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米朝会談が決裂したが、その後の報道でその原因がいろいろ明らかになってきた。
会談後、トランプ大統領は「No deal is better than a bad deal」とコメントしたが、これが非常に深い意味を持っていた。
会談直後はトランプが北朝鮮が「制裁の全面解除を要求」したからだとし、北朝鮮は「全面解除は要求していない、一部解除だ」と食い違った。
また、非核化についてそれぞれの基本的な認識が違っていたことも理由とされた。
北朝鮮は一部の核施設の廃棄を非核化と考えていたのに対し、米国の認識は今まで秘密にされてきたウラン施設や核施設まで含めた非核化だった。

おそらく、文在寅の仲介が韓国人特有の感情的で感覚的な次元でとどまり、本質的な部分に入り込めなったことが問題なのだろう。
つまり、現実を見ない理念先行で、「朝鮮半島の恒久的平和」とか「朝鮮民族の統一」とかのエモーショナルな理念ばかりで、両国の具体的な事情や本音を察知して交渉の準備をすることはなかった・・・だから、こういう結末になってしまったと思う。
これは韓国人の反日とほとんど同じぐらい感情的で感覚的で、これでは戦略的で論理的な米国人を動かすことはできない。

その後の情報をいろいろ考えると、根本的な決裂の原因は米国のインテリジェンス能力の高さを北朝鮮が読めていなかったということではないかと思う。
今回の会談にボルトン氏が同行し最先端の情報力と分析力でトランプをサポートしたのだろう・・・その情報のレベルが北朝鮮の想像をはるかに上回ったということだ。

まず制裁の解除についてだが、北朝鮮は国連の制裁決議11件のうち5件の解除を求め、これを一部解除だと説明したようだ。
しかしその5/11の制裁解除が経済的利益で数十億ドルにのぼり、経済的な効果という点では最も重要な中心部分だった。
だから、
その影響をすでに計算済みだった米国は5/11の解除を制裁の全面解除に等しいと認識した。
これを一部解除だと要求する北朝鮮に対して不信感を持っただろうし、さらに小手先の戦術を使う金正恩を小賢しい奴だと思っただろう。

また、非核化についても、北朝鮮の想像をはるかに超えたインテリジェンス能力を持っていたことが明らかになった。
北朝鮮によって「寧辺(ヨンビョン)の核施設の廃棄」が提案されたが、実はその数キロのところにあるウラン濃縮施設、寧辺の5倍の能力があるとされた地下施設の存在を隠したままだった。
ところが、秘密とされたウラン濃縮施設の存在を米国はつかんでおり、この交渉の場で「寧辺の廃棄」とともにこの「秘密ウラン濃縮施設の廃棄」を要求した。
北朝鮮は秘密にしていた施設が把握されていたことに衝撃を受け、交渉は暗礁に乗り上げたという。
おそらく、北朝鮮はすでに名前の出ている核施設の廃棄を提案すれば経済制裁の解除というお土産をもらえるものと思っていたわけで、米国の諜報力=インテリジェンスを過小評価していたといえる。

今後、北朝鮮から見れば米国がどこまで事実を掴んでいるのか分からなくなり交渉が難しい状態となり、アメリカは情報を隠しお土産をもらおうとする小賢しい金正恩に警戒感を強める。
両国はお互いの不信感により、次の交渉の行方が見えなくなった・・・。
なぜ、こうなったか?・・・文在寅のエモーショナルな仲介役が原因で、両国の本心から交渉できる機会をつぶしてしまった。
最も反省すべきは浅知恵のエモーショナルな文在寅で、次は小賢しい金正恩だ。
恐るべきは米国のインテリジェンスだ。



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