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 鹿児島には有名なラーメン屋さんがたくさんあります。「こむらさき」「のぼる屋
」「和田屋」などなど、そして最近では「豚とろ」ラーメン。その中で今回の鹿児島で私が選んだのは「のり一」。ここは学生時代、映画を観た後によく通ったラーメン屋で、安くて美味しく、私には懐かしいラーメンなのです。

 学生時代、私は映画が大好きでした。高校生までは映画と言えば休日に友人数人と連れ立って話題の映画を時折観にいく程度でしたが、大学時代は時間がたっぷりあることもあり、最初から余程ひどそうな映画と思えない限り、ほとんどの映画(主に洋画ですが)を観にいきました。

 しかしそうなると付き合ってくれる友人もそうそういませんので、一人で観にいくことが多くなります。一人で映画を観るというのは慣れないとちょっと寂しい感じもしますが、当時は今のように入れ替え制ではなく、繰り返し観たいと思えば一日映画館にいても良かったので、そんな時は一人の方が都合はいいのです。

 しかしさすがに一日映画館に居座る、という経験はほとんどありませんが、リバイバルで公開された「サウンドオブミュージック」を観た時は結局一日映画館にいました。当時は二本立て、というのがほとんどで、この時同時公開の映画は「少年と鮫」という映画。あんまり面白そうな映画ではありませんでしたが、とに角観る事の出来るものは観る、というような感覚で、朝10時半頃(平日でしたから開始時間が少し遅かったと記憶してます)からまずこの「少年と鮫」を観ます。その後二本目の「サウンドオブミュージック」。

 この映画はおそらくテレビで何度も放映されていたに違いありませんでしたが、私は観たのはこの時初めて。この映画には感動しました。この映画のファンはそれこそ数限りなくいるでしょうが、私もこの時にファンの仲間入りしたわけです。

 素晴らしい映画なので再び観ようとそのまま映画館に居坐ります。「少年と鮫」が1時間半、「サウンドオブミュージック」は3時間ですが休憩時間、コマーシャル等も途中ありますから、二本を見た時点でおそらく5時間半ぐらい経過していたんでしょうか
?あまり観たくもない「少年と鮫」を観て再度「サウンドオブミュージック」。

 今となっては信じられませんが、この二度目の「サウンドオブミュージック」を観終わった後、私は「もう一回観ようと!」と思いました。しかしここで映画館は終了。気がつくと午後10時前後で、平日でしたからこの時間で閉館でした。我ながら時間の経過にびっくり。時間を忘れる、というのはホントにあります。

 さて「のり一 ラーメン」は当時(30年前)200円ぐらいでしたが、今は中が300円、大が350円。それでも安いですよね。日向市の「まるいちラーメン」のスープにちょっと似てます。メニューは他に、ごはん、おにぎり、玉子とシンプル。味は当時と変わりなく、美味しく、そして懐かしい味でした。

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