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鳴り物入りで昨年10月に上場したビットコインETF(ティッカーBITO、プロシェアーズ・ビットコイン・ストラテジーETF)は暗号通貨の新しい時代を作り出すはずだった。
当時、盛んに宣伝されていたのは、暗号通貨の胡散臭さを嫌がる一般投資家でも証券口座で買えるETFの上場で、投資家のすそ野が急速に広がることだった。
これが暗号通貨の未来を変え、法定通貨に変わる新しい通貨になるはずだった。

でも、上場から8か月、まだわずか8か月しか経っていないのに価格は大暴落、昨年10月22日の初値39.51ドルから先週末(6/22)12.47ドルに落ち込んだ。
下落率では-68.4%とほぼ全ETFの中で最悪の部類に入る数字をたたき出した。

一方、ビットコイン現物価格は昨年10月22日で62210ドル、6月11日の価格は20384ドルで、下落率はー67.2%だった。
その後、この週末にビットコイン現物はついに2万ドルの大台を割り込み悲惨な状況にあるが、ビットコインETFは、わずか半年強で現物を1.2%アンダーパフォームする一段と悲惨な状況に陥っている。

初値でのAUM(アセット・アンダー・マネージメント=運用資産残高)は1250億ドルだったが、現在639億ドルで-48.8%だった。
ETF価格が-68.4%でAUMが―48.8%・・・ということは、200億ドル程度の押し目買いが入ったと思われるが、押し目買いの効果もなく暴落してしまった。
ビットコインETFの投資家は全く良いところもなく、買い下がりをして大きな損失が抱えた。

現物BTCよりもETFの下落が大きくなる、悲惨な理由は二つある。
一つは、日本のレバETFとも共通する要因だが、先物の期近物の買い建てを続けていくと、ロールオーバー費用がかかり、現物価格を徐々に確実に下回っていく。
もう一つは、ETFは米短期証券とビットコイン先物を組入れている商品なので、金利上昇がマイナスになることだ。
この間、FRBの急激なFFレートの引き上げは短期証券のリターンを悪化させてきた。
長期保有であればあるほどここが詐欺的な部分だろう。

逆に日本人投資家にとってETFが有利なのは税制だ。
日本ではビットコインの収益は雑所得で課税されるが、ETFならば他の証券投資と同じように損益通算もできるし、20%の分離課税を選択できる。
こうした税制面でもの優遇から購入した投資家もいるだろう。
これだけの暴落となると、損益通算ができるETFは有利な商品だ。

ビットコインETFは先物ファンドの欠点があるが、税制上では分離課税と損益通算ができることで有利性を持っている。
税制では有利だが、長期で持てば持つほどパフォーマンスが不利になる。
ビットコイン自体がファンダメンタルな価値がない商品で投資家の期待だけに支えられてる。
それだけに価値が見えにくい。
ビットコインの現物か、ビットコインのETFか?



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