久しぶりに会った友人に
「かえでは丸くなったね」と言われた。
うん?顔が?と
太ったと指摘されたのかと思い聞き返すと
「ううん、中身の話」
と。
20代の自分を振り返ると
どうしてあんなに尖っていたんだろう、と
今更思う。
思い出すと恥ずかしい事ばかり。
自分のしたこと、言った事、
戻せるのなら口の中に全部戻したいくらい
粋がっていた。
強くみせよう、
しっかりしてるように見せよう、
失敗しないようにしよう、
そんな意識ばかりが働き、そう振舞うことで
もうどれが本当の自分の姿なのか、
どれが自分の本心なのか、
自分でさえ自分の事がよく分からなくなっていた。
「素」の自分を取り戻せたのは
夫の存在が大きい。
夫は自身を過大に評価しないし、
過大に見せようともしない。
見栄を張らない、虚勢を張らない、
けれど卑下もしない、
いつも等身大の人。
自分の強いところを声高にアピールすることもなく、
自分の弱いところを必要以上に隠すこともなく。
そういうフラットな夫と一緒にいるうちに
自分を取り繕う行為がほとほと意味のない行為だと
身に沁みた。
まるで、そう、
温泉かなんかに入った後、
自分以外全員すっぴんで浴衣姿でくつろいでいるのに
一人だけ、ばっちりメイクでド派手なドレスかなんか
着こんじゃってひどく場違いな感じ。
自分の今までの生き方をそんな風に感じたのだ。

だから久々に会った件の友人は言った。
「丸くなった」と。
その言葉は私にとってすごく嬉しい誉め言葉に聞こえた。

年齢と共にどんどん偏屈になっていく人と
どんどん自己中心的になっていく人と
懐が深くなっていく人とがいる。
50代くらいからその分かれ道が始まり、
年寄りになるとくっきり分かれる気がする。

ともすれば、すぐに「良い恰好」をしようとする嫌いが
私にはある。
それが高じてとげとげしい時代が自分にはあった。
無理せず、背伸びせず、能力以上のことをしようとせず、
ダメなところも、だらしのないところも
大いに自分を許すこと、そして許してくれる人にまみれる
居心地の良さを求めることは決して
悪い事ではないだろう。

4月、新年度のスタート。
今年はどんな人と出会う一年になるだろう。
こういうご時世。
心地よく空間を共に出来る人との時間を大事にしよう。

 
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