【勘流雑感】
 昨日の日本株は米金利の高止まり思惑、日銀次期総裁、黒田氏の腹心である雨宮氏への日銀総裁打診に起因するドル円の上昇を好感。本日の日経平均も米金利の続伸に伴い132円台後半まで上昇しているドル円を支えとする良好な経過が目される。そもそも、米10年債金利の3.5%割れは下げすぎだったとみるゆえ、米金利の下げ渋りがドル円を底堅さを通じて、日本株の大崩れは想定しにくい環境となってきた。

 ただし、28,000円近辺では戻り待ちの売りが累積しているゆえ、目先で一度28,000円を突破し、はしごを外して27,000円台前半まで篩にかけながら、3,4月に向けて29,000円を試す展開を理想的な展開として念頭にとどめ置かれたい。

 さすれば、昨日の売り戦術にて27,800円近辺から27,600円割れまでの下落過程で悠々と利入れにかけた先物に関しては、本日も27,750円超えがあれば27,900円までをショート、27,600円割れがあれば27,450円までをロングでエントリーした短期回転狙いに処されたい。個別に関しては少数精鋭での仕込みスタイルを続行。ただし、決算への過信は博打色が強くならざるをえないゆえ、目先で決算を予定されていない銘柄への種蒔きも開始する。

【勘流銘柄】
□ 9563 アトラステック
1/20 2,100円より 2/2 2,254円 +154 7%高
トリプラ<5136>、プラスゼロ<5132>ルートの後釜狙い。本業のカードやスマホ決済、ネット銀行事業の成長性は高く、国内外の景気後退懸念に揺るがない上値探求モードが期される。本日の2,100円近辺も買いゾーンとして粛々と。

□ 4776 サイボウズ
1/24 2,563円より 2/2 2,750円 +187 7%上昇
12月提唱時は5日で17%高を達成。最近の米株の経緯からもグロース株、勝ち組クラウド関連が本格的に上値を試しうる環境が整ってきた。来週月曜の決算も高成長を証明する内容となろう。博打に持ち込まされぬように配慮した売買要件にて耽々と。

■ 新たなる中期指向
前回提唱時は短期21%高を達成。その後は世界的な景況感の悪化により調整モードに移行したが、1月発表の決算は業績動向の良好さを鮮明にしている。世界の、、、、、、に対する投機マネーの流入も報告されているゆえ、一気の水準訂正が視野に入っている。

(その他)
7186 コンコルディア、8341 七十七銀行
日経先物は需給要因で堅調だが、景気が改善していないゆえ、ディーラー連中はテーマの絞り込みに苦心している。低PBRの宝庫である地銀に注目したい。決算内容の良好なS教授の西日本<7189>も同様。

◎ 3923 ラクス
1/12 1,713円  2/3 1,903円 +190 11%高
的が絞り切れなかった1月相場を軸として攻め続けた効果は見た目以上に大きい。今の値位置で決算を迎えるなら一部ホールドが面白そうだ。◎ 4300番台の破壊力にも期待。

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