ビルマのカチン州・シャン州での出来事 written by 菅光晴

ビルマ旅行は、ヤンゴン、パガン、インレー湖、マンダレーあたりを巡って来られればそれでよし、という人が多いですが、マンダレーから北(カチン州)や東(シャン州)に進んでいくと、まるで別の世界が広がります。カチン州やシャン州で日々起きている事を、できる限り紹介していきたいと思います。

ワンボックスカーが中央分離帯に激突して炎上、8人死亡

 1月21日朝、ヤンゴン市の北東45kmに位置するヤンゴン管区レーグー郡の高速道路「ヤンゴンマンダレー道路」で、バガンからヤンゴンへ向かっていたワンボックスカーがアルミニウム製の中央分離帯に激突して炎上し、乗っていた9人のうち8人が死亡、1人が重傷を負った。

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シャン州の山道でトラック横転

 1月18日、車のタイヤを荷台に満載した12輪トラックがマンダレーからムセへと走行中、シャン州チャウッメー郡内の山道を下る際に、ブレーキの故障によりスリップして横転し、運転していた24歳の男性が負傷し、積荷のタイヤが辺りに散乱した。


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自宅で作業中のヒスイ商が射殺される

 1月18日、カチン州パッカン郡ロンキン地区サンカー村で、ヒスイ商の男性が自宅でヒスイを磨いていた際、オートバイで乗りつけて押し入ってきた2人組の男に同行を求められ、拒絶したところ、その場で拳銃で頭部を2発撃たれて死亡した。

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パッカンはヒスイの産地である

2月4日(土)に「ジャパン・ミャンマー・ポェードー2017」

 きたる2月4日(土)の正午から、ヤンゴン市タームェー地区にあるシュエートゥッティン広場で、日緬友好を促進する祭典「ジャパン・ミャンマー・ポェードー2017」が開催される。ステージショーには、2008年からユニセフ大使を務めている歌手のピューピューチョーテインさん(35歳)も登場する。

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シュエートゥッティン広場の位置

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「ジャパン・ミャンマー・ポェードー2014」の入口の様子


ピューピューチョーテインさんの新曲「ときめかせて」

ナガ族の新年祭

 1月15日、ミャンマー北西部のザガイン管区ラヘー郡でナガ族の伝統的な新年祭が行なわれ、開会式ではティンチョー大統領も挨拶をした。

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ラヘー郡の位置 

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民族衣装に身を包んだナガ族の人々

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ナガ族の代表から槍を贈られるティンチョー大統領(右)

1月21日(土)から25日(水)までヤンゴン動物園で開園111周年イベント

 ヤンゴン動物園では、1月21日(土)から25日(水)にかけて開園111周年イベントが開催され、歌謡ショーをはじめ、ヘビ使いの芸、ゾウのダンスなど、数多くのプログラムが楽しめる。中でも、クイズコーナーでは豪華賞品が用意されているという。開園は午前8時、閉園は午後6時である。

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「タレイッサンウーイン(ヤンゴン)」とミャンマー語で書かれている

カチン州南東部でKIAの拠点が陥落

 中緬国境に近いカチン州南東部のワインモー郡ンガーギャン村にある反政府武装組織「カチン独立軍(KIA)」第5旅団第3大隊の拠点が、1月10日から12日にかけて国軍部隊に戦闘機や105mm榴弾砲などで激しく攻撃され、陥落した。

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ンガーギャン村のKIA第5旅団第3大隊の拠点

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KIAの拠点を陥落させて喜ぶ国軍兵士たち

タニンダーリ管区で洪水

 1月6日から9日にかけて、タニンダーリ管区ミェイッ郡一帯が集中豪雨に見舞われて洪水が発生し、特にモータウン町では家屋の浸水や道路の冠水など大きな被害が出て、多くの住民が高台や僧院へ避難した。

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ミェイッ郡の位置

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モータウン町の状況(1)

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モータウン町の状況(2)

ヤンゴン市に2つめのナイトマーケット

 ヤンゴン市は、市内の美化の一環として、パズンダウン地区の52番通りに2つめのナイトマーケットをオープンさせる。

 方法は、昨年11月23日にカンナー・ラン(川沿い通り)に1つめのナイトマーケットをオープンさせた時と同様で、パズンダウン地区および近隣の路上で営業中の露天商をすべて立ち退かせ、希望者にナイトマーケットへの出店を許可する。

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ミャンマーの伝統料理「モーヒンガー」

ミャンマーにおける人身売買の状況(2016年)

 ミャンマー警察の発表によると、同国では2016年中、人身売買事件が130件発生し、305人(うち41人は子供)が被害に遭い、230人が逮捕された。

 州・管区別にみると、人身売買が多く発生したのは、シャン州(47件)、ヤンゴン管区(24件)、カチン州(13件)、エヤワディ管区(11件)、マンダレー管区(9件)である。

 被害者が売られていった先は、中国(88件)が最も多く、次いで、タイ(9件)、マレーシア(6件)の順であった。

 被害者が売られていった先で強制されたことは、結婚(85件)、労働(31件)、売春(12件)などである。

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ミャンマーの子供たち

1月10日は「カチン州の日」

 1月10日は「カチン州の日」である。
 カチン州ミッチーナ市シャタプルー地区のマナオ公園では、「カチン州の日」の記念祭典が開催される。

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カチン族の祭の様子

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カチン族の民族衣装

オートバイがトラックと正面衝突、1人死亡

 1月6日、モン州パウン郡インニェイン村の道路で、青年3人の乗ったオートバイが大型トラックと正面衝突し、オートバイを運転していた28歳の青年が死亡、後ろに乗っていた2人が重傷を負った。トラックの運転手は現場から逃走した。 

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158がパウン郡

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オートバイが衝突したトラック

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ミャンマーではオートバイに4人乗ることも珍しくない

「すべての女性が輝く社会づくり」ミャンマーでも?

 ミャンマーでは4月1日、連邦議会および地方議会の補欠選挙が行われる。計19議席に対して立候補者は95人、そのうち16人が女性である。
 連邦議会の補欠選挙では、民族代表院(上院)が改選3に対して立候補者15人、うち3人が女性、国民代表院(下院)が改選9に対して立候補者49人、うち7人が女性である。
 ミャンマー政府も「すべての女性が輝く社会づくり」に着手してほしいものである。
 なお、日本に住んでいるミャンマー人も補欠選挙に投票できる

ヤンゴン市で350人以上のドライバーがシートベルト不着用で罰金

 ヤンゴン市では1月1日から、シートベルトを着用していないドライバーに最高3万チャット(約2,620円)の罰金を科す法律が施行され、1月7日までの1週間に、350人以上のドライバーが警察の取締りを受けて罰金を科された。

 ヤンゴン市では2016年中、2,706件の交通事故が発生し、623人が死亡、3,410人が負傷した。月別の発生件数は以下のとおりである。

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車が川に転落、6歳の少女が行方不明

 1月3日午後、シャン州南東部のモンピャッ郡内を走行中の乗用車が、運転していた43歳の男性の前方不注視により、道路脇を流れるナンロン川へ転がり落ちた。この事故で、6歳の女の子が川に投げ出されて行方不明となり、残りの5人も重軽傷を負った。

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シャン州南東部の218がモンピャッ郡 

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ナンロン川では女の子の捜索が続けられている

ミャンマー北西部で地震

 1月4日午前1時19分頃、ザガイン管区モーライ町の南方40kmを震源とする地震が発生した。震源の深さは100kmで、インドのマニプール州やミゾラム州でも揺れが感じられた。この地震による被害は今のところ報告されていない。

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モーライ町の位置

カトリック教会の副牧師2人が行方不明

 シャン州モンコー郡では国軍部隊が反政府武装組織「パラウン民族解放軍(TNLA)」の掃討作戦を展開中であり、2016年12月3日の空爆で、郡内にあるカトリック教会「聖フランシスコ・ザビエル教会」の屋根が半分以上破壊された。このときの空爆について、同教会の副牧師2人が12月24日に複数のメディアのインタビューに答えたところ、2人とも翌日から行方不明になった。

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モンコー郡の位置 

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聖フランシスコ・ザビエル教会の現状

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TNLAのター・アイッ・ボウン司令官

ラカイン州の州都北郊で爆弾が爆発

 1月1日午後4時前、ラカイン州ポンナジュン郡のヤンゴン・シットウェー道路に仕掛けられていた簡易爆弾が爆発したが、けが人はなかった。

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173がポンナジュン郡(州都シットウェー市の北郊)

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押収された簡易爆弾の起爆装置

ネピドーで乗用車と救急車が正面衝突

 1月2日夜、ネピドー市のピンマナー・タウンニョー道路のタビェーゴン交差点付近で、乗用車と救急車が正面衝突し、乗用車に乗っていた5人がけがをして病院へ搬送された。

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デング出血熱の発症者9,149人

 2016年1月1日~12月23日のミャンマーにおけるデング出血熱の発症者は9,149人で、そのうち55人が死亡した。地域別の発症者数は以下のとおりである。

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