2007年01月19日

日経平均

日経平均は反落。60.49円安の17310.44円(出来高概算18億9000万株)で取引を終えている。前日に昨年4月以来の17400円を一時回復したことによる目先的な達成感と、米国市場の下落影響により短期筋の利益確定の流れが先行した。ただ、17300円を中心レンジとした膠着相場が続いたものの先高観は後退しておらず、押し目買いからプラスに転じる場面もみられていた。また、米ハイテク株の下落影響もあり、アドバンテストなど半導体関連や国際優良株一角の下落が指数の上値を抑えている程度であり、調整を悪材料視する向きは限定的であった。

一方、ノンバンクが全面高となるなど、業績に対する不透明感が根強いとはいえ、相場全体の先高観の強さなどもあり需給妙味の大きい銘柄などは売り方の買い戻す動きが強まっている。また、相対的に出遅れ感が目立っていた新興市場は本日も強い動きをみせており、昨日12月の直近戻り高値を突破していたマザーズ指数は、一気に10月の戻り高値レベルを捉えてきている。東証1部も同様な流れとなり、規模別株価指数は、大型株指数がマイナスとなる半面、小型株指数の上昇が目立っていた。
 
週末の調整に関しては、戻り高値更新による達成感や上値の重さを嫌気した失望などもなく、反対に押し目待ちなど先高期待の強さが感じられる。海外勢による買いオーダーも連日散見されているほか、買いオーダーをさばき切れないところもある、との声も聞かれている。利上げ観測が一転して見送りとなった中でも、銀行株への売りも限定的であったことから、先回り的な需給の偏りもなかったと考えられる。個別では信用倍率が1倍台もしくは1倍割れの銘柄も多く需給面からも昨年4月高値突破を意識した先高観を強めると考えられる。
 
米ハイテク企業の決算は不透明要因となるが、来週から日本でも決算発表が本格化するため、企業業績を意識した相場展開となる。
保守的な見通しに加えて、このところの原油価格の下落によるコスト減などもあり、業績上振れ期待が根強い。しかし、先回り的な動きはそれほどみられていないため、発表後に織り込み済みというよりは、好調が確認された企業への物色は相当強まると考えている。また、ようやく1月のアノマリー的な動きが出てきている新興市場も、マザーズ、ヘラクレスとも昨年末の戻り高値を超えたレベルであり、大幅な下方修正以外は悪材料出尽くしにつながり、出遅れ修正の流れが続くと見ておきたい。米国市場の影響などから国際優良株やハイテク等の調整で日経平均自体の上値は抑えられたとしても、物色意欲、先高観は後退しないとみている。