勇(´・ω・`)輪

小学生で始めた自転車競技。 気がつけばプロになることが夢になっていました。 高校を卒業しすぐにヨーロッパへ。只今21歳。 トッププロロードレーサー目指してフランスで活動中!

小橋勇利

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しかし

ボートレースを生で見たことすらない僕は全くの素人。





まず何をしたらいいのか、どこへ行けばいいのかすらわからない。






ひとまずネットでひたすら情報集め、知り合いづてで詳しい人がいないかなども探ってみた。





ボートレーサーの知り合いこそ見つからなかったものの、ネット上にまばらに落ちている情報から
「試験はかなり厳しいものであり、倍率が半端じゃない。一度で合格すると思わない方が良い」
という情報は手に入れる事が出来た。






自転車を引退すればその後は宙ぶらりんだ。

いつ合格するかもわからないし、リスクは多い。
しかし挑戦とはそんなものだと思った。






リスクのない挑戦などない。

学校を受験し、合格する。






至ってシンプル。
僕は人生を賭けてチャレンジしようと思った。










2016年11月に自転車選手を引退。



僕は以前の"夢"への取り組みとはやり方を変え、誰にも次に目指す先を伝えず、1人新たな"夢"に向かってスタートすることにした。













受験までの道のりはヨーロッパで一人トッププロを目指すのと同等に厳しいものであった。
終始"誘惑"と"妥協"との戦いであったがそれに加えて今まではあまりなかった"不安"という要素も入ってきた。





しかしそんなものに負けず、厳密に(自分で書くのも滑稽であるが)積み上げていく工程は慣れたもの。


勉強、身体面ともに着々と試験対策を積み上げていった。



そして
1次試験(スポーツ推薦であるため面接)、2次試験、3次試験と危なげながらなんとか進み、晴れて今回、第123期生としてボートレーサー養成所への入所が決まった。




今回は皆さんにその報告をすべく、このような長々とした文章を書きました。


もちろんまだ選手ではありません。


学校を無事卒業してこそ初めて選手になれます。
学校もかなり厳しいもので、そう簡単に卒業出来る学校ではありません。




入所日は10月1日。





今回は今までとは違い、試験に臨むことは公にせずに頑張ったわけですが、そこで改めて応援して頂くことのありがたみ、応援してくれている人がいるというのはスポーツ選手をする上でかけがえのない大切なものであることを改めて深く再認識することが出来ました。




試験の前日に読んだ本、為末 大選手が著した




負けを生かす 技術
という本には



人のためではなく、自分のために走る




ということが書いてありました。
彼はオリンピアンで、僕はまだ、ただの一般人です。

レベルが違うからまだそこに行き着いていないだけなのだとは思いますが、今現在の僕は自分の為だけの動機で何かに向かうと弱くなる人間であると気がつくことができました。



自分の為だけに頑張っているだけだと何か足りない、芯の強さが足りなかったのです。



自分が誰かに何かを与えられる人間だと思い上がっているわけではありませんが、いつも応援してくださっている皆さん、応援してくれている仲間のみんなが何か少しでも嬉しい気持ち、ハッピーになるようなことをしたい。
そう思うだけで頑張れます。



ロード選手だった頃も毎度辛い局面では応援してくれている人の顔が浮かんで頑張ることが出来ていました。




そんなこんなで、なんだかありきたりな内容ですが本当の本当です(笑)
書いたことは今回僕が気がついた、僕の気持ちです。



まだまだ僕の挑戦、僕の夢は続きますが、これからも暖かく見守って頂けたら嬉しいです。



今、僕の新たな"夢"は

「ボートレーサーになって、今まで応援してくださった自転車ファンの方々に感動を与えるようなレースをする」

です。



いつ達成できるかわからない大きな夢でありますが、
もちろん達成出来ると思っていますよ。




さあ、頑張るぞ!!!


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昨年、僕はロードレーサーを引退しました。




理由は挙げれば色々あります。




膝の怪我のせいかい?





とよく言われることがありますが、それも全く関係ないとは言いません。

しかしそれを踏まえた様々な事をひっくるめて出た答えが自分の期限として当初から決めていた
"大学行ったつもりで4年間挑戦してダメなら選手を辞める"という結果です。



突然辞めたように思われた方も多いと思います。



せっかくあそこまで行ってたのになんでやめたの?と言っていただくこともあります。










一生懸命に上っていた綱をパッと離し、いきなり諦めた。
ように見えた人もいるでしょう。











突然ではありません。
諦めたわけでもありません。









少し長々と駄文を書きます、どうか聞いてください。




















僕は達成出来ない夢や目標は持たないようにしている。



高校卒業と同時に有名大学、国内プロチームのお誘いを断り、単独でフランスアマチュアチームへ。
北海道新聞(2)2013
(2013年 北海道新聞)









僕の当初の最終目標は

ツール・ド・フランス 日本人初のステージ優勝


周りはそれこそ夢物語の"夢"だと思っていただろうが、僕は達成出来る"夢"だと心の底から思っていたし、その道筋は自分なりに立てることができていた。













U23-2年目に膝を痛め、一時帰国。


手術しリハビリで貴重な1年を棒に振った時、初めてその目標が高すぎると感じた。



だから僕は目標を修正し
『ヨーロッパでプロツアーチーム、もしくはプロコンチネンタルチームに入る』
という目標に切り替えた。













そしてU23-3年目。
ヨーロッパのプロコンチネンタルチームに入るという目標が僕の適正であることに気付いた。



もちろん、依然、全くもって簡単な事ではない。



自転車の能力以外の様々な要素含め、やれる事全てやって、運も味方につけて、それでやっと入れるか入れないか、それくらいの高い目標であった。
















僕は自分に力がないことを知っていた。














それに気が付いたのはインターハイを1年生で優勝した時である。
(2010年 愛媛新聞)












それを誰かに説明しようとするものなら

いやいやいやいや!
またそうやって言って!そんなこと言ったら...(略

と否定されることが多いがこれは事実である。




僕に能力がないと悲観しているわけではない。



"自転車を漕ぐ能力"がないという事である。









逆に言うと"単純な脚力の差で順位がつく訳ではないのがロードレース"ということにインターハイを優勝した時に気が付いた。







身体的な才能を持っていない僕が、時たま周りには逸材と言って頂けるほどの成績をどう残したというのか。











それは単純に自転車を漕ぐという能力以外の能力で脚力を補う事に徹していたからであると考えている。








もちろんレースの勝負に絡むためには最低限の体力、脚力というのは求められる。








だがその勝負の最終局面に残ることさえ出来れば、最後は展開力や気力が勝敗をつける(と思っている)。







僕はレース中に様々な情報に気を配り、それを元に誰が何を考えているかに思考巡らせた。
とにかく展開の読みは誰よりも鋭くしていたし、気力や気迫は誰よりも持つつもりで戦ってきた。









過去の栄光は
そういったことの全てがうまくハマった時に勝てた。
それだけである。


レースを共に走ったことのある選手は皆わかっていると思うが、僕には皆が思っているほどの"脚" はない。











しかし僕はヨーロッパに挑戦した。


挑戦したかったし、何よりも今まで通り展開でうまく立ち回り、後は誰にも負けないメンタル面で十分戦っていけると思っていたからだ。








だが、ヨーロッパのレベルは想像を遥かに超えて高かった。


残れば勝てる、それはわかっていても勝負の展開に残ることすらできないほどの力の差。
力がなければ他の部分に改善も何もない。
まずは力の差を無くす以外に方法は何もない。






その差を埋めるべくトライアンドエラーを繰り返し挑戦した。






考えられる改善の可能性を潰していく地道な作業。試し、改善が見られなかった事が増えるごとに自分のプロコンチネンタル選手への可能性は減っていた。






ついには

「なれなかったらどうしよう」

「今のまま続けていって後悔しないのか?」

そんな夢を追う上でくだらないことを自分が考えるようになったその瞬間、僕はこの夢を達成できない事を悟った。



U23-3年目の5月のことであった。




僕は選手を辞めることを決意した。









自転車を今までやって来たことを思い出した。









自転車のレースに出られなくなる自分を想像した。










しばらく思考の日々が続いた。









そして気が付いた大切な事があった。
それは自分の能力(長所)と自分はレース(競うこと)が大好きで仕方がないということ。
この2つ・・・


これが自分の中の大きなものであった。






自転車競技を辞めるならば次の職業でもこの気が付いた自分の特徴を活かさなければ勿体無い。
いや、絶対に活かしたい。





競争が激しい会社に入れば良いだろうか、誰々さんに相談してみたらどこかで雇ってもらえないだろうか、など色々考えた。






しかし競争する事は出来てもレースが出来ないという事に一種の違和感があることに気がついた。










それは果たして自分がやりたいことなのだろうか。






















そんな時YouTubeでボートレースの動画を目にした。
なにげなく見た動画に映し出されていたのは僕が大好きな
『ロードレースのゴール前、勝敗を決める時の空気感』
がいきなりスタートから漂うレースだった




「すげぇえええ!!!超楽しそうじゃん!!!!最高だ!!!」
ひとことで言うと、興奮した。






これを毎回、毎レース体感出来るなんて選手は幸せだろうな〜

そう思った時、


「そうだ!これを目指そう!!」




そして僕はいきなりボートレースを目指すことにしたわけです。
次回に続く~~ ではでは







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今まで僕は色んな方々にたくさんの力を貸していただき、たくさんの物を与えてもらいました。




今度はしっかりそれを返していきたい。





それは単純に与えてくださった方に"お返し"をするということではなく、与えてくださった方へのお返しを含め少しでも"与える側"に変わっていけたらと思っています。




今回新たな試み、挑戦を始める上で今までのように大々的には公表しませんでした。





そして今までと変わった形を取ったことによって改めて学んだこと、それは自転車競技を続けた最中、応援してくださった方にどれほど力をもらっていたか。




僕は誰かに何かを与える事の出来る人間になりたい。



頑張ります。

では、また少し後に。

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