賀正〜ん。2008

15日まで松の内ですね、皆様あけまして（略）。タイミングを逸したのでここまで引っ張ればかえって清々しいだろうかと。

正月は奈良の従妹が東京見物に来て、表参道ヒルズの前まで呼び出しをくらいました。三が日の原宿なんぞ、日本中で一番混雑してる場所なのに。
で、何が面白いのか秋葉原に行ってオタクを見たいと言うので案内させられ……だめだ、文章で書くと恥ずかしすぎる！
まあ、正月から何たらカフェ的な店の前で順番待ちしてる連中を見て、面白がったり気味わるがったりと本人は満足したようですが。
結局、赤坂のホテルまで荷物運びしましたよ。

そのあと帰り道に再び原宿。ついでとはいえ、まさか初詣に明治神宮へ参る日が来ようとは！　参拝終了間際だったので人もまばらで、のんびり御参りしました。こんな感じ。

ということで今年も、ゆるりと宜しくです。

ならぷら・2

先月末、所用で4日ほど帰省。
時間があったので前回同様に散歩がてら近所の世界遺産やら国宝やら重要文化財やらを見回ってきました。興福寺の国宝館も初めて真面目に入館して観賞しましたよ。
八部衆阿修羅像や天燈鬼・龍燈鬼は間近でじっくり見ると本当にいい。昔の仏師の魂込めた造形センスには舌を巻くしかないわ。

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パラディス・バンプの豪華林檎

先週、町内で昼火事がありました。消防車のサイレンが集まってくる気配にベランダの外を見ると、小春日和の青空にでかい黒煙が！
国有地として放置されてた原っぱを拓いて、数年前に造られたばかりの建て売り密集地の一角でした。怖いね。
・そのニュース

ところで、クピタ▽クピトスの第二話がコミホリにUPされていますので宜しくです。フォーマットは改善してもらったので、かなり読みやすくなりました。そのうち第一話も同じフォーマットになるようです。

テキスト書いたあとに絵を描くモードへのアタマの切り替えが予想以上に難しくて苦労してます。文章だけなら１カ月で三回分くらい進められる勢いなのに、みたいなことを考えながら牛歩戦術で進んでいますよ。

この豪華林檎は、あの豪華林檎です。10年以上前の単行本【太陽のヴィオラ】持っておられる方はアンダーグラウンドに楽しんでください。
《そしてまた一千と数百年が経ち、森のあった土地に楽園（パラディス）の名を冠した街ができました。〜》のくだりがあの話。とりあえず1ページだけ。

知ってる人は少ないと思うので全部公開したかったのですが、18禁漫画なので……。

成田亨の造形魂

編集さんとの打ち合わせで駅前に行くと、商業ビル内の美術ギャラリーでこんな企画をやっているのを発見。

『怪獣と美術−成田亨の造形芸術とその後の怪獣美術−展』

な、な、成田亨デザインの生原画が見られるのか？！　会期が今週までということで、なんとラッキーな！

……ということで有り難く拝観してきました。いやあ、素晴らしいものを見せてもらいました。40年も前の絵なのに魂のオーラ湧き上がってたよ。

成田氏の造形以外では、スペクトルマンのゴリとラーの小さいあやつり人形が出来良すぎでした。ペロリンガ星人の原画、美しい。
平日の昼間なのに、目を輝かせたおっさんだらけでした。やはりウルトラマンで育った世代には刺激的すぎだわ。

はじまりはじまり。

営業トークは程々に、時間があれば物語創作の見えざる部分を走り書きのように語ってみようかなと思っています。

>>ゲシュタルト、
まず形態、これは小説です。挿し絵的な物も毎回描いて（描かされて）いますが、物語の本体はあくまで言葉による構築物。産出されるビジュアルは、それぞれの観劇者によって異なります。どれが本物ということはなく、偽物もありえません。
だから本編の挿し絵は無視して結構です。だいいち、小説家に挿し絵を描かせるのはイラストハラスメントだと言いたい！

>>テーマ、
テーマとは物語の行き着く場所であって、始まる場所にテーマは無いのです。

>>物語。
「クピタ▽クピトス」は複数の物語の端材が積み重なった物語。副題の「戯曲」にも相応の理由があります。

というわけで、本日から
「クピタ▽クピトス 〜戯曲とりかごの少女〜」のWeb公開が始まりました。全六回予定です。

観劇はこちら。
とらのあな Web Site【月刊コミホリ】

秋の業務連絡

予定していた11/18(日)のコミティア82ですが、またもや参加見送りということにいたしました。まあ、新刊無いし……あ、いやマジにスケジュールの都合です。すみません。
デザインフェスタと同日開催だから行きたかったんですが。

2月のコミティアは、たぶん参加するのでよろしくです。

新作告知

とらのあな Web Siteの【月刊コミホリ】で連載企画が始まります。
タイトルは

クピタ▽クピトス　〜戯曲とりかごの少女〜

「モチーフは“鳥かごの少女”というイメージ」そして「主人公となる少女のフィギュアを造る」というシンプルな企画。「これに沿う物語を創ってほしい」との依頼に基づいて小説を書き綴っていきます。

こう言うと至極簡潔に見えますが、「絵本のように」との提案だったのを小説にしたり、そのせいで挿し絵をしっかり描くはめになったり、早くも数々の紆余曲折が……。
もう、どうなっても知りませんよ。（to 関係者様各位）

フィギュア製作記は今月から始まっていますので、植物少女園の石長櫻子さんによる素晴らしい造形美のエスプリに触れてみて下さい。

来月から始まる本編。煽り句を付けるなら

『 おとぎばなしの、花葬（ほうむ）るところ。』

エキセントリックに楽しんでいただければ幸いです。

The Sultan's Elephant

残暑お見舞い申し上げるぞう〜

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暑コミ。

今回、スペースNo以外に何の告知もしてなかったので閑暇に過ごすつもりでいた夏コミでしたが、思いのほか多くの方に来て頂きました。誠に有り難いことです。
まあ、例によって新刊は無かったのですが……。

お会いするべき方とも御挨拶ができて、緊張感と充実感を楽しめた一日でした。いろいろ刺激があってモチベーションUPしてきましたよ。