株山人の投資徒然草

大手運用会社をリタイアし、八ヶ岳に住む株山人の日記

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株を職業にして38年、株式投資の楽しさを個人投資家に伝えたい。
Kindle版のeBook「株式需給の達人 基礎編と投資家編」を出版しました。
需給を制する者は投資を制す!

配当丸取りトレード

配当丸取りトレードの実験(1月決算銘柄の実績)

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1月銘柄の配当丸取りトレードはかなり苦戦した・・・結果、月間収益が+1万3112円と低調で、収益率(リターン/ポジション)はわずか+0.63%にとどまった。
1月銘柄の配当合計が41868円だったのに対し、キャピタルロスが28746円と、配当落ち後の株価の戻りが鈍く、収益の足を引っ張った。
結果は以下の通り・・・

銘柄 決算月 買値 口数 売値 配当/口 売買/口 合計損益
R-伊藤忠 1月 119250 3 125000 2366 5750 24348
R-スタアジ 1月 116850 6 113000 2770 -3850 -6480
R-イオン 1月 149816 6 146000 3025 -3816 -4746
配当/口は予想ベース。売買/口は手数料差し引き後の損益




























1月のリート市場には二つのかく乱要因があった。
一つは新コロナウィルスの感染が急拡大する騒動で大きな影響が出た・・・旅行会社や航空会社、さらに小売り・ホテルなどのインバウンド関連株が売られた。
リート市場においても春節の中国人観光客のキャンセルが相次ぎ、ホテル型リートが急落し安値を大きく割り、国内の観光地も閑古鳥が鳴き、小売り・商業施設型リートが軟調に推移した。
この影響が大きく、1月銘柄でもイオンリートが軟調で、安値近辺にまで売られた・・・このイオンリートで損失が生じた。

もう一つのかく乱要因は相次いだ公募増資だ。
1月銘柄では伊藤忠・アドバンスト・リートが影響を受けてしまった。
値動きは1月中は公募後の増配期待から買われ、予想以上に上昇してしまい、買い場を逃した形となった・・・だからわずか3口のポジションでとどまった。
しかし問題は配当落ち後に払い込み日が設定されたので、配当落ちの売りと払い込み後の短期筋の売りが重なり、大きく価格が下落してしまったことだ。
そのため、1月中に上がった収益が圧縮されてしまい、全体の収益も伸びなかった。

というわけで予想外の苦戦を強いられた・・・公募増資の払い込みタイミングには注意を要するというのが教訓だ。
新コロナウィルス問題は避けがたかったので、しかたない・・・と諦めた。
配当丸取りトレードの実験を始めてからの2か月合計のリターンは+65501円で、収益率は+5.04%となった。

2月決算銘柄は少なく、あまり妙味がありそうなリートがなかったので、大和ハウス・リート1本に絞って投資した・・・すでに価格が安い時に仕込んだ。
しかし、大和ハウスリートも公募増資を発表しているので、2月の権利落ち後、どこで売却するかのタイミングを図るのがけっこう難しいかもしれない。
どうなることやら・・・?


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配当丸取りトレードの実験(2020年1月)

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昨年12月17日にブログで書いた通り「配当丸取りトレードの実験」を始めた。
これは、値上がり益=キャピタルゲインを狙わず、配当=インカムゲインを最大化するスキーム(仕組みトレード)で・・・簡単に言えば、決算月に決算銘柄を買い、配当を受け取る権利を得て、配当が確定した後に売却し、配当を受け取るものだ。
値上がり益を狙わず、インカム=配当を丸々収益化するのが目的だ。

12月決算銘柄では、以下の表の通り、さくらリート、CREロジスティックス、インビンシブルの3銘柄を組み入れた。
銘柄選定の条件は、12月決算で配当が4%以上と高いことだけ・・・その他、リートのセクター分散を考えてオフィス、物流、ホテルなどに投資した。
その結果は次の表だ。

銘柄名 決算期 買値 口数 配当付値 配当落値 売り値 配当金 売買益/株 合計損益
R-さくら 12月 95050 2 96900 94900 95800 2029 750 5558
R-CREロジ 12月 135616 6 136000 133000 140900 2990 5284 49644
R-INV 12月 64766 3 63000 61600 62100 1725 -2666 -2823
配当金は予想ベースかつ一株当たり。売買益も一株当たり。

投資金額は合計で119万8094円で、それぞれの買値(手数料差し引き後)、配当付値、配当落値、売値を表示している。
この3銘柄のうち、さくらリートとCREロジスティックスは配当(予想)を得た上にさらに若干のキャピタルゲインが取れた・・・一方、インビンシブルでは一株あたり配当1725円に対して、一株当たり売買損が2666円というわけで、合計損益では-2823円となった。

このポジションの合計損益は+5万2379円で、ポジション金額119万8094円に対して+4.37%の月間リターンとなった。
その間12/27~1/14までの東証リート指数の変化は+1.17%にすぎないので、リート指数のリターンを大幅に上回った。

1月決算銘柄の組入れを始めているが、今回選んだ銘柄は、イオン、スターアジア、伊藤忠ALの3リートだ。
また、2月の中旬には投資成果を公開する予定。


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配当丸取りトレードの実験(2019年12月)

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8月5日に「配当丸取りトレード」について書いた。
これは、値上がり益=キャピタルゲインを狙わず、配当=インカムゲインを最大化するスキーム(仕組みトレード)だ。
簡単に言えば、決算月に決算銘柄を買い、配当を受け取る権利を得て、配当落ち後売却し、配当を受け取るものだ。
通常、もらえる配当は権利落ちするので、配当分は株価の下落で帳消しになる・・・しかし、株価は通常、徐々に回復し配当分を埋めてくる・・・だから、配当を丸取りできる。
この株価の動きを利用しようというのがこの「配当丸取りトレード」だ。

今回からシミュレーションではなく、実際のREIT市場で自己資金の枠のうち100万円を使い実験してみようと思う。
投資対象にREITを使う理由は、配当利回りが高いこと、決算銘柄が毎月あること、の二つだ・・・高配当株は決算期は3月に集中しすぎていてこのトレードがやりにくい。

まずは、12月の決算銘柄は10銘柄ある・・・そのうち、配当利回りが4%以上ある銘柄が5銘柄。
総合型のマリモ地方創生、さくら総合、ホテル型のインビンシブル、商業型のフロンティア、物流型のCREロジスティックスの5銘柄だ。
株価が高いと銘柄分散が難しいので、低位株のCREロジスティックス(3487)、インビンシブル(8963)とさくら総合(3473)を投資対象にしたい。

この両銘柄を配当付き価格で買い、来月1月に同値に近いところで売れれば「成功」だ・・・そして、1月決算銘柄の買いポジションに続けていくつもりだ。
銘柄、買入れ価格、権利付き価格、権利落ち価格、売却価格、売買損益、受取り配当、の順に一覧表を作り、毎月1回公開していく方針だ。
どうなるか? 楽しみだ。


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配当丸取りトレード(数値例)

配当丸取りトレードの収益シミュレーションが見にくいみたなので、再掲します。

決算 コード 銘柄名 月初株価 落ち価格 翌月株価 配当額 収益額 収益率
1 3269 アド・レジ 295900 320500 310000 5422 19522 6.6%
2 3462 野村マスタ 156300 154300 163200 3128 10028 6.4%
3 8952 ジャパンRE 641000 660000 617000 9697 -14303 -2.2%
4 3309 積水ハウス 83000 81000 81100 1594 -306 -0.4%
5 3283 プロロジ 236400 240400 248900 4502 17002 7.2%
6 8951 日本ビルF 742000 751000 762000 10440 30440 4.1%


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配当丸取りトレード

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東証の上場REITは、いろんな点で上場株とは違い使い勝手がいい。
①分配金利回りが低下してきたとはいえ、まだ3.7%という水準にあること。
キャピタルゲインを狙わなくても十分なインカムゲインが受け取れるという有利な商品だ。
②決算期が3月・9月に集中している上場株に対して、1月から12月まで決算期がバラバラなのが上場REITだ・・・この決算期で分散するなど、うまく使うことができる。
③中長期では、REIT価格は必ず分配金の権利落ちを埋めて上昇していることだ。
分配金の権利落ちを乗り越えて株価が戻り、分配金を丸々受け取ることができたら、個人投資家には十分なリターンを得られる手堅い手法となるだろう。

この三点を使って短期トレーディングをするとしたら・・・配当丸取りトレードだ。

条件: ①各決算月の時価総額最大銘柄を買い対象にする、②決算月の月初で買い翌月の月末で売りとする、③分配金の計算には税金は考慮していない。

この配当丸取りトレードは、REITの保有期間を決算期は中心にした2か月間と限定することで、時間的なリスクを抑えることができる・・・つまり、通常のリスク分散は銘柄の分散のことだが、REITの場合は時間リスクの分散も可能だ。
トレードの目的は分配金の完全な獲得で、各月の決算銘柄を月初に買い、権利落ちを含めて、翌月の月末に売却するトレードだ・・・しかも、ETFのインデックス買いが入る時価総額の大きい銘柄で分配金取りのポジションを作るので比較的安全な投資スキームになる。

この分配金丸取りトレードを今年前半のREIT市場に当てはめて収益を計算したのが次の表だ。
決算月 コード 銘柄名 月初株価 落ち価格 翌月株価 配当額 収益額 収益率
1 3269 アド・レジデンス 295900 320500 310000 5422 19522 6.6%
2 3462 野村マスターF 156300 154300 163200 3128 10028 6.4%
3 8952 ジャパンRE 641000 660000 617000 9697 -14303 -2.2%
4 3309 積水ハウスF 83000 81000 81100 1594 -306 -0.4%
5 3283 日本プロロジ 236400 240400 248900 4502 17002 7.2%
6 8951 日本ビルF 742000 751000 762000 10440 30440 4.1%

この2か月間の丸取りトレードで上がるキャピタルゲインと分配金の合計を収益額として示した・・・収益率はこの収益額を当初の買い付け金額で割ったものだ。
各銘柄を一口だけ買うので買い付け金額は8万3000円から74万2000円までバラツキがあるが、実際のトレードでは一回のトレード金額を決めて、等金額で運用することを勧める。
各月の2か月間収益率では-2.2%から+7.2%となり、収益額(要するに儲け)はこの半年で合計62383円となった・・・使用資金は最大978400円~最小31万9400円で、半年間で+6.37%、年率換算では12.75%と高いリターンだった。

ただし、損失を確定させたトレードもあった。
3月の投資したジャパンRE(三菱地所系の時価総額第2位)は、残念ながら、東証REIT市場の3月末から4月の調整の影響を受けてマイナスで終わった。
2か月という短期トレードとはいえ、東証REIT市場全体の影響は受けることになるのは仕方がない。
REITの分散投資というと銘柄やセクターの分散を考えてしまうが、こうした時間の分散という方法も個人投資家には有効かもしれない。


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