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NHKの朝ドラはシリーズが変わってもずっと人気があり、このネットで動画が見放題の時代でも高い視聴率が続いている。
8時放送になってからほぼ20%±5%で推移していて、特に2016年からは安定して20%を越える視聴率を保っている。
最近でも、戦後のドサクサからカップヌードルを生み出した発明家の物語「まんぷく」が平均21.4%、戦争孤児から北海道で成長した主人公と日本のアニメ制作の黎明期を描いた「なつぞら」が平均21.0%・・・民放のドラマが10%かそれ以下に落ち込んでいるのは著しく対照的だ。
何故、視聴率が高く安定しているのか?・・・不思議だ。

まず考えられるのは朝の8時という放送時間帯で、朝の早いサラリーマンではなく主婦層をターゲットにしているからだという仮説。
物語が比較的家庭的で家族の愛と絆をテーマにしているので、主婦層の嗜好にピッタリと合っているのかもしれない。
でも、それだけではなく、サラリーマンでも学生でも見れない人は録画して見ている。
主婦層をターゲットにしているのが高視聴率を維持しているのが理由というわけでもなさそうだ。

次の仮説としては、朝の忙しい時間だが、15分という短い放映なので「ちょっと息抜き」ぐらいの時間で見られる・・・朝にちょうど良い放映時間という説。
15分と短いので忙しい朝でも見られるということはあるが、だからといって視聴率が高いというわけでもなさそうだ。
結局のところ視聴率はドラマの内容で決まるからだ。

さらなる仮説としては、毎日、毎日、「朝8時からはNHK」という国民習慣が出来上がり、どの家庭でも「とりあえず」チャンネルを回してしまうという説だ。
でも朝の時間帯には民放の情報番組が並んでいて、つまらないドラマだったらチャンネルをNHKに回さないような気がする。
元からNHKをずっと見ている人は習慣で見るかもしれないけど・・・。

そして、最後の仮説は、ドラマの時代背景が戦後からの復興期で、日本人がゼロから再出発をする物語が多いということ。
戦後の時期はすべてを失った日本人がもっとも貧しく平等で、お互いが助け合い、明日の成長を夢見ていた時代で、日本人がもっとも輝いていた時代かもしれない。
高度成長が終わった現代日本、少なくとも格差が広がり、助け合いよりも個人主義が優先し、明日に夢を持ちづらい人が増えている。
こんな現代に「昔は輝いていた」という物語が「受け」ているのかもしれない。

でも、そう考えたら、戦後の復興物語の裏側に現代社会に「輝けない」閉そく感があるということかもしれない。
「昔は日本人が輝いていた」という物語が高視聴率の元にあるとしたら、朝ドラで現代ドラマをやったら視聴率は下がるのだろうか?
そうともいえないかもしれない・・・結局、純粋にドラマの脚本や役者の演技が朝ドラの魅力かもしれない。
「昔は輝いていた」的なドラマは個人的には????だ・・・日本人は、この大変な令和の時代、「輝いていた過去」より「前途多難な将来」を見なければならないからだ。
それでも、国民は輝いていた時代の夢を見ていたいのだろうか?


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