2010年05月
2010年05月25日
孔子と生きる証（�掘�
生きる証の３回目である。
『知る、考える、悟る、和む、尽くす』
３０代までに知る事、４０代までには、考える事の必要性を書いた。
人生の節目で最低限到達しなければいけない事柄と僕の勝手なる思い込みで書いたつもりである。
さて、今回は、僕も未知の世界の事を考えたいと思う。
『悟る』
辞書には『物事の真の意味を知る。はっきりと理解する。』
そんな事が書いてある。
そんな意味の他に『隠されているもの、または自分の運命などについて、それと気づく。感づく。察知する。』そんな意味合いもあると書いてあった。（yａhoo辞書より）
人間には持って生まれた能力・『素質』、『才能』と生まれてから備わった能力・『知識』、『技術』などがある。
そんな本来自分に備わっている『能力』と生まれ持った『努力』を知る事が『悟る』だと僕は思っている。
先日、落語会があった。
そんな落語会に４０歳になる、前座がいた。
彼は、入門するまでサラリーマンをしていた様である。
夢を諦められず、落語の世界に入ってきたと言っていた。
『制限』
落語家になる為には、落語家の師匠と呼ばれる人間に弟子入りをしなければならない。
そんな弟子入りの条件に、年齢制限があると聞いて驚いた。
昔、前座は落語家と名乗れないと前座本人に聞いた事がある。
人に職業を聞かれたら無職とか見習いと言わないといけないと言っていた。
本当の話かは、芸人の絵空事なので定かではないが？
しかし、確かに前座は、師匠の身の回りの世話などをして師匠から給金を頂いている。
お客さんから、御代を頂いて生活している訳ではないから厳密にはプロではない。
さて、そんな前座の修行が終わり、二つ目になると大変である。
何が大変だというと、自分で自分の食い扶持を探さなければならないのである。
師匠からの援助も無くなり、自分の落語の噺で食べなければいけないのである。
勿論、二つ目に上がり、初めて落語家と名乗れる証でもある。
そんな理由で、自分自身で、食い扶持を探せない位の技量と素質しか持ち合わせない人間には、落語家を諦めをさせる為にも、前座には落語家と名乗る事を禁じているとも聞いた事がある。
さて、年齢制限であるが、師匠に聞いたら３５歳までと言っていた。
前座の修行、二つ目の期間など、真打に成るまでを考えると、それでも厳しい環境になると想像はつく。
最低１０数年は、食べられる環境には程遠い。
そんな環境に４０歳を超えて入門してきたのである。
頑張って欲しいものである。
さて、話が逸れたが、『悟る』事とは、僕は決して諦める事とイコールではないと思っている。
自分の短所や長所を、自分自身が理解する事ではないかと思っている。
短所は補い、長所は伸ばす、解らない事は素直に教えを問い、知っている事は後進に説く。
自分自身を本当に理解していない限り、出来ない事である。
先程、諦めない事と書いたが、逆に己の技量を素直に認める事で、我慢する事を覚える事も『悟る』ではないかと思っている。
自分はまだ、悟る事ができていない。
悟る事が出来れば、もっと大きな視野を持つ人間に成長出来る様な気がしています。
『知る、考える、悟る、和む、尽くす』
３０代までに知る事、４０代までには、考える事の必要性を書いた。
人生の節目で最低限到達しなければいけない事柄と僕の勝手なる思い込みで書いたつもりである。
さて、今回は、僕も未知の世界の事を考えたいと思う。
『悟る』
辞書には『物事の真の意味を知る。はっきりと理解する。』
そんな事が書いてある。
そんな意味の他に『隠されているもの、または自分の運命などについて、それと気づく。感づく。察知する。』そんな意味合いもあると書いてあった。（yａhoo辞書より）
人間には持って生まれた能力・『素質』、『才能』と生まれてから備わった能力・『知識』、『技術』などがある。
そんな本来自分に備わっている『能力』と生まれ持った『努力』を知る事が『悟る』だと僕は思っている。
先日、落語会があった。
そんな落語会に４０歳になる、前座がいた。
彼は、入門するまでサラリーマンをしていた様である。
夢を諦められず、落語の世界に入ってきたと言っていた。
『制限』
落語家になる為には、落語家の師匠と呼ばれる人間に弟子入りをしなければならない。
そんな弟子入りの条件に、年齢制限があると聞いて驚いた。
昔、前座は落語家と名乗れないと前座本人に聞いた事がある。
人に職業を聞かれたら無職とか見習いと言わないといけないと言っていた。
本当の話かは、芸人の絵空事なので定かではないが？
しかし、確かに前座は、師匠の身の回りの世話などをして師匠から給金を頂いている。
お客さんから、御代を頂いて生活している訳ではないから厳密にはプロではない。
さて、そんな前座の修行が終わり、二つ目になると大変である。
何が大変だというと、自分で自分の食い扶持を探さなければならないのである。
師匠からの援助も無くなり、自分の落語の噺で食べなければいけないのである。
勿論、二つ目に上がり、初めて落語家と名乗れる証でもある。
そんな理由で、自分自身で、食い扶持を探せない位の技量と素質しか持ち合わせない人間には、落語家を諦めをさせる為にも、前座には落語家と名乗る事を禁じているとも聞いた事がある。
さて、年齢制限であるが、師匠に聞いたら３５歳までと言っていた。
前座の修行、二つ目の期間など、真打に成るまでを考えると、それでも厳しい環境になると想像はつく。
最低１０数年は、食べられる環境には程遠い。
そんな環境に４０歳を超えて入門してきたのである。
頑張って欲しいものである。
さて、話が逸れたが、『悟る』事とは、僕は決して諦める事とイコールではないと思っている。
自分の短所や長所を、自分自身が理解する事ではないかと思っている。
短所は補い、長所は伸ばす、解らない事は素直に教えを問い、知っている事は後進に説く。
自分自身を本当に理解していない限り、出来ない事である。
先程、諦めない事と書いたが、逆に己の技量を素直に認める事で、我慢する事を覚える事も『悟る』ではないかと思っている。
自分はまだ、悟る事ができていない。
悟る事が出来れば、もっと大きな視野を持つ人間に成長出来る様な気がしています。
kabaya123 at 17:33｜Permalink
2010年05月12日
孔子と生きる証（�供�
生きる証の続きである。
人間が生きていくうえでの道筋を僕なりに考えてみている。
そんな続きである。
一生食べていく為には最低限、きちんと覚えなくてはいけない事柄があると書いてみたが、覚えていく行為は、実は一生続くのである。
４０歳になればなったで、一度憶えた事をまた違った意味で覚え直さなければならない。勿論、価値観が変わってきているからである。
そんな知識という基礎、土台が構築できた人間が３０代を生き抜けると僕は思っている。
そんな今、僕は４０代。
そんな今を生られる様に頑張っている。
『考える』
４０代を生き抜くには、考える事が大事なのである。
正確には、４０歳までに、最短、正確に考える方法を知らなければいけないのである。
不思議な言い回し方だが、闇雲に考えるのではなく、考える方法、即ち、『正確に速く道筋を決める』そんな考え方の話である。
中学校の時、１年半だけ学習塾というものに通った。
威張る訳ではないが、僕は高校３年生の時に夏期講習というものに１週間行った以外、所謂、学校で習う学問というものを教えてくれる場所には通っていない。
中学時代に勉強の仕方を知っていたので、何故だか不安が無かったのである。
予断の話になるが、小学校の頃に珠算の塾には通っていた。
この算術のおかげで今があると僕は思っている。
そんな話は、機会があれば、改めて話をしたいと思う。
さて、そんな中学校の時に、１年半だが塾に行かせてもらった。
そんな塾の講師（塾長）の考え方が非常に面白かった。
この塾の目的としては、試験で高得点を取るだけの勉強は教えない。
後に思えばそんな方針だった。
では何を教えてくれていたのかというと、何にでも応用ができる考え方を教えてくれたのである。
目の前にある中学生の問題を答えを導くのではなく、『考える方法』を教えてくれていたのである。
そんな『考え方の方法』が僕の原点である。
『繰り返さない』
数学は暗記問題である。
そんな事を言われた。
数学は、考えて解いて初めて答えが出るものだとその時までは考えていたが間違いだった。
ただ公式を暗記するのかと思ったらそれも間違いだった。
そんな話をする講師だった。
例えば、三角形の面積を問う問題がある。
公式を憶えていれば、底辺×高さ÷２である。
公式を知っていれば簡単に解ける問題である。
しかし、公式を忘れてしまったら？
同じ様な問題が出た時に、自分だけの答えを導く方法を心得する事が、この講師の教え方なのである。
最初に問題を解くには、自分で考えるか教えてもらわないと駄目である。
しかし、次に似たような問題を解く時に、その差が出てくると言っていた。
賢い人間は、初めて問題を解いた時に、答えを覚えずに解き方を憶えると。
そう『解けた理由』を憶えていれば、次に似た様な問題が出た時に簡単に対処できるからと言っていた。
初めて問題を解く事は難しく時間のかかるものなのである。
しかし、２度目に解く時は、簡単な行為になる。
同じ様に、目に見えない公式を使えば良いからである。
問題には条件と解き方を憶える事が必要なのである。
そんな条件と解き方を最初に自分で考えているから、次に出会った時に応用が利くのである。
僕は、僕が経営している全ての店の設計を自分で書いている。
勿論、今では専門家の意見も取り入れているが、どの店も素案は僕自身で考えているのである。
初めての店を、１年も考えて設計した事が、今の店舗設計に生きている。
そんな繰り返し考えた苦労が、次の店の肥やしに成っている。
だから、今では、数日で内装を決める事ができる。
あの時、誰かに頼んで店の設計をしていたら、今でも誰かに頼んで店をｏｐｅｎさせなければ成らなかったと思う。
自分で考えて実行する事が一番の経験になるのである。
『繰り返さない事の意味とは、自分で一度考えて物事を動かすことで、人には見えない法則を掴む事なのである』
４０代で大事な事とは、考える事なのである。
幼少の頃から人間は、誰かに道筋を決められて生きてきた。
しかし、４０代に入ると、道筋を付けてくれる人は居ない。
だから、『正確に最短で考える力が無ければ生きていけない』のである。
４０代とは、考えて自分の道筋を決める時期なのである。
さて、付録事である。
僕は今持っている携帯電話の使用方法が書いてある説明書をまったく読んでいない。
しかし、自分に必要な機能は知っているし、新たに難しい機能が必要となれば、会得する手段を知っている。
どうやってだろう？
答えは簡単である。
僕と同じ携帯電話を持っている人間に、必要な所だけを聞ける様にしてあるからである。
これも、一つの正確に敏速に知識を得るアイテムなのである。
kabaya123 at 11:52｜Permalink
2010年05月08日
孔子と生きる証（�機�
『自分にとっては？』
孔子の論語に有名な言葉がある。
子曰わく、吾十有五にして学を志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順（したが）う。七十にして心の欲する所に従えども、矩（のり）をこえず。
そんな言葉である。
さて、何でこんな書き出しだというと、最近ふと思った事があるからである。
赤ちゃんの玩具に面白いものがある。
球系の入れ物の中に、決まった形のブロックを外から入れる玩具である。
球の外面には、丸や四角や三角、星などの形で穴が開いてる。
そんな穴に、同じ形をしたブロックを入れるのである。
勿論、同じ形のブロックしか中には入れられない訳である。
さて、１歳４ヶ月を過ぎた娘は毎日、そんなブロックを球に入れる事に奮闘をしている。
毎日、球の外面にブロックを押し当てていると、偶には中に入る事がある。
特に、丸みを帯びた形は偶然に入る確立が高いのである。
今は、そんな偶然の行為に娘は喜んでいる。
勿論、何故？という進歩は今は無いのではあるが、楽しむ事には寄与している様である。
僕は、そんな光景を見ていて思う事になったのである。
３０歳を過ぎても、自分の仕事を『きちんとこなせない』人間が最近多いと思っている。
正確に『きちんと』仕事をすれば簡単に終わる業務を、適当にこなしているから逆に後で片付けるのが大変になるのである。
例えば、薬剤師の仕事には、シロップや粉を撒く事が多い。
先程言った『きちんとこなせない』人間とは、そんな使用したシロップや粉の蓋を閉める意味が判らず適当に閉めるのである。下手をすると開けぱなしの事もある。
組織にそんな人間が一人いると迷惑をする。
薬の品質が劣化し患者さんに使用する事が出来ない場合もあれば、安全性の保持が出来ない場合も考えられる。
廃棄処分になる。
組織とは、その人間がいれば成り立たなくなるものなのである。
さて、ではそんな人間は何でそんな行為を繰り返すのか？
先程の孔子の言葉を僕なりに考えてみたいと思う。
『知る、考える、悟る、和む、尽くす』
人間３０歳になるまで、何も知らなくても『適当には』生きては行けると僕は思っている。
何故ならば、人間は若い時に限り、誰にも負けない体力を備えているからである。
しかし、３０歳を過ぎると体力は必ず落ちていく。
そんな衰退していく体力に変わり『知る事』すなわち、知識を備えていくのである。
『知る事』とは学業だけではない。
世の中の仕組みから、料理、洗濯、礼儀、電車の乗り方までありとあらゆる知識を持っているから、人間一人でも生きていけるのである。
しかし、そんな誰もが知り得ている事と同じ様に専門性のある事も『何時かは知っているだろう』と覚えなかった人間が、先程の適当に生きた人間となるのである。
人間は職能を知りえる時期に、正確に真面目に仕事を覚えなければ駄目なのである。
人間にはそんな３０代までに遣り遂げないといけない証があるのである。
では４０代とは？
続く。
孔子の論語に有名な言葉がある。
子曰わく、吾十有五にして学を志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順（したが）う。七十にして心の欲する所に従えども、矩（のり）をこえず。
そんな言葉である。
さて、何でこんな書き出しだというと、最近ふと思った事があるからである。
赤ちゃんの玩具に面白いものがある。
球系の入れ物の中に、決まった形のブロックを外から入れる玩具である。
球の外面には、丸や四角や三角、星などの形で穴が開いてる。
そんな穴に、同じ形をしたブロックを入れるのである。
勿論、同じ形のブロックしか中には入れられない訳である。
さて、１歳４ヶ月を過ぎた娘は毎日、そんなブロックを球に入れる事に奮闘をしている。
毎日、球の外面にブロックを押し当てていると、偶には中に入る事がある。
特に、丸みを帯びた形は偶然に入る確立が高いのである。
今は、そんな偶然の行為に娘は喜んでいる。
勿論、何故？という進歩は今は無いのではあるが、楽しむ事には寄与している様である。
僕は、そんな光景を見ていて思う事になったのである。
３０歳を過ぎても、自分の仕事を『きちんとこなせない』人間が最近多いと思っている。
正確に『きちんと』仕事をすれば簡単に終わる業務を、適当にこなしているから逆に後で片付けるのが大変になるのである。
例えば、薬剤師の仕事には、シロップや粉を撒く事が多い。
先程言った『きちんとこなせない』人間とは、そんな使用したシロップや粉の蓋を閉める意味が判らず適当に閉めるのである。下手をすると開けぱなしの事もある。
組織にそんな人間が一人いると迷惑をする。
薬の品質が劣化し患者さんに使用する事が出来ない場合もあれば、安全性の保持が出来ない場合も考えられる。
廃棄処分になる。
組織とは、その人間がいれば成り立たなくなるものなのである。
さて、ではそんな人間は何でそんな行為を繰り返すのか？
先程の孔子の言葉を僕なりに考えてみたいと思う。
『知る、考える、悟る、和む、尽くす』
人間３０歳になるまで、何も知らなくても『適当には』生きては行けると僕は思っている。
何故ならば、人間は若い時に限り、誰にも負けない体力を備えているからである。
しかし、３０歳を過ぎると体力は必ず落ちていく。
そんな衰退していく体力に変わり『知る事』すなわち、知識を備えていくのである。
『知る事』とは学業だけではない。
世の中の仕組みから、料理、洗濯、礼儀、電車の乗り方までありとあらゆる知識を持っているから、人間一人でも生きていけるのである。
しかし、そんな誰もが知り得ている事と同じ様に専門性のある事も『何時かは知っているだろう』と覚えなかった人間が、先程の適当に生きた人間となるのである。
人間は職能を知りえる時期に、正確に真面目に仕事を覚えなければ駄目なのである。
人間にはそんな３０代までに遣り遂げないといけない証があるのである。
では４０代とは？
続く。
kabaya123 at 13:10｜Permalink
