由に休憩したりサービスの冷たいお茶をいただけたりします。
さっそく皆さんとロケハンスタートです。
先ほどの獣道へご案内。
我らが二上山が綺麗に見えてます。
水張りの田んぼが見える山の辺の道ポイントで、スケッチスタートです。
部分は・・
日本最古の『道』の向こうに、我らが二上山、映画かぞくわりのことも思いながら、二上山に向かうアングルで描きました。
夏の雲が現れてきました。
気持ちいいお天気です。
朝早くから歩き回って、ちょっぴりクタクタの弓手。
お昼はもちろん『洋食Katsui』さんの、今回特別のスケッチお弁当を美味しくいただきました。
豚汁付きです。カツも卵焼きも梅干もノリも、そしてお米とお水がまた絶品でした。
サービスでスイカのデザートまで出していただきました。
皆さんもゆっくり休んで美味しくいただきました。
『Katsuiオーナーさん』、熱く地元天理の魅力を語られてます。奈良県民弓手としましても、ウンウン同感できるお話で、
『本当の奈良の魅力は、奈良盆地の南の方にこそ残っていて、残るべきものが残ること、守られていくことが大事なこと』
とのお話、
まさに映画かぞくわりのコンセプトに通じるお話で・・
映画かぞくわりのクラウドのチラシをどっさり置かせていただきました。
さて、
お昼からは・・
トレイルcenterのすぐお隣にある長岳寺さんにお邪魔しました。
ひっそりと控えめな、静かな魅力的なお寺さんです。
いい味でてます。
梅雨入りして苔が一段と美しく見えてます。
苔だらけの石垣。
柔らかな苔の緑の渋滞のような石垣です。
描きたくなってしまいました。
当然ながら、湿気と格闘しながら、コテコテどろどろに塗りたくりました。
こんな感じ。
モデペやインク、パステル、クレパスなど。
ちゃんと巡回指導もいたしました。
合評会も、もちろんトレイルcenterさんをお借りして・・
またまたサービスで冷たい飲み物と、上品な最中を出してくださいました。
山の辺の道は、弓手が高校生の頃、歩いてスケッチしてました。
相変わらず、ステキな道が残ってました。
2018年06月06日
弓手式スケッチ徹底解説ワークショップ風景編・前編
午前中、地元奈良葛城で映画かぞくわりの『堂下家』でN新聞社さんの取材を受けて(前の記事)、午後からは大阪市内ホルベイン本社にてワークショップ授業をしてきました。
『弓手式スケッチ徹底解説!風景編』
と題して、いつも現場風景をスケッチする時の弓手式の下地からの手順を、いちいち隠さず徹底解説しながらデモスケッチしながら、受講者さんも一緒に描くワークショップ。
上の写真は120号大の風景下地。これは今週末に名古屋で、『愛知アートフェスタ』にて、今年もライブペインティングするための下地です。
ダッシュで大阪まで移動しました。
今年の弓手式ワークショップは二日間連続コース。おかげさまで毎回満席です。H社Mさんのおかげさま。Mさんのご挨拶から始まりました。
二日間コースにしたのは、『アクリル+油彩』のスタイルでじっくり描き込み、油彩の魅力も体感してもらおうという狙いです。
いつものように、進化している現代の画材の魅力威力を、弓手式で解説しながら・・弓手入り写真はMさん撮影。
前回の『林檎の木』を描くワークショップの参考作品を解説しながら・・
今回は、皆さんお好きな風景資料を元に描きます。資料は弓手が海外現場で撮ってきたものです。
弓手のデモスケッチは、イタリアのカラフルな漁師の島、ブラーノ島を描きます。
弁柄下地にモデリングペーストを塗り重ねます。
さらに砂入りモデペに弁柄を混ぜて塗り重ねます。
モデペにフルイド絵の具を練り込み色面分けしてラフに塗ります。
ドライヤーで乾かしながら、皆さん弓手式恒例の?中腰の姿勢です。
建物の形に合わせてマスキングテープを貼ります。
切り抜いてモデペ+フルイドを流し込みます。
チューブ入りアクリル絵の具をペタペタと塗ります。
いちいち徹底解説しながら進めます。
解説しつつ、デモスケッチは皆さんより一歩早いペースで進めてます。
またまたモデペ+フルイドを塗り重ねます。
皆さんも一生懸命についてこられてます。
引っ掻きキズを入れたりしてから、アクリリックインクでカラフルにグレージングします。
この段階での部分は・・
こんな感じ。アクリル画的には、最新の画材の威力がかなり出ている状態です。
が、今年の弓手式はここからが一味違います。
油絵の具、それも高品位油絵の具ヴェルネさまの御出ましです。
アクリル+油彩、高品位油絵の具ヴェルネさまのシルバーホワイトを全体に塗りました。
本日の弓手式ワークショップはここまで。来週、この続きを描いて仕上げます。
この段階での部分。
アクリル絵の具と油絵の具が入り乱れてます。間違えてしまいそうです。
三時間のワークショップを終えて・・
今週末の名古屋でのライブペインティング用の下地づくりの続き(前回塗っておいた上に)をしました。
下地準備完了。コテコテどろどろ気持ちいい感じです。
6/9、愛知アートフェスタ、名古屋市内のオアシス21にて一日中描く予定です。
映画かぞくわりの新聞取材
久しぶりに『堂下家』に行ってきました。
『堂下家』。映画かぞくわりの家族が住んでいた、奈良県葛城地域某所にある築40年以上の建売住宅。
撮影が終わった今も、ちょくちょく使わせていただいております。
本日は、おそらく近畿地方も梅雨入り。
かぞくわりLLPのBBMさんの傘。この傘、普通の傘の逆の開き方をします。つまり、普通の傘の取っ手の逆側を持って開く感じ。車から濡れずに傘をさす時など威力を発揮します。
傘の話はさておき、
映画かぞくわりの塩崎祥平監督が白衣姿の女性に囲まれております。
詳しくは書けませんが、いろいろありまして・・
本日は大手新聞社、N新聞社さんが堂下家まで取材に来てくださいました。
オリジナル脚本で、地域発信で、資金もないところから、有限責任事業組合法(LLP法)という新しい法律を使って、おそらくは初めて本格長編映画を作っている、撮影も終わって、映画界のカリスマ的老舗、有楽町スバル座での来年1月の上映も決まり、現在必死でクラウドファンディングをしている。
などなど、N新聞社さん的にも大変ご興味を持ってくださり、本日わざわざ『堂下家』まで取材に来てくださいました。
昨晩の弓手アトリエ。
昨年の今頃は、映画に登場する作品を沢山描いてました。
あれから一年。
N新聞社さんの記事、クラウド中に出ることを願っております。