2023年06月09日
ツミジュニアの成長アルバム
昨日、ツミが子育てをしている林でヒナが親鳥から餌をもらう光景を観察しました。
林の所有者が逝去され相続税の関係で売却されることとなり、約5900㎡が35区画の住宅地となると掲示板が掲げらています。7月末工事着工とありますから、
産卵、ヒナの誕生、成長、巣立ち、独り立ちといった成長のステージを観察できるのも今年が最後。
昨日観察したヒナは、頭頂にバフ色が見られないので第一綿羽と思われます。
第一綿羽の個体は一週間ほどで第ニ綿羽に生え変わり、頭頂、背、翼など上面がややバフ色を帯びるとされています。
一枚目は昨日観察した個体、二枚目、三枚目は昨シーズン観察したヒナです。
二枚目、三枚目の個体は上面にバフ色が見られたので第ニ綿羽となった個体と思われます。昨日観察した個体は同様と思われますから第ニ綿羽と思われます。
(第ニ綿羽からの羽の変化)
四枚目は昨シーズン観察した個体で二枚目、三枚目を観察した2日後です。
胸に斑がみえはじめ、綿羽の下から幼羽が見え始めています。
その翌日(第ニ綿羽を観察した3日後)にはさらに換羽が進行していました。
五枚目の写真は、第ニ綿羽を観察してから8日後の様子です。
上面、翼はほぼ幼羽となりました。胸と脇の軸斑もはっきりとしてきました。
今シーズンはどんな成長ぶりとなるか楽しみです。
(幼羽が揃う時期)
幼鳥は、孵化後2週間ぐらいで幼羽が生え始め約4週齢で生え揃います。
その後、第2暦年の3月ごろに換羽が始まる間、完全な幼鳥の羽衣となります。
(写真)
一枚目:2023年6月8日、二枚目:2022年6月29日
三枚目2022年7月4日、四枚目:2022年7月6日、
五枚目:2022年7月7日、六枚目2022年7月12日、
七枚目:2022年7月14日撮影(いずれも巣立ちまではブラインドから撮影)







林の所有者が逝去され相続税の関係で売却されることとなり、約5900㎡が35区画の住宅地となると掲示板が掲げらています。7月末工事着工とありますから、
産卵、ヒナの誕生、成長、巣立ち、独り立ちといった成長のステージを観察できるのも今年が最後。
昨日観察したヒナは、頭頂にバフ色が見られないので第一綿羽と思われます。
第一綿羽の個体は一週間ほどで第ニ綿羽に生え変わり、頭頂、背、翼など上面がややバフ色を帯びるとされています。
一枚目は昨日観察した個体、二枚目、三枚目は昨シーズン観察したヒナです。
二枚目、三枚目の個体は上面にバフ色が見られたので第ニ綿羽となった個体と思われます。昨日観察した個体は同様と思われますから第ニ綿羽と思われます。
(第ニ綿羽からの羽の変化)
四枚目は昨シーズン観察した個体で二枚目、三枚目を観察した2日後です。
胸に斑がみえはじめ、綿羽の下から幼羽が見え始めています。
その翌日(第ニ綿羽を観察した3日後)にはさらに換羽が進行していました。
五枚目の写真は、第ニ綿羽を観察してから8日後の様子です。
上面、翼はほぼ幼羽となりました。胸と脇の軸斑もはっきりとしてきました。
今シーズンはどんな成長ぶりとなるか楽しみです。
(幼羽が揃う時期)
幼鳥は、孵化後2週間ぐらいで幼羽が生え始め約4週齢で生え揃います。
その後、第2暦年の3月ごろに換羽が始まる間、完全な幼鳥の羽衣となります。
(写真)
一枚目:2023年6月8日、二枚目:2022年6月29日
三枚目2022年7月4日、四枚目:2022年7月6日、
五枚目:2022年7月7日、六枚目2022年7月12日、
七枚目:2022年7月14日撮影(いずれも巣立ちまではブラインドから撮影)







2023年06月08日
おはようツミ2023年観察記(25)
今朝はとうとうツミのヒナを確認できました。
林に到着した直後は巣に雌の姿もなく、そのほかの動きもありませんでした。
待機すること40分、林の遠くから甲高い雄の鳴き声が聞こえ、猛スピードで帰還しました。雄だけかと思いきや雌も帰還。ペアそろって狩りに出かけていたのでした。
雄が解体した獲物をすばやく雌が受領し、巣に運搬。嘴でこまなくちぎったその時、むくむくした毛に包まれたヒナの頭部が見えました。同時に餌を受け取ろうとするヒナり頭部は2つ出現。このほか、まだ動く影がありましたのでそれ以上のヒナが存在している模様です。その後、満腹となったヒナは座り込んで眠ってしまった模様。
その後、再び雄が林の外にでかけて狩りをし足にスズメをぶらさげて帰還しました。
今度は雌と自分で食べる分を捕獲してきたものと思われました。
なお、ツミは孵化後2週間程度で幼羽が生え始めるとされていますから、誕生は先月25日頃と思われます。
このほか、5日に林でツミ雌若鳥を発見しました。ペアの子育てを手伝うヘルパーとして近郊の林から渡来したものと思われます。ヒナの成鳥過程でどんな役割を果たすのか観察テーマができました。
(これまでの記事)
3月9日に今シーズン初認のあと、姿を目撃できたのは19日、22日、24日、
29日、4月8日。前回、4月13日に雌雄が林に揃い、ペアリング。
16日は雄が餌を足にぶらさげて出現。19日は雌が巣材をくわえて入り補強する動きを観察。21日は雌は確認できず、雄のみ見張りの枝に止まっている姿。
5月1日雌が長時間、巣に座り込んでいる姿を観察。3日雌は抱卵、雄は見張り台で監視中。6日は強風が抜きぬける中、雌は抱卵中、雄は見張り台で巣と雌を監視中。8日午後は前日の強風、強雨、明け方の低温の条件下ペアともに健在。12日は雄が獲物を捕獲し帰還後、半分程度餌を食べた後、雌への受け渡し場所の枝に餌を置いて自分は別の枝に移動。14日、雄が獲物をもって帰還後、雌に渡した後、抱卵を交代。19日雄が抱卵していたと思われました。21日産座の杉の生葉が新しいものが追加されていた。29日巣の雌の座っている位置が移動していた。
6月1日雄から餌を受領し巣に帰還した雌が立ち姿でしばらく静止。腹の下方に雛が存在しているものと思われました。2日は台風2号と大雨で観察不能。3日は雄から餌を受領し巣に帰還した雌がしばらく立ち姿で静止していたので観察を終了。
8日雌が巣に餌を運搬した際、2羽のヒナの頭部が見えた。
(写真)2023年6月8日撮影(巣はブラインドから撮影)







林に到着した直後は巣に雌の姿もなく、そのほかの動きもありませんでした。
待機すること40分、林の遠くから甲高い雄の鳴き声が聞こえ、猛スピードで帰還しました。雄だけかと思いきや雌も帰還。ペアそろって狩りに出かけていたのでした。
雄が解体した獲物をすばやく雌が受領し、巣に運搬。嘴でこまなくちぎったその時、むくむくした毛に包まれたヒナの頭部が見えました。同時に餌を受け取ろうとするヒナり頭部は2つ出現。このほか、まだ動く影がありましたのでそれ以上のヒナが存在している模様です。その後、満腹となったヒナは座り込んで眠ってしまった模様。
その後、再び雄が林の外にでかけて狩りをし足にスズメをぶらさげて帰還しました。
今度は雌と自分で食べる分を捕獲してきたものと思われました。
なお、ツミは孵化後2週間程度で幼羽が生え始めるとされていますから、誕生は先月25日頃と思われます。
このほか、5日に林でツミ雌若鳥を発見しました。ペアの子育てを手伝うヘルパーとして近郊の林から渡来したものと思われます。ヒナの成鳥過程でどんな役割を果たすのか観察テーマができました。
(これまでの記事)
3月9日に今シーズン初認のあと、姿を目撃できたのは19日、22日、24日、
29日、4月8日。前回、4月13日に雌雄が林に揃い、ペアリング。
16日は雄が餌を足にぶらさげて出現。19日は雌が巣材をくわえて入り補強する動きを観察。21日は雌は確認できず、雄のみ見張りの枝に止まっている姿。
5月1日雌が長時間、巣に座り込んでいる姿を観察。3日雌は抱卵、雄は見張り台で監視中。6日は強風が抜きぬける中、雌は抱卵中、雄は見張り台で巣と雌を監視中。8日午後は前日の強風、強雨、明け方の低温の条件下ペアともに健在。12日は雄が獲物を捕獲し帰還後、半分程度餌を食べた後、雌への受け渡し場所の枝に餌を置いて自分は別の枝に移動。14日、雄が獲物をもって帰還後、雌に渡した後、抱卵を交代。19日雄が抱卵していたと思われました。21日産座の杉の生葉が新しいものが追加されていた。29日巣の雌の座っている位置が移動していた。
6月1日雄から餌を受領し巣に帰還した雌が立ち姿でしばらく静止。腹の下方に雛が存在しているものと思われました。2日は台風2号と大雨で観察不能。3日は雄から餌を受領し巣に帰還した雌がしばらく立ち姿で静止していたので観察を終了。
8日雌が巣に餌を運搬した際、2羽のヒナの頭部が見えた。
(写真)2023年6月8日撮影(巣はブラインドから撮影)







2023年06月07日
茨城県稲敷市浮島周辺のコジュリン、オオヨシキリ観察記
先週の台風2号と線状降水帯の影響で首都圏あちこちで浸水したところがあり、
探索できないフィールドが多いので、比較的被害の少なかった稲敷市浮島そのその周辺に出かけました。
最初に立ち寄った干拓地では、お目当てのコジュリン、オオヨシキリ、オオセッカの声が盛んに聞こえました。しかし、風が吹き抜ける中で止まっている葦が大きく揺れて距離も遠いので思うように画像記録は思うようになりませんでした。
アップした画像は、コジュリン、オオヨシキリ、浮島で出会ったスズメです。
コジュリンは本日観察した個体、今年4月に観察した雌と思われる個体、
昨シーズン観察した夏羽個体です。
(雌は、頭から目先、耳羽にかけてと顎線が黒褐色で眉斑は汚白色でほかは
成鳥雄夏羽とあまり変わりがありません)
スズメは見た瞬間は別種とも思いましたが、嘴基部が黄色っぽく若鳥でした。
広大な干拓地での小鳥のいろいろな囀り、鳴き声を聞きながら楽しい時間
を過ごしました。
(写真)
コジュリン一枚目、オオヨシキリ、スズメは2023年6月7日撮影
コジュリン二枚目は2023年4月20日撮影、三枚目は2022年6月19日撮影







探索できないフィールドが多いので、比較的被害の少なかった稲敷市浮島そのその周辺に出かけました。
最初に立ち寄った干拓地では、お目当てのコジュリン、オオヨシキリ、オオセッカの声が盛んに聞こえました。しかし、風が吹き抜ける中で止まっている葦が大きく揺れて距離も遠いので思うように画像記録は思うようになりませんでした。
アップした画像は、コジュリン、オオヨシキリ、浮島で出会ったスズメです。
コジュリンは本日観察した個体、今年4月に観察した雌と思われる個体、
昨シーズン観察した夏羽個体です。
(雌は、頭から目先、耳羽にかけてと顎線が黒褐色で眉斑は汚白色でほかは
成鳥雄夏羽とあまり変わりがありません)
スズメは見た瞬間は別種とも思いましたが、嘴基部が黄色っぽく若鳥でした。
広大な干拓地での小鳥のいろいろな囀り、鳴き声を聞きながら楽しい時間
を過ごしました。
(写真)
コジュリン一枚目、オオヨシキリ、スズメは2023年6月7日撮影
コジュリン二枚目は2023年4月20日撮影、三枚目は2022年6月19日撮影






