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実際にPERを使った銘柄選択について考えてみよう。
人気の高い高PERの銘柄を買うか、低いPERの銘柄を買うか・・・そしてもう一つはこれらの中間、ほどほどに成長性がありPERもそれほど高くない銘柄を買う・・・GARP(Growth At the Reasonable Price)アプローチだ。

まず、高PER銘柄を買う場合を考えてみよう。
高いPERを作っている要素、長期のビジネスモデル、売上の成長要因とその継続性、さらに、成長を維持できるキャッシュフローを検討する。
ビジネスモデルとは簡単にいえば「儲かる仕組み」・・・それは結局のところ、企業の成長はトップライン(損益計算書の一番上の項目)である売上高の成長性とそのビジネスの利益率で表せる。
成長企業は利益を次の成長である設備投資に使うので、売上の成長率が高い・・・その反面、利益がなかなか出ないこともありえる・・・その両方に注目したいのが、「40のルール」という経験則だ。

これは「売上の成長率+営業マージン>40」というルール・・・営業マージン=営業利益/売上高で、売上/営業利益率と呼ばれる。
売上高の年平均成長率が40%以上あれば営業利益ゼロ以下あるいは赤字でも許容される・・・同様に売上高の成長率が20%ならば、営業利益率20%が求められるという具合だ。
簡単に言えば、売上の成長が40%以上ある企業は赤字でも十分に評価できる・・・「買い」
だ。
売上の成長率が20~40%の企業は、利益が黒字化することを求められる・・・黒字化すれば「買い」だ。
しかし、売上の成長率が20%以下の企業は利益を上げる=営業利益率がある程度あることを求められ・・・つまり、売上の成長率が20%以下の企業に対して利益水準とともにPERの評価が必要になるという原則がこの「40のルール」だ。

昔の話だが、90年代にアマゾンがNASDAQに上場したが、上場後長らく赤字を続けた。
稼いだキャッシュフローをすべて次の投資に使い、ITと物流拠点に投資し最大効率の物流ネットワークを構築いた・・・このITの強みが現在にAWS(アマゾン・ウェッブ・サービス)の基盤になっている。
このアマゾンの凄いところは、赤字でも売上成長率の40%以上を長期にわたって続けたことだ・・・この特筆すべき売上成長が赤字でも株価が上昇を続けた最大に要因だろう。
アマゾンを調べた時、「売上成長が40%以上あれば、赤字でも株価は上がる」という経験則が生きていると思った。

高成長の高PER銘柄を買う場合は、売上の成長率がカギになる。
売上成長が40%以上あれば「買い」だし、20~40%でも利益やキャッシュフローを見て「買える」、しかし、売上成長が20%以下の企業は利益率やPERによって銘柄選択をする。
さらに売上成長率が10%以下の企業になると、GARPのアプローチが有効になるだろう・・・後に「GARP」についても考えてみたい。
高PER銘柄を買う場合は、この売上成長力が高く利益が出ていない成長企業と、もう一つある・・・この話は次回にしたい。



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