2008年01月07日 Asahi.com

 会員になれば高額の配当があるとだましてゲーム宣伝用のCD―ROMを買わせたとして、大阪府警は7日、ゲームソフト開発販売会社「ヴィヴ」(東京都千代田区)を実質的に経営していた浦壁伸周容疑者(66)ら7人を詐欺容疑で逮捕した。全国の約5500人から約30億円を集めたとみられる。会員の半数近くの約2600人は聴覚障害者だった。

 ほかに逮捕されたのは、同社元社長の冨田将一朗容疑者(33)らと、同社の出資元で浦壁容疑者が社長を務める健康食品会社「アドバンス」(同中央区)の幹部ら。浦壁、冨田両容疑者は容疑を否認している。

 生活経済課の調べでは、7人は06年夏、提携先のオンラインゲームの参加者を口コミで集める会員になれば、月8万6千円を配当すると、聴覚障害がある堺市の女性(64)ら6人にうそを言い、事業を説明したCD―ROMを購入させ、計約320万円をだましとった疑い。

 府警によると、冨田容疑者らは04年から30都道府県で500回以上説明会を開き、「3万人がゲームに参加すれば月43億円の収益があり、一部を分配する」と勧誘。聴覚障害者の入会が増えると、手話通訳者も説明会に同席させた。被害は聴覚障害者の間で急速に広まっていたという。